JPH0512344U - アンチロツクブレーキ装置 - Google Patents

アンチロツクブレーキ装置

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JPH0512344U
JPH0512344U JP5937891U JP5937891U JPH0512344U JP H0512344 U JPH0512344 U JP H0512344U JP 5937891 U JP5937891 U JP 5937891U JP 5937891 U JP5937891 U JP 5937891U JP H0512344 U JPH0512344 U JP H0512344U
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伸弘 玉井
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株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常ブレーキ時の利き遅れがなくアンチロッ
ク制御時のきめ細かい増圧制御ができるアンチロックブ
レーキ装置を提供する。 【構成】 リターンチェックバルブ11を内蔵するピス
トン30はシリンダ空間21に移動自在で、主液通路3
に介在させた面積可変部材14の通路面積が大となる方
向にスプリング32でもって付勢されている。マスター
シリンダ側液圧とホイールシリンダ側液圧との差圧でも
ってピストン30は面積可変部材14の通路面積を小と
する方向に移動される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車等に用いられるアンチロックブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるアンチロックブレーキ装置としては、例えば実開昭61−305 9号公報に記載されたものが知られている。
【0003】 このものにおいては、マスターシリンダに発生したブレーキ液圧をブレーキ( ホイール)シリンダに導く主液通路の途中に、マスターシリンダと連通させてホ イールシリンダ液圧の昇圧を許容する昇圧許容状態と、ホイールシリンダをリザ ーバに連通させてホイールシリンダ液圧の下降を許容する降圧許容状態にとに切 換えが可能な電磁制御弁が設けられている。そしてこの電磁制御弁の上流側には 固定オリフィスが設けられ、アンチロック制御時における過剰な圧力変化を防止 して、きめ細かく制御せんとしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のものにあっては、固定オリフィスを用いているこ とから、次のような問題がある。
【0005】 すなわち、オリフィスを設けるのは、上述のように過剰な圧力変化を防止する ためであるが、これはアンチロック制御時には有効であるが、反面、アンチロッ ク制御を行っていない通常ブレーキ時にあっては、流通抵抗として作用するため 、絞り過ぎるとブレーキの利き遅れが生ずることになる。このような相反する条 件を満たすことは容易ではなく、いずれかの要求をある程度犠牲として妥協せざ るを得なかったのである。
【0006】 本考案の目的は、かかる従来の問題を解消し、通常ブレーキ時の利き遅れが生 ずることなく、アンチロック制御時のきめ細かい増圧制御を可能とするアンチロ ックブレーキ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案はブレーキ液圧を発生させるマスターシリ ンダと、ブレーキを作動させるホイールシリンダと、マスターシリンダに発生し たブレーキ液圧をホイールシリンダに導く主液通路と、該主液通路の途中に設け られ、主液通路を開閉制御する第1制御弁と、前記ホイールシリンダとリザーバ とを連通する減圧通路と、該減圧通路の途中に設けられ、減圧通路を開閉制御す る第2制御弁と、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げ、前記主液通路のマス ターシリンダと第1制御弁との間に供給するポンプと、前記第1制御弁をバイパ スする通路に設けられ、ホイールシリンダ側からマスターシリンダ側へのブレー キ液の流動は許容するが、逆方向の流動は阻止するリターンチェックバルブとを 含むアンチロックブレーキ装置において、前記リターンチェックバルブの前後の 圧力差に応動する差圧応動部材と、前記主液通路の途中に設けられ、前記差圧応 動部材により駆動されて、主液通路の通路面積を変える面積可変部材とを設けた ことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案によれば、アンチロック非制御時にあっては、第1制御弁は開状態で、 かつ、チェックバルブ前後の圧力差が生じていないので、面積可変部材は最大通 路面積状態にある。この状態でブレーキ動作が行われるとマスターシリンダに発 生したブレーキ液圧は速やかにホイールシリンダに導かれる。
