JPH0440551Y2 - - Google Patents

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JPH0440551Y2
JPH0440551Y2 JP1987041110U JP4111087U JPH0440551Y2 JP H0440551 Y2 JPH0440551 Y2 JP H0440551Y2 JP 1987041110 U JP1987041110 U JP 1987041110U JP 4111087 U JP4111087 U JP 4111087U JP H0440551 Y2 JPH0440551 Y2 JP H0440551Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シートフレーム上にシートパツドを
着脱可能に配置し、これを表皮で覆つてなる車両
用シートに関し、特にシートパツドを複数部分に
分割した場合の、シートパツドの位置決め、及び
ずれ防止に関する。
〔従来の技術〕
車両用シートは、例えば、第4図にその側部を
断面して示すように、シートフレーム21上にク
ツシヨン部材製のシートパツド22を配置固定
し、該シートパツド22を表皮23で覆うととも
に、該表皮23の周縁部23aをシートフレーム
21の周縁部に形成された係止フランジ部21a
に固定して構成されている。また、上記シートパ
ツドの保持構造としては、シート用背もたれ板の
周縁に縁枠を起立状に設け、該縁枠内にシートパ
ツドを嵌め込むようにした構造がある(例えば実
開昭57−40356号公報参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、最近では車両用シートについても市
場の要請は多様化しており、例えばシートパツド
の形状、硬度についても各種のものが要請されて
いる。上記従来構造の車両用シートでは、この多
様化の要請に応えるには非常に多種類のシートを
製造する必要が生じる。
そこで本件発明者らは上記要請に対応できるシ
ートとして、シートパツドをシートフレームに対
して着脱可能に配置し、かつ該シートパツドをメ
インパツド部とサイドパツド部とに分割したシー
トを開発している。この着脱型のシートによれ
ば、シートパツドの各部分を使用者の好みに応じ
て取り替えることができ、最小限の種類のシート
を製造することによつて上記多様化の要請に応え
ることができる。
しかしながら、上記分割型のシートパツドの場
合、交換作業時においては、各部分の位置決めに
手間どつて作業が煩雑になるおそれがある。ま
た、装着後の使用状態においては、一般に車両用
シートは乗員を包み込むような形状とするため
に、そのシートフレームのサイド部分が外方ほど
高くなるように傾斜していることから、乗員の体
重等の荷重により、特に上記サイドパツド部分が
内方にずれたりするおそれがある。
本考案の目的は、上記問題点に鑑み、シートパ
ツドの交換作業が容易で、かつ使用状態でもずれ
ることのない車両用シートにおけるシートパツド
の取付け構造を提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、シートフレーム上にクツシヨン部材
製のシートパツドを着脱可能に配置し、これを表
皮で覆つた車両用シートにおいて、上記シートパ
ツドをシートの中央に配置されたメインパツド部
とシートの左、右側部に傾斜状態に配置されたサ
イドパツド部とに分割し、該メインパツド部とサ
イドパツド部との境界部に突起部を形成し、該突
起部の横断面形状を、シートフレームから突出す
るほど厚さが薄くなる略三角形で、かつそのメイ
ンパツド側、サイドパツド側の壁面がそれぞれ上
記シートフレームのメインパツド部、サイドパツ
ド部装着面と略直交する形状にしたことを特徴と
するシートパツドの取付け構造である。
〔作用〕
本考案に係るシートパツドの取付け構造によれ
ば、シートパツドを着脱可能とするとともに、メ
インパツド部とサイドパツド部とに分割したの
で、該各パツド部分を使用者の好みに応じた形
状、硬度等のものと交換できる。また、この交換
時においては、各パツド部分を上記突起部に沿う
よう載置するだけで該各部分を所定位置に位置決
めでき、この交換作業が容易となる。また、使用
状態においては、サイドパツド部に乗員の体重等
が作用しても、上記突起部がストツパとなること
から、該サイドパツド部がずれることはない。そ
してこの場合、上記突起部を横断面略三角形状と
したので、該突起部自体の剛性が向上し、上記体
重等の荷重による突起部の損傷を防止できる。ま
たこの突起部をメインパツド側、サイドパツド側
の壁面がメインパツド部、サイドパツド部の装着
面と略直交する形状にしたので、各シートパツド
部の端面を確実に支持でき、上記ずれ防止効果が
