JPH0512339U - 車両のホイール回転数検出装置 - Google Patents

車両のホイール回転数検出装置

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JPH0512339U
JPH0512339U JP6691991U JP6691991U JPH0512339U JP H0512339 U JPH0512339 U JP H0512339U JP 6691991 U JP6691991 U JP 6691991U JP 6691991 U JP6691991 U JP 6691991U JP H0512339 U JPH0512339 U JP H0512339U
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JP
Japan
Prior art keywords
sensor ring
brake drum
sensor
brake
ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP6691991U
Other languages
English (en)
Inventor
和也 津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
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Publication of JPH0512339U publication Critical patent/JPH0512339U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の型式のブレーキドラムにレイアウトの
変更を要することなくしかもドラムブレーキ装置の大型
化を来たすことなくセンサリングを配設することが可能
であり、さらに、耐食性確保のための表面処理も必要最
少部分のみ(センサリングのみ)で済むような安価な構
成の車両のホイール回転数検出装置を提供する。 【構成】 センサ10に対応して配置されるセンサリン
グ1をブレーキドラム2とは別体に構成すると共に、前
記センサリング1を前記ブレーキドラム2の外周部に装
着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のホイール回転数検出装置に関し、更に詳しくは、ホイール回 転数検出用(或いは車速検出用)のセンサリングの配設構造に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
アンチロックブレーキシステム(ABS)、ナビゲーションシステム、トラク ションコントロールシステム等を備えた自動車には、ホイールと一緒に回転する センサリングと、このセンサリングの回転を検出するセンサとから成るホイール 回転数検出装置が配設されている。
【0003】 ところで、ドラムブレーキを具備する自動車にあっては、従来、前記センサリ ングを次のようにしてブレーキドラムに直接的に或いは間接的に配設するように しているのが実状である。
【0004】 すなわち、図3に示すようにブレーキドラム20に別体のホイールハブ21を ボルト締めにて結合するようなタイプの場合には、ホイールハブ21の先端部分 にセンサリング22を装着するようにしている。また、図4に示すようにボス部 23が一体成形されたいわゆるボス付ブレーキドラム24の場合には、ブレーキ ドラム24の側面を切削加工して多数の検出用歯部25を形成し、この切削部分 をセンサリング部として一体形成するようにしている。また、図5に示す如く、 ボス付ブレーキドラム24のボス部23の先端部分にセンサリング26を装着す るようなことも考えられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示す如くホイールハブ21にセンサリング22を取付け るようにした場合には、ブレーキドラム20の外周部にセンサリング12を取付 けるようにした場合に比べてセンサリング12は小型のもので済むが、ブレーキ ドラム20と別体のホイールハブ21を別個に用いる必要があるため、全体とし て大幅なコストアップを招来するという不具合がある。また、ベース車が「ボス 付ブレーキドラム」タイプのものであると、ブレーキドラムとホイールハブとが 別体のタイプのものにするには、レイアウトの変更が必要となり、新たな部品を 増設する必要がある。
【0006】 一方、図4に示す如くセンサリング部をブレーキドラム24に一体成形する場 合には、ブレーキドラム24の側面に歯部25を切削加工(歯切加工)する必要 があり、しかも歯部25は一般に高い加工精度が要求されるため、歯切加工費が 高くつく不都合がある。さらに、歯部25には耐食性が要求されるので、耐食性 確保のための表面処理を施す必要があるが、ボス付ブレーキドラム24の場合に はセンサリング部のみならずこのドラム24の全体を表面処理するようにしてい るのが実状である。従って、歯部25以外の不要な部分の表面処理を行っている ことになり、コスト的に不利なものとなっている。
【0007】 また、図3或いは図5にそれぞれ示すようにホイールハブ21或いはボス部2 3に別体のセンサリング22或いは26を装着するようにした場合には、ホイー ルハブ21又はボス部23を車輪軸に対して回転自在に支持するベアリングの直 径を或る程度大きく確保する必要があるため、センサリング22,26の収納ス ペースが限られてしまうこととなる。そのため、必然的に、ドラムブレーキ装置 の全体を大型にする必要が生じる。また、ブレーキドラム20の内部はホイール ハブ21又はボス部23の周辺にブレーキアッセンブリのインナパーツが隣接し ており、センサリング22,26を取付ける場合、これらのインナパーツとの干 渉を防ぐために、ブレーキシステムを大型化し、センサリング22,26の入る スペースを確保する必要がある。
【0008】 本考案は、このような種々の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的 は、どのようなタイプのブレーキドラムに対してもレイアウトの変更や歯切加工 を要することなく、センサリングの配設が可能であり、しかもドラムブレーキ装 置の大型化を来たすこともなく、さらに、耐食性確保のための表面処理も必要最 少部分のみで済むような安価な構成の車両のホイール回転数検出装置を提供する ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案ではセンサに対応して配置されるセンサ リングをブレーキドラムとは別体に構成すると共に、前記センサリングを前記ブ レーキドラムの外周部に装着するようにしている。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に付き図1及び図2を参照して説明する。
【0011】 本例においては、図1に示すように、センサリング1はブレーキドラム2とは 別個の別体品として構成されている。ここで、各部材の具体的な構成について述 べると、まず上述のブレーキドラム2は、図1に示すように、有底円筒部3の中 央箇所にボス部4を一体成形して成るものである。そして、前記有底円筒部3の 外周には複数のねじ孔5が形成されている。また、上述のセンサリング1は、図 1及び図2に示すように、外面に多数の歯部6aが形成されたリング状の被検出 部6と、この検出部6から同軸状に延設されかつ複数のねじ挿通孔7が形成され たリング状の取付部8とから構成されている。