【0009】 アンチロック制御が開始され第1制御弁が閉状態となった後、ホイールシリン ダの液圧が減圧されると、リターンチェックバルブ前後に圧力差が生じ、差圧応 動部材が差圧に応じて移動する。すると、面積可変部材が駆動され通路面積を減 少させる。
【0010】 そして、この状態で増圧信号が入力され第1制御弁が開状態となるが、主液通 路の通路面積が既に減少されているので、ホイールシリンダの圧力変化がきめ細 かく制御される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明する。
【0012】 図1に本考案にかかるアンチロックブレーキ装置の概略構成を示す。
【0013】 1はブレーキペダルの踏込みに応じてブレーキ液圧を発生させるマスターシリ ンダ、2は車輪の回転を抑制するブレーキを作動させるホイールシリンダ、3は マスターシリンダ1に発生したブレーキ液圧をホイールシリンダ2に導く主液通 路、4は主液通路3のホイールシリンダ2寄り3Aから分岐されリザーバ5に連 通された減圧通路である。6は、主液通路3に介在され第1制御弁としての常開 のインレットソレノイドバルブ、7は減圧通路に介在され第2制御弁としての常 閉のアウトレットソレノイドバルブである。
【0014】 そして、8はリザーバ5からインレットチェックバルブ9を介してブレーキ液 を汲み上げ、主液通路3のマスターシリンダ1とインレットソレノイドバルブ6 との間にアウトレットチェックバルブ10を介して戻すポンプである。なお、1 1はブレーキ解除時ホイールシリンダ2のブレーキ液圧を速やかに戻すためイン レットソレノイドバルブ6をバイパスするバイパス通路12に設けられたリター ンチェックバルブである。
【0015】 そして、13はリターンチェックバルブ11の前後の圧力差に応動する差圧応 動部材であり、主液通路3の途中でインレットソレノイドバルブ6の下流に設け られ、主液通路3の通路面積を変える面積可変部材14を駆動する。なお、15 は減圧通路4に設けられた固定オリフィス、16はフィルタである。
【0016】 次に、上述したリターンチェックバルブ11、差圧応動部材13および面積可 変部材14の具体的構成例の詳細を図2に基づき説明する。
【0017】 図2において、20は上述のインレット,アウトレットのソレノイドバルブ6 ,7やリザーバ5やポンプ8等が組込まれるアクチュエータブロックであり、左 右20A,20Bに分割形成されている。そして、本実施例においては、左右の アクチュエータブロック20A,20Bにまたがって形成されたシリンダ空間2 1にピストン30が移動可能に嵌装されている。シリンダ空間21の一端頂部に は突状空間21Aが連続して形成され、その先端に主液通路3のホイールシリン ダ2寄り通路3Aが、その側方にアウトレットソレノイドバルブ7に連通する減 圧通路4が、それぞれ開口形成されている。さらに、シリンダ空間21の一端側 部にはインレットソレノイドバルブ6に連通する主液通路3が、他端頂部にはマ スターシリンダ1に連通するバイパス通路12が、それぞれ開口形成されている 。
【0018】 また、ピストン30にはその中心部に段付貫通孔30Aが形成され、その大径 部側に前述のチェックバルブ11が内蔵されている。すなわち、11Aは中心部 に連通孔が形成されたバルブシート部材、11Bはボール弁体、11Cはセット スプリング、および11Dは中心部に連通孔が形成されセットスプリング11C の一端を支持するスプリングリテーナである。
【0019】 一方、ピストン30の一端は、その肩部が小径に加工されて小径肩部30Bと され、その外周に環状通路30Cが形成される。そして、この小径肩部30Bは 上述の突状空間21Aの内径よりも大径に加工され、貫通孔30Aと環状通路3 0Cとを連通する絞り通路30Dが形成されている。さらに、突状空間21内に は圧縮スプリング32が設けられ、ピストン30の頂部がシリンダ空間21の頂 壁21Bと所定距離離間し、所定の通路面積を確保するよう付勢している。
【0020】 しかして、ホイールシリンダ寄り通路3Aとマスターシリンダ1側バイパス通 路12に連通するシリンダ空間21内に設けられたピストン30,スプリング3 2でもって差圧応動部材13が構成され、また、シリンダ空間21の頂壁21B ,ピストン30の小径肩部30Bおよび絞り通路30Dでもって面積可変部材1 4が構成される。
【0021】 上記構成になる本実施例において、アンチロック制御が行なわれない通常ブレ ーキ状態時にあっては、両ソレノイドバルブ6および7への通電が行なわれず、 インレットソレノイドバルブ6は開、アウトレットソレノイドバルブ7は閉状態 にある。そして、差圧応動部材13は、リターンチェックバルブ11前後に差圧 がなくピストン30がスプリング32に付勢されているので、ピストン30の頂 部とシリンダ空間21の頂壁21Bとの間が大きく離間した状態にあり、環状通 路30Cをも含み主液通路3と同様の通路面積が確保されている。
