JPH03156Y2 - - Google Patents

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JPH03156Y2
JPH03156Y2 JP1210484U JP1210484U JPH03156Y2 JP H03156 Y2 JPH03156 Y2 JP H03156Y2 JP 1210484 U JP1210484 U JP 1210484U JP 1210484 U JP1210484 U JP 1210484U JP H03156 Y2 JPH03156 Y2 JP H03156Y2
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wire
cover
round rubber
backrest
pad
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JP1210484U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はフロントシートバツクレストの背当
部とその外方の周縁部との間に形成される凹入部
の吊り込み構造に関するものである。
(従来技術) 自動車等のフロントシートにおいては、座り具
合を良くするために吊り込み構造の凹入部を設
け、あるいはクツシヨン性を良くするためにスリ
ツトを設るなど、種々の構造のものが案出されて
いる。(たとえば特開昭53−67563号公報、特公昭
55−20689号公報参照) さて一般に、吊り込み構造の凹入部は、第1
図、第2図に示すように形成される。すなわちフ
ロントシートバツクレスト1は、中央の背当部2
のまわりに上方縁部3および側方縁部4が位置
し、それぞれを横方向の凹入部6および縦方向の
凹入部7で区画する。
バツクレスト1は、第2図に示すように、フレ
ーム12のまわりにパツド14が詰め込まれ、そ
の外面にカバー15を被覆して、側方縁部4を形
成する。また、縦方向の凹入部7に当る部分を介
してパツド14の延展部14aが設けられ、その
外面をカバー15の延展部15aで被覆するとと
もに、その裏面をフレーム12に張設したSバネ
17に当接させ、背当部2を形成する。
そして凹入部7に当る部分に位置するカバー1
5とその延展部15aとの連続部に吊り込み袋1
8を固着し、この内にワイヤ19を挿通する。そ
してワイヤ19を凹入部7に当る部分においてS
バネ17側に引き寄せ、ワイヤ19の要所をホグ
リング21でSバネ17に固定する。
同様にして、横方向の凹入部6においても、図
示しないが、上方縁部を覆うカバーと背当部を覆
うカバーとの連続部に吊り込み袋を固着し、この
内にワイヤを挿通する。そしてこのワイヤを凹入
部6に当る部分においてSバネ17側に引き寄
せ、ワイヤの要所をホグリングでSバネ17に固
定する。
前記の構造において、凹入部7に位置するワイ
ヤ19と凹入部6に位置するワイヤとを、ともに
ホグリング12でSバネ17に固定するが、この
固定作業はバツクレスト1の裏側を開放して行わ
なければならない。すなわち第2図に示すよう
に、Sバネ17が現れるようにしてホグリング2
1による固定作業を行い、そののちに裏側に成形
ボード23を取付ける。
あるいは裏側を覆うカバーを割つてその開放部
からホグリングによる固定作業を行う。カバーは
パツド上方から被せてゆくので、凹入部6に沿う
横方向にはこの裏側のカバーを割る必要はない
が、凹入部7に沿う縦方向にはこのカバーを割つ
ておく必要がある。そしてホグリングによる固定
作業後に分割部を閉じるためにフアスナー等を取
付ける。
このように成形ボードをあとから取付けると
か、裏側のカバーを割つてフアスナー等を取付け
るようにする構成は、構造が複雑になり部品の構
造および取付けの工数が嵩みコストが高くなると
いう難点があつた。
(考案の目的) 本考案は前記の難点を解消するために案出した
ものであつて、構成が簡単で取付けがきわめて容
易なバツクレストの吊り込み構造を提供するよう
にしたものである。
(考案の構成) この考案は、バツクレストの背当部とその上方
および両側方に位置する縁部とを区画する横およ
び縦方向の凹入部を、それぞれ吊り込みにより形
成するにあたり、縦方向の吊り込み用吊り込み袋
の中に丸ゴムを挿通し、該丸ゴムの上端を横方向
の吊り込み用ワイヤ端部に引つ掛け、該丸ゴムの
下端をバツクレストのパツドに埋設したワイヤに
引つ掛けるようにしてなるものである。
(実施例) 本考案の構造を第3図、第4図に示す実施例に
よつて説明すると次の通りである。
前記の一般の構造と同様に、バツクレスト1
は、中央の背当部2のまわりに上方縁部3および
側方縁部4が位置し、それぞれを横方向の凹入部
6および縦方向の凹入部7で区画する。そして第
4図に示すように、フレーム12のまわりにパツ
ド14を詰めてカバー15で被覆し側方縁部4を
形成する。さらに凹入部7の形成にあたり、カバ
ー15とその延展部15aとの連続部に吊り込み
袋18を固着する。そして本考案においては、吊
り込み袋18の中に丸ゴム27を挿通する。
一方、横方向の凹入部6においても、前記の一
般の構造と同様に、上方縁部3を覆うカバー15
と背当部2を覆うカバーの延展部15aとの連続
的に吊り込み袋28を固着し、この中にワイヤ2
9を挿通して、その要部をホグリングでSバネ1
7に固定するが、本考案においては、ワイヤ29
の両端部にフツク29aを形成する。
またバツクレスト1の周縁に位置するパツド1
4の内には、縁部の形状を保持するために、周縁
に沿つてワイヤ31が埋設してある。
本考案は、吊り込み袋18の中に挿通した丸ゴ
ム27の両端にループ27a,27bを形成し、
上方のループ27aをワイヤ29の端部のフツク
29aに引つ掛け、また下方のループ27bを両
