JP2015068018A - 浴室洗い場構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗い場床にかかる荷重で発泡樹脂製床面材を大きく撓ませないようにしつつ、支持脚の調整などの施工性を向上させる浴室洗い場構造を提供する。
【解決手段】浴室洗い場構造は、熱可塑性発泡樹脂により形成された床面材と、前記床面材の上に設けられ洗い場の表面を形成する表面材と、を有し、排水口に向けて下方へ傾斜した排水勾配が表面に形成された床本体と、高さ調整可能な支持脚が下面に設けられて、金属製の外枠と金属製の格子部とが接続されて、前記床本体を下方から支持するフレーム体と、を備えている。前記格子部に形成された隙間は7cm以下である。
【選択図】図3

Description

本発明は、浴室洗い場構造に関する。
浴室洗い場構造において、発泡樹脂製の基材(面材)を、鋼材製のデッキプレートの上、または、樹脂板を2枚の鋼板で挟んで補強したサンドイッチパネルの上に支持した構造が提案されている。
特開2012−117257号公報 特許第5126446号公報
従来、デッキプレートやサンドイッチパネルに形成された作業口(点検口)から支持脚の調整などを行っているが、デッキプレートやサンドイッチパネルにおいて作業口以外の部分は下方のフレーム体を覆い隠しているためフレーム体の下方(裏側)の広い範囲を視認することはできなかった。
本発明は、洗い場床にかかる荷重で発泡樹脂製床面材を大きく撓ませないようにしつつ、支持脚の調整などの施工性を向上させる浴室洗い場構造を提供する。
第1の発明の浴室洗い場構造は、熱可塑性発泡樹脂により形成された床面材と、前記床面材の上に設けられ洗い場の表面を形成する表面材と、を有し、排水口に向けて下方へ傾斜した排水勾配が表面に形成された床本体と、高さ調整可能な支持脚が下面に設けられて、金属製の外枠と金属製の格子部とが接続されて、前記床本体を下方から支持するフレーム体と、を備え、前記格子部に形成された隙間は7cm以下であることを特徴とする。
第1の発明によれば、洗い場床の表面にかかる荷重によって撓み変形しやすい発泡樹脂製の床面材を含む床本体を、床本体の剛性よりも高い剛性を有する外枠と格子部とを接続した金属製のフレーム体によって支えるため、洗い場床の表面に荷重がかかっても大きく撓み変形することがない。そのため、洗い場床の表面に形成された排水勾配を維持することができ、排水性能が悪化しない。
また、第1の発明によれば、格子部に形成された隙間は7cm以下なので、洗い場床上に人が立って荷重がかかっても、足の裏からの荷重をいずれかのフレームで受けることができ、大きく撓まないようにすることができる。
また、第1の発明によれば、鋼製の板やデッキプレートを介することなく、フレーム体の上に床本体が支持される。そのため、フレーム体上に床本体を載置する前、あるいはフレーム体から床本体を取り外した後は、フレーム体の下方(裏側)を格子部の隙間を通して視認することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記格子部は、前記外枠に対して着脱自在であることを特徴とする。
第2の発明によれば、格子部を外枠に組み合わせる前、あるいは、格子部を外枠から取り外した後は、格子部に形成された隙間よりも大きな開口部を露呈させることができる。このため、支持脚の調整や排水配管の接続作業などの施工作業が大きな開口部を通じてよりいっそう楽に行える。また、浴槽設置空間側の端部から遠い領域においても、格子部を外して露呈する開口部を通じて楽な姿勢で施工作業を行うことができる。
第3の発明は、第1の発明において、前記格子部の中央に開口部が形成され、前記格子部は前記開口部を塞ぐ着脱可能なカバー体を有し、前記カバー体の上面は、前記フレーム体の上面と面一であり、前記フレーム体の上面及び前記カバー体の上面で、前記床本体を下方から支持することを特徴とする。
第3の発明によれば、カバー体を開口部に装着する前、あるいは、カバー体を開口部から取り外した後は、開口部が露呈する。このため、支持脚の調整や排水配管の接続作業などの施工作業が開口部を通じてよりいっそう楽に行える。また、浴槽設置空間側の端部から遠い領域においても、大きな開口部を通じて楽な姿勢で施工作業を行うことができる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、前記床面材と前記表面材との間に設けられ、前記床面材及び前記表面材よりも弾力性の高いクッション層をさらに備えたことを特徴とする。
