JP2537956Y2 - 水洗式大便器 - Google Patents
水洗式大便器Info
- Publication number
- JP2537956Y2 JP2537956Y2 JP3752292U JP3752292U JP2537956Y2 JP 2537956 Y2 JP2537956 Y2 JP 2537956Y2 JP 3752292 U JP3752292 U JP 3752292U JP 3752292 U JP3752292 U JP 3752292U JP 2537956 Y2 JP2537956 Y2 JP 2537956Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- toilet
- water
- flush
- float valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E03—WATER SUPPLY; SEWERAGE
- E03D—WATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
- E03D2201/00—Details and methods of use for water closets and urinals not otherwise provided for
- E03D2201/30—Water injection in siphon for enhancing flushing
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、大便器の便鉢内の水量
が所定量となったときに、排水を開始させて洗浄水の使
用量を節減する水洗式大便器の改良に関するものであ
る。
が所定量となったときに、排水を開始させて洗浄水の使
用量を節減する水洗式大便器の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄水節減型の水洗式大便器とし
ては、特開平1−287330号公報に記載のものがあ
る。該水洗式大便器は、図5に示す如く、サイホン式の
大便器1の排水路2の開度を調節する調節弁3と、洗浄
水供給手段4から便鉢1a内に供給する洗浄水量を検出
する水量検出手段5と、調節弁3を駆動する制御手段6
とを設けてある。制御手段6は、操作スイッチ7から洗
浄開始の電気信号を受けたときには調節弁3を閉側に駆
動して洗浄水を供給し、水量検出手段5の出力信号に基
づく便鉢1a内の水量が所定量(大便器1のサイホン部
1bを満水状態にできる量)となったときには調節弁3
を開側に駆動して排水を行うように電気回路を構成して
ある。
ては、特開平1−287330号公報に記載のものがあ
る。該水洗式大便器は、図5に示す如く、サイホン式の
大便器1の排水路2の開度を調節する調節弁3と、洗浄
水供給手段4から便鉢1a内に供給する洗浄水量を検出
する水量検出手段5と、調節弁3を駆動する制御手段6
とを設けてある。制御手段6は、操作スイッチ7から洗
浄開始の電気信号を受けたときには調節弁3を閉側に駆
動して洗浄水を供給し、水量検出手段5の出力信号に基
づく便鉢1a内の水量が所定量(大便器1のサイホン部
1bを満水状態にできる量)となったときには調節弁3
を開側に駆動して排水を行うように電気回路を構成して
ある。
【0003】上記調節弁3は、略樽形状の筒状体3aの
内部に、ゴム素材で成形された筒状の弁体3bを付設
し、弁体3bの上下端を筒状体3aに密着してある。そ
して、、調節弁3は、筒状体3aと弁体3bとの間に、
電磁式の三方弁8によって操作水を流入又は排出させる
ようになっている。三方弁8は、前記制御手段6で駆動
される。調節弁3は、三方弁8により操作水を流入させ
ると、弁体3bが筒状体3aの径内方向へ膨張して閉側
となり、操作水を排出させると開側となる。
内部に、ゴム素材で成形された筒状の弁体3bを付設
し、弁体3bの上下端を筒状体3aに密着してある。そ
して、、調節弁3は、筒状体3aと弁体3bとの間に、
電磁式の三方弁8によって操作水を流入又は排出させる
ようになっている。三方弁8は、前記制御手段6で駆動
される。調節弁3は、三方弁8により操作水を流入させ
ると、弁体3bが筒状体3aの径内方向へ膨張して閉側
