JP5038964B2 - 箱桁の構築方法、コンクリート構造物の構築方法および足場構造 - Google Patents
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本実施形態に係るコンクリート構造物の構築方法は、図1に示すように、足場構造Aを利用するものである。なお、本実施形態に係るコンクリート構造物は、図10に示すように、橋梁の上部構造を構成するプレストレストコンクリート製の箱桁Hである。本実施形態で例示する箱桁Hは、下床版1と、この下床版1から立ち上がるウェブ(立上部)2,2,…と、ウェブ2,2,…の上端部に設けられた上床版3を備えている。
図1に示すように、足場構造Aは、下床版1の計画位置およびウェブ2,2,…の計画位置を跨ぐように配置された支持構造体10と、この支持構造体10に支持された通路構造体20,20,…とを備えている。本実施形態の足場構造Aは、箱桁Hの計画位置を挟んで対向する枠組足場W,Wの間に構築されている。
本実施形態に係る箱桁の構築方法は、支持構造体構築工程と、足場設置工程と、第一打設準備工程と、第一打設工程と、第一型枠解体工程、足場撤去工程と、第二打設準備工程と、第二打設工程と、第二型枠解体工程と、を含むものである。
支持構造体構築工程は、図5に示すように、下床版1の計画位置およびウェブ2,2,…の計画位置を跨ぐように正面視門形の支持構造体10を構築する工程である。具体的には、下床版1の計画位置およびウェブ2,2,…の計画位置を挟んで両側(すなわち、下床版用型枠1aの両側)に、ウェブ2の計画高さを超える高さまで支持架構11,11を構築し、その後、支持架構11,11間に支持桁12を架設すればよい。なお、図示は省略するが、下床版用型枠1aを構築する前に、支持架構11を構築しておき、下床版用型枠1aを構築する際の作業通路として利用してもよい。
足場設置工程は、図6に示すように、ウェブ2,2,…の計画位置のそれぞれの上方に作業足場となる通路構造体20を配置し、橋軸方向(図6において紙面垂直方向)に間隔をあけて配置された支持桁12,12に通路構造体20を支持させる工程である。具体的には、左側の足場板21を含むユニットおよび右側の足場板22を含むユニットをそれぞれ支持桁12,12間に架設し、クランプ等の治具を用いて支持桁12の上面に固定すればよい。なお、蓋板23は、一方の足場板21に予め取り付けておく。
第一打設準備工程は、図7に示すように、下床版1の計画位置に合わせて下床版用鉄筋1bおよび図示せぬPC鋼材用シース管を配置するとともに、ウェブ2,2,…の計画位置に合わせてウェブ用型枠2a,2a,…、ウェブ用鉄筋2b,2b,…および図示せぬPC鋼材用シース管を配置する工程であって、足場設置工程の後に行われる。第一打設準備工程で使用する資材等は、足場設置工程で設置した通路構造体20(作業足場)、連絡通路、昇降階段などを利用して搬入するか、あるいは、通路構造体20(作業足場)上に仮置きしておく。
第一打設工程は、図8に示すように、下床版1の計画位置にコンクリートCを打設するとともに、通路構造体20を作業足場として利用しつつウェブ2の計画位置にコンクリートCを打設する工程であって、第一打設準備工程の後に行われる。ウェブ2の計画位置にコンクリートCを打設する際には、作業員は、足場板21,22に載って作業を行う。具体的には、通路構造体20の蓋板23,23,…を開扉して隙間V(開口部)を出現させ、この隙間Vにコンクリート圧送配管Pや図示せぬバイブレータを挿通する。本実施形態においては、帯状の隙間Vがウェブ2の上端部の鉛直上方に位置しているので、コンクリート圧送配管P等を隙間Vに挿通した後は、これを鉛直下方に降下させるだけで、ウェブ用型枠2a,2aの上端開口部にコンクリート圧送配管Pを挿入することができる。
第一型枠解体工程は、ウェブ用型枠2a,2a,…を脱型する工程であり、第一打設工程で打設したコンクリートCが所定の強度に硬化した後に行われる。脱型したウェブ用型枠2aは、通路構造体20(作業足場)などを利用して搬出する。
足場撤去工程は、支持桁12および通路構造体20を撤去する工程である。なお、本実施形態では、支持架構11を上床版用型枠3aの型枠支保工として利用するので(図9参照)、撤去せずに残置するが、不要であれば撤去してもよい。