第4の発明によれば、クッション層により、床本体の表面に弾力性が付与されるので、洗い場床に優れた座り心地や歩き心地を付与することができる。
本発明によれば、洗い場床にかかる荷重で発泡樹脂製床面材を大きく撓ませないようにしつつ、支持脚の調整などの施工性を向上させることができる。
実施形態の浴室ユニットの模式斜視図。 実施形態の床本体の模式分解斜視図。 実施形態のフレーム体の模式斜視図。 図3におけるX−X断面図。 図3に示すフレーム体における外枠の模式斜視図。 他の実施形態のフレーム体の模式斜視図。 他の実施形態のフレーム体の模式分解斜視図。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
図1は、実施形態の浴室ユニットの一例を示す模式斜視図である。
実施形態の浴室ユニットは、浴槽60と、洗い場床10と、壁パネル71a〜71fとを有する。
浴槽60の底部の裏面における四隅近傍には、支持脚61が設けられ、その支持脚61を介して、浴槽60は浴室設置面(例えば、建物の床)100の上に設置される。支持脚61の先端側(下端側)にはボルト部が設けられ、そのボルト部を回転させることで支持脚61の高さが調整可能となっている。
浴槽60の横の空間における底部に、洗い場床10が設置されている。洗い場床10の表面は、浴室外部に水を漏出させない防水性を有する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加温されたお湯も含むものとする。
洗い場床10の裏側において、浴槽60との境界部近傍には排水配管62が設けられている。洗い場床10において、例えば浴槽60との境界部近傍には、排水配管62に連通する排水口(図1では、着脱自在の蓋63で塞がれている)が形成されている。排水口が設けられた部分はくぼんでおり、洗い場床10の表面には、排水口に向けて下向き傾斜した排水勾配が付けられている。また、浴槽60の底部に設けられた図示しない排水口も、排水配管62に接続されている。
図2は、洗い場床10における床本体15の模式分解斜視図である。
図3は、洗い場床10におけるフレーム体30の模式斜視図である。
図4は、図3におけるX−X断面図である。
図5は、フレーム体30における外枠31の模式斜視図である。
洗い場床10は、床本体15と、フレーム体30とを有する。さらに、床本体15は、床面材13と、クッション層12と、表面材11とを有する。表面材11、クッション層12および床面材13は、いずれも樹脂により形成されている。
フレーム体30の上には、床本体15の床面材13が載置され支持される。床面材13は、周縁部が上側に折り曲げられた浅底の器状(パン状)に形成されている。
床面材13は、熱可塑性発泡樹脂により形成されている。熱可塑性発泡樹脂としては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどが挙げられる。本実施形態では、一例として発泡ポリプロピレンが用いられている。
床面材13には、排水口用の開口部24が形成されている。開口部24が設けられた部分は、凹形状に形成されている。また、床面材13の表面には、開口部24に向けて下方に傾斜した排水勾配が形成されている。
床面材13の上には、クッション層12を介して表面材11が設けられている。なお、クッション層12は必要に応じて設けられ、なくてもよい。床面材13と表面材11との間に、床面材13及び表面材11よりも弾力性の高いクッション層12が設けられている。クッション層12には、排水口用の開口部23が形成されている。
クッション層12は、使用者に床面の柔らかい使用感を与える。クッション層12の材料としては、例えば発泡ポリウレタン等の軟質素材が用いられている。クッション層12の硬さ(柔らかさ)を変えることで、床面の硬さ(柔らかさ)の仕様を変更することができる。
表面材11は、床面材13及びクッション層12の上面を覆い、洗い場床10の表面を形成する。表面材11は、洗い場床10の表面に外観意匠性および防水性を与える。
表面材11の材料としては、防水性及び可撓性を有する軟質樹脂シート材が用いられている。表面材11の表面には、洗い場床10の表面の意匠性や水はけ性を向上させるために、凹凸加工や柄模様を施したりすることも可能である。
表面材11には、排水口用の開口部26が形成されている。また、表面材11の表面には、開口部26に向けて下方に傾斜した排水勾配が形成されている。
フレーム体30は、床本体15を下方から支持する。図3に示すように、フレーム体30は、金属製の外枠31と、金属製の格子部32と、金属製の支持脚41とを有する。外枠31及び格子部32は、例えば鋼材を組み合わせて形成され、樹脂から形成されている床本体15よりも十分に高い強度を有する。
