JPH0511899U - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

Info

Publication number
JPH0511899U
JPH0511899U JP4447391U JP4447391U JPH0511899U JP H0511899 U JPH0511899 U JP H0511899U JP 4447391 U JP4447391 U JP 4447391U JP 4447391 U JP4447391 U JP 4447391U JP H0511899 U JPH0511899 U JP H0511899U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
inverse
fastener
pad material
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4447391U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2559038Y2 (ja
Inventor
則生 川嶋
尚幸 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP4447391U priority Critical patent/JP2559038Y2/ja
Publication of JPH0511899U publication Critical patent/JPH0511899U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2559038Y2 publication Critical patent/JP2559038Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバース面を有するパッドにも、凹凸パッ
ド材を採用することができる車両用シートを提供せんと
するものである。 【構成】 パッド11のインバース面11aにおける必
要部位に溝部12を形成し、そこに凹凸パッド材14を
取付けたので、その突起15によってソフトな着座感を
得ることができる。そして、溝部12以外の部位に設け
た面ファスナ13でトリムカバー5をインバース面11
aに沿った状態で取付けることができる。突起15の実
質的部分15aが面ファスナ13よりも突出しているの
で、ソフトな着座感は面ファスナ13により損なわれな
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両用シート、特にパッド表面にインバース面を凹設したタイプの 車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用シートとしては、例えば図3〜図5に示すようなものが知られて いる〔日産自動車株式会社昭和63年5月発行“サービス周報”第599号のD −50頁参照〕。
【0003】 1が自動車のリヤシートで、シートクッション2とシートバック3とから構成 されている。以下、シートバック3を代表して説明する。シートバック3は、図 4に示す如く、図示せぬフレームにて支持されるパッド4と、そのパッド4を覆 うトリムカバー5とを備えている。このパッド4はウレタンフォームによる一体 成形品であり、一部に引出式アームレスト(図示せぬ)の収納部6や、剛性確保 のための高密度部7等が設けられている。また、トリムカバー5の裏面には、後 述する面ファスナ8用の起毛トリム5aが設けられている。
【0004】 そして、前記パッド4の表面のうち、乗員の背中が接触する中央部位は、ぴっ たりとしたフィット感を得るために、左右の部位よりも凹ませたインバース面4 aとしてある。このインバース面4aには、いわゆる“マジックテープ(商品名 )”と称されるような2本の面ファスナ8が上下方向に沿って貼着してあり、そ の面ファスナ8に前記トリムカバー5裏面の起毛トリム5aを付着させることに より、トリムカバー5をインバース面4aの凹形状に沿わせた状態で取付けてあ る。
【0005】 インバース面4aを有するパッド4を採用する場合には、前記の面ファスナ8 の存在がどうしても不可欠となる。なお、インバース面を有しないタイプのパッ ドの場合は、トリムカバーが特にパッドの表面から浮き上がることがないため、 前記のような面ファスナは不要である。
【0006】 また、一方で、図5に示す如き、表面に多数の突起9を加工(プロファイルカ ット)した凹凸パッド材10が知られている。すなわち、パッドの表面にこの凹 凸パッド材10を貼着し、凹凸パッド材10に形成された多数の突起9で乗員の 背中を受け止め、ソフトな着座感を得ようとするものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような凹凸パッド材10の表面には図示のように多数の突 起9が形成されているため、そこに前述のような面ファスナ8を接着することが できない。このため、面ファスナ8が不可欠となる前述の図4の如きインバース 面4aを有するタイプのパッド4にはこの凹凸パッド材10を採用することがで きない。つまり、この凹凸パッド材10は、表面に特にインバース面4aを凹設 しない通常タイプのパッドにしか用いることができない。このように、今までは インバース面4aを有するタイプのパッド4の場合には、凹凸パッド材10を用 いてソフトな着座感を得ることができない。