より大きくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
車両用シートにおけるシートパツドの取付け構造
を説明するための図である。図において、1は該
構造が適用されたシートであり、これのシートフ
レーム2は着座フレーム部2aと、これの後端か
ら略垂直上方に延びる背もたれフレーム部2b
と、該両フレーム部2a,2bの左、右側部を接
続するサイドフレーム部2cとからなり、これら
は樹脂を用いて一体成形されている。また、この
シートフレーム2の周縁部には係止フランジ部3
が下方に折り曲げ形成されている。
上記シートフレーム2の上面にはクツシヨン部
材製のシートパツド4が着脱可能に配設されてい
る。このシートパツド4は、着座パツド部4a、
背もたれパツド部4bからなるメインパツド部
と、これと分割されたサイドパツド部4cとから
なる。上記着座パツド部4a、背もたれパツド部
4bは上記着座フレーム部2a、背もたれフレー
ム部2bにそれぞれ沿う形状のものでこれらは一
体形成されており、図示していないが、シートフ
レーム2上に例えばマジツクテープ(登録商標、
以下同じ)で着脱可能に固定されている。また上
記サイドパツド部4cは、サイドフレーム部2c
に沿う形状に形成されており、シートフレーム2
上に、同じくマジツクテープで着脱可能に取り付
けられている。
そして上記シートフレーム2のサイドパツド部
4cと、着座パツド部4a、背もたれパツド部4
bからなるメインパツド部との境界部には、突起
部2eが上方に突設されている。この突起部2e
は各パツド部の厚さの略1/2の高さのもので、第
3図に破線で示すように、上記境界部に沿つて延
びている。またこの突起部2eは、第1図に示す
ように、横断面形状がシートフレーム2から突出
するほどその厚さが薄くなる略三角形状をなして
おり、かつそのメインパツド部側の壁面2fは着
座フレーム部2a、背もたれフレーム部2bのパ
ツド装着面A1と略直交しており、またサイドパ
ツド部4c側の壁面2gはサイドフレーム部2c
のパツド装着面A2と略直交している。
また、上記シートパツド4は表皮5で覆われて
いる。該表皮5は例えば軟質塩化ビニルシートか
らなり、シートパツド4の各部4a〜4cにマジ
ツクテープによつて着脱可能に固定されている。
また、該表皮5はその周縁部5aに固定されたト
リム6によつてシートフレーム2の係止フランジ
部3に固定されている。このトリム6は例えば軟
質塩化ビニル製で、上記係止フランジ部3に沿つ
て延びており、このトリム6は、横断面で見て略
U字状の基部6aの、上端に接続片部6bを、内
面に係止突起6dを一体形成し、該基部6a内に
板金製で同じくU字状の補強板6cを埋設して構
成されている。
また、上記シートフレーム2の下面には樹脂製
のカバーフレーム7が配設されており、該カバー
フレーム7はシートフレーム2に一体形成された
ボス部2dに固定ボルト8で固定されており、そ
の周縁部7aは上記トリム6の外面を覆つてい
る。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例のシート1において、サイドパツド部
4c又はメインパツド部9を交換する場合は、ま
ず表皮5のトリム6をシートフレーム2の係止フ
ランジ部3から外し、該表皮5とシートパツド4
とのマジツクテープを分離させて該表皮5をシー
トフレーム2から外す。次に交換しようとするサ
イドパツド部4c又はメインパツド部9をそのマ
ジツクテープを分離させてシートフレーム2から
取り外し、続いて新しいサイドパツド部4c又は
メインパツド部9を上記突起部2eに沿つて配置
し、マジツクテープで固定する。するとこれによ
り、各シートパツド部は所定の位置に位置決めさ
れるから、この状態で表皮5をシートパツド4上
に配置し、マジツクテープで固定するとともに、
これのトリム6をシートフレーム2の係止フラン
ジ部3に嵌合固定する。
このように本実施例では、シートパツド4のサ
イドパツド部4c又はメインパツド部9をシート
フレーム2に大して着脱可能としたので、これら
を使用者の好みに応じた形状、硬度等のものと交
換でき、シートフレーム2等を共通化しながら需
要の多様化に対応することができる。そして、こ
のサイドパツド部4c等の交換作業においては、
サイドパツド部4c等を突起部2eに沿つて配置
するだけで、所定位置に位置決めでき、交換作業
が簡単であり、使用者が自分で交換することも容
易である。
また、使用状態においては、乗員の体重等の荷
重が作用するので、特にサイドパツド部4cにつ
いては、傾斜していることから内方にずれ易い問
題がある。これに対して本実施例では、上記突起
部2eが上記荷重に対するストツパとして機能す
るので、シートパツド部のずれを防止できる。こ
の場合に、突起部2eを横断面で見て略三角形状
にしたのでこの突起部2e自体の剛性が高くな
