JPH0512283Y2 - - Google Patents

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JPH0512283Y2
JPH0512283Y2 JP1990038078U JP3807890U JPH0512283Y2 JP H0512283 Y2 JPH0512283 Y2 JP H0512283Y2 JP 1990038078 U JP1990038078 U JP 1990038078U JP 3807890 U JP3807890 U JP 3807890U JP H0512283 Y2 JPH0512283 Y2 JP H0512283Y2
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monitoring electrode
concrete
reinforced concrete
monitoring
mounting jig
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は鉄筋コンクリート構造物電気防食工法
におけるモニタリング電極取付け装置に関する。
【従来の技術】
鉄筋コンクリート構造物の電気防食工法、すな
わち、鉄筋コンクリート構造物中の防食対象物で
ある鉄筋を陰極とし、これに、該構造物の表層部
内に設置した陽極からコンクリートを介し微弱な
DC電流を受入させて第一鉄イオン等の形成を防
止することにより、鉄筋の腐食を減少ないしは皆
無にする電気防食工法において、その防食効果を
確認するための電位変化量(分極量)の算定に
は、鉄筋に常時受入させている防食DC電流を切
つた直後の鉄筋電位(Instant−off電位)とその
電流を切つた後ほぼ安定状態になつた鉄筋電位
(例えば、ほぼ4時間後の鉄筋電位、すなわち、
off−4時間後電位)を測定し、後者と前者の差
を鉄筋の電位変化量(分極量)とするもので、 (off−4時間後電位)−(Instant−off電位)≧
100mvであれば防食効果ありとするのが一般的で
ある。 ところで、上記鉄筋電位の測定は、塩化銀電極
等のモニタリング電極を当該鉄筋コンクリート構
造物中に埋込み設置しておいて行つているもので
あり、その電極の設置は、具体的には、第5図に
示すように、コンクリート1を鉄筋2が剥き出し
になる深さであつてかつモニタリング電極3を設
置するのに必要な所要の大きさの空処4を得られ
るまではつり、その空処4内において、剥き出し
の鉄筋2を取付治具として、それにモニタリング
電極3をビニールフアスナー等の結束具5により
結着し、かつ、その空処4を修復モルタル4′の
打設充填により修復することによつて行つている
ものである。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、モニタリング電極3のセンサー部3′
と修復モルタル4′との密着性が悪いために測定
不能となることが多い、埋込み設置のため該モニ
タリング電極3の差し替え交換ができない、その
モニタリング電極3の埋込み設置に必要なコンク
リート1のはつり量が多くなる等の欠点があり、
しかもモニタリング電極3の特にセンサー部3′
の損傷等を防止するために空処4を修復するまで
の間十分に管理保護しておく必要があり、修復モ
ルタル4′の打設及び養生に手間がかかるという
欠点がある。 本考案の目的はかかる欠点を解消することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
本考案鉄筋コンクリート構造物電気防食工法に
おけるモニタリング電極取付け装置は、鉄筋コン
クリート構造物のコンクリート7に、内端をその
コンクリート7に埋設されている鉄筋8の近傍に
位置させるとともに、外端を該コンクリート7の
外面に位置させたモニタリング電極用取付治具を
埋設し、これにモニタリング電極11を外方から
着脱自在に取り付け得るようにしてなる。 上記において、モニタリング電極用取付治具を
内面に雌ねじ9′を刻設した合成樹脂製の取付筒
体9とし、またモニタリング電極11をその外周
面に雄ねじ11′を刻設したものとすること、あ
るいはモニタリング電極用取付治具をコンクリー
ト7に穿つた空処6に打設充填したモルタル10
に埋め込むようにするのが適当である。
【作用】 コンクリートに埋設されている鉄筋のInstant
−off電位等の測定は、該コンクリートに埋設の
モニタリング電極用取付治具にモニタリング電極
を外方から着脱自在に取り付けて慣行にしたがつ
て行うことができるもので、そのモニタリング電
極のセンサー部のコンクリートへの密着性がよい
ので該測定を確実に実施できるとともに、その測
定はモニタリング電極を必要に応じ適宜交換して
行うこともできる。
【実施例】
