JP3958105B2 - 落橋防止装置の施工方法と仮固定用シース組立体 - Google Patents

落橋防止装置の施工方法と仮固定用シース組立体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、橋梁等に設けられる落橋防止装置の取り付ける際の施工方法とそれに使用する仮固定用シース組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、落橋防止装置を例えば、橋台と橋桁との間に横架させて取り付けるには、従来例1として、図8(A)に示すように、橋台側の定着部は、当該橋台26のパラペット26aの一部を貫通させて、その背面に定着ナットでケーブル22を定着させるものであり、まず、橋台26を施工し、次に、橋桁24を橋台間に架設した後に、落橋防止装置の定着部材25を橋桁に固定し、ケーブル22を測長して架設して前記両定着部間に定着させる。その後に、前記パラペット26aの背面にコンクリート等を打設して埋め戻している。
【0003】
また、従来例2として、図8(B)に示すように、橋台26等の下部工と、橋桁等の上部工とが、例えば、年度を跨いで発注されて時期的に間隔を置いて施工される場合には、下部工の施工時に予め落橋防止装置用のケーブル22を取り付けておくことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例1の場合には、下部工の躯体施工が完了しても、パラペット背面の埋め戻しができず、上部工の施工完了を待って前記パラペット背面の埋め戻しが行われるので、下部工と上部工との施工者が異なる場合には、いずれの施工者が前記パラペット背面の埋め戻しを行うかで問題となる。また、前記従来例2の場合には、落橋防止装置用のケーブルを長期間、垂れ下がったままに放置することになって、品質管理上好ましくなく、更に、上部工の施工の際には、前記ケーブルを上部工の所定の位置に挿入しつつ架設することが極めて困難であるという課題がある。
【0005】
このほか、図8(C)に示すように、上部工のホーロー(hollow)スラブ桁27内(ボイド内部)にケーブルを挿通させることの多い橋梁形式では、ケーブルの取り替えが困難であって、予期せぬ大地震が発生した場合、若しくは、桁に別段異常が見受けられない場合でもケーブル取替えのために桁を壊すことになり、現実には困難であるという課題がある。
本発明に係る落橋防止装置の施工方法と仮固定用シース組立体は、このような課題を解消するために提案されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る落橋防止装置の施工方法の上記課題を解決するための要旨は、表裏面に貫通するケーブル挿通孔を有する支圧板と、該支圧板の片側面に固着されるシースと、前記支圧板の他側面に前記ケーブル挿通孔に位置合わせして固定されケーブルを定着させる定着部材と、該定着部材をカバーして前記支圧板の他側面に固定されるキャップとを少なくとも有してなる落橋防止装置の仮固定用シース組立体を形成し、前記仮固定用シース組立体を前記シースの開口側端部を型枠に固定することで型枠内に装着し、前記型枠内にコンクリートを打設し該コンクリートが硬化した後に、前記型枠を脱型させて前記シース開口側端部を開口させ、前記開口側端部からケーブルを差込み前記定着部材に定着させることにより落橋防止装置を取り付け、前記仮固定用シース組立体には、定着部材のケーブル嵌合部を防錆するための防錆手段が当該定着部材に着脱自在に嵌合されていて、ケーブルを定着部材に定着させる際に前記防錆手段が撤去されることである。
【0007】
また、シース開口部から定着部材へと差し込まれるケーブルは、その表面に差込量適正位置を示すマークが設けられていて、該マークが所定の位置に到達するまで差し込むことを含むものである。
【0008】
表裏面に貫通するケーブル挿通孔を有する支圧板と、該支圧板の片側面に固着されるシースと、前記支圧板の他側面に前記ケーブル挿通孔に位置合わせして固定されケーブルを定着させる定着部材と、該定着部材をカバーして前記支圧板の他側面に固定されるキャップとを少なくとも有してなり、前記定着部材に取着された仮固定用マンションと、該仮固定用マンションに先端部が固定され後端部がシース開口部から外部に突出して延伸された仮固定用芯棒と、該仮固定用芯棒の後端部を孔から外部へと挿通させると共に型枠に当該仮固定用シース組立体を支持させるための押さえプレートと、が設けられていることである。