鉤を有するフツク33により、ワイヤ31のバツ
クレスト1の下縁に位置する部分に引つ掛けて取
付ける。こうして丸ゴム27がSバネ17側に引
き寄せられ、凹入部7が形成される。
第5図〜第8図は、パツド14にカバー15を
被せるとともに丸ゴム27を取付ける手順を示
す。
カバー15はパツド14の上方から被せてゆく
ものであるが、第5図においては、パツド14の
上方にパツド14を裏返して置き、カバー15に
固着した吊り込み袋28にワイヤ29を挿通し、
またカバー15に固着した左右の吊り込み袋18
に丸ゴム27を挿通し、ワイヤ29の両端のフツ
ク29aにそれぞれ丸ゴム27のループ27aを
引つ掛けておく。
第6図は、パツド14の上方にカバー15を反
転して被せた状態であつて、ワイヤ29の要部を
ホグリング21によりSバネに固定する。
第7図は、パツド14にカバー15をさらに深
く反転して被せた状態であつて、丸ゴム27の他
方のループ27bをフツク33により周縁のワイ
ヤ31に引つ掛けて固定する。
第8図はパツド14にカバー15を被覆する作
業が完了した状態であつて、横方向の凹入部6お
よび縦方向の凹入部7が形成される。
(考案の効果) 一般の構造では、縦方向の凹入部7を形成する
にあたり、吊り込み袋18に剛性があり変形しに
くいワイヤ19を挿通するが、本考案では、吊り
込み袋18に変形自由な丸ゴム27を挿通するか
ら、第5図〜第8図に示すように、パツド14の
外面においてカバー15を反転させながら丸ゴム
27を取付けることができる。
すなわちバツクレストの裏側に、ホグリングに
よる固定作業後に成形ボードをあとから取付ける
とか、ホグリングによる固定作業のために、裏側
を覆うカバーを割つてフアスナー等を取付けてお
くようにする必要がなくなる。そして丸ゴムとこ
れを引つ掛けるフツクを設けるだけの簡単な構造
であり、また取付作業がきわめて容易であるか
ら、所要コストが低廉で済むという利点がある。
またパツドとカバーまわりに関する構造である
から、このバツクレストのフレームは一般タイプ
のシートフレームと共用化できるとともに、丸ゴ
ムの使用により柔軟性、伸縮性があるから、着席
した乗員に異物感を与えることなく乗り心地がよ
いという利点がある。
なお本考案では、吊り込み材を丸ゴムとして説
明したが、断面円形のものあるいはゴム材に限る
ことなく、同等の作用を奏するものであれば他の
ものでも差支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図はバツクレストの正面図、第2図は一般
の吊り込み構造を示す第1図A−A線の拡大断面
図、第3図は本考案の実施例による吊り込み構造
を示すバツクレストの斜視図、第4図は第3図B
−B線の拡大断面図、第5図〜第8図は第3図の
構造の取付け手順を順次に示す説明図である。 1……バツクレスト、2……背当部、3……上
方縁部、4……側方縁部、6,7……凹入部、1
4……パツド、15……カバー、17……Sバ
ネ、18……吊り込み袋、21……ホグリング、
23……成形ボード、27……丸ゴム、27a,
27b……ループ、28……吊り込み袋、29…
…ワイヤ、29a……フツク、31……ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロントシートバツクレストの背当部とその上
    方および両側方に位置する縁部とを区画する横お
    よび縦方向の凹入部を、それぞれ吊り込みにより
    形成するにあたり、縦方向の吊り込み用吊り込み
    袋の中に丸ゴムを挿通し、該丸ゴムの上端を横方
    向の吊り込み用ワイヤ端部に引つ掛け、該丸ゴム
    の下端をバツクレストのパツドに埋設したワイヤ
    に引つ掛けるようにしてなるフロントシートバツ
    クレストの吊り込み構造。
JP1210484U 1984-01-31 1984-01-31 フロントシ−トバツクレストの吊り込み構造 Granted JPS60126000U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1210484U JPS60126000U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 フロントシ−トバツクレストの吊り込み構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1210484U JPS60126000U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 フロントシ−トバツクレストの吊り込み構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60126000U JPS60126000U (ja) 1985-08-24
JPH03156Y2 true JPH03156Y2 (ja) 1991-01-07

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ID=30494849

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JP1210484U Granted JPS60126000U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 フロントシ−トバツクレストの吊り込み構造

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JPS60126000U (ja) 1985-08-24

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