JPH024616Y2 - - Google Patents

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JPH024616Y2
JPH024616Y2 JP1982021610U JP2161082U JPH024616Y2 JP H024616 Y2 JPH024616 Y2 JP H024616Y2 JP 1982021610 U JP1982021610 U JP 1982021610U JP 2161082 U JP2161082 U JP 2161082U JP H024616 Y2 JPH024616 Y2 JP H024616Y2
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cushion body
shape
skin
frame
retaining piece
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JP1982021610U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発泡材製クツシヨン体、このクツシヨ
ン体を被包する表皮、該表皮の上面を前記クツシ
ヨン体の底部に吊込む吊込部材とからなる車両用
シートの改良に関するものである。
第1図はこの種の従来品の使用状態を示し、シ
ートA″の中央に着座すると、シートA″表面の左
右の側部が中央側に倒れ込む(二点鎖線の位置よ
り実線の位置に変形する)ため、着座者の尻部外
側面が側部によつて加圧され座り心地が悪くな
る。また、シートA″の長期使用によりクツシヨ
ン体の縁部がヘタり、表皮の額縁に皺が発生する
ため、シートの美感が損なわれる不具合があつ
た。
図中a″はクツシヨン体、b″は表皮、2″は表皮
b″の裏面側に一端を固定し他端をクツシヨン体
a″の貫通孔に挿通して表皮b″の一部をクツシヨン
体a″の底部方向に引張つて、表皮b″を吊込む吊紐
を夫々示す。
そこで、本考案は斯様な従来品の不具合を除去
することを目的とするものである。
以上の目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、シートの中央を構成するクツシヨン
体の中央部及び表皮の身頃と、シートの側部を構
成するクツシヨン体の縁部及び表皮の額縁とを、
夫々略独立状に形成し、表皮の身頃と額縁とをク
ツシヨン体の中央部と縁部との間に設けた深い仕
切溝内にV字状に折り畳んだ保形片に縫着し、こ
の保形片の底部に設けた吊込部材で前記身頃と額
縁とを吊込む構成である。
以下、本考案の実施例を第2図乃至第9図に基
づいて説明する。
第2図乃至第6図は一人掛け用シートAの実施
例であり、図中aはウレタンフオームなどの所定
のクツシヨン性を有する発泡材製クツシヨン体
(モールド成形品)、bは袋状に縫製した表皮で、
この表皮bの端末は第4,5,6図に示すように
ホツグリング5等でクツシヨン体aの底部に埋設
した下枠縁4に結着することにより、クツシヨン
体aを被覆する。
そして、この表皮bによつて被覆されたクツシ
ヨン体aは図示しないが、受皿状の硬質フレーム
内に載置固定する。
以上のクツシヨン体aにおける上面中央に有す
る平担状中央部10と、その周縁の隆起状縁部1
1との間に、両者の境界線に沿つて深い仕切溝1
2を設けて、クツシヨン体aを中央部10と縁部
11との上部を独立状に形成する。更にこの仕切
溝12内の底部よりクツシヨン体aの底面に向け
て所定の間隔をおいて、吊込部材2挿通用の貫通
孔13を設ける。
一方、表皮bはクツシヨン体aの上面における
中央部10と縁部11に対応する部分を夫々分割
形成して、身頃20と額縁21とを設ける。
そして、この表皮bの身頃20と額縁21との
分割端縁に沿つて保形片1を縫着する。
この保形片1は表皮bと同一部材で、V字状に
折り畳み、仕切溝12内の内壁面に沿つて嵌入し
て深溝イを形成する。この深溝イを形成するV字
状の保形片1の一方の上端縁は身頃20の分割端
縁に縫着し、保形片1の他方の上端縁は額縁21
の端縁に縫着する。そして、この深溝イを形成す
る保形片1の底部に吊込部材2の上端を適宜間隔
をおいて止着すると共に、この吊込部材2の下端
に直交状に係止板3を固定する。
従つて、吊込部材2をクツシヨン体aの貫通孔
13に挿込んで下方に引き込み、その下端に固定
した係止板3をクツシヨン体aの底面に掛止する
と、表皮bの上面はクツシヨン体aの上面に密着
して吊込まれる(第4図)(第5図)。そして身頃
20上に着座者が着座した際、表皮bの身頃20
と額縁21とがV字状の保形片1を介して連結さ