【0010】
本発明に係る落橋防止装置の施工方法と、その施工に使用する仮固定用シース組立体とによれば、予め仮固定用シース組立体が形成されて、該仮固定用シース組立体が橋台等の下部工で形成されるコンクリート躯体に埋設されるので、該コンクリート躯体の埋め戻しを直ちに施工することができるようになる。よって、上部工の橋桁や箱桁の施工完了を待機して待つ必要が無くなる。
また、ケーブルの取り替えが、片側の一方向から施工できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る落橋防止装置の施工方法と、その施工方法に使用される仮固定用シース組立体について図面を参照して説明する。なお、発明の理解を容易にするため従来例に対応する部分には従来例と同一符号を付けて説明する。
【0012】
本発明の落橋防止装置の施工方法に使用される仮固定用シース組立体1について説明する。該仮固定用シース組立体1は、図1に示すように、表裏面に貫通するケーブル挿通孔2aを有する金属製の矩形平板体である支圧板2がある。
【0013】
前記支圧板2において、便宜的に図1(A)の左側面を裏面2bとし、右側面を表面2cとすると、片側面の表面2cに鋼製のトランペットシース(以下、シース)3が溶接手段により固着されている。該シース3は、両端部が開口した筒体であり、図示のように、右端に向かって拡径して開口されている。
【0014】
前記支圧板2の裏面2bには、前記ケーブル挿通孔2aに位置合わせして固定されケーブルを定着させる定着部材である定着ナット4が設けられている。該定着ナット4は、支圧板2に回転しないように位置固定され、かつ、脱落しないように保持されるものであるので、図1に示すように、平板体に定着ナット4の外形に合わせた六角孔5aを有して周り止め用となる固定プレート5と、脱落防止のためのケーブル挿通孔6aが設けられナット頭部に当接する押さえプレート6と、これらを前記支圧板2に固定する公知手段としてのボルト7・ナット8とが用いられて、支圧板2にネジ孔若しくは挿通孔が所要数設けられている。このほか、全ネジ棒7aを支圧板2に溶接等で立設して、ナット8で締結したり、前記定着ナット4を支圧板2に溶接手段で溶着して固定したりしても良い。
【0015】
更に、支圧板2の裏面側に、前記定着ナット4を保護する鋼製キャップ9が設けられる。このキャップ9は、一端側開口部のフランジ部9aに、例えば、4箇所にボルト孔が設けられ、対応する支圧板2の位置にネジ孔が設けられ、ボルト7により締結されて固定される。なお、前記フランジ9aと支圧板2との間に、ゴム製等で止水用のパッキン10が介装される。
【0016】
前記定着ナット4には、該定着ナット4のネジ部を防錆するための防錆手段として、仮固定用マンション11が螺着される。当該マンション11の表面は、亜鉛・アルミニウム擬合金常温溶射によりメッキされていて、高耐久性が確保されている。更に、該仮固定用マンション11の先端部には、作業性を向上させキズ付きを防止するガイドキャップ12が被着されている。そして、前記仮固定用マンション11に溶接手段によって先端部が固定され、且つ、後端部がシース開口部から外部に突出して延伸された仮固定用芯棒13が設けられる。
【0017】
前記仮固定用芯棒13は、この仮固定用シース組立体1の外部から前記仮固定用マンション11を定着ナット4に、螺着若しくは脱着させるためのものである。この仮固定用芯棒13の後端部にはネジ部13aが刻設されている。
【0018】
前記仮固定用芯棒13の後端部を、中央部に設けた孔から外部へと挿通させると共に、型枠に仮固定用シース組立体1を支持させるための金属製の押さえプレート14が設けられる。該押さえプレート14は、前記仮固定用芯棒13の後端部を挿通させる孔が略中央部に設けられた平板体の外側プレート14aと、シース開口部と略同じ大きさの開口孔が設けられ、図1(C)に示すように、型枠に内側から外側にネジ部15aを突出させるボルト15がその頭部を溶接等することで固着してある内側プレート14bとからなる。
【0019】