外枠31は、図5に示すように4本のフレーム31a〜31dを有する。4本のフレーム31a〜31dは、四角形状に組み合わされ、外枠31の外形(アウトライン)を形成する。フレーム31aとフレーム31cとが平行に延び、フレーム31bとフレーム31dとが平行に延びている。
4本のフレーム31a〜31dが形成する四角形状領域の面積は、床本体15が形成する四角形状領域の面積とほぼ同じである。
外枠31は、図5に示すように、フレーム31a〜31d以外にも、フレーム31aの近傍、およびフレーム31cの近傍に設けられた複数本のフレームとを有する。
フレーム31b及びフレーム31dの長手方向の両端近傍には、フレーム31eとフレーム31fが設けられている。フレーム31e及びフレーム31fは、フレーム31b及びフレーム31dの延在方向に対して垂直に延在して、フレーム31bとフレーム31dとの間に架け渡されている。
フレーム31eには2本の支持脚41が設けられ、フレーム31fにも2本の支持脚41が設けられている。それぞれの支持脚41は、フレーム31e、31fから、下方(設置面側)に向けて延びている。
支持脚41を介して、フレーム体30は、図1に示す設置面100の上に設置される。支持脚41の先端側(下端側)にはボルト部が設けられ、そのボルト部を回転させることで支持脚41の高さが調整可能となっている。支持脚41の高さ調整により、フレーム体30の上に支持される床本体15の設置高さが調整される。
外枠31のフレーム31e、フレーム31b、フレーム31fおよびフレーム31dの内側には、四角形状の開口部33が形成されている。
開口部33を囲む各フレーム31e、31b、31f、31dには、一体に、受け面材34が設けられている。受け面材34は、金属製であり、例えば鋼製である。
受け面材34は、各フレーム31e、31b、31f、31dの例えば下面から、開口部33側に突出した板状に形成されている。受け面材34は、開口部33の周縁部に沿って連続して形成されている。
開口部33には、図3に示す格子部32が設けられる。格子部32は、四角形状に組み合わされ、格子部32の外形を形成する4本のフレーム32a〜32dと、このフレーム32a〜32dの内側で格子状に組み合わされた複数のフレームとを有する。
格子部32の外形を形成する4本のフレーム32a〜32dが、外枠31の開口部33の周縁に設けられた受け面材34に、図4に示すように載置されることで、格子部32は外枠31と組み合わされる。格子部32は、外枠31に対して着脱自在である。
格子部32と外枠31とが組み合わされた状態で、格子部32の各フレームの上面と、外枠31の各フレームの上面とは面一になる。したがって、床本体15の載置面となるフレーム体30の上面に段差が形成されず、フレーム体30上に支持された床本体15は、がたつかず安定して支持される。
また、格子部32には、排水口用の開口部36が形成されたプレート35が設けられている。
格子部32には複数の隙間が形成されている。格子部32に形成されたすべての隙間について、その大きさは7cm以下である。ここで、隙間の大きさとは、格子部32の各フレームが交差する2次元平面内で隙間内に収まることが可能な円の最大直径を表す。
図1において2点鎖線で表すように、浴槽60のリムの上には壁パネル71a〜71cが設置されている。また、洗い場床10の周縁部の上には、壁パネル71d〜71fが設置されている。また、壁パネル71fには図示しないドア取付枠を介してドアが取り付けられる。
浴槽60と洗い場床10との境界には、浴槽60における洗い場床10側の側面を覆い隠すバスエプロン67が設けられている。なお、浴槽60の構造によっては、バスエプロン67を設けなくてよいものもある。
また、バスエプロン67の長手方向の一端側と、壁パネル71dとの間には小パネル65bが設けられている。また、バスエプロン67の長手方向の他端側と、壁パネル71fとの間には小パネル65aが設けられている。
フレーム体30、床面材13、クッション層12および表面材11は、それぞれの開口部36、24、23、26を一致させて重ねられる。それら開口部の内側には、図2に示す排水ピット21が設けられる。
排水ピット21は、樹脂により形成され、非透水性を有する。排水ピット21の内側には、排水口22が形成されている。排水口22は、排水配管62と接続される。
実施形態によれば、床面材13を熱可塑性発泡樹脂により形成するため、廃棄するときにリサイクルすることができる。そのため、床面材13の製造・廃棄に伴うCO排出量を削減して環境に優しい製品を提供できることになる。また、発泡成形に用いる型は、他の成形法による型よりも安価で製造できるため、床面材13の製造コストを低く抑えることができる。
