JPH0511888U - ユニツトバスの床パネル支持架台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁パネル下端の受止め支持用の壁パネル受を
上端部に形成してある洗場用床パネルに対し、その底面
を受止め支持する床パネル受部を設けてあるユニットバ
スの床パネル支持架台において、洗場用床パネルの壁パ
ネル受を変形し難くすること。 【構成】 壁パネル受１０を受止め支持する壁パネル受
支持部１５を設けるとともに、壁パネル受支持部１５を
床パネル受部１４に一体連設してあるユニットバスの床
パネル支持架台。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は壁パネル下端の受止め支持用の壁パネル受を上端部に形成してある洗 場用床パネルに対し、その底面を受止め支持する床パネル受部を設けてあるユニ ットバスの床パネル支持架台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

冒記のユニットバスの床パネル支持架台における従来技術は、角鋼管を四角い 枠状に組付けたもので、洗場用床パネルの底面に当て付けてその底面のみを受止 め支持する床パネル受部としてあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、洗場用床パネルの上端部に形成してある壁パネル受に壁パネルの下 端を載置し、その壁パネルの上方に例えば天井パネルなどを付備しユニットバス を組立てていく場合、大きな付加が加わり前記壁パネル受が変形してしまう虞が あった。 本考案は、上記実情に鑑み為したもので、洗場用床パネルの壁パネル受を変形 し難くできるユニットバスの床パネル支持架台を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための冒記の構成のユニットバスの床パネル支持架台にお ける本考案の特徴構成は、壁パネル受を受止め支持する壁パネル受支持部を設け るとともに、前記壁パネル受支持部を床パネル受部に一体連設してある点にある 。

【０００５】

【作用】

すなわち、壁パネル受に壁パネルの下端を載置し、その壁パネルの上方に例え ば天井パネルなどを付備しユニットバスを組立てていく場合、前記壁パネル受を 受止め支持する壁パネル受支持部を設けてあることで、前記壁パネル受支持部が 前記壁パネル受に加わる大きな負荷を受け持ち、この壁パネル受の変形を抑える ことができる。 そして前記壁パネル受支持部を前記床パネル受部に一体連設してあることで、 前記壁パネル受支持部が受け持つ負荷を前記床パネル受部にも負担させることで 、壁パネル受支持部と床パネル受部とを一体で負荷力に抵抗させることができる 。

【０００６】

【考案の効果】

よって、壁パネル受けの変形に伴って、壁パネル受と壁パネル下端との間に発 生するガタにより水漏れやユニットバス全体の変形などを抑えることができ、そ の耐久性を向上でき、加えて、その構造を大型化させることがないユニットバス の床パネル支持架台を提供できた。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案のユニットバスの床パネル支持架台を図面に基づいて説明する。 図４にユニットバスＢの全体図を示している。このユニットバスＢは、浴槽１ 、浴槽用水栓金具２、洗場用水栓金具３、シャワーヘッド４と洗場を形成する洗 場用床パネル５、これらを囲む外殻構造を形成する壁パネル６、天井パネル７及 び前記洗場用床パネル５をＦＲＰ製の板材１６を介して受止め支持する床パネル 支持架台８とにより構成してある。

【０００８】 前記洗場用床パネル５においては、その底面５ａを傾斜させて、図２に示すよ うに傾斜下手側に設けてある排水口９に洗場用床パネル５上の水を案内できるよ うにしてあり、そして上縁部は、鍔状の壁パネル受１０を形成して、前記壁パネ ル６下流で受止め支持できるようにしてある。

【０００９】 図１に示すように、前記床パネル支持架台８は、一対の縦桟１１とそれらをつ なぐ５本の横桟１２とにより四角く組付けてあるとともに各隅角より夫々支持脚 １７を突出取付て構成してある。 前記縦桟１１及び横桟１２は、板金製で折り曲げ加工によってその断面形状に おいて図２及び図３に示すように、中央部にへこみ１３を設けて形成してあり、 簡単な組付構造でありながら比較的強度の高いものにできるようになっている。

【００１０】 ５本の横桟のうち外側にある両横桟１２と前記縦桟１１は、その断面形状にお ける前記へこみ１３を挟んで対向している両縁部のうち内方側にあるもの１４（ 以下内縁部と称する）、鍔状に突出形成して、洗場用床パネル５の底面５ａの周 部を介して、この底面５ａを受止め支持する床パネル受部となるようにしてある とともに、前記底面５ａの傾斜に合わせて傾けたものとして、この傾斜に沿って 横桟１２及び縦桟１１を組付けていくことで洗場用床パネル５の底面５ａの傾斜 に王子ものとなるようにしてある。

【００１１】 そして、前記両縁部のうち前記内縁部１４とは反対側のもの１５（以下、外縁 部と称す）においては、前記内縁部１４よりも高い位置に突出させてあるととも に鍔状に形成してあり、洗場用床パネル５を内縁部１４上に載置した状態で、前 記外縁部１５が洗場用床パネル５の上縁部に形成してある前記壁パネル受１０を 受止め支持できる壁パネル受支持部となるようにしてある。

【００１２】 従って、前記外縁部１５が壁パネル受１０の変形を抑えることができるととも に、外縁部１５が内縁部１４に一体連設してあり、外縁部１５が受け持つ負荷を 内縁部１４にも負担させることで外縁部１５と内縁部１４とを一体で前記負荷力 に抵抗させることができるようになっている。

【００１３】 尚、５本の横桟１２のうち内側の３本の横桟１２は補強材であるのみならず洗 場用床パネル５の底面５ａに直接接当させて、それを受止め支持させてある。

【００１４】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

【図１】床パネル支持架台及び洗場用床パネルの分解斜
視図

【図２】床パネル支持架台及び洗場用床パネルの縦断側
面図

【図３】床パネル支持架台及び洗場用床パネルの縦断正
面図

【図４】ユニットバスの縦断側面図

【符号の説明】

５ 洗場用床パネル ５ａ 洗場用床パネルの底面 ６ 壁パネル １０ 壁パネル受 １４ 床パネル受部 １５ 壁パネル受支持部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 壁パネル（６）下端の受止め支持用の壁
   パネル受（１０）を上端部に形成してある洗場用床パネ
   ル（５）に対し、その底面（５ａ）を受止め支持する床
   パネル受部（１４）を設けてあるユニットバスの床パネ
   ル支持架台であって、 前記壁パネル受（１０）を受止め支持する壁パネル受支
   持部（１５）を設けるとともに、前記壁パネル受支持部
   （１５）を前記床パネル受部（１４）に一体連設してあ
   るユニットバスの床パネル支持架台。