となり、操作水を排出させると開側となる。
【0004】前記構成に係る水洗式大便器は、洗浄開始
時に調節弁3を閉側にすることにより、大便器1のサイ
ホン部1bに洗浄水が満たされる前に、洗浄水が排水路
2へ流出するのを防止して、洗浄水の節減を図ることが
できる。
時に調節弁3を閉側にすることにより、大便器1のサイ
ホン部1bに洗浄水が満たされる前に、洗浄水が排水路
2へ流出するのを防止して、洗浄水の節減を図ることが
できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記水洗式大
便器は、水量検出手段5と調節弁3を制御する三方弁8
と制御手段6を必要とするため装置コストを増大させる
欠点がある。更に、前記水洗式大便器は、給水路に水量
検出手段5を設ける必要があるため、施工の手間を増大
させる欠点がある。本考案は、上記問題を解決するため
に、コストの低減と施工性の向上が図れる洗浄水節減型
の水洗式大便器の提供を目的とする。
便器は、水量検出手段5と調節弁3を制御する三方弁8
と制御手段6を必要とするため装置コストを増大させる
欠点がある。更に、前記水洗式大便器は、給水路に水量
検出手段5を設ける必要があるため、施工の手間を増大
させる欠点がある。本考案は、上記問題を解決するため
に、コストの低減と施工性の向上が図れる洗浄水節減型
の水洗式大便器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案が採用した手段
は、トラップ式の排水路を設けた大便器と、フロート弁
を内蔵した洗浄水用タンクとを備えた水洗式大便器にお
いて、前記排水路におけるトラップ部の下流側に開閉弁
を配設し、該開閉弁と前記フロート弁とを操作ケーブル
で連結し、該操作ケーブルは、前記フロート弁が浮上す
るのに伴い開閉弁を閉側に操作し、前記フロート弁が降
下するのに伴い開閉弁を開側に操作する長さとなってい
ることである。
は、トラップ式の排水路を設けた大便器と、フロート弁
を内蔵した洗浄水用タンクとを備えた水洗式大便器にお
いて、前記排水路におけるトラップ部の下流側に開閉弁
を配設し、該開閉弁と前記フロート弁とを操作ケーブル
で連結し、該操作ケーブルは、前記フロート弁が浮上す
るのに伴い開閉弁を閉側に操作し、前記フロート弁が降
下するのに伴い開閉弁を開側に操作する長さとなってい
ることである。
【0007】
【作用】フロート弁は、洗浄水用タンクの洗浄動作で浮
上すると、操作ケーブルを介して開閉弁を閉側に操作す
る。開閉弁は、閉状態になって排水路のトラップ部の下
流側を閉じ、便鉢内の水位を上昇させる。フロート弁
は、洗浄水用タンク内の洗浄水の流出に伴い降下する
と、操作ケーブルを介して開閉弁を開側に操作する。開
閉弁は、開状態になって排水路のトラップ部の下流側を
開き、大便器の便鉢内の洗浄水が汚物と共に排水路へ排
出する。
上すると、操作ケーブルを介して開閉弁を閉側に操作す
る。開閉弁は、閉状態になって排水路のトラップ部の下
流側を閉じ、便鉢内の水位を上昇させる。フロート弁
は、洗浄水用タンク内の洗浄水の流出に伴い降下する
と、操作ケーブルを介して開閉弁を開側に操作する。開
閉弁は、開状態になって排水路のトラップ部の下流側を
開き、大便器の便鉢内の洗浄水が汚物と共に排水路へ排
出する。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る水洗式大便器(以下、
「本案大便器」という)を図面に示す実施例に基づいて
説明する。 (第1実施例) 図1及び図2は、本案大便器の第1実施例を示すもので
ある。本案大便器10は、大便器11と、大便器11ヘ
洗浄水を供給する洗浄水用タンク14とを備えている。
「本案大便器」という)を図面に示す実施例に基づいて
説明する。 (第1実施例) 図1及び図2は、本案大便器の第1実施例を示すもので
ある。本案大便器10は、大便器11と、大便器11ヘ
洗浄水を供給する洗浄水用タンク14とを備えている。
【0009】上記大便器11は、サイホン式の排水路1
2を設け、サイホン部12aの下流側に開閉弁13を配
設してある。開閉弁13は、排水路12を形成する管壁
部12b等ヘ揺動自在に軸支13aしたバタフライ形式
等からなり、閉じるとサイホン部12a内を満水にして
