JPS5845352Y2 - 水洗便所用貯水タンクにおける排水装置 - Google Patents

水洗便所用貯水タンクにおける排水装置

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JPS5845352Y2
JPS5845352Y2 JP13684779U JP13684779U JPS5845352Y2 JP S5845352 Y2 JPS5845352 Y2 JP S5845352Y2 JP 13684779 U JP13684779 U JP 13684779U JP 13684779 U JP13684779 U JP 13684779U JP S5845352 Y2 JPS5845352 Y2 JP S5845352Y2
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JP
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water
inner cylinder
storage tank
overflow pipe
water storage
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JP13684779U
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JPS5655084U (ja
Inventor
孝明 長井
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ミズタニパルプ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水洗便所用貯水タンク内の溢水管上端に装着
して使用される排水装置に関するものである。
従来、水洗便所で使用される貯水タンクには、室内の高
所(天井部)に設置されるバイタンクと、室内の低所(
床上1m前後)に設置されるロータンクとがあり、本願
考案はロータンクに採用される排水装置に係る。
従来周知のロータンクの構造を説明すると、第1図に示
す通り、導水管14を介して便器へ通じる弁口2aを有
する排水弁2が貯水タンク1の内底部に設けられ、その
排水弁2に溢水管3が植設され、前記弁口2aを開閉す
る浮ゴム12が排水弁2に回動自在に取付けられ、貯水
タンク1の上部側壁に操作レバー13が大便洗浄位置と
小便洗浄位置とへ回動自在に取付けられ、その操作レバ
ー13と前記浮ゴム12とがチェノ等で連結されている
そして弁口2aが浮ゴム12で閉塞された状態において
、満水時水位Hは溢水管3の開口端よりも下方にある。
以上従来の排水装置では、使用者が操作レバー13を大
便洗浄位置と小便洗浄位置とへ選択して回動操作するよ
うになっており、大便洗浄位置へ回動されると大便洗浄
に必要な約12 lの水が便器へ排出され、小便洗浄位
置へ回動されると大便洗浄に必要な量の水よりも少ない
水が便器へ排出されるようになっている。
操作レバー13を大便洗浄位置または小便洗浄位置へ回
動させると、浮ゴム12が引上げられて弁口2aを閉塞
しなくなり、貯水タンク1内の水が弁口2aを通って便
器へ排出される。
大便洗浄位置と小便洗浄位置とでは操作レバー13の回
動可能角度が異なるように設定されており、大便洗浄位
置へ回動されると浮ゴム12は排水弁2から約60〜8
0mm引上げられ、小便洗浄位置へ回動されると浮ゴム
12は約10〜15mm引上げられる。
よって、大便洗浄位置では大量の水が排水され、小便洗
浄位置では小量の水が排水される。
大便洗浄位置においては、浮ゴム12が大きく引上げら
れて弁口2aが大きく開口するので、大量の水が弁口2
aを通って流出するが、このとき操作レバー13を回動
させている手を放しても浮ゴム12を押上げるように水
圧による力が作用して浮ゴムを引上げた状態に長い時間
保つので、その結果的12 ’lの排水量が確保される
小便洗浄位置においては、浮ゴム12がわずかしか引上
げられないので弁口2aの開口度が小さく、その結果少
量の水しか排水されない。
そして、そのとき操作レバー13を回動させている手を
放すと、浮ゴム12は操作レバー13から手を放すとほ
ぼ同時に弁口2aを閉塞する方向へ回動し、排水弁2に
密接して弁口2aを閉塞する。
よって、小便洗浄には約61の排水が必要であるにもか
かわらず、操作レバー13から手を放したと同時に弁口
2aが閉塞されるために約61の排水量が得られず、1
1以下の排水量しか得られない。
従って、便器の洗浄が不十分となるため、操作レバー1
3を回動させたままの位置にしばらく保持して弁口2a
を開口させておかなければならないため使用上不便であ
った。
そこで、操作レバー13を小便洗浄のときにも大便洗浄
側へ回動させ、小便洗浄には不必要な多量の水(約12
1)で便器を洗浄することが多く、水の無駄が多かった
本考案は、貯水タンク内に設けられた溢水管の上端部に
展装可能な倒立カップ形状に形成されたもので、筒状周
壁の上端部が閉塞され、かつ下端部から開口され、閉塞
端に近接して筒状周壁に貫通した通孔を有する内筒と、
その内筒が挿嵌される筒状周壁の上端部が閉塞され、か
