JP3926893B2 - 階段 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現場での製造作業を簡素化すると共に表面仕上げ加工を省略することを可能にした階段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から階段を製造する場合は、先ず、階段全体の形状を形成した木枠を作り、その木枠の中に鉄筋を入れて、その中にコンクリートを流し込んで階段の形状を作るものである。コンクリートが固まって木枠を外した後、木枠を外した後、図5に示すように、階段50を下層階の床52と上層階の床に54とに接合させて現物合わせ作業を行う。階段50はコンクリートが内部に詰まっているので重量が重いため、階段50を下層階の床52や上層階の床に54に現物合わせを行う場合に、階段50の底壁に保護用のパネル56を当て、パイプ等の支持部材58で階段50を支持する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
木枠によって階段50を作る際に階段の踏み面の長さBや蹴上げの高さHは予め設定してはあるが、現場で階段50の現物合わせを行うと、踏み面の長さBや蹴上げの高さHを修正する場合が往々にして発生する。この踏み面Bや蹴上げHの修正作業は、各段の横幅全域にわたることになり、多大の工数を必要とするものであった。
また、図5に示すように、階段50の現物合わせ作業を行う場合には、コンクリートを満たした階段50を支持部材58で支持しなければならず、階段50を支持部材58で支持する作業が大変であった。
更に、作業の途中で階段50の表面を削る場合があるので、階段全体の表面仕上げ加工は最終的に階段50を下層階の床52と上層階の床に54に取り付けた後に行っていた。階段50を下層階の床52と上層階の床に54に取り付けた後の表面仕上げ加工は左官による仕上げ作業であり、その加工コストが高くつくという欠点があった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、踏み面や蹴上げの修正に容易に対応でき、取り付けの際の支持作業を簡単にし、表面仕上げ加工を省略できるようにした階段を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の階段は、上側の稜線に水平部と垂直部とを交互に連続して形成した一対の側壁とその一対の側壁を連結する底壁とから成る基礎枠と、前記一対の側壁の水平部に掛け渡すための踏み面部材と、前記一対の側壁の垂直部に掛け渡すための蹴上げ部材とを有し、前記踏み面部材を一対の水平部に接触させると共に前記蹴上げ部材を一対の垂直部に接触させ、それら踏み面部材と蹴上げ部材とを側壁に接触した際に踏み面部材と蹴上げ部材とを接合させてその接合箇所からコンクリートが漏れないようにし、前記基礎枠と踏み面部材と蹴上げ部材とで内部に空間を形成し、その空間内にコンクリートを充填し、その充填したコンクリートによって前記基礎枠と前記踏み面部材と前記蹴上げ部材とを固定するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る階段の基礎枠の一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1のA矢印方向の端面図である。
本発明に係る階段に用いる基礎枠10は、上側の稜線にギザギザな形状の多数の水平部12と多数の垂直部14とを交互に連続して形成した一対の側壁16と、その一対の側壁16を連結する底壁18とを有する。
基礎枠10の一例としては、図1及び図2に示すように、多数の水平部12と多数の垂直部14とを形成した板状の一対の側壁16と、その一対の側壁16を連結する断面コの字形の1以上の連結部材20とから成る。この連結部材20は、互いに離れて平行な位置に配置される一対の側面部22と、それら一対の側面部22を連絡する底面部24とを一体に形成したものである。連結部材20の側面部22をボルト等の固定手段26によって側壁16と固定することによって、一対の側壁16を1以上の連結部材20を介して連結固定することができる。ここで、1以上の連結部材20の底面部24を全てを併せたものが基礎枠10の底壁18となる。
【0007】
設計の段階で階段の長さや段数等が決まるので、側壁16の水平部12や垂直部14を所定の寸法に加工する。また、側壁16や連結部材20において、階段の表面になる箇所に事前に表面仕上げ加工を施す。
側壁16や連結部材20を別体にした状態で現場に運び、図3に示すように、それらを下層階の床28と上層階の床30との間に架ける。ここで、側壁16や連結部材20は別体にしてあるので、床28,30に架ける際の持ち上げ作業が容易に行える。
【0008】
その後、側壁16と連結部材20とをボルト等の固定手段26で連結することによって、一対の側壁16とその一対の側壁16を連結する底壁18とから成る基礎枠10(図1)を作ることができる。この際、階段の幅の広さに応じて、一対の側壁16の間に介在させる連結部材20の個数を選定する。
基礎枠10は、多数の水平部12と多数の垂直部14を有する一対の側壁16と、その一対の側壁16を連結する底壁18とから構成するものであれば良く、図1や図2に示した構成のものに限るものではない。また、一対の側壁16と底壁18とを有する一体構成物であってもよい。
【0009】
図3に示すように、下層階の床28と上層階の床30との間に基礎枠10を架け渡すが、場合によっては基礎枠10と下層階の床28との間に、蹴上げ部材32(若干の加工を行う場合がある)を介在させる。
その後、図3や図4に示すように、一対の側壁16の垂直部14に渡って板状の蹴上げ部材32を接触させる。この蹴上げ部材32は、垂直部14の高さより低い方が望ましい。