サイホン作用を誘発させることができ、開くと便鉢11
a内の洗浄水Wを汚物と共に排出させることができる。
2を設け、サイホン部12aの下流側に開閉弁13を配
設してある。開閉弁13は、排水路12を形成する管壁
部12b等ヘ揺動自在に軸支13aしたバタフライ形式
等からなり、閉じるとサイホン部12a内を満水にして
サイホン作用を誘発させることができ、開くと便鉢11
a内の洗浄水Wを汚物と共に排出させることができる。
【0010】前記洗浄水用タンク14は、大便器11の
洗浄水路11bへ連通する弁座16と、弁座16へ着座
するフロート弁15と、フロート弁15を引き上げ操作
する操作レバー17と、操作レバー17の揺動先端17
aとフロート弁15とを連結するチエーン18と、大便
器11の洗浄水路11bへ連通するオーバーフロー管1
9とを備えている。オーバーフロー管19には、フロー
ト弁15の浮上の上限を規制するストッパーリング20
を取着してある。
洗浄水路11bへ連通する弁座16と、弁座16へ着座
するフロート弁15と、フロート弁15を引き上げ操作
する操作レバー17と、操作レバー17の揺動先端17
aとフロート弁15とを連結するチエーン18と、大便
器11の洗浄水路11bへ連通するオーバーフロー管1
9とを備えている。オーバーフロー管19には、フロー
ト弁15の浮上の上限を規制するストッパーリング20
を取着してある。
【0011】上記フロート弁15は、その底部と前記開
閉弁13の先端等とが操作ケーブル22で連結されてい
る。操作ケーブル22は、大便器11の洗浄水路11
c,ケーブル通路11d及びサイホン部12a等の適所
に張架され、案内リング21,21で方向転換してあ
る。操作ケーブル22は、図2に示すようにフロート弁
15が弁座16に着座している状態で適度に弛むように
なっている。操作ケーブル22は、図1に示すようにフ
ロート弁15が浮上するのに伴い開閉弁13を閉側に操
作し、フロート弁15が降下するのに伴い開閉弁13を
開側に操作し、開閉弁13が完全に開いてもフロート弁
15が更に降下できる長さとなっている。なお、操作ケ
ーブル22は、単線式に限定するものではなく、図示は
省略したが、アウターケーブルにインナーケーブルを挿
通したものを用い、インナーケーブルでフロート弁15
と開閉弁13とを連結することも可能である。
閉弁13の先端等とが操作ケーブル22で連結されてい
る。操作ケーブル22は、大便器11の洗浄水路11
c,ケーブル通路11d及びサイホン部12a等の適所
に張架され、案内リング21,21で方向転換してあ
る。操作ケーブル22は、図2に示すようにフロート弁
15が弁座16に着座している状態で適度に弛むように
なっている。操作ケーブル22は、図1に示すようにフ
ロート弁15が浮上するのに伴い開閉弁13を閉側に操
作し、フロート弁15が降下するのに伴い開閉弁13を
開側に操作し、開閉弁13が完全に開いてもフロート弁
15が更に降下できる長さとなっている。なお、操作ケ
ーブル22は、単線式に限定するものではなく、図示は
省略したが、アウターケーブルにインナーケーブルを挿
通したものを用い、インナーケーブルでフロート弁15
と開閉弁13とを連結することも可能である。
【0012】次に、本案大便器10の動作を説明する。
前記洗浄水用タンク14は、ボールタップ(図示は省
略)からタンク内へ洗浄水Wが自動供給され、図2に示
すように満水状態となる。この状態では開閉弁13が開
いているため、大便器11はトラツプ部12dにのみ洗
浄水がある。使用者が操作レバー17を矢符A方向へ回
動操作すると、フロート弁15は、所定寸法だけ引き上
げられると同時に自己の浮力で瞬時に浮上して、図1に
示すようにストッパーリング20の位置で停止する。フ
ロート弁15は、この瞬時な浮上に伴い、操作ケーブル
22を介して開閉弁13を引き上げて直ちに閉状態にす
る。洗浄水用タンク14は、フロート弁15の浮上によ
り弁座16を開き、タンク内の洗浄水Wを大便器11の
洗浄水路11cへ放流する。
前記洗浄水用タンク14は、ボールタップ(図示は省
略)からタンク内へ洗浄水Wが自動供給され、図2に示
すように満水状態となる。この状態では開閉弁13が開
いているため、大便器11はトラツプ部12dにのみ洗
浄水がある。使用者が操作レバー17を矢符A方向へ回