つ下端部から開口された外筒とからなり、外筒へ内筒が
挿嵌され、かつその内筒の下部開口端が外筒の下部開口
端から突出し、内筒の内面と溢水管の外面との間に導水
路が形成され、外筒の内面と内筒の外面との間に空気導
入路が形成され、その空気導入路は内筒上端部に設けら
れた通孔で導水路へ連通されてなるもので、溢水管の−
L端部に冠装すれば小便洗浄時に溢水管との間でサイホ
ン作用を生じて定量の排水が行われるようにしている。
即ち、貯水タンク内の排水弁を小便洗浄側へ操作すると
、便器へ通じる導水管へ貯水タンク内の水が流下し、そ
の際溢水管内の圧力が貯水タンク内水面に作用する大気
圧よりも低くなるのでサイホン作用により貯水タンク内
の水は外筒と内筒との間の空気導入路及び内筒と溢水管
との間の導水路を通って溢水管に吸い込まれ、導水管を
通って便器へ排出される。
貯水タンク内の水位が低下して外筒の開口端から空気導
入路へ空気が連続的に吸い込まれるようになると、その
空気が溢水管内へ供給され、サイホン作用が解消される
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
実施例 1 第1図ないし第3図において、周知の貯水タンク1内の
排水弁2に植設された溢水管(オーバーフロー管)3の
上端部3aに冠装される内筒5は、筒状周壁5bの上端
が閉塞され、かつ下端が開口された倒立カップ形状をな
すものであって、その内径が溢水管3の外径よりも大き
く形成されて内筒5の内面と溢水管3の外面との間に流
路断面積の大きい導水路4が形成されている。
内筒5の上端には周壁5bよりも若干大径のフランジ部
5aが形成され、そのフランジ5aの下側に周壁5bを
貫通した通孔7が設けられている。
内筒5の閉塞端内面には、導水路4へ通じる導水路6が
ほぼ十字形状に形成され、導水路4が溢水管3の通水孔
3bへ通じている。
内筒5が挿嵌される外筒9は、筒状周壁9aの上端が閉
塞され、かつ下端が閉塞された倒立カップ形状をなすも
のであって、前記内筒5のフランジ部5aが嵌合するよ
うに形成され、周壁9aの内面と内筒5aの外面との間
に流路断面積が小さく狭隘な空気導入路8が形成されて
いる。
周壁9aには、上下に所要の間隔で空気導入路8へ通じ
るように空気導入孔10が設けられ、その空気導入孔1
0は埋栓11で゛閉塞されている。
埋栓11は空気導入孔10に空気が流通しないように閉
塞するもので、取外しが可能であり、小便洗浄に最低減
必要な量の水がサイホン作用により溢水管3へ吸い込ま
れるように、適当な位置の埋栓11を取外して使用て゛
きるようになっている。
図中、3bは溢水管3の通水孔、12は浮ゴj1.13
は浮ゴム12を作動させる操作レバー、14は導水管で
ある。
実施例 2 第4図ないし第6図において、溢水管3の上端部3aに
冠装される内筒16は、筒状周壁16 bの上端が閉塞
され、かつ下端が開口された倒立カップ形状をなすもの
であって、その内径が溢水管3の外径よりも大きく形成
されて内筒16の内面と溢水管3の外面との間に流路断
面積の大きい導水路15が形成されている。
内筒16の上端には周壁16 bよりも若干大径のフラ
ンジ部16 aが形成され、そのフランジ部16 aの
下側に周壁16 bを貫通した通孔18が設けられてい
る。
内筒16の閉塞端内面には、溢水管3の通水孔3bへ挿
嵌される円柱を縦方向に4つ割りにした形状の突軸17
が下向きに突設されている。
この内筒16は実施例1で説明した外筒9に挿嵌され、
内筒16の開口端16 Cは外筒9の開口端9bから所
要量突出されている。
外筒9の内面と内筒16の外面との間には流路断面積が
小さく狭隘な空気導入路8が形成されている。
実施例 3 第7図ないし第9図において、溢水管3の上端部3aに
冠装される内筒20は、筒状周壁20 bの」一端が閉
塞され、かつ下端が開口された倒立カップ形状をなすも
のであって、その内径が溢水管3の外径よりも大きく形
成されて内筒20の内面と溢水管3の外面との間に流路
断面積の大きい導水路19が形成されている。
内筒20の上端には周壁20 bよりも若干大径のフラ
ンジ部20 aが形成され、そのフランジ部20 aの
下側に周壁20 bを貫通した通孔23が設けられてい
る。
内筒20の閉塞端内面には、溢水管3の通気孔3bへ挿
嵌される突軸21が下向きに突設されている。
この突軸21は、外周面に縦方向の凹溝22が複数列形
成され、閉塞端に近い側の基部21 aは若干大径に形
成されて通水孔3bへ挿嵌さitないようになっている
この内筒20は実施例1で説明した外筒9に挿嵌され、
内筒20の開口端20 Cは外筒9の開口端9bから所
要量突出されている。
外筒9の内面と内筒20の外面どの間には流路断面積か
゛小さく狭隘な空気導入路8が形成されている。
前記排水装置は、溢水管3の上部開口端に冠装して使用
される。
操作レバー13を小便洗浄側へ回動させると、操作レバ
〜13の回動によって浮ゴム12が引上げられて排水弁
2から離れるので゛弁口2aが開口し、貯水タンク]内
の水が弁口2aを通って導水管14へ流出し、便器へ向
って流下する。
操作レバー13から手を離すと浮ゴム12は貯水タンク
1内の水圧によってこく短い時間で排水弁2に密着して
