JPH0632000Y2 - シート表皮の吊込み構造 - Google Patents

シート表皮の吊込み構造

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JPH0632000Y2
JPH0632000Y2 JP1988169285U JP16928588U JPH0632000Y2 JP H0632000 Y2 JPH0632000 Y2 JP H0632000Y2 JP 1988169285 U JP1988169285 U JP 1988169285U JP 16928588 U JP16928588 U JP 16928588U JP H0632000 Y2 JPH0632000 Y2 JP H0632000Y2
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JP
Japan
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skin
fastening member
suspending
hole
support plate
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JP1988169285U
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JPH0290000U (ja
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和三 光広
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシート表皮の吊込み構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、シート表皮の吊込み構造としては、 表皮に止着部材を形成し、この止着部材をクッション
パッド内に設けたプレートに係止するようにしたもの
(実開昭61−174500号公報参照)、 表皮をクッションパッドに取り付けるに際し、細長装
飾部材に設けた複数の短脚部を表皮に刺通し、この短脚
部の先端に形成した掛止鉤部を、クッションパッド内に
設けたプレートに係止するようにしたもの(実開昭62
−55999号公報参照)、 表皮に一体化した止着部材をクッションパッドに穿孔
した孔に挿通して、このクッションパッドの背後に位置
するボトムプレートに接合したり、クッションパッド内
に設けたプレートに係止するようにしたもの(実開昭6
1−45896号公報参照)等がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記に記載のシート表皮の吊込み構造
では、止着部材を係止するプレートをクッションパッド
内に設けるようにしているので、クッションパッドを形
成してからプレートを内蔵させる必要があり組付性が悪
い。また、前記プレートを一体発泡により内蔵させるよ
うにした場合には、高度の技術を必要とし、加工が困難
となる。さらに、前記クッションパッドには軟質材料が
使用されているのに対し、内蔵されるプレートには前記
係止を確実に行わせる必要から硬質材料が使用されてい
るため、着座時に異物感が発生することになり座り心地
が悪くなる。
前記に記載のシート表皮の吊込み構造では、止着部材
を表皮とは別体の硬質な細長装飾部材に形成するように
しているので、この細長装飾部材を表皮の外側に配設す
る必要がある。このため、着座部分には設けることがで
きず取付場所の制約を受ける。また、前記記載のもの
と同様、止着部材を係止するためのプレートがクッショ
ンパッド内に位置するので座り心地が悪くなる。
前記に記載のシート表皮の吊込み構造では、止着部材
を単にクッションパッドの背後に位置するボトムプレー
トに接合する場合、クリップ等の係止具を使用する必要
があり組付性が悪い。すなわち、前記,のものは止
着部材をワンタッチで取り付けることができるようにや
じり形状等にしているが、この構造ではボトムプレート
の背後に突出することになるので採用できない。また、
クッションパッド内にプレートを設ける場合について
は、前記,に記載のものと同様な問題がある。
本考案は、前記問題点に鑑み、簡単に加工できる上、表
皮の取付けが容易で、着座時の異物感のないシート表皮
の吊込み構造を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため、本考案は、シートフレーム内
側に支持アームで支持されたサポートプレートに、表皮
を吊り込んで止着するシート表皮の吊込み構造におい
て、前記サポートプレートを、合成樹脂により成形し、
前記表皮の吊込み位置に対応する箇所に凹部又は穴部を
形成するとともに、該凹部又は穴部の相対向する表皮側
の縁部に係合片を突設する一方、表皮吊込み位置の内面
に、爪部を備えた弾性片を有する止着部材を取り付ける
ことにより、該止着部材を前記凹部又は穴部内に差し込
んで、その爪部を前記係合片に係止させるようにしたも
のである。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図において、1はサポートプレート、2はクッショ
ンパッド、3は表皮、4は表皮3の縫合部、5は止着部
材である。
サポートプレート1は、合成樹脂製のもので、第2図に
示すように、表皮3を縫合部4に沿って直線状に吊込む
位置であり、またクッションパッド2,2の継ぎ目でも
ある第1吊込み位置6aと第2吊込み位置6bの各々
に、横長の凹部7が2個ずつ形成されている。この凹部
7の両端近傍の相対向する縁には、係合片8,8が突設
されている。なお、第3図において9は、係合片8,8
を形成するための型抜き用穴である。
止着部材5は、先端に爪部10を有する弾性片11を両
側に設けた略矢印形の断面の押出成形材である。両側の
爪部10,10間の寸法は、前記対向する係合片8,8
間の寸法より大となっている。そして、この止着部材5
は、前記凹部7と対向する位置にて、表皮3の縫合部4
に縫着されている。
前記表皮3をサポートプレート1に吊込むには、予め止
着部材5が凹部7に対向するように表皮3を被着してお
き、表皮3の縫合部4の外側から当該縫合部4をサポー
トプレート1に押し付けるようにすればよい。すなわ
ち、止着部材5が凹部7に嵌入してゆくと、弾性片1
1,11が内方に撓んですぼめられ、爪部10,10が
係合片8,8を乗り越えて当該係合片8,8の内面に係
止する。これにより、表皮3は、止着部材5を介してサ
ポートプレート1に吊り込まれて止着される。
なお、前記実施例では、止着部材5の弾性片11を両側
に設けたが、片側にのみ設けてもよい。
また、サポートプレート1には、凹部7ではなく単なる
スリット状の穴部を設けるようにしてもよい。この場
合、止着部材5の爪部10が穴部の背面側の縁に係止す
るので、前記実施例と同様に表皮3は止着される。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案に係るシート表
皮の吊込み構造によれば、止着部材を係止するサポート
プレートを合成樹脂で成形するようにしたので、係止部
分となる、係合片を有する凹部を容易に形成することが
できる。
また、前記止着部材は前記凹部内に位置して背後から突
出することがないので、従来のようにクリップ等の係止
具を使用する必要がなく、ワンタッチで表皮を取り付け
ることができる。
さらに、従来のようにクッションパッド内に硬質なプレ
ートを設ける必要がないので、着座時に異物感を受ける
ことがなく、座り心地が悪化することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る構造を適用した表皮吊込み部の断
面図、第2図はサポートプレートの斜視図、第3図は第
1図のI−I線断面図である。 1……サポートプレート、3……表皮、 5……止着部材、7……凹部、 8……係合片、10……爪部、 11……弾性片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートフレーム内側に支持アームで支持さ
    れたサポートプレートに、表皮を吊り込んで止着するシ
    ート表皮の吊込み構造において、 前記サポートプレートを、合成樹脂により成形し、前記
    表皮の吊込み位置に対応する箇所に凹部又は穴部を形成
    するとともに、該凹部又は穴部の相対向する表皮側の縁
    部に係合片を突設する一方、 表皮吊込み位置の内面に、爪部を備えた弾性片を有する
    止着部材を取り付けることにより、該止着部材を前記凹
    部又は穴部内に差し込んで、その爪部を前記係合片に係
    止させるようにしたことを特徴とするシート表皮の吊込
    み構造。
JP1988169285U 1988-12-29 1988-12-29 シート表皮の吊込み構造 Expired - Lifetime JPH0632000Y2 (ja)

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JPH0290000U JPH0290000U (ja) 1990-07-17
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