前記外側プレート14aと内側プレート14bとにより型枠をその間に挟装して、この仮固定用シース組立体1を型枠の内壁面に取り付けるものである。
前記ネジ部13aには、図1(A),(c)に示すように、ナット16が締結されて、前記外側プレート14aがシース開口部を閉蓋して内部を保護し、該外側プレート14aに前記内側プレート14bがナット17により取り付けられる。この状態に組み立てられたものが図1に示す仮固定用シース組立体1であり、工場にて予め組み立てられるものである。
【0020】
こうして、本発明に係る仮固定用シース組立体1が工場にて組み立てられた後に、橋台のパラペット若しくはホーロー(hollow)スラブ桁等に施工して落橋防止装置Aを取り付ける施工方法を説明する。図2に示すように、コンクリート躯体用の端部型枠18に、前記仮固定用シース組立体1を取り付ける。
【0021】
前記端部型枠18には、仮固定用芯棒13の後端部を挿通させる孔と、ボルト15のネジ部を挿通させる取付孔が所定の位置に所要数設けられている。
【0022】
工場から現場に搬入された前記仮固定用シース組立体1から、ナット16及びナット17を外すことにより、外側プレート14aを外す。そして、前記端部型枠18に、内側プレート14bのボルト15及びネジ部13aを該端部型枠18の取付孔にそれぞれ内側から挿通させて型枠の外側に突出させ、該突出したネジ部13a,15aに前記外側プレート14aを嵌装させ、且つ、ナット16及びナット17を締結することで、仮固定用シース組立体1を取り付けるものである。
【0023】
このように、端部型枠18を押さえプレート14で挟装して略直交方向に仮固定用芯棒13を設置するので、当該仮固定用芯棒13(本設ではケーブル)の軸心が所定の勾配の範囲内に収まるように、前記押さえプレート14には勾配調節に適したフィラープレートが使用される。
【0024】
その後、図2に示すように、端部型枠18の内側にコンクリート19を打設する。該打設したコンクリート19が所要強度に硬化して、例えば、パラペットが構築された後に、このパラペット背面の埋め戻しを行う。
【0025】
そして、図3(A),(B)に示すように、仮固定用芯棒13のネジ部13aに、ナット20を螺着して、ナット16とともにWナットにする。そして、図3(C)に示すように、前記ナット16をレンチ21で左回りに回転させて、仮固定用芯棒13を同時に左回りに回転させることで、マンション11を定着ナット4から外す。
【0026】
その後、ナット17をボルト15のネジ部15aから外し、端部型枠18を脱型させるとともに、外側プレート14a及び前記マンション11をトランペットシース3から取り出す。シース3の開口側端部が開口される。こうして、図4に示す状態となる。
【0027】
なお、上記下部工の施工が完了した後、上部工の施工をするまでに期間が空く場合には、下部工の者が、端部型枠18を外しておくが、防錆対策として仮固定用芯棒13は外さないでおく。そして、外側プレート14aをシース開口部に再び取り付けて養生しておく。その後、上部工の者が、施工する際に、前記外側プレート14、仮固定用芯棒13を取り外すものである。
【0028】
次に、コンクリート19の躯体表面から突出して残っているネジ部15aは、切断する。そして、上部工において、鋼製桁等の橋桁を架設した後に、図5に示すように、落橋防止装置におけるケーブル22をシース開口部から差し込む。このケーブル22の先端部のマンション22aを、ガイドキャップ22bに導かせながら定着ナット4に螺着させる。
【0029】
ケーブル22のねじ込み程度は、前記ガイドキャップ22bの先端部がキャップ9の壁面に当接した時点で停止させるが、その目安として、ケーブル22の表面に、差込量適正位置を示すマーク22cが施されている。このマーク22cが、シース開口端部等の所定の位置に達したときに、ケーブル22のねじ込みを完了させるものである。
【0030】
なお、前記ケーブル22を定着ナット4に螺着させるためにねじ回すには、図6に示すように、ケーブル他側端部のマンション22dにパイロットキャップ23を装着して、該パイロットキャップ23の回転用孔23aに剛性な棒状のものを差し込んでそれを回転させることで行うものである。
【0031】
