JPH0512382Y2 - - Google Patents

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JPH0512382Y2
JPH0512382Y2 JP1986115622U JP11562286U JPH0512382Y2 JP H0512382 Y2 JPH0512382 Y2 JP H0512382Y2 JP 1986115622 U JP1986115622 U JP 1986115622U JP 11562286 U JP11562286 U JP 11562286U JP H0512382 Y2 JPH0512382 Y2 JP H0512382Y2
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JP
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float valve
motor
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small
valve
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JP1986115622U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は便器に送水するロータンクやハイタン
クのように貯水タンクから一定量の排水を行う貯
水タンクの排水弁の構造に関するものである。
[背景技術] 従来のロータンクやハイタンクにあつては、操
作レバーを手動操作することにより排水弁を開閉
して大用の排水や小用の排水を行つているが、操
作レバーを手動で操作するので煩わしいという欠
点があつた。また従来の排水弁の構造では大用と
小用の操作をするのに操作レバーを逆方向に回動
操作しなければならないので電気的なアクチユエ
ータで操作するようにするのは困難であつた。
[考案の目的] 本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであつ
て、本考案の目的とするところは電気的なアクチ
ユエータで操作できて操作が簡便に行え、しかも
簡単な構造で大用の排水と小用の排水が実現で
き、さらに動作が正確な貯水タンクの排水弁の構
造を提供するにある。
[考案の開示] 本考案貯水タンクの排水弁の構造は、貯水タン
ク1の底部に排水口2を設け、この排水口2の上
方に球状の大フロート弁3を配置して大フロート
弁3にて排水口2を開閉自在にし、大フロート弁
3に上下に貫通する貫通孔4を設けると共に貫通
孔4の上方に半球状の小フロート弁5を配置して
貫通孔4の上端に設けた弁座4aを小フロート弁
5にて開閉自在にし、貯水タンク1の上部にモー
タ7を配置してモータ7の出力軸6に索条8の上
端部を巻き取り自在にし、索条8の下端を上記小
フロート弁5に連結すると共に索条8と大フロー
ト弁3とを弛ませた分岐索条9にて連結し、モー
タ7の出力軸6の一方側への回転にてモータ7の
回転を短い一定時間継続させると共に出力軸6の
他方側への回転にてモータ7の回転を長い一定時
間継続させるカムストツプ機構Aを設けたもので
あつて、上述のように構成することにより従来例
の欠点を解決したものである。つまり、上記のよ
うに構成したことにより、モータ7の駆動にて出
力軸6に索条8を巻き取つて小フロート弁5や大
フロート弁3を開くことができるものであつて、
モータ7よりなる電気的なアクチユエータにて操
作できて従来に比べて操作が簡便になり、しかも
モータ7で出力軸6を一方側に回転させるとカム
ストツプ機構Aにてモータ7が短い一定時間駆動
されて停止され、出力軸6に索条8が少し巻き取
られ、索条8を介して小フロート弁5だけが開か
れて貫通孔4、排水口2を介して少量の排水がさ
れ、モータ7で出力軸6を他方側に回転させると
カムストツプ機構Aにてモータ7が長い一定時間
駆動されて停止され、出力軸6に索条8が多く巻
き取られ、索条8及び分岐索条9を介して大フロ
ート弁3が開かれて排水口2を介して多量の排水
がされるものであつて、カムストツプ機構Aにて
小フロート弁5乃至大フロート弁3の操作ができ
て大用と小用の排水が電気的なアクチユエータで
も簡単な構造で実現できるようになり、さらにカ
ムストツプ機構Aにより索条8を巻き取る量が正