動操作すると、フロート弁15は、所定寸法だけ引き上
げられると同時に自己の浮力で瞬時に浮上して、図1に
示すようにストッパーリング20の位置で停止する。フ
ロート弁15は、この瞬時な浮上に伴い、操作ケーブル
22を介して開閉弁13を引き上げて直ちに閉状態にす
る。洗浄水用タンク14は、フロート弁15の浮上によ
り弁座16を開き、タンク内の洗浄水Wを大便器11の
洗浄水路11cへ放流する。
【0013】大便器11は、開閉弁13が閉じられた状
態で洗浄水が供給されると、サイホン部12aに洗浄水
が充満していく。なお、サイホン部12aの残留空気
は、サイホン部12aの天井部12a−1と排水下流1
2cとを連絡する細管(図示は省略)等を介して排出さ
れる。開閉弁13は、サイホン部12aの満水に伴いサ
イホン部12aから受ける水圧がフロート弁15の浮力
より大きくなると、自動的に開いてサイホン作用を誘発
する。サイホン作用が誘発されると、大便器11の便鉢
11a内の洗浄水は、汚物と共に排水路12へ強制排出
される。
態で洗浄水が供給されると、サイホン部12aに洗浄水
が充満していく。なお、サイホン部12aの残留空気
は、サイホン部12aの天井部12a−1と排水下流1
2cとを連絡する細管(図示は省略)等を介して排出さ
れる。開閉弁13は、サイホン部12aの満水に伴いサ
イホン部12aから受ける水圧がフロート弁15の浮力
より大きくなると、自動的に開いてサイホン作用を誘発
する。サイホン作用が誘発されると、大便器11の便鉢
11a内の洗浄水は、汚物と共に排水路12へ強制排出
される。
【0014】フロート弁15は、開閉弁13が完全に開
いても操作ケーブル22に弛みがあるため、弁座16へ
着座することなく残留している洗浄水の放流を維持し、
洗浄水の排出されたトラップ部12dへ洗浄水を補充す
る。フロート弁15は、最後に弁座16に着座して、洗
浄水の放流を停止して、タンク内へ洗浄水を貯えさせ
る。
いても操作ケーブル22に弛みがあるため、弁座16へ
着座することなく残留している洗浄水の放流を維持し、
洗浄水の排出されたトラップ部12dへ洗浄水を補充す
る。フロート弁15は、最後に弁座16に着座して、洗
浄水の放流を停止して、タンク内へ洗浄水を貯えさせ
る。
【0015】(第2実施例) 図3及び図4は、本案大便器の第2実施例を示すもので
ある。本案大便器30は、大便器31と、大便器31へ
洗浄水を供給する洗浄水用タンク14とを備えている。
ある。本案大便器30は、大便器31と、大便器31へ
洗浄水を供給する洗浄水用タンク14とを備えている。
【0016】上記大便器31は、トラップ式の排水路3
2を設け、トラップ部32dの下流側に開閉弁33を配
設してある。開閉弁33は、排水路32を形成する壁部
32b等へ揺動自在に軸支33aしたバタフライ形式等
からなり、閉じるとトラップ部32d内の水位WLを上
昇させさせることができ、開くと便鉢31a内の洗浄水
を汚物と共に排出させることができる。なお、洗浄水用
タンク14は、前記第1実施例と同一構造であるので、
ここでの説明を省略する。
2を設け、トラップ部32dの下流側に開閉弁33を配
設してある。開閉弁33は、排水路32を形成する壁部
32b等へ揺動自在に軸支33aしたバタフライ形式等
からなり、閉じるとトラップ部32d内の水位WLを上
昇させさせることができ、開くと便鉢31a内の洗浄水
を汚物と共に排出させることができる。なお、洗浄水用
タンク14は、前記第1実施例と同一構造であるので、
ここでの説明を省略する。
【0017】洗浄水用タンク14のフロート弁15は、
その底部と前記開閉弁33の先端等の適所とが操作ケー
ブル42で連結されている。操作ケーブル42は、大便
器31の洗浄水路31c及びトラツプ部32d等の適所
に張架され、案内リング21,21で方向転換してあ
る。操作ケーブル42は、図4に示すようにフロート弁
15が弁座16に着座している状態で適度に弛むように
なっている。操作ケーブル42は、図3に示すようにフ
ロート弁15が浮上するのに伴い開閉弁33を閉側に操
作し、フロート弁15が降下するのに伴い開閉弁33を
開側に操作し、開閉弁33が完全に開いてもフロート弁
15が更に降下できる長さとなっている。
その底部と前記開閉弁33の先端等の適所とが操作ケー