また、実施形態によれば、洗い場床10の表面にかかる荷重によって撓み変形しやすい発泡樹脂製の床面材13を含む床本体15を、床本体15の剛性よりも高い剛性を有する外枠31と格子部32とを接続した金属製のフレーム体30によって支えるため、洗い場床10の表面に荷重がかかっても大きく撓み変形することがない。そのため、洗い場床10の表面に形成された排水勾配を維持することができ、排水性能が悪化しない。
特に、フレーム体30における中央部を含む大部分の領域を占める格子部32に形成された隙間は、二足歩行可能な年齢以上の人の足のサイズよりも小さい7cm以下なので、洗い場床10上に人が立って荷重がかかっても、足の裏からの荷重をいずれかのフレームで受けることができ、大きく撓まないようにすることができる。このため、安定感のある洗い場床を提供することができる。
従来、フレーム体(架台)の上面に鋼製の板やデッキプレートが一体に設けられた状態で、フレーム体(架台)は、設置場所に搬送されていた。そのため、鋼板やデッキプレートが、フレーム体の下方(裏側)を視認する際の妨げになり、施工性を低下させていた。
これに対して、実施形態によれば、鋼製の板やデッキプレートを介することなく、フレーム体30の上に床本体15が支持される。そのため、フレーム体30上に床本体15を載置する前、あるいはフレーム体30から床本体15を取り外した後は、フレーム体30の下方(裏側)を格子部32の隙間や外枠31の内側に形成された隙間を通して視認することができる。
よって、格子部32の隙間や外枠31の内側に形成された隙間から工具を挿入して、フレーム体30の下方で行われる支持脚41の調整や排水配管62の接続といった施工作業を、フレーム体30の上から下方を肉眼で確認しつつ進めることができ、施工性が向上する。
さらに、格子部32は、外枠31とは別体とされ、外枠31に対して着脱可能である。このため、格子部32を外枠31に組み合わせる前、あるいは、格子部32を外枠31から取り外した後は、格子部32に形成された隙間よりも大きな開口部33が露呈する。このため、支持脚41の調整や排水配管62の接続作業などの施工作業が開口部33を通じてよりいっそう楽に行える。また、外枠31と格子部32を別々に搬入することができるので、搬入する部材が従来よりも軽くなるので、搬入作業を楽に行える。
また、浴槽60を設置する前に先に洗い場床10を設置する場合には、浴槽60の設置空間側からフレーム体30の下方に手を伸ばして作業をすることができる。しかしながら、浴槽設置空間側の端部から遠い領域には手が届かない。そのような手の届かない箇所においても、格子部32を外して露呈する開口部33を通じて楽な姿勢で施工作業を行うことができる。
なお、格子部32を複数に分割し、格子部32を部分的に外せるような構成にしてもよい。この場合、施工に必要な領域の格子部32だけを外せばよいので、施工の労力を軽減することができる。
また、実施形態によれば、表面材11と床面材13との間に設けられたクッション層12により、床本体15の表面に弾力性が付与されるので、洗い場床10に優れた座り心地や歩き心地を付与することができる。
図6は、他の実施形態のフレーム体50の模式斜視図である。
図7は、そのフレーム体50の模式分解斜視図である。
フレーム体50は、前述したフレーム体30と同様に、床本体15を下方から支持する。フレーム体50は、金属製の外枠31と、金属製の格子部52と、金属製の支持脚41とを有する。外枠31及び格子部52は、例えば鋼材を組み合わせて形成され、樹脂から形成されている床本体15よりも十分に高い強度を有する。
外枠31は、4本のフレーム31a〜31dを有する。4本のフレーム31a〜31dは、四角形状に組み合わされ、外枠31の外形(アウトライン)を形成する。4本のフレーム31a〜31dが形成する四角形状領域の面積は、床本体15が形成する四角形状領域の面積とほぼ同じである。
格子部52は、さらにカバー体55を有する。カバー体55は、複数の鋼製のフレーム55a〜55cを接続して形成されている。一対のフレーム55aと、フレーム55aよりも短い一対のフレーム55bとにより矩形状のフレームが形成され、その矩形状のフレームの内側で、複数本のフレーム55cが、一対のフレーム55b間に架け渡されている。
格子部52の中央には、図7に示すように、開口部43が形成されている。カバー体55は、格子部52に対して着脱自在に開口部43を閉塞する。
