JP3487934B2 - 配管布設用トレンチ及びその施工方法 - Google Patents

配管布設用トレンチ及びその施工方法

Info

Publication number
JP3487934B2
JP3487934B2 JP30230794A JP30230794A JP3487934B2 JP 3487934 B2 JP3487934 B2 JP 3487934B2 JP 30230794 A JP30230794 A JP 30230794A JP 30230794 A JP30230794 A JP 30230794A JP 3487934 B2 JP3487934 B2 JP 3487934B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trench
rigid plate
pipe
pipe laying
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30230794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08159336A (ja
Inventor
治郎 柿崎
幸雄 表
修三 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Corp
Original Assignee
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Corp filed Critical Takenaka Corp
Priority to JP30230794A priority Critical patent/JP3487934B2/ja
Publication of JPH08159336A publication Critical patent/JPH08159336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3487934B2 publication Critical patent/JP3487934B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下内へ埋設される配
管布設用トレンチ及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、配管布設用のトレンチは、図4か
ら図7に示すような手順で構築される。
【0003】先ず、図4に示すように、地山を掘削して
床付けを行い、ベース40及び側壁42の型枠44を組
み、コンクリートCを打設する。
【0004】次に、養生しベース40及び側壁42のコ
ンクリートCが硬化すると型枠44を取り外し、図5に
示すように、底板48を支持する支保工をパイプサポー
ト54で構築し、スラブ50の型枠52を組みコンクリ
ートCを打設する。
【0005】次に、養生しコンクリートCが硬化する
と、パイプサポート54、底板48、及び型枠52を撤
去し、図6に示すようなボックス型のトレンチ56を完
成させる。ここで、図7に示すように、トレンチ56の
内部に配管支持材58でラックを構成し、この配管支持
材58に配管60を布設していく。
【0006】しかし、パイプサポート54で支保工を構
築し、また撤去する作業は手間を要し、工期の短縮化を
図ることが容易でない。また、配管60を支持するため
のラックを配管支持材58で組み立る作業も手間がかか
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、トレンチの構築と配管布設作業の効率化及び省力
化を図り、配管工事の工期の短縮を実現することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の配管布
設用トレンチは、設置基盤に置かれ上方が開口した下部
トレンチと、前記下部トレンチの開口に形成された掛り
部と、前記掛り部に架け渡され前記下部トレンチの開口
を覆う剛性板と、前記下部トレンチの底面へ設置され前
記剛性板の下面を支持する配管布設用ラックと、前記剛
性板の上に構築される上部スラブと、を有することを特
徴としている。
【0009】請求項2に記載の配管布設用トレンチの施
工方法は、上方が開口し、この開口に掛り部が形成され
た下部トレンチを基盤上に構築する工程と、前記掛り部
に剛性板を架け渡す工程と、前記下部トレンチの底面へ
配管布設用ラックを設置し、前記剛性板の下面を支持す
る工程と、前記剛性板を底板として上部スラブ用型枠を
形成しコンクリートを打設する工程と、を有することを
特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の配管布設トレンチでは、下部
トレンチの開口に形成された掛り部に剛性板が架け渡さ
れ、この剛性板の下面が配管布設用ラックで支持され
る。このため、上部スラブのコンクリート打設作業が終
了した後、コンクリートの養生、型枠の取り外しを待つ
ことなく、直ちに、ラックへ配管を布設することがで
き、工期の短縮を図ることができる。
【0011】請求項2に記載の配管布設トレンチの施工
方法では、先ず、工場製品を据え付けるか、または現場
打ちによって、上方の開口に掛り部が形成された下部ト
レンチを基盤上に構築する。次に、掛り部にハーフPC
板等の剛性板を架け渡し、下部トレンチの底面へ配管布
設用ラックを設置して、剛性板の下面を支持する。次
に、剛性板を底板として上部スラブ用の型枠を形成しコ
ンクリートを打設する。
【0012】これによって、従来必要であった上部スラ
ブを打設するための支保工の作業が省略でき、また、下
部トレンチには、配管布設用ラックが設置されているの
で、従来のように、配管支持部材を組立てることなく、
この配管布設用ラックを用いて配管の布設作業に移行で
きる。
【0013】
【実施例】図1に示すように、本実施例に係るトレンチ
10を構成するU字形の下部トレンチ12は、床付けさ
れた基盤14の上に設置される。この下部トレンチ12
は、工場製品を据え付けるか、または現場打ちによっ
て、構築されるもので、上方の開口に段状の掛り部16
が形成されている。
【0014】図2に示すように、掛り部16には、剛性
板としてのハーフPC板18が架け渡されている。この
ハーフPC板18の下面は、下部トレンチ12の底面2
0に設置された配管支持ユニット22に支持されてい
る。この配管支持ユニット22は、配管24を多層状に
布設できるように梯子状に構成されている。なお、ハー
フPC板18の両端は、掛り部16に支持されているの
で、配管支持ユニット22は補強材としの役割を果たせ
ば充分であり、支保工のような支持強度は要求されな
い。
【0015】従って、一般に使用される配管ラック等の
ように、配管24(図3参照)の重量を支えるだけの強
度を有するようなものでも足りる。
【0016】次に、上部スラブ26の型枠28を下部ト
レンチ12に組付け、コンクリートCを打設する。
【0017】この上部スラブ26のコンクリート打設作
業が終了した後、コンクリートCの養生、型枠28の取
り外しを待つことなく、直ちに、図3に示すように、配
管支持ユニット22へ配管24を布設することができ、
工期の短縮を図ることができる。また、上部スラブ26
を打設するために必要であった支保工の組み立て作業が
省略できる。