ブル42で連結されている。操作ケーブル42は、大便
器31の洗浄水路31c及びトラツプ部32d等の適所
に張架され、案内リング21,21で方向転換してあ
る。操作ケーブル42は、図4に示すようにフロート弁
15が弁座16に着座している状態で適度に弛むように
なっている。操作ケーブル42は、図3に示すようにフ
ロート弁15が浮上するのに伴い開閉弁33を閉側に操
作し、フロート弁15が降下するのに伴い開閉弁33を
開側に操作し、開閉弁33が完全に開いてもフロート弁
15が更に降下できる長さとなっている。
【0018】次に、本案大便器30の動作を説明する。
前記洗浄水用タンク14は、ボールタップ(図示は省
略)からタンク内へ洗浄水Wが自動供給され、図4に示
す満水状態となる。この状態では開閉弁33が開いてい
るため、大便器31はトラツプ部32dの水位WLは低
い。使用者が操作レバー17を矢符A方向へ回動操作す
ると、フロート弁15は、所定寸法だけ引き上げられる
と同時に自己の浮力で瞬時に浮上して、図3に示すよう
にストッパーリング20の位置で停止する。フロート弁
15は、この瞬時な浮上に伴い、操作ケーブル42を介
して開閉弁33を引き上げて直ちに閉状態にする。洗浄
水用タンク14は、フロート弁15の浮上により弁座1
6を開き、タンク内の洗浄水Wを大便器31の洗浄水路
31cへ放流する。
前記洗浄水用タンク14は、ボールタップ(図示は省
略)からタンク内へ洗浄水Wが自動供給され、図4に示
す満水状態となる。この状態では開閉弁33が開いてい
るため、大便器31はトラツプ部32dの水位WLは低
い。使用者が操作レバー17を矢符A方向へ回動操作す
ると、フロート弁15は、所定寸法だけ引き上げられる
と同時に自己の浮力で瞬時に浮上して、図3に示すよう
にストッパーリング20の位置で停止する。フロート弁
15は、この瞬時な浮上に伴い、操作ケーブル42を介
して開閉弁33を引き上げて直ちに閉状態にする。洗浄
水用タンク14は、フロート弁15の浮上により弁座1
6を開き、タンク内の洗浄水Wを大便器31の洗浄水路
31cへ放流する。
【0019】大便器31は、開閉弁33が閉じられた状
態で洗浄水が供給されると、トラツプ部32dの水位W
Lを上昇させ、便鉢31aの洗浄領域を拡大する。な
お、開閉弁33で閉じられたトラップ部32dの残留空
気は、トラップ部32dの天井部32d−1と排水下流
32cとを連絡する細管(図示は省略)等を介して排出
される。開閉弁33は、トラップ部32dの充満に伴い
トラップ部32dから受ける水圧がフロート弁15の浮
力より大きくなると、自動的に開いて排水を行う。大便
器31の便鉢31a内の洗浄水は、汚物と共に排水路3
2へ強制排出される。
態で洗浄水が供給されると、トラツプ部32dの水位W
Lを上昇させ、便鉢31aの洗浄領域を拡大する。な
お、開閉弁33で閉じられたトラップ部32dの残留空
気は、トラップ部32dの天井部32d−1と排水下流
32cとを連絡する細管(図示は省略)等を介して排出
される。開閉弁33は、トラップ部32dの充満に伴い
トラップ部32dから受ける水圧がフロート弁15の浮
力より大きくなると、自動的に開いて排水を行う。大便
器31の便鉢31a内の洗浄水は、汚物と共に排水路3
2へ強制排出される。
【0020】フロート弁15は、開閉弁33が完全に開
いても操作ケーブル42に弛みがあるため、弁座16へ
着座することなく残留している洗浄水の放流を維持し、
トラップ部32dへ洗浄水を供給する。フロート弁15
は、最後に弁座16に着座して、洗浄水の放流を停止す
る。
いても操作ケーブル42に弛みがあるため、弁座16へ
着座することなく残留している洗浄水の放流を維持し、
トラップ部32dへ洗浄水を供給する。フロート弁15
は、最後に弁座16に着座して、洗浄水の放流を停止す
る。
【0021】(その他の実施例) 前記フロート弁15の引き上げは、手動式の操作レバー
17で行うものに限定するものではない。即ち、操作レ
バーは、図示は省略したが、ソレノイド等を利用した電
動式駆動具の回転出力軸に、レバーを固着したものであ
ってもよい。
17で行うものに限定するものではない。即ち、操作レ
バーは、図示は省略したが、ソレノイド等を利用した電
動式駆動具の回転出力軸に、レバーを固着したものであ
ってもよい。
【0022】