一対の側壁16の水平部12に渡って板状の踏み面部材34を載せる。この踏み面部材34はL字形の板状に形成され、水平部12と接触すると共に垂直部14の一部と接触するように設定されている。
【0010】
蹴上げ部材32や踏み面部材34は、コンクリートや金属や樹脂等、どのような素材を用いても良い。但し、階段の表面に位置する面には、表面加工を施すようにする。踏み面部材34の上面には滑り止め用の凹凸部36を形成する。
蹴上げ部材32の一方の横方向の縁は、踏み面部材34の一方の横方向の縁と丁度接合し、その接合した箇所からはセメントが漏れないように設定する。また、蹴上げ部材32の他方の横方向の縁には段部が形成され、その段部は踏み面部材34の他方の横方向の縁に形成された段部と丁度合致し、その合致した箇所からはセメントが漏れないように設定する。
【0011】
図3や図4に示すように、最上部の踏み面部材34を除いて、蹴上げ部材32と踏み面部材34とを順に基礎枠10に接触させる。この結果、基礎枠10と蹴上げ部材32と踏み面部材34とによって、最上部の踏み面部材34を接触させる箇所のみが開口部となる筐体となる。この筐体の内部には空間38が形成される。この空間38内に、補強のための鉄筋または鉄骨(図示せず)を入れても良い。
その後、筐体の開口部から空間38の内部に充填材としてのコンクリートを流し込む。コンクリートで空間38が埋められ、そのコンクリートが固まることによって、基礎枠10と蹴上げ部材32と踏み面部材34とがコンクリートを介して連結固定される。筐体の開口部から空間38にコンクリートを流し込んだ後、その開口部に踏み面部材34を嵌め込むことによって階段が形成される。
この際、図4に示すように、1またはそれ以上の踏み面部材34に空気抜き穴40を形成しておくことにより、空間38に空気の溜りが出来て強度が弱くなるのを防止することができる。
コンクリートを流し込んだ後、開口部に踏み面部材34を嵌め込んで完成させた階段では、全ての外表面は表面仕上げ加工が施されており、踏み面部材34の空気抜き穴40の箇所のみを仕上げ加工すれば良い。このため、現場での階段施設工事での表面仕上げ加工は殆ど行わなくて済む。
【0012】
なお、前記踏み面部材34はL字形に形成して、水平部12と垂直部14の両方に接触させるようにしたが、平面板上として水平部12にのみ接触させるようにしてもよい。
また、蹴上げ部材32や踏み面部材34に、前記空間38に向けて突出するボルト等の突出部材を取り付けておき、空間38に突出部材を取り付けた状態、空間38にコンクリートを充填させても良い。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、水平部と垂直部を形成した一対の側壁とその一対の側壁を連結する底壁とから成る基礎枠に、蹴上げ部材と踏み面部材とを掛け渡し、踏み面部材と蹴上げ部材との接触箇所からコンクリートが漏れないようにする。これによって、基礎枠と蹴上げ部材と踏み面部材とを外表面と筐体を形成することができ、その筐体の内部の空間にコンクリートを充填することによって階段を完成出来るようにしたものである。従って、従来のような中実のコンクリートの階段を下層階の床と上層階の床とに支持する従来のものと比べて、階段を支持する作業をより簡単にすることができる。
また、踏み面部材と蹴上げ部材において、外面となる箇所に予め仕上げ加工を施しておくことによって、現場での仕上げ加工の必要が無くなり、工賃が安価になるだけでなく、作業時間を大幅に短縮することができる。
階段の段数や階段の踏み面の長さや蹴上げの高さを修正する場合が発生した際には、側壁の水平部や垂直部のみを簡単に加工できるため、その修正作業は従来の修正作業と比べて加工工数を大幅に低減することができる。
その上、完成した階段において、踏み面に損傷を生じた場合には、該当する箇所の踏み面部材のみを交換することが可能であるので、非常に経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る階段に用いる基礎枠の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1のA矢印方向の端面図である。
【図3】図1の基礎枠を下層階の床と上層階の床に架けると共にその基礎枠に水平部と垂直部とを接触させた状態を示す側面図である。
【図4】図4の要部拡大斜視図である。
【図5】従来の階段の取り付け状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 基礎枠
12 水平部
14 垂直部
16 側壁
18 底壁
32 蹴上げ部材
34 踏み面部材
36 凹凸部
38 空間
40 空気抜き穴

Claims (4)

  1. 上側の稜線に水平部と垂直部とを交互に連続して形成した一対の側壁とその一対の側壁を連結する底壁とから成る基礎枠と、前記一対の側壁の水平部に掛け渡すための踏み面部材と、前記一対の側壁の垂直部に掛け渡すための蹴上げ部材とを有し、前記踏み面部材を一対の水平部に接触させると共に前記蹴上げ部材を一対の垂直部に接触させ、それら踏み面部材と蹴上げ部材とを側壁に接触した際に踏み面部材と蹴上げ部材とを接合させてその接合箇所からコンクリートが漏れないようにし、前記基礎枠と踏み面部材と蹴上げ部材とで内部に空間を形成し、その空間内にコンクリートを充填し、その充填したコンクリートによって前記基礎枠と前記踏み面部材と前記蹴上げ部材とを固定することを特徴とする階段。
  2. 前記踏み面部材が前記側壁の水平部と垂直部とに接触するL字形としたことを特徴とする請求項1記載の階段。
  3. 前記踏み面部材の上面に滑り止め用の凹凸部を形成したことを特徴とする請求項1記載の階段。
  4. 前記踏み面部材に空気抜き穴を形成したことを特徴とする請求項1記載の階段。
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