【0008】 この考案はこのような従来の技術に着目してなされたものであり、インバース 面を有するパッドにも凹凸パッド材を採用でき、インバース面によるぴったりと したフィット感と、凹凸パッド材によるソフトな着座感の両方を得ることができ る車両用シートを提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る車両用シートは、上記の目的を達成するために、インバース面 の必要部位に溝部を形成すると共に該溝部以外の部位にカバー取付け用の面ファ スナを設け、そして前記各溝部内に、多数の突起が表面に形成された凹凸パッド 材を、その突起の実質的部分を前記面ファスナよりも突出させた状態で、取付け たものである。
【0010】 ここで、「突起の実質的部分」としたのは、突起の先端だけが形式的に面ファ スナよりも突出しているような場合を排除する意味であり、ソフトな着座感を得 るに足りる突起部の実質的部分が面ファスナよりも突出した状態となっていなけ ればならないことを示しているものである。
【0011】
【作用】
パッドのインバース面における必要部位に溝部を形成し、そこに凹凸パッド材 を取付けたので、その部位において凹凸パッド材特有のソフトな着座感を得るこ とができる。そして、前記溝部以外の部位に面ファスナが設けられているため、 この面ファスナにてカバーをインバース面に沿った状態で取付けることができる 。しかも、凹凸パッド材は突起の実質的部分が面ファスナよりも突出した状態と されているため、乗員の身体には凹凸パッド材の突起が主に当接し、面ファスナ が当接しないので、突起によるソフトな着座感が面ファスナによって損なわれる ようなこともない。
【0012】
【実施例】
以下この考案の好適な実施例を図1及び図2に基づいて説明する。尚、従来と 共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】 この実施例に係るパッド11には、そのインバース面11aに3本の溝部12 が縦に形成されている。そして、この3本の溝部12の間の部位に帯状の面ファ スナ13がそれぞれ一体的に設けられている。すなわち、このパッド11を金型 で製造する際に、予め面ファスナ13を金型内の所定位置にセットしておき、パ ッド11の発泡成形と同時に面ファスナ13を前記部位へ接着せしめたものであ る。
【0014】 そして、14が凹凸パッド材で、各溝部12内へ取付けるべく3本用意されて おり、各凹凸パッド材14がそれぞれ対応する溝部12内へ接着により取付けら れている。この凹凸パッド材14は溝部12内へ取付けられら状態において、そ の突起15が面ファスナ13よりも約15mm程度(実質的部分15a)突出す るようにしてある。
【0015】 この凹凸パッド材14(溝部12)の間の部位には、面ファスナ13が一体的 に設けられているため、この面ファスナ13にトリムカバー(カバー)5裏面の 起毛トリム5aを付着させることにより、トリムカバー5をインバース面11a に沿った状態で取付けることができる。このように、トリムカバー5の取付けを 、その裏面の起毛トリム5aと面ファスナ13との付着だけで行なえ、トリムカ バー5の裏面に引き部やその他の布片を縫付ける必要がないため、トリムカバー 5自体の製作も大変に容易となり、パッド11へも取付作業も簡単となる。
【0016】 また、前述のようにして凹凸パッド材14を取付けたパッド11のインバース 面11aは、その大半が凹凸パッド材14の突起15となるため、インバース面 11aによるぴったりとしたフィット感と同時に、突起15によるソフトな着座 感も得られるようになる。しかも、前述のように突起15の実質的部分15aが 面ファスナ13よりも突出しているため、乗員の背中はトリムカバー5を介して 凹凸パッド材14の突起15にしか当接せず、面ファスナ13がトリムカバー5 を介して乗員に背中に当接するようなことはない。従って、突起15がトリムカ バー5を介して乗員の背中に当たることによって生ずる従来のようなソフトな着 座感が面ファスナ13により阻害されるようなこともない。
【0017】 尚、以上の説明において、溝部12を縦に3本形成したが、3本に限定される ことはない。また、溝部は横に形成しても良い。更に、この上記実施例では、自 動車のリヤシートにおけるシートバックのパッドを代表して説明したが、シート クッションのパッド、ヘッドレストのパッドにも適用できる。また、フロントシ ートのシートバック及びシートクッションにも適用できる。更に、自動車のシー トに限定されるものでもなく、車両のシート全般に適用可能である。要は、シー トを構成するパッドにトリムカバー(カバー)が配されている場合の全てに適用 される。加えて、面ファスナを設ける部位は、溝部の間の部位に限定されず、溝 部以外の部位であってカバーをインバース面に沿った状態で取付けることができ るパッド表面上の部位であれば、どこでも良い。
【0018】
【考案の効果】
