JP2003033416A - 移乗台付き浴槽 - Google Patents

移乗台付き浴槽

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JP2003033416A
JP2003033416A JP2001224608A JP2001224608A JP2003033416A JP 2003033416 A JP2003033416 A JP 2003033416A JP 2001224608 A JP2001224608 A JP 2001224608A JP 2001224608 A JP2001224608 A JP 2001224608A JP 2003033416 A JP2003033416 A JP 2003033416A
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JP
Japan
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apron
bathtub
transfer table
transfer
reinforcing
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JP2001224608A
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English (en)
Inventor
Atsushi Uetake
篤志 植竹
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移乗台をしっかりと固定でき、しかも要介助者
が立ち上がる際や介助する際に邪魔になる脚部材を不要
とできる移乗台付き浴槽を提供すること。 【解決手段】浴槽本体31の側方に設けられた第1エプ
ロン5aの上縁より側方にほぼ水平に張り出して移乗台
7が設けられ、この移乗台7が載置されている受け金具
8の一端側の係止部82が第1エプロン5aの上縁裏面
側に配置された補強用桟53に係止されるとともに、洗
い場2側に張り出している受け金具8の受け板81の下
面から第1エプロン5a側に突設した補強脚83の先端
が第1エプロン5a表面に支持されている移乗台付き浴
槽。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高齢者や身体障害者
などの要介助者の入浴を援助する移乗台付き浴槽に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移乗台付き浴槽として、たとえば
特開2001−59349号公報にて、浴室の側壁に対
し介助スペースを介して浴槽本体31を配設し、この浴
槽本体31の介助スペース21の側の辺部に、浴槽本体
31の上面部312とほぼ面一に移乗台7を取付可能と
することにより、簡単に移乗台7を後付けすることがで
きるようにしたものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の移乗台付き浴槽では、図8に示すように、上
端が受け金具8の先端下部に固定され、下端が浴室床2
に対して非固定係止状態とされている脚部材9が移乗台
7の下部と浴室床2との間に介装されているため、要介
助者が立ち上がる際や介助する際に脚部材9が邪魔にな
るという問題があった。
【0004】本発明の目的は、移乗台をしっかりと固定
でき、しかも要介助者が立ち上がる際や介助する際に邪
魔になる脚部材を不要とできる移乗台付き浴槽提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、浴槽本体の側方に設けられたエプロンの上縁より側
方にほぼ水平に張り出して移乗台が設けられている移乗
台付き浴槽において、前記移乗台の一端が前記エプロン
の上縁裏面側に係止されるとともに、移乗台の下面から
エプロン側に突設した補強脚がエプロン表面に支持され
ているものである。
【0006】このように、請求項1記載の本発明の移乗
台付き浴槽では、側方に張り出している移乗台の下面か
らエプロン側に補強脚が突設しているので、要介助者が
立ち上がる際や介助する際に、補強脚が邪魔にならな
い。
【0007】また、移乗台の一端がエプロンの上縁裏面
側に係止されるとともに、移乗台の下面からエプロン側
に突設した補強脚がエプロン表面に支持されているの
で、補強脚の突っ張りによって、移乗台を十分な強度を
持って固定できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
移乗台付き浴槽において、補強脚が当接する部分に対応