以下図示の実施例について説明する。 6は鉄筋コンクリート構造物のコンクリート7
に穿つた空処で、その内奥面は該コンクリート7
に埋設されている防食対象物である鉄筋8の近傍
に達している。 9は内面に雌ねじ9′を刻設した合成樹脂製の
取付筒体で、この取付筒体9は、その内端を空処
6の内奥面に当接するとともに外端を該空処6の
開口面すなわちコンクリート7の外面に一致させ
た状態において、その空処6に打設充填したモル
タル10に埋設され支持されている。 11は塩化銀電極等のモニタリング電極で、そ
れは、センサー部12側の外周面に刻設している
雄ねじ11′を雌ねじ9′に螺合することによつ
て、上記取付筒体9に着脱自在に取り付けられて
いる。 このようにして当該コンクリート7に対し着脱
自在に取り付けられたモニタリング電極11に
は、コンクリート7の外面にねじ等適宜の手段で
固定する覆筒13を被せてそれを保護し、かつま
た該モニタリング電極11のリード線14は、同
じくコンクリート7の外面にねじ等適宜の手段で
固定する保護管15内に挿通配線した所要の電位
測定装置の接続線に接続している。 鉄筋8のInstant−off電位等の測定は、上記モ
ニタリング電極11によつて慣行にしたがつて行
うものであるが、そのモニタリング電極11のセ
ンサー部12のコンクリート7への密着性がよい
ので該測定を確実に実施できるとともに、その測
定はモニタリング電極11を必要に応じ適宜交換
して行うこともできる。
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、本考案
装置によれば、鉄筋コンクリート構造物のコンク
リートに、内端をそのコンクリートに埋設されて
いる鉄筋の近傍に位置させるとともに、外端を該
コンクリートの外面に位置させたモニタリング電
極用取付治具を埋設しているから、このモニタリ
ング電極用取付治具にモニタリング電極を外方か
ら着脱自在に取り付けることによつて、そのコン
クリートに埋設されている鉄筋のInstant−off電
位等の測定を、そのモニタリング電極のセンサー
部のコンクリートへの密着性を確保して正確に実
施でき、かつ、その測定はモニタリング電極を必
要に応じ適宜交換して行うこともできる。 また、本考案装置は、モニタリング電極用取付
治具だけをコンクリート中に埋設しておき、モニ
タリング電極そのものは後でその治具に取り付け
るようにしたから、当該コンクリートのはつり量
が少なくて済むとともに、修復モルタル打設時に
おいてモニタリング電極に対し従来のようにこれ
を損傷しないよう保護管理する面倒等がないもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
モニタリング電極を取り付けようとしている状態
の要部断面図、第2図は同上の斜視図、第3図は
モニタリング電極を取り付けた状態の斜視図、第
4図はそのモニタリング電極の突出外端に覆筒を
被せた状態の斜視図、第5図は従来装置の要部断
面図である。 6……空処、7……コンクリート、8……鉄
筋、9……モニタリング電極用取付治具たる取付
筒体、9′……雌ねじ、10……モルタル、11
……モニタリング電極、11′……雄ねじ、12
……センサー部、13……覆筒、14……リード
線、15……保護管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 鉄筋コンクリート構造物のコンクリートに、
    内端をそのコンクリートに埋設されている鉄筋
    の近傍に位置させるとともに、外端を該コンク
    リートの外面に位置させたモニタリング電極用
    取付治具を埋設し、これにモニタリング電極を
    外方から着脱自在に取り付け得るようにしてな
    ることを特徴とする鉄筋コンクリート構造物電
    気防食工法におけるモニタリング電極取付け装
    置。 2 モニタリング電極用取付治具が内面に雌ねじ
    を刻設した合成樹脂製の取付筒体であり、モニ
    タリング電極がその外周面に雄ねじを刻設して
    なることを特徴とする請求項1記載の鉄筋コン
    クリート構造物電気防食工法におけるモニタリ
    ング電極取付け装置。 3 モニタリング電極用取付治具がコンクリート
    に穿つた空処内に打設充填したモルタルに埋め
    込まれていることを特徴とする請求項1または
    2記載の鉄筋コンクリート構造物電気防食工法
    におけるモニタリング電極取付け装置。
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JPH03128663U JPH03128663U (ja) 1991-12-25
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