確に制御されて正確に動作するようになつた。
以下本考案を実施例により詳述する。
貯水タンク1の上部には給水管10を接続して
あり、貯水タンク1の上部に設けたボールタツプ
弁11を介して貯水タンク1内が一定の水位にな
るまで自動的に給水できるようになつている。貯
水タンク1の底部には排水口2を設けてあり、排
水口2の上の弁座2a上には球状の大フロート弁
3を配置してあり、大フロート弁3の上下にて排
水口2が開閉されるようになつている。この大フ
ロート弁3には上下に貫通するように貫通孔4を
穿孔してあり、貫通孔4の上端の弁座4a上には
半球状の小フロート弁5を配置してあり、小フロ
ート弁5の上下にて貫通孔4を開閉できるように
なつている。大フロート弁5の上方にはフロート
弁受け12を設けてある。貯水タンク1の上部に
はギヤードモータのモータ7を取り付け金具16
にて取り付けてあり、モータ7の出力軸6に索条
8の上端部を巻き取り自在に連結してある。索条
8の下端を小フロート弁5に連結してあり、索条
8の下部と大フロート弁3とを2本の分岐索条9
にて連結してある。この分岐索条9は上記索条8
の分岐索条9との接続部と小フロート弁3との間
を張つた状態で弛む長さに設定してある。モータ
7の出力軸6には円盤状のカム13とリミツトス
イツチ14とよりなるカムストツプ機構Aを設け
てある。カム13の外周にはリミツトスイツチ1
4の押釦14aが摺接するようになつているが、
カム13の周方向の所定の位置には押釦14aか
ら離れる定位値ストツプ溝13aと作動位置スト
ツプ溝13bとを設けてある。そして定位値スト
ツプ溝13aから作動位置ストツプ溝13bまで
一方の回転方向の周方向の長さが短く他方の回転
方向の長さが長くなるように定位値ストツプ溝1
3aに対して作動位置ストツプ溝13bの位置を
設定してある。モータ7はリミツトスイツチ14
の押釦14aが定位値ストツプ溝13aや作動位
置ストツプ溝13bに落ち込んだとき停止される
ようになつている。つまり、モータ制御回路では
リミツトスイツチ14がオンからオフに反転した
時点を検出してモータ7を停止させるようになつ
ている。
次ぎに動作を説明する。第1図は貯水タンク1
が満水の状態を示し、この状態ではボールタツプ
弁11からの給水がなく、また水圧にて第3図a
に示すように大フロート弁3が排水口2を閉じて
いると共に小フロート弁5が貫通孔4を閉じてい
る。この状態から小用の操作スイツチを操作して
出力軸6が第2図aのイ方向に回転するようにモ
ータ7を駆動すると、カム13が定位値ストツプ
溝13aと作動位置ストツプ溝13bとの間のa
区間だけ回転する短い一定時間モータ7が駆動さ
れ、出力軸6が少ない一定量巻き取られて停止
し、索条8を介して小フロート弁5が上昇し、貫
通孔4が開き第3図bに示すように排水される。
小フロート弁5が開いたとき小フロート弁5自体
の浮力よりも貫通孔4に流れる水流による力が強
く、小フロート弁5は浮上できなく、モータ7を
上記と逆に回転して定位値ストツプ溝13aと押
釦14aを対応させると小フロート弁5が貫通孔
4の弁座4aに密着して貫通孔4からの排水が停
止される。このように小フロート弁5を開いて少
量の水を貫通孔4から排出することができる。ま
た大用の操作スイツチを操作して出力軸6が第2
図aのロ方向に回転するようにモータ7を駆動す
ると、カム13が定位値ストツプ溝13aと作動
位置ストツプ溝13bとの間のb区間だけ回転す
る長い一定時間モータ7が駆動され、出力軸6に
索条8が多い一定量巻き取られて索条8及び分岐
索条9を介して大フロート弁3が上昇し、大フロ
ート弁3は浮上し、第3図cに示すように大フロ
ート弁3がフロート受け12に受けられる。大フ
ロート弁3が浮上すると排水口2から排水され、
貯水タンク1内の水位が低下して大フロート弁3
が下降して排水口2を塞ぐまで排水が行なわれ
る。このときモータ7は一定時間後上記と逆方向
に回転し、水面が下降して大フロート弁3が排水
口2に収まる状態に索条8を戻されるようになつ
ている。なお貯水タンク1への給水はボールタツ
プ弁11により行なわれ、水位が低下するとこれ
を検知して給水が行なわれ、貯水タンク1内が第
1図のような一定水位になるまで給水が続けられ
る。ボールタツプ弁11からの単位時間当たりの
給水量は排水口2からの単位時間当たりの排水量
より少なくなるように設定してある。