【考案の効果】以上詳述の如く、本案大便器は、給水系
に手を加えることがないため施工性の向上が図れると共
に、従来必要とした水量検出手段や制御手段を必要とし
ないため、コストを低減させることができる実用的効果
を有する。
に手を加えることがないため施工性の向上が図れると共
に、従来必要とした水量検出手段や制御手段を必要とし
ないため、コストを低減させることができる実用的効果
を有する。
【図1】本考案の第1実施例を示すものであって、洗浄
途中の状態を示す縦断面図である。
途中の状態を示す縦断面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示すものであって、洗浄
前の状態を示す縦断面図である。
前の状態を示す縦断面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示すものであって、洗浄
途中の状態を示す縦断面図である。
途中の状態を示す縦断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示すものであって、洗浄
前の状態を示す縦断面図である。
前の状態を示す縦断面図である。
【図5】従来の水洗式大便器を示すものであって、要部
を断面したものである。
を断面したものである。
11(31)…大便器 12(32)…排水路 12d(32d)…トラップ部 13(33)…開閉弁 14…洗浄水用タンク 15…フロート弁 16…弁座 22(42)…操作ケーブル
Claims (1)
- 【請求項1】トラップ式の排水路を設けた大便器と、フ
ロート弁を内蔵した洗浄水用タンクとを備えた水洗式大
便器において、前記排水路におけるトラップ部の下流側
に開閉弁を配設し、該開閉弁と前記フロート弁とを操作
ケーブルで連結し、該操作ケーブルは、前記フロート弁
が浮上するのに伴い開閉弁を閉側に操作し、前記フロー
ト弁が降下するのに伴い開閉弁を開側に操作する長さと
なっていることを特徴とする水洗式大便器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3752292U JP2537956Y2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 水洗式大便器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3752292U JP2537956Y2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 水洗式大便器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583077U JPH0583077U (ja) | 1993-11-09 |
JP2537956Y2 true JP2537956Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=12499881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3752292U Expired - Lifetime JP2537956Y2 (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | 水洗式大便器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537956Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5918325A (en) * | 1994-12-28 | 1999-07-06 | Toto, Ltd. | Flush toilet bowl |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP3752292U patent/JP2537956Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0583077U (ja) | 1993-11-09 |
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