い、上記荷重による突起部2eの損傷を防止でき
る。また、この突起部2eの壁面2f,2gを着
座フレーム部2a、サイドフレーム部2cのパツ
ド装着面A1,A2と略直交させたので、着座パ
ツド部4a、サイドパツド部4cのずれをより確
実に防止できる。
また、本実施例では、表皮5をシートフレーム
2及びシートパツド4に対して着脱可能に構成し
たので、表皮5が汚れた場合等には、これを取り
外して新しいものと交換できる。そしてこの着脱
可能とする構造として、シートフレーム2の係止
フランジ部3に固定用トリム6を嵌合させるよう
にしたので、表皮5の着脱が非常に簡単である。
なお、上記実施例では、シートフレーム2が樹
脂で一体成形されている場合で、かつメインパツ
ド部9が着座パツド部4aと背もたれパツド部4
bとを一体形成したものであつたが、本考案は、
着座部と背もたれ部とが分離されている車両用シ
ートにも、また板金製のシートフレームの場合に
も勿論適用できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る車両用シートにおけ
るシートパツドと取付け構造によれば、シートパ
ツドをシートフレームに対して着脱可能とし、メ
インパツド部とサイドパツド部とに分割するとと
もに、シートフレームのサイドパツド部とメイン
パツド部との境界部に横断面略三角形で、かつそ
の壁面がパツド装着面と略直交する突起部を突設
したので、この突起部がパツドの交換作業時には
位置決めとなつて交換作業が容易に行える効果が
あり、また使用状態ではストツパとなり、該パツ
ドのずれを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
車両用シートにおけるシートパツドの取付け構造
を説明するための図であり、第1図はそのサイド
パツド部の断面図、第2図は固定用トリムの断面
斜視図、第3図は上記シートの斜視図、第4図は
従来のサイドパツド部の断面図である。 図において、1はシート、2はシートフレー
ム、2eは突起部、2fはメインパツド側の壁
面、2gはサイドパツド側の壁面、4はシートパ
ツド、4a,4bは着座パツド部、背もたれパツ
ド部(メインパツド部)4cはサイドパツド部、
5は表皮である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートフレーム上にクツシヨン部材製のシート
    パツドを着脱可能に配置し、該シートパツドを表
    皮で覆つた車両用シートにおいて、上記シートパ
    ツドをシートの中央に配置されたメインパツド部
    とシートの左、右側部に外方ほど高い傾斜状に配
    置されたサイドパツド部とに分割し、シートフレ
    ームのメインパツド部とサイドパツド部との境界
    部分に突起部を形成し、該突起部の横断面形状
    を、シートフレームから突出するほど厚さが薄く
    なる略三角形で、かつそのメインパツド側、サイ
    ドパツド側の壁面がそれぞれ上記シートフレーム
    のメインパツド部、サイドパツド部装着面と略直
    交する形状にしたことを特徴とする車両用シート
    におけるシートパツドの取付け構造。
JP1987041110U 1987-03-19 1987-03-19 Expired JPH0440551Y2 (ja)

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JP1987041110U JPH0440551Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19

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JPS63148256U JPS63148256U (ja) 1988-09-29
JPH0440551Y2 true JPH0440551Y2 (ja) 1992-09-22

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59118451U (ja) * 1983-01-31 1984-08-10 池田物産株式会社 サイドサポ−ト付き座席
JPS59130564U (ja) * 1983-02-22 1984-09-01 池田物産株式会社 座席のサイドサポ−ト構造
JPS6182449U (ja) * 1984-11-07 1986-05-31

Also Published As

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JPS63148256U (ja) 1988-09-29

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