れ、クツシヨン体aの中央部10と縁部とが深い
仕切溝12によつて略独立状に形成されているた
め、シートAの左右の側部が従来の如く中央側に
倒れるなど変形することがない(第6図)。
第7図乃至第9図は二人掛け用のシートA′を
示し、左右の各シートA1′,A1′を前記実施例と同
様に形成し、且つ左右の各シートA1′を構成する
クツシヨン体a,aとの間の上部には深い仕切溝
12′を設け、この仕切溝12′の底部に吊込部材
挿通用の貫通孔13′を設けて、前記実施例と同
様にV字状に折り畳んだ保形片1′の吊込部材
2′を挿通係止して左右の各シートA1′,A1′間の
表皮を吊込む。従つて一方のシートA1′にかかる
荷重によつて他のシートA1′が変形等することが
ない。また、各シートA1′,A1′においても、前記
実施例と同様に中央と側部とを保形片1によつて
深溝イを形成し、各シートA1′,A1′の側部が着座
に伴なつて中央側に倒れ込むことのないようにす
る。なお、第9図は表皮b′のワデイング22を肉
厚状にしたものであり、これをクツシヨン体a上
に載置して、保形片1を介して吊込部材2を吊込
んだものである。斯様に本考案はクツシヨン体a
の上面に発泡材を載置固定するも任意である。
本考案は叙上の如く、シートの中央と側部とを
略独立状に形成したからシートの中央に着座した
際、シートの側部が引張られることがない。その
ため、シートの中央のクツシヨン性が良好になる
し、また、シートの中央全体が均等に撓み、座り
心地が向上する。更に、前記従来品の如く、シー
トの中央に加わる荷重によつてシートの側部が中
央側に倒れ込むことがない。
加えてシートの側部を構成する表皮の額縁、ク
ツシヨン体の縁部がシートの使用によつて変形す
ることがないから、クツシヨン体の縁部がヘタつ
たり、或いは表皮の額縁に皺が発生することもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断面図、第2図乃至第
9図は本考案の実施例を示し、第2図乃至第6図
は第1実施例であり、第2図は一部切欠して示す
斜視図、第3図は一部切欠して示す分解斜視図、
第4図は第2図の−線に沿えた端面図、第5
図は第2図の−線に沿えた縦断面図、第6図
は着座した状態を示す縦断面図、第7図は第2実
施例を示す縦断面図、第8図はその斜視図、第9
図は一部切欠して示す拡大縦断面図である。 図中、a……クツシヨン体、b……表皮、1,
1′……保形片、2……吊込部材、12……仕切
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 表面の中央部とその中央部の周縁の隆起状縁部
    との間の境界線に沿つて深い仕切溝を設けると共
    にこの仕切溝の底部に底部方向に貫通する貫通孔
    を設けてなる発泡材製クツシヨン体と、 このクツシヨン体の中央部を被覆する身頃と、
    この身頃に対して別体で前記隆起状縁部を被覆す
    る額縁からなる表皮と、 前記クツシヨン体の仕切溝内にV字状に折り畳
    み、その一方の上端縁を前記身頃の端末に、他方
    の上端縁の額縁の端末に夫々縫着する柔軟性帯状
    保形片と、 この保形片の底部に上端を縫着すると共に、前
    記クツシヨン体の貫通孔を挿通し、クツシヨン体
    の底部に掛止される係止板を下端に有する吊込部
    材とからなり、 前記保形片によつて表皮の身頃と額縁の境界線
    に沿つて深溝を形成し、該深溝によつて中央と側
    部とを略独立状に形成してなることを特徴とする
    車両用シート。
JP2161082U 1982-02-15 1982-02-15 車両用シ−ト Granted JPS58123744U (ja)

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JPS58123744U JPS58123744U (ja) 1983-08-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642511Y2 (ja) * 1988-01-19 1994-11-09 池田物産株式会社 車両用シート
JP5320896B2 (ja) * 2008-08-07 2013-10-23 株式会社ブリヂストン 車両用シートパッド

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4982455A (ja) * 1972-11-24 1974-08-08

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