【0022】 ここで、ブレーキ動作が行なわれると、マスターシリンダ1に発生したブレー キ液圧は、開状態にあるインレットソレノイドバルブ6、および図2に示す最大 通路面積状態にある面積可変部材14を介在させた状態の主液通路3を介してホ イールシリンダ2に及ぼされる。
【0023】 この図2に示す通常ブレーキ時に、アンチロック制御が作動し始めると、イン レットソレノイドバルブ6は通電され、マスターシリンダ1とホイールシリンダ 2との連通が遮断される。
【0024】 次に、ホイールシリンダ2を減圧すべく、アウトレットソレノイドバルブ7が 通電されると、ホイールシリンダ2の液圧が減圧通路4を介してリザーバ5に抜 かれる。すると、図2に示す状態にある差圧応動部材13のピストン30の頂面 に作用している圧力が低下することから、マスターシリンダ1側との差圧により 、図3に示すように、ピストン30は移動しスプリング32の付勢力と釣合う位 置で停止する。この差圧がきわめて大きいときは、小径肩部30Bがシリンダ空 間21の頂壁21Bに当接し、絞り通路30D以外の連通が無くなる。
【0025】 そして、上述のホイールシリンダ2の液圧の減圧の制御状態、あるいは保持制 御状態の後、再度、増圧制御状態になると、インレットソレノイドバルブ6の通 電が停止され、主液通路3からブレーキ液圧が及ぼされる。すると、この場合は ピストン30が差圧により移動した位置にあり、図3に示すように、主液通路3 は主に絞り通路30Cを介して連通されており、ホイールシリンダ2が急激に増 圧されることがない。
【0026】 なお、この状態でブレーキ動作が解除されると、マスターシリンダ1のブレー キ液圧が無くなり差圧応動部材13はそのピストン30がスプリング32により 初期位置に戻され、かつホイールシリンダ2からはリターンチェックバルブ11 のボール弁体11Bを開けてブレーキ液圧がマスターシリンダ1に戻されること になる。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、マスターシリンダ側液圧と ホイールシリンダ側液圧との差圧に応じて、主液通路の有効通路面積が変わるよ うにしたので、通常ブレーキ時の利き遅れがなくアンチロック制御時のきめ細か い増圧制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるアンチロックブレーキ装置の一
実施例を示す概略構成図である。
【図2】本考案の要部の一実施例を示す縦断面図であ
り、通常ブレーキ時を示す。
【図3】本考案の要部の一実施例を示す縦断面図であ
り、アンチロック制御時を示す。
【符号の説明】
1 マスターシリンダ 2 ホイールシリンダ 3 主液通路 6 インレットソレノイドバルブ(第1制御弁) 7 アウトレットソレノイドバルブ(第2制御弁) 11 リターンチェックバルブ 13 差圧応動部材 14 面積可変部材 30 ピストン 30D 絞り通路 32 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ液圧を発生させるマスターシリ
    ンダと、ブレーキを作動させるホイールシリンダと、マ
    スターシリンダに発生したブレーキ液圧をホイールシリ
    ンダに導く主液通路と、 該主液通路の途中に設けられ、主液通路を開閉制御する
    第1制御弁と、 前記ホイールシリンダとリザーバとを連通する減圧通路
    と、 該減圧通路の途中に設けられ、減圧通路を開閉制御する
    第2制御弁と、 前記リザーバからブレーキ液を汲み上げ、前記主液通路
    のマスターシリンダと第1制御弁との間に供給するポン
    プと、 前記第1制御弁をバイパスする通路に設けられ、ホイー
    ルシリンダ側からマスターシリンダ側へのブレーキ液の
    流動は許容するが、逆方向の流動は阻止するリターンチ
    ェックバルブとを含むアンチロックブレーキ装置におい
    て、 前記リターンチェックバルブの前後の圧力差に応動する
    差圧応動部材と、 前記主液通路の途中に設けられ、前記差圧応動部材によ
    り駆動されて、主液通路の通路面積を変える面積可変部
    材とを設けたことを特徴とするアンチロックブレーキ装
    置。
JP5937891U 1991-07-29 1991-07-29 アンチロックブレーキ装置 Expired - Lifetime JP2545413Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48113763U (ja) * 1972-03-29 1973-12-26
JPS6365279A (ja) * 1986-09-05 1988-03-23 吉本 良平 高湿度型冷蔵庫
JPH0327587U (ja) * 1990-06-27 1991-03-19

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JPH0327587U (ja) * 1990-06-27 1991-03-19

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