開口部43の四隅には受け面材81が設けられている。カバー体55の四隅の下面が、受け面材81に載置されることで、カバー体55は開口部43に装着される。
カバー体55が開口部43に装着された状態で、カバー体55の各フレーム55a〜55cの上面と、フレーム体50の各フレームの上面とは面一になる。したがって、床本体15の載置面となるフレーム体50の上面に段差が形成されず、フレーム体50上に支持された床本体15は、がたつかず安定して支持される。
開口部43の四隅には、下方に延在して支持脚41が設けられている。支持脚41を介して、フレーム体50は、図1に示す設置面100の上に設置される。支持脚41の先端側(下端側)にはボルト部が設けられ、そのボルト部を回転させることで支持脚41の高さが調整可能となっている。支持脚41の高さ調整により、フレーム体50の上に支持される床本体15の設置高さが調整される。
また、格子部52には、排水口用の開口部36が形成されたプレート35が設けられている。
カバー体55も含めた格子部52には複数の隙間が形成されている。格子部52に形成されたすべての隙間について、その大きさは7cm以下である。ここで、隙間の大きさとは、格子部52の各フレームが交差する2次元平面内で隙間内に収まることが可能な円の最大直径を表す。
図6、7に示すフレーム体50においても、床本体15の剛性よりも高い剛性を有するため、洗い場床10の表面に荷重がかかっても大きく撓み変形することがない。そのため、洗い場床10の表面に形成された排水勾配を維持することができ、排水性能が悪化しない。
また、カバー体55も含めた格子部52に形成されたすべての隙間は、二足歩行可能な年齢以上の人の足のサイズよりも小さい7cm以下なので、洗い場床10上に人が立って荷重がかかっても、足の裏からの荷重をいずれかのフレームで受けることができ、大きく撓まないようにすることができる。このため、安定感のある洗い場床を提供することができる。
また、鋼製の板やデッキプレートを介することなく、フレーム体50の上に床本体15が支持される。そのため、フレーム体50上に床本体15を載置する前、あるいはフレーム体50から床本体15を取り外した後は、フレーム体50の下方(裏側)を、カバー体55も含めた格子部52の隙間や外枠31の内側に形成された隙間を通して視認することができる。
よって、格子部52の隙間や外枠31の内側に形成された隙間から工具を挿入して、フレーム体50の下方で行われる支持脚41の調整や排水配管62の接続といった施工作業を、フレーム体50の上から下方を肉眼で確認しつつ進めることができ、施工性が向上する。
さらに、着脱自在のカバー体55を開口部43に装着する前、あるいは、カバー体55を開口部43から取り外した後は、フレーム体50における他の隙間よりも大きな開口部43が露呈する。このため、支持脚41の調整や排水配管62の接続作業などの施工作業が開口部43を通じてよりいっそう楽に行える。
また、浴槽設置空間側の端部から遠い領域においても、大きな開口部43を通じて楽な姿勢で施工作業を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…洗い場床、11…表面材、12…クッション層、13…床面材、15…床本体、30,50…フレーム体、31…外枠、32,52…格子部、41…支持脚、43…開口部、55…カバー体、60…浴槽、62…排水配管

Claims (4)

  1. 熱可塑性発泡樹脂により形成された床面材と、前記床面材の上に設けられ洗い場の表面を形成する表面材と、を有し、排水口に向けて下方へ傾斜した排水勾配が表面に形成された床本体と、
    高さ調整可能な支持脚が下面に設けられて、金属製の外枠と金属製の格子部とが接続されて、前記床本体を下方から支持するフレーム体と、
    を備え、
    前記格子部に形成された隙間は7cm以下である浴室洗い場構造。
  2. 前記格子部は、前記外枠に対して着脱自在である請求項1記載の浴室洗い場構造。
  3. 前記格子部の中央に開口部が形成され、前記格子部は前記開口部を塞ぐ着脱可能なカバー体を有し、
    前記カバー体の上面は、前記フレーム体の上面と面一であり、
    前記フレーム体の上面及び前記カバー体の上面で、前記床本体を下方から支持する請求項1記載の浴室洗い場構造。
  4. 前記床面材と前記表面材との間に設けられ、前記床面材及び前記表面材よりも弾力性の高いクッション層をさらに備えた請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴室洗い場構造。
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