【0012】 そして、図2に明示するように、センサリング1はブレーキドラム2の外周部 2aに取付けられるようになっている。すなわち、有底円筒部3の開口側端縁の 外周部分にセンサリング1が嵌合され、センサリング1の取付部8のねじ挿通孔 7を通してブレーキドラム2のねじ孔5に螺着されたねじ9にてねじ止めされて いる。
【0013】 一方、ホイールを回転自在に支持するナックル側(固定側)には、図2に示す ようにセンサ10が取付けられており、このセンサ10の検出部10aが、ブレ ーキドラム2の外周部に装着されたセンサリング1の歯部6aに所定間隔を隔て て対向配置されている。
【0014】 かくして、ホイールの回転に伴ってセンサリング1が回転すると、センサ10 の検出部10aの前方を横切る歯部6aの数が検出され、その検出結果に基いて 、ホイールの回転数,走行速度,走行距離等が演算により算出されるようになっ ている。
【0015】 このような構成のホイール回転数検出装置によれば、センサリング1をブレー キドラム2とは別体に構成しているので、ブレーキドラム2の歯切加工が不要と なり、センサリング1の装着部分すなわちブレーキドラム2の外周部のみの切削 加工で済む。さらに、耐食性確保のための表面処理も必要最少部分のみで済むと いう利点もある。本例の場合には、例えば、単品のセンサリング1のみダクロ処 理を実施すればよく、無駄な表面処理(ブレーキドラム2の表面処理)を施す必 要がなくなる。しかも、センサリング1は別体品であるため、ブレーキドラム2 に対するセンサリング1の取付位置の調整により、センサリング1の被検査部6 とセンサ10の検出部10aとの間のエアギャップを容易に調整することが可能 となり、ブレーキドラムに歯部を一体に設ける場合に比べて歯部6aの加工精度 を高く要求する必要がない。
【0016】 また、既述のセンサリング1を焼結品にすることが可能であり、この場合には 、歯切加工が不要となり、かつ、歯部6aの精度も充分に確保でき、コストダウ ンが可能となる。
【0017】 以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。 例えば、ボス付ブレーキドラム2に限らず、ブレーキドラムにホイールハブを組 付けるようなタイプの場合にも、レイアウトに何らの変更を要することなくセン サリング1の取付けを行なうことができる。
【0018】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、ブレーキドラムの外周に別体のセンサリングを取付け るようにしたものであるから、ブレーキドラムのタイプに関係なくしかもレイア ウトの変更(大型化等)を必要とせずにブレーキドラムへのセンサリングの取付 けを行なってホイール回転数検出装置を構成することが可能である。しかも、セ ンサリングを別体にしたので、ブレーキドラムに歯切加工を施す必要がなくなっ て製造が容易になると共に、耐食性確保のための表面処理を必要最少部分のみ、 すなわちセンサリングのみに行なうことが可能となって無駄な表面処理を行なわ ずに済ませることができる。さらに、センサリングが別体であるため、センサリ ングの取付位置の調整ひいてはセンサリングとセンサとの間のエアギャップが調 整可能となり、従来の如くセンサリングをブレーキドラムに一体に設けるように した場合に比べてブレーキドラムの加工精度が低くてもよいこととなる。その結 果、ブレーキドラムひいてはホイール回転数検出装置の製作が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るホイール回転数検出装置を構成す
るブレーキドラム及びセンサリングの分解斜視図であ
る。
【図2】前記ホイール回転数検出装置の要部の断面図で
ある。
【図3】センサリングの従来の取付例を示す分解斜視図
である。
【図4】センサリングをブレーキドラムに一体に成形し
た従来例を示す斜視図である。
【図5】センサリングの従来の別の取付例を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 センサリング 2 ブレーキドラム 5 ボス部 6 被検出部 6a 歯部 8 取付部 9 ねじ 10 センサ 10a 検出部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサに対応して配置されるセンサリン
    グをブレーキドラムとは別体に構成すると共に、前記セ
    ンサリングを前記ブレーキドラムの外周部に装着したこ
    とを特徴とする車両のホイール回転数検出装置。
  2. 【請求項2】 前記センサリングが焼結品であることを
    特徴とする請求項1に記載の車両のホイール回転数検出
    装置。
JP6691991U 1991-07-29 1991-07-29 車両のホイール回転数検出装置 Pending JPH0512339U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6691991U JPH0512339U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 車両のホイール回転数検出装置

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JP6691991U JPH0512339U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 車両のホイール回転数検出装置

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JPH0512339U true JPH0512339U (ja) 1993-02-19

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ID=13329871

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JP6691991U Pending JPH0512339U (ja) 1991-07-29 1991-07-29 車両のホイール回転数検出装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0668906U (ja) * 1993-03-11 1994-09-27 光洋精工株式会社 ハブユニット
KR100452758B1 (ko) * 2001-02-28 2004-10-14 주식회사 만도 디스크 브레이크
JP2009274862A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Kawasaki Heavy Ind Ltd クレーンの干渉防止装置
WO2020066201A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 本田技研工業株式会社 車輪構造

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JPWO2020066201A1 (ja) * 2018-09-28 2021-08-30 本田技研工業株式会社 車輪構造

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