弁口2aを閉口するので、その弁口2aを通しての排水
は行われなくなる。
導水管12へ流出した水が導水管12の内部を満すよう
に流下すると、水の流下につれて溢水管3内の圧力が水
面に作用する大気圧よりも低くなるのでサイホン作用に
より貯水タンク1内の水は導水路4から溢水管3に吸い
込まれ、導水管14を通って便器へ排出される。
このとき、外筒9の内面と内筒5の外面との間に形成さ
れた狭隘な空気導入路8も導水管となり、その空気導入
路8からも若干の水が溢水管3に吸い込まれる。
サイホン作用によって貯水タンク1内の水が溢水管3へ
吸い込まれている間、水道管からの給水量よりも便器へ
の排水量の方が多いため水位が徐々に低下して外筒9の
下部開口端9bよりもさらに低下すると、今まで導水路
となっていた空気導入路8へ空気が吸い込まれるように
なり、通水’aBb内が大気圧と等しくなるためにサイ
ホン作用が解消される。
サイホン作用の解消により貯水タンク1内の水は溢水管
3に吸い込まれなくなり、従って便器への排水は終了す
る。
便器への排水量は満水時水位Hど、水位が低下して空気
導入路8に空気が吸い込まれてサイホン作用を生じなく
なる外筒下端に相当する水位H′との水位差り分である
から、排水量を少なくする場合には所望排水量に対応す
る位置の埋栓11を抜き取り、透孔10から空気が吸い
込まれるようにすればよい。
尚、前述したように内筒5は外筒9へ挿嵌されているだ
けであるから、内筒5に対し外筒9を引上げるように上
方へ摺動させることが可能で、外筒9を軸方向へ摺動さ
せると外筒9の下端開口端9bが満水時水位Hへ近づく
ので水位差分りが小さくなり排水量は少なくなる。
外筒9を上方へ摺動させる場合には内筒5に対する外筒
9の位置を無段階に変化させることができ、排水量も無
段階に変化させることができる。
実施例2及び実施例3における作用は実施例1に同しで
あり、溢水管3への取付は手段が異なるだけである。
尚、本考案の装置はサイホン作用を生じさせるために貯
水タンク1内の水が溢水管3へ吸い込まれるようになっ
ておればよく、溢水管3の上端部3aにねじ−[1・、
めその他の手段で取付けてもよい。
本考案は、上記の構成であるから、以下の利点を有する
(1)従来満水時水位をオーバーフローした水を排水す
るだけのために設けられていた溢水管に展装するだけで
、小便洗浄に必要な量の排水が行われるので便器の洗浄
を十分に行うことができる。
(2)排水量が増減できるので、小便洗浄に不必要な多
量の水で小便洗浄を行っていた従来に比べ節水効果が大
きく無駄が省かれ、経済的である。
(3)構造が簡単であるから安価に製作でき、溢水管へ
の取付けが簡単であるから既設の貯水タンクの溢水管へ
の取付けも可能で、素人にも簡単に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案−実施例を採用した貯水タンクの部分断
面図、第2図は第1図のA−A線矢視断面図、第3図は
第1図のB−B線矢視断面図、第4図は別の実施例の縦
断面図、第5図は第4図のCC線矢視断面図、第6図は
第4図のD−D線矢視断面図、第7図はさらに判例の縦
断面図、第8図は第7図のE−E線矢視断面図、第9図
は第7図のF−F線矢視断面図である。 主要部分の符号の説明 3・・・・・・溢水管、3a・
・・・・・上端部、3b・・・・・・通水孔、4・・・
・・・導水路、5,16゜20・・・・・・内筒、8・
・・・・・空気導入路、9・・・・・・外筒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 導水管を介して便器へ通じる弁口を有する排水弁が貯水
    タンク底部に設けられ、その貯水タンクに溢水管が植設
    され、排水弁の弁口を開閉する浮ゴムが排水弁に回動自
    在に取付けられ、貯水タンク上部側壁に操作レバーが大
    便洗浄位置と小便洗浄位置とへ回動自在に取付けられ、
    その操作レバーと前記浮ゴムとが連結された水洗便所用
    貯水タンクにおいて、 前記溢水管が挿嵌される筒状周壁の上端部が閉塞され、
    かつ下端部から開口され、閉塞部に近接して筒状周壁に
    貫通する通孔を有する内筒と、その内筒が挿嵌される筒
    状周壁の上端部が閉塞され、かつ下端部から開口された
    外筒とからなり、外筒へ内筒が挿嵌され、かつその内筒
    の下部開口端が外筒の下部開口端から突出し、内筒の内
    側と溢水管の外面との間に導水路が形成され、外筒の内
    面と内筒の外面との間に空気導入路が形成され、その空
    気導入路は内筒上端部に設けられた通孔で前記導水路へ
    連通さtE−てなる水洗便所用貯水タンクにおける排水
    装置。
JP13684779U 1979-10-03 1979-10-03 水洗便所用貯水タンクにおける排水装置 Expired JPS5845352Y2 (ja)

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JPS5655084U JPS5655084U (ja) 1981-05-13
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