【0018】なお、本実施例では、1ブロックのトレン
チ10の施工方法について説明したが、上述したような
工程を順次繰り返してスパンを伸ばしていくか、あるい
は、下部トレンチ12を先に数ブロック設置して、上部
スラブ26を施工するようにしてもよい。
【0019】なお、トレンチ10の各ブロック同士の連
結は、トレンチ10に貫通されたシース孔へPC鋼材を
挿通させておき、数ブロック単位でPC鋼材の両端をナ
ットとアンカープレートで緊結することで、各ブロック
が互いに圧着し合いってジョイント部分が連結される。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、トレンチ
の構築と配管布設作業の効率化及び省力化を図ることが
でき、配管工事の工期を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る配管布設用トレンチの施工手順
を示した断面図である。
【図2】本実施例に係る配管布設用トレンチの施工手順
を示した断面図である。
【図3】本実施例に係る配管布設用トレンチの施工手順
を示した断面図である。
【図4】従来の配管布設用トレンチの施工手順を示した
断面図である。
【図5】従来の配管布設用トレンチの施工手順を示した
断面図である。
【図6】従来の配管布設用トレンチの施工手順を示した
断面図である。
【図7】従来の配管布設用トレンチの施工手順を示した
断面図である。
【符号の説明】
12 下部トレンチ 16 掛り部 18 ハーフPC板(剛性板) 22 配管支持ユニット(配管布設用ラック) 26 上部スラブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−293830(JP,A) 特開 平8−159339(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 1/024 E03F 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置基盤に置かれ上方が開口した下部ト
    レンチと、前記下部トレンチの開口に形成された掛り部
    と、前記掛り部に架け渡され前記下部トレンチの開口を
    覆う剛性板と、前記下部トレンチの底面へ設置され前記
    剛性板の下面を支持する配管布設用ラックと、前記剛性
    板の上に構築される上部スラブと、を有することを特徴
    とする配管布設用トレンチ。
  2. 【請求項2】 上方が開口し、この開口に掛り部が形成
    された下部トレンチを基盤上に構築する工程と、前記掛
    り部に剛性板を架け渡す工程と、前記下部トレンチの底
    面へ配管布設用ラックを設置し、前記剛性板の下面を支
    持する工程と、前記剛性板を底板として上部スラブ用型
    枠を形成しコンクリートを打設する工程と、を有するこ
    とを特徴とする配管布設トレンチの施工方法。
JP30230794A 1994-12-06 1994-12-06 配管布設用トレンチ及びその施工方法 Expired - Fee Related JP3487934B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30230794A JP3487934B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 配管布設用トレンチ及びその施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30230794A JP3487934B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 配管布設用トレンチ及びその施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08159336A JPH08159336A (ja) 1996-06-21
JP3487934B2 true JP3487934B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=17907390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30230794A Expired - Fee Related JP3487934B2 (ja) 1994-12-06 1994-12-06 配管布設用トレンチ及びその施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3487934B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112878403A (zh) * 2021-01-22 2021-06-01 陕西中怡信息技术有限公司 一种管道铺设方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08159336A (ja) 1996-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5656194A (en) Assembly jig for prefabricated concrete walls
KR100741431B1 (ko) 거푸집 조립체와 이를 채용한 복합형강보 및 건축물시공방법
JPH01214636A (ja) 和風便器の施工方法
JP4108219B2 (ja) カルバートの構築方法
JP3487934B2 (ja) 配管布設用トレンチ及びその施工方法
JPH09295313A (ja) 沈埋函の製作方法
KR20060094068A (ko) 천장의 슬라브 시공에 이용되는 거푸집 대체용마감단열보드 및 이를 이용한 천장의 슬라브 구조 및 그시공 방법
JP2634385B2 (ja) 地下貯水槽
JP3566360B2 (ja) 配管布設用トレンチの施工方法
JP6874051B2 (ja) 溝の施工方法
JP2608253B2 (ja) 開渠の設置方法
JP2000257078A (ja) Pc基礎梁部材を使用するべた基礎の施工方法およびpc基礎梁部材用pc支持枠
JPH02304150A (ja) 床施工法
JPH0665979A (ja) コンクリートスラブの穴充填方法
JP3615823B2 (ja) 排水溝の施工方法
JP3009298B2 (ja) PCa床版の製造方法
JP3368360B2 (ja) 機器据付用パッカープレートの設置方法
JPS6029292Y2 (ja) 地中ケ−ブル管用セミプレハブ管路
JP3312945B2 (ja) コンクリート構造体の構築方法
KR200196833Y1 (ko) 콘크리트 타설시 파이프 배관 지지구
JP2836409B2 (ja) Pc版を用いた鉄筋コンクリート壁の構築方法
JPH0874381A (ja) 鉄筋ユニットおよびそれを用いる鉄筋コンクリート造建築物の施工方法
JPH07233581A (ja) プレキャスト鉄筋コンクリート板及びコンクリート合成スラブ工法
JPH0426527Y2 (ja)
JPH11166285A (ja) コンクリート打設用型枠

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees