JP2003047787A - シートの表皮材取付構造 - Google Patents

シートの表皮材取付構造

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JP2003047787A
JP2003047787A JP2001236875A JP2001236875A JP2003047787A JP 2003047787 A JP2003047787 A JP 2003047787A JP 2001236875 A JP2001236875 A JP 2001236875A JP 2001236875 A JP2001236875 A JP 2001236875A JP 2003047787 A JP2003047787 A JP 2003047787A
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skin material
seat
frame portion
cushion pad
mounting
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JP2001236875A
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Masao Chimura
正雄 千村
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム部上にクッションパッドを配置し、
その表面を表皮材で覆ったシートの表皮材取付構造にお
いて、クッションパッドが薄くても表皮材を取付けるこ
とができるシートの表皮材取付構造を提供する。 【解決手段】 フレーム部2における表皮材4の各取付
箇所に対応する箇所に先端開放V字状で弾性的に開放可
能な係止部8を設け、表皮材4の取付箇所に固着した楔
形状のフック材9を係止部8に押し込んで係合させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートの表皮材取
付構造に関し、特にフレーム部上にクッションパッドを
配置し、その表面を表皮材にて覆って成るシートにおけ
る表皮材取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用シートにおいては、図5
に示すように、そのシートクッション21として、鋼板
製のフレーム部22上に、着座者を弾性的に支持して良
好な座り心地を確保するために、厚さの大きい発泡ウレ
タンなどの発泡合成樹脂等からなるクッションパッド2
3を配置し、その表面を表皮材24で被覆して構成した
ものが汎用されている。
【0003】表皮材24の取付構造は、表皮材24の外
周縁に形成した折り返し部内に保持線材26を装着する
とともに、外周縁の内側に設定された取付ライン25に
沿って吊り袋27内に収容して保持線材28を装着し、
クッションパッド23内に、表皮材24の取付ラインに
沿うように支持ワイヤ29をインサート配置し、取付ラ
イン25に沿う保持線材28と支持ワイヤ29を適当間
隔置きにホグリング30にて連結し、表皮材24の外周
縁の保持線材26を、フレーム部22の下面外周部に適
当間隔置きにブリッジ状に切り起こし成形された引掛部
32にホグリング33にて連結した構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は環境
問題の解消のために自動車の軽量化・コンパクト化が要
請されており、それに伴って自動車用シートにおいて
も、そのシートクッション21の軽量化と薄型化が求め
られている。しかるに、従来の表皮材24の取付構造に
おいては、表皮材24を取付けるための支持ワイヤ29
をクッションパッド23内にインサート配置しており、
そのためにクッションパッド23は、支持ワイヤ29を
インサート配置できるだけの厚さが必要となり、シート
クッション21の厚さを薄くできないという問題があ
る。
【0005】特に、フレーム部22が鋼板製の場合に
は、重量が大きくかつ剛性が高いため、シートクッショ
ン21の重量が大きくなるとともに、クッションパッド
23を厚くしないと所望の座り心地を得るのが困難であ
るという問題があり、そこでフレーム部22を合成樹脂
製とするとともにその荷重支持面の弾性化を図ることに
よって、軽量化を達成するとともに、フレーム部22に
弾性を持たせることで図5(b)に仮想線で示すように
クッションパッド23の薄型化を達成することが考えら
れているが、その場合に表皮材24の取付けのために上
記のようにシートクッション21の厚を薄くできないと
いう問題は重要な課題となる。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、クッ
ションパッドが薄くても表皮材を取付けることができる
シートの表皮材取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシートの表皮材
取付構造は、フレーム部上にクッションパッドを配置
し、その表面を表皮材で覆ったシートの表皮材取付構造
であって、フレーム部における表皮材の各取付箇所に対
応する箇所に弾性的に開放可能な係止部を設け、表皮材
の取付箇所に固着した楔状のフック材を係止部に押し込
んで係合させたものである。
【0008】このような構成によると、フレーム部に弾
性的に開放可能な係止部を設けることで、表皮材側の楔
状のフック材を押し込むことで簡単に表皮材を取り付け
ることができるため、表皮材の取付作業性が向上すると
ともに、従来のホグリングも不要であるためコスト的に
も有利であり、またフレーム部上のクッションパッドに
支持ワイヤなどをインサート配置する必要がないので、
クッションパッドを薄くできるとともに支持ワイヤによ
る異物感も無くすことができる。
【0009】また、フレーム部を合成樹脂製とし、係止
部を一体成形すると、合成樹脂製であることでフレーム
部に弾性を持たせてクッションパッドを薄くできかつ軽
量化を図ることができ、また係止部を一体成形すること
で、さらにコスト低下を図れるとともに組み立て工数も
削減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシートの表皮材取
付構造の一実施形態について、図1〜図4を参照して説
明する。
【0011】図1において、1は車両用シートのシート
クッションで、合成樹脂成形品から成るフレーム部2上
にクッションパッド3を配置し、その表面を表皮材4で
覆って構成されている。表皮材4は、その外周縁部4a
を適当間隔おきにフレーム部2の周壁部下端縁部2aに
係止するとともに、外周縁の内側に設定された略U字状
の取付ライン5を適当間隔おきにクッションパッド3を
貫通させてフレーム部2に係止することによって取付け
られている。
【0012】フレーム部2の上面壁には、図2、図3に
示すように、表皮材4の取付ライン5に沿うように、上
面開放の断面U字状の溝6が形成されるとともに、表皮
材4の各取付箇所に対応させて適当間隔置きに、溝6の
両側壁を互いに内側に切り起こし成形した一対の切起こ
し片7にて先端開放V字状で、弾性的に開放可能な係止
部8が構成されている。表皮材4の取付ライン5には、
適当間隔おきに取付箇所が設定され、図4に示すよう
に、各取付箇所の下端部に楔状のフック材9が固着され
ている。このフック材9をクッションパッド3を貫通さ
せて上方から係止部8に押し込むことによって、一対の
切起こし片7を押し広げて通過した後その下端に係合
し、係止部8にて係止される。
【0013】また、図4に示すように、フレーム部2の
周壁部下端縁部2aの外面には係合突部10が突出形成
されている。表皮材4の外周縁部4aは、フレーム部2
の周壁部下端縁部2aを外側から内側に折り返して包み
込むように構成されるとともに、その端縁部の内面側に
適当間隔おきに倒立U字状のフック部材11が固着され
ている。フック部材11の内側先端の内面側には、フレ
ーム部2の周壁部下端縁部2aを包み込むように表皮材
4の外周縁部4aを内側に折り返したときに係合突部1
0に係合して係止される被係合突部12が設けられてい
る。
【0014】以上の構成によると、フレーム部2に弾性
的に開放可能な係止部8を設けているので、表皮材4側
の楔状のフック材9を押し込むことで、表皮材4をその
取付ライン5に沿ってフレーム部2に取付けることがで
き、さらに表皮材4の外周縁部4aを内側に折り返して
フレーム部2の周壁部下端縁部2aを包み込み、適当間
隔置きに設けられたフック部材11の被係合突部12を
係合突部10に係合させることで、表皮材4の外周縁部
4aもフレーム部2に取付けることができ、表皮材4
を、簡単かつ作業性良く取り付けることができる。
【0015】また、従来のようにホグリングが不要であ
るためコスト的にも有利であり、またフレーム部2上の
クッションパッド3に支持ワイヤなどをインサート配置
する必要がないため、クッションパッド3を薄くできる
とともに支持ワイヤによる異物感も無くすことができ
る。
【0016】また、フレーム部2が合成樹脂品から成る
ので、フレーム部2自体の軽量化を図ることができると
ともに、フレーム部2に弾性を持たせることができるた
め、その分クッションパッド3を薄くしても座り心地の
悪化を招くことはなく、シートクッション1の薄型化を
図ることができる。また、フレーム部2に係止部8を一
体成形しているので、さらにコスト低下を図れるととも
に組み立て工数も削減することができる。
【0017】上記実施形態では、係止部8を溝6の両側
壁を内側に切起こし成形して構成した例を示したが、必
ずしも溝6を形成する必要はなく、さらにフレーム部2
の上面壁に開口を形成し、その下面に別部材の係止部を
固着してもよい。
【0018】また、以上の実施形態の説明では、自動車
用シートのシートクッション1における表皮材4の取付
構造について説明したが、シートバックにおける表皮材
の取付にも適用することができ、また自動車用シートに
限らず、その他任意にシートに適用可能である。また、
フレーム部2が合成樹脂製の例を示したが、金属製のフ
レーム部にも適用可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明のシートの表皮材取付構造によれ
ば、以上のようにフレーム部上にクッションパッドを配
置し、その表面を表皮材で覆ったシートにおいて、フレ
ーム部に弾性的に開放可能な係止部を設け、表皮材側の
楔状のフック材を押し込むことで簡単に表皮材を取り付
けられるようにしたので、表皮材の取付作業性が向上す
るとともに、従来のホグリングも不要であるためコスト
的にも有利であり、またフレーム部上のクッションパッ
ドに支持ワイヤなどをインサート配置する必要がないの
で、クッションパッドを薄くできるとともに支持ワイヤ
による異物感も無くすことができる。
【0020】また、フレーム部を合成樹脂製とし、係止
部を一体成形すると、合成樹脂製であることでフレーム
部に弾性を持たせてクッションパッドを薄くできかつ軽
量化を図ることができ、また係止部を一体成形すること
で、さらにコスト低下を図れるとともに組み立て工数も
削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシートの表皮材取付構造を適用したシ
ートクッションを一部破断して示した斜視図である。
【図2】同実施形態のフレーム部の平面図である。
【図3】図2のA−A線位置で切断した部分斜視図であ
る。
【図4】図2のB−B線位置でのシートクッションの拡
大断面図である。
【図5】従来例のシートの表皮材取付構造を示し、
(a)はシートの平面図、(b)は(a)のC−C矢視
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シートクッション 2 フレーム部 3 クッションパッド 4 表皮材 8 係止部 9 フック材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム部上にクッションパッドを配置
    し、その表面を表皮材で覆ったシートの表皮材取付構造
    であって、フレーム部における表皮材の各取付箇所に対
    応する箇所に弾性的に開放可能な係止部を設け、表皮材
    の取付箇所に固着した楔状のフック材を係止部に押し込
    んで係合させたことを特徴とするシートの表皮材取付構
    造。
  2. 【請求項2】 フレーム部を合成樹脂製とし、係止部を
    一体成形したことを特徴とする請求項1記載のシートの
    表皮材取付構造。
JP2001236875A 2001-08-03 2001-08-03 シートの表皮材取付構造 Pending JP2003047787A (ja)

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