[考案の効果] 本考案は叙述のように構成されているので、モ
ータの駆動にて出力軸に索条を巻き取つて小フロ
ート弁や大フロート弁を開くことができるもので
あつて、モータよりなる電気的なアクチユエータ
にて操作できて従来に比べて操作が簡便になるも
のであり、しかもモータで出力軸を一方側に回転
させるとカムストツプ機構にてモータが短い一定
時間駆動されて停止され、出力軸に索条が少し巻
き取られ、索条を介して小フロート弁だけが開か
れて貫通孔、排水口を介して少量の排水がされ、
モータで出力軸を他方側に回転させるとカムスト
ツプ機構にてモータが長い一定時間駆動されて停
止され、出力軸に索条が多く巻き取られ、索条及
び分岐索条を介して大フロート弁が開かれて排水
口を介して多量の排水がされるものであつて、カ
ムストツプ機構にて小フロート弁乃至大フロート
弁の操作ができて大用と小用の排水が電気的なア
クチユエータでも簡単な構造で実現できるもので
あり、さらにカムストツプ機構により索条を巻き
取る量が正確に制御されて大フロート弁乃至小フ
ロート弁の作動が正解且つ確実なものであり、さ
らにまたカムストツプ機構にて索条の巻き取り量
を制御するので巻き取り量が簡単且つ正確に決め
ることができる(モータの回転数をタイマー管理
で制御するとタイマー長の調整が必要であると共
に正確性にかけた)ものである。また排水口の上
方に球状の大フロート弁を配置して大フロート弁
にて排水口を開閉自在にし、大フロート弁に上下
に貫通する貫通孔を設けると共に貫通孔の上方に
半球状の小フロート弁を配置して貫通孔の上端に
設けた弁座を小フロート弁にて開閉自在にしたの
で、球状の大フロート弁と半球状の小フロート弁
を設けるだけの簡単な構造で大用の排水と小用の
排水ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図
a,bは同上の要部の正面図及び側面図、第3図
a,b,cは同上の動作を説明する要部の断面図
であつて、1は貯水タンク、2は排水口、3は大
フロート弁、4は貫通孔、5は小フロート弁、6
は出力軸、7はモータ、8は索条、9は分岐索
条、Aはカムストツプ機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貯水タンクの底部に排水口を設け、この排水口
    の上方に球状の大フロート弁を配置して大フロー
    ト弁にて排水口を開閉自在にし、大フロート弁に
    上下に貫通する貫通孔を設けると共に貫通孔の上
    方に半球状の小フロート弁を配置して貫通孔の上
    端に設けた弁座を小フロート弁にて開閉自在に
    し、貯水タンクの上部にモータを配置してモータ
    の出力軸に索条の上端部を巻き取り自在にし、索
    条の下端を上記小フロート弁に連結すると共に索
    条と大フロート弁とを弛ませた分岐索条にて連結
    し、モータの出力軸の一方側への回転にてモータ
    の回転を短い一定時間継続させると共に出力軸の
    他方側への回転にてモータの回転を長い一定時間
    継続させるカムストツプ機構を設けて成る貯水タ
    ンクの排水弁の構造。
JP1986115622U 1986-07-28 1986-07-28 Expired - Lifetime JPH0512382Y2 (ja)

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JPS6323373U JPS6323373U (ja) 1988-02-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0625428B2 (ja) * 1988-05-23 1994-04-06 東陶機器株式会社 洗浄水タンク

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549831A (en) * 1977-06-24 1979-01-25 United Technologies Corp Swing door that can be thrown away and its joint
JPS6055137A (ja) * 1983-09-05 1985-03-30 松下電器産業株式会社 便器水洗装置

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