第二打設準備工程は、図9に示すように、下床版1上に立設した型枠支保工上に堰板を敷設して上床版用型枠3aを完成させるとともに、上床版3の計画位置に合わせて図示せぬ上床版用鉄筋を配置する工程であって、足場撤去工程の後に行われる。なお、第二打設準備工程では、上床版用型枠3aの堰板を作業足場として利用する。
第二打設工程は、上床版3の計画位置にコンクリートを打設する工程であって、第二打設準備工程の後に行われる。上床版3の計画位置にコンクリートを打設する際には、作業員は、上床版用鉄筋(図示略)上に設けた足場板(図示略)等に載って作業を行う。
第二型枠解体工程は、上床版用型枠3a,3a,…を脱型する工程であり(図10参照)、第二打設工程で打設したコンクリートが所定の強度に硬化した後に行われる。
1 下床版
1a 下床版用型枠
1b 下床版用鉄筋
2 ウェブ(立上部)
2a ウェブ用型枠(立上部用型枠)
2b ウェブ用鉄筋(立上部用鉄筋)
3 上床版
3a 上床版用型枠
3b 上床版用鉄筋
A 足場構造
10 支持構造体
11 支持架構
12 支持桁
20 通路構造体
21,22 足場板
23 蓋板
V 隙間(開口部)
Claims (8)
- 下床版、上床版およびウェブを有するコンクリート製の箱桁を構築する方法であって、
前記下床版の計画位置を挟んで両側に支持架構を構築するとともに、前記支持架構間に支持桁を架設する支持構造体構築工程と、
前記ウェブの計画位置の上方に通路構造体を配置し、当該通路構造体を前記支持桁に支持させる足場設置工程と、
前記ウェブの計画位置に合わせてウェブ用型枠およびウェブ用鉄筋を配置する打設準備工程と、
前記下床版の計画位置にコンクリートを打設するとともに、前記通路構造体を作業足場として利用しつつ前記ウェブの計画位置にコンクリートを打設する第一打設工程と、
前記通路構造体および前記支持桁を撤去する足場撤去工程と、
前記上床版の計画位置にコンクリートを打設する第二打設工程と、を含むことを特徴とする箱桁の構築方法。 - 前記通路構造体に開口部を設けておき、前記開口部が前記ウェブの計画位置の真上に位置するように前記通路構造体を配置することを特徴とする請求項1に記載の箱桁の構築方法。
- 前記打設準備工程では、前記支持桁を基準にして前記ウェブ用型枠および前記ウェブ用鉄筋の位置決めを行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の箱桁の構築方法。
- 立上部を有するコンクリート構造物を構築する方法であって、
前記立上部の計画位置を跨ぐように支持構造体を構築する支持構造体構築工程と、
前記立上部の計画位置の上方に通路構造体を配置し、当該通路構造体を前記支持構造体に支持させる足場設置工程と、
前記立上部の計画位置に合わせて立上部用型枠および立上部用鉄筋を配置する打設準備工程と、
前記通路構造体を作業足場として利用しつつ前記立上部の計画位置にコンクリートを打設する打設工程と、を含むことを特徴とするコンクリート構造物の構築方法。 - 立上部を有するコンクリート構造物を構築する際に使用される足場構造であって、
前記立上部の計画位置を跨ぐように配置された支持構造体と、
前記支持構造体に支持された通路構造体とを備え、
前記通路構造体を、前記立上部の計画位置の上方に位置させたことを特徴とする足場構造。 - 前記通路構造体に開口部を設け、前記立上部の計画位置の真上に前記開口部を位置させたことを特徴とする請求項5に記載の足場構造。
- 前記通路構造体は、隙間をあけて並設された一対の足場板と、前記隙間を覆う蓋板とを備えており、
前記立上部の計画位置の真上に前記隙間を位置させたことを特徴とする請求項5に記載の足場構造。 - 前記支持構造体は、前記立上部の計画位置を挟んで両側に構築された支持架構と、当該支持架構間に架設された支持桁とを備えて構成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載の足場構造。
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