こうして、ケーブル22を、その一端部をコンクリート19の躯体に先行して埋設された仮固定シース組立体1に、後施工の橋桁24側から差し込んで装着し、更に、後端部を橋桁24側の定着部材25にも装着して、図7に示すように、落橋防止装置Aの施工を完了させる。
【0032】
そして、前記ケーブル22が地震等で損傷したときや期間経過により取り替える場合には、マンション22dにWナットを付けてレンチで回して、定着ナット4からマンション11を外したり、または、ケーブル22の中間部を圧握して掴み、該ケーブル22を回して定着ナット4からマンション11を外したりして、ケーブル22を仮固定シース組立体1から引き抜くものである。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る落橋防止装置の施工方法は、表裏面に貫通するケーブル挿通孔を有する支圧板と、該支圧板の片側面に固着されるシースと、前記支圧板の他側面に前記ケーブル挿通孔に位置合わせして固定されケーブルを定着させる定着部材と、該定着部材をカバーして前記支圧板の他側面に固定されるキャップとを少なくとも有してなる落橋防止装置の仮固定用シース組立体を形成し、前記仮固定用シース組立体を前記シースの開口側端部を型枠に固定することで型枠内に装着し、前記型枠内にコンクリートを打設し該コンクリートが硬化した後に、前記型枠を脱型させて前記シース開口側端部を開口させ、前記開口側端部からケーブルを差込み前記定着部材に定着させることにより落橋防止装置を取り付け、前記仮固定用シース組立体には、定着部材のケーブル嵌合部を防錆するための防錆手段が当該定着部材に着脱自在に嵌合されていて、ケーブルを定着部材に定着させる際に前記防錆手段が撤去されるので、上部工によって後施工される桁側からケーブルを装着できるようになり、例えば、パラペット背面の埋め戻しを下部工において施工できるようになり、また、箱桁に落橋防止装置の一部をセットする場合でも、ケーブルの取り替えが可能となると言う優れた効果を奏するものである。
【0034】
更に、仮固定シース組立体は工場にて予め組み立てて用意されるので、シースと支圧板との直交性を、ケーブル挿入時まで維持できる等、組立精度を一定の品質に保つことができる。
【0035】
前記仮固定用シース組立体には、定着部材のケーブル嵌合部を防錆するための防錆手段が当該定着部材に着脱自在に嵌合されていて、ケーブルを定着部材に定着させる際に前記防錆手段が撤去されるので、定着部材の防錆処理がケーブル挿入時まで維持されると言う優れた効果を奏するものである。
更に、シース開口部から定着部材へと差し込まれるケーブルは、その表面に差込量適正位置を示すマークが設けられていて、該マークが所定の位置に到達するまで差し込むので、ケーブル装着の作業性も向上すると言う優れた効果を奏するものである。
【0036】
本発明に係る仮固定シース組立体は、表裏面に貫通するケーブル挿通孔を有する支圧板と、該支圧板の片側面に固着されるシースと、前記支圧板の他側面に前記ケーブル挿通孔に位置合わせして固定されケーブルを定着させる定着部材と、該定着部材をカバーして前記支圧板の他側面に固定されるキャップとを少なくとも有してなり、前記定着部材に取着された仮固定用マンションと、該仮固定用マンションに先端部が固定され後端部がシース開口部から外部に突出して延伸された仮固定用芯棒と、該仮固定用芯棒の後端部を孔から外部へと挿通させると共に型枠に当該仮固定用シース組立体を支持させるための押さえプレートと、が設けられているので、落橋防止装置におけるケーブルを片側から差し込んで装着できるようになり、下部工と上部工との施工業者が異なっていても、パラペット背面の埋め戻しを上部工の施工を待つことなく先行して行うことができると言う優れた効果を奏するものである。
【0037】
また、前記仮固定用シース組立体は、定着部材に取着された仮固定用マンションと、該仮固定用マンションに先端部が固定され後端部がシース開口部から外部に突出して延伸された仮固定用芯棒と、該仮固定用芯棒の後端部を孔から外部へと挿通させると共に型枠に当該仮固定用シース組立体を支持させるための押さえプレートとが設けられているので、仮固定用マンションによって定着部材の防錆処理が確保されるとともに、仮固定用芯棒によって外部から前記仮固定用マンションを脱着させることができ、型枠内に取付け固定してコンクリート躯体に埋設させることができると言う優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る仮固定シース組立体1の断面図(A)、同側面図(B)、同一部拡大した断面図(C)である。