この考案に係る車両用シートは、以上説明して如き内容のものなので、インバ ース面によるぴったりとしたフィット感と同時に、凹凸パッド材の突起によるソ フトな着座感も得られるようになる。しかも、突起の実質的部分が面ファスナよ りも突出しているため、面ファスナが乗員身体へ当接することはなく、凹凸パッ ド材によるソフトな着座感が阻害されることはない。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】凹凸パッド材を取付けた状態を示す図2中矢示
SA−SA線に沿う断面図である。
【図2】この考案の一実施例に係るリヤシートのパッド
の概略中央より左側のみを示す斜視図である。
【図3】従来のリヤシートのパッドの概略中央より左側
のみを示す斜視図である。
【図4】図3中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図5】凹凸パッド材を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 パッド 11a インバース面 12 溝部 13 面ファスナ 14 凹凸パッド材 15 突起 15a 実質的部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを構成するパッド表面にインバー
    ス面を凹設し、該パッドに面ファスナを介してカバーを
    取付ける車両用シートにおいて、 前記インバース面の必要部位に溝部を形成すると共に該
    溝部以外の部位にカバー取付け用の面ファスナを設け、 そして前記各溝部内に、多数の突起が表面に形成された
    凹凸パッド材を、その突起の実質的部分を前記面ファス
    ナよりも突出させた状態で、取付けたことを特徴とする
    車両用シート。
JP4447391U 1991-06-13 1991-06-13 車両用シート Expired - Lifetime JP2559038Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4447391U JP2559038Y2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 車両用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4447391U JP2559038Y2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 車両用シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0511899U true JPH0511899U (ja) 1993-02-19
JP2559038Y2 JP2559038Y2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=12692494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4447391U Expired - Lifetime JP2559038Y2 (ja) 1991-06-13 1991-06-13 車両用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2559038Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2559038Y2 (ja) 1998-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0479280B2 (ja)
JPH0511899U (ja) 車両用シート
JPH056832Y2 (ja)
US4799736A (en) Child's safety seat for use in automobiles
JPH0632000Y2 (ja) シート表皮の吊込み構造
JP3536236B2 (ja) ランバーサポート装置
JPH0686612U (ja) スピーカ内蔵シートの構造
JPH0642514Y2 (ja) ヘッドレスト一体シートバック
JPH0734618Y2 (ja) サイドフィニッシュ付シートクッション
JP2018188025A (ja) 乗物用シート
JP2010247822A (ja) 車両用シート構造
US4807933A (en) Headrest
JPS6335649Y2 (ja)
JP2569748Y2 (ja) 車両用シート
JP2570535Y2 (ja) 自動車用シートのヘッドレスト
JPH0223177Y2 (ja)
JP3622129B2 (ja) ランバーサポート
JP3120642B2 (ja) シートカバーの係止構造
JPH0321637Y2 (ja)
JPH0419254U (ja)
JPH09156405A (ja) 自動車用子供安全座席
JPH0672443U (ja) 車両用シートのヘッドレスト構造
JP2577273Y2 (ja) 中折れシートバックのパッド構造
JP2571661Y2 (ja) 車両用シートにおけるシートクッションのフレーム構造
JPH0658756U (ja) 可倒式シートバックのフレーム構造