【図2】同本発明に係る仮固定シース組立体1を型枠内にセットしてコンクリートを打設した状態の断面図である。
【図3】同本発明に係る落橋防止装置の施工方法を説明するものであり、仮固定シース組立体1がコンクリート躯体に埋設された状態で、ネジ部13aにWナットを取り付けた説明図(A)、Wナット部分の拡大正面図(B)、同レンチ21でWナットのうちナット16を回してマンション11を脱着させる様子を示す説明図(C)である。
【図4】同本発明に係る仮固定シース組立体1において、マンション11を取り外した状態の断面図である。
【図5】同本発明に係る仮固定シース組立体1において、ケーブルをシース開口部から差し込む様子を示す説明図である。
【図6】ケーブル22をねじ回す様子を示す説明図である。
【図7】本発明に係る仮固定シース組立体1を用いて落橋防止装置を取り付けた状態の側面図である。
【図8】従来例に係る、落橋防止装置の取付形態を示す説明図(A),(B),(C)図である。
【符号の説明】
1 仮固定シース組立体、 2 支圧板、
2a ケーブル挿通孔、 2b 裏面、
2c 表面、 3 トランペットシース、
4 定着ナット、 5 固定プレート、
5a 六角孔、 6 押さえプレート、
7 ボルト、 7a 全ネジ棒、
8 ナット、 9 鋼製キャップ、
10 パッキン、 11 仮固定用マンション、
12 ガイドキャップ、 13 仮固定用芯棒、
13a ネジ部、 14 押さえプレート、
14a 外側プレート、 14b 内側プレート、
15 ボルト、 15a ネジ部、
16 ナット、 17 ナット、
18 端部型枠、 19 コンクリート、
20 ナット、 21 レンチ、
22 ケーブル、 22a マンション、
22b ガイドキャップ、 22c マーク、
22d マンション、 23 パイロットキャップ、
24 橋桁、 25 定着部材、
26 橋台 A 落橋防止装置。

Claims (3)

  1. 表裏面に貫通するケーブル挿通孔を有する支圧板と、該支圧板の片側面に固着されるシースと、前記支圧板の他側面に前記ケーブル挿通孔に位置合わせして固定されケーブルを定着させる定着部材と、該定着部材をカバーして前記支圧板の他側面に固定されるキャップとを少なくとも有してなる落橋防止装置の仮固定用シース組立体を形成し、
    前記仮固定用シース組立体を前記シースの開口側端部を型枠に固定することで型枠内に装着し、
    前記型枠内にコンクリートを打設し該コンクリートが硬化した後に、前記型枠を脱型させて前記シース開口側端部を開口させ、
    前記開口側端部からケーブルを差込み前記定着部材に定着させることにより落橋防止装置を取り付け、
    前記仮固定用シース組立体には、定着部材のケーブル嵌合部を防錆するための防錆手段が当該定着部材に着脱自在に嵌合されていて、ケーブルを定着部材に定着させる際に前記防錆手段が撤去されること、
    を特徴とする請求項1に記載の落橋防止装置の施工方法。
  2. シース開口部から定着部材へと差し込まれるケーブルは、その表面に差込量適正位置を示すマークが設けられていて、該マークが所定の位置に到達するまで差し込むこと、
    を特徴とする請求項1に記載の落橋防止装置の施工方法。
  3. 表裏面に貫通するケーブル挿通孔を有する支圧板と、該支圧板の片側面に固着されるシースと、前記支圧板の他側面に前記ケーブル挿通孔に位置合わせして固定されケーブルを定着させる定着部材と、該定着部材をカバーして前記支圧板の他側面に固定されるキャップとを少なくとも有してなり、
    前記定着部材に取着された仮固定用マンションと、該仮固定用マンションに先端部が固定され後端部がシース開口部から外部に突出して延伸された仮固定用芯棒と、該仮固定用芯棒の後端部を孔から外部へと挿通させると共に型枠に当該仮固定用シース組立体を支持させるための押さえプレートと、が設けられていること、
    を特徴とする落橋防止装置の仮固定用シース組立体。
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