したエプロンの裏面側に補強部材が配置され、この補強
部材の厚みが浴槽本体とエプロンとの隙間とほぼ等しく
されているものである。
【0009】このように、請求項2記載の本発明の移乗
台付き浴槽では、補強脚が当接する部分に対応したエプ
ロンの裏面側に補強部材が配置され、この補強部材の厚
みが浴槽本体とエプロンとの隙間とほぼ等しくされてい
るので、移乗台上に要介助者が腰掛けても、補強脚が当
接している近傍のエプロンに凹みなどが生じない。この
ため、要介助者は浴槽への出入りの際に安心して移乗台
を利用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の移乗台付き浴槽
の第1実施例を使用状態とともに示す平面図、図2は図
1対応の斜視図、図3は図1のX−X線での拡大断面図
である。
【0011】浴室1の洗い場2の所定位置に浴槽3が配
置されている。具体的には、図1および図2に示すよう
に、浴槽3はその長手方向の両側に介助スペース21,
21が形成されるように浴室1の奥壁4に接触して配置
されている。
【0012】浴槽3を形成している浴槽本体31は、図
3に示すように、湯舟部311の上端からフランジ状に
外方へ張出されたほぼ水平な上面部312を有してい
る。この上面部312の外周縁部は下方へ屈曲されて垂
下縁313を形成している。浴槽本体31の三方の側面
前方にはエプロン5が設けられている。
【0013】エプロン5は、浴槽本体31の正面側の側
面を覆う第1エプロン5aと、浴槽本体31の両側の側
面を覆う第2エプロン5b,5bとからなっている。奥
壁4側に位置している第2エプロン5b,5bはL字形
の固定金具6により奥壁4にビス止めされている。第1
および第2エプロン5a,5bの上下端部はともに同一
方向に曲げられた上面部51と下面部52を有してい
る。各エプロン5の上面部51の上方に浴槽本体31の
垂下縁313が位置するようになっている。
【0014】第1エプロン5aの裏面側には、図3に示
すように、3本の木製補強桟53,54,55が横方向
に接着されて配置されている。木製補強桟53は第1エ
プロン5aの裏面側の上隅部に配置され、その厚みは上
面部51の端面とほぼ面一となるようにされている。ま
た、2本の木製補強桟54,55の厚みは、浴槽本体3
11と第1エプロン5aとの隙間Dにほぼ等しくされて
いる。
【0015】図4に示すように、第1エプロン5aの上
面部51の一部には凹部511が形成されている。この
凹部511は、後述する受け金具8を浴槽本体31の垂
下縁313と第1エプロン5aの上面部51との間から
外方(洗い場2側)に取り出すためのものである。
【0016】そして、浴槽本体31の側方に設けられた
第1エプロン5aの上縁より洗い場2側にほぼ水平に張
り出して移乗台7が設けられている。移乗台7は所定の
厚みを有するほぼ半円状の板体であり、その半径は約2
00mmである。移乗台7には多数の水抜孔71が形成
されている。
【0017】受け金具8は、矩形状の受け板81と、こ
の受け板81の一端に形成された断面L字状の係止部8
2と、受け板81の他端部の下面から第1エプロン5a
側に突設した補強脚83を有している。受け板81の幅
および厚みは、上記第1エプロン5aの上面部51に形
成された凹部511の幅および深さとほぼ等しくされて
いる。
【0018】そして、図3に示すように、第1エプロン
5aの上面部51に形成された凹部511を利用して、
受け金具8の係止部82が第1エプロン5aの裏面側の
上隅部に配置された木製補強桟53に係止されている。
洗い場2側に張り出している受け板81の上面に移乗台
7がネジ止め固定されている。補強脚83の下端部のネ
ジ孔に螺合された止め金具831をねじ込み、この止め
金具831の先端に取り付けられた押さえ板832を第
1エプロン5aの表面に当接させることで、浴槽本体3
1の正面側の中央部側方に移乗台7が設けられた移乗台
付き浴槽を構成している。なお、移乗台7の上面は浴槽
本体31の上面部312とほぼ面一とされている。
【0019】この第1実施例の移乗台付き浴槽の場合、
受け金具8の係止部82が第1エプロン5aの裏面側の
上隅部に配置された木製補強桟53に係止され、かつ、
移乗台7を載置した受け板81の下面から第1エプロン
5a側に突設した補強脚83の下端部に螺合した止め金
具831の押さえ板832が第1エプロン5aの表面に
当接して突っ張り、しかも、押さえ板832が当接して
いる部分の第1エプロン5aの裏面側には間隔保持機能
を有する木製補強桟54が存在しているので、移乗台7
の取付強度は十分である。なお、押さえ板832を第1
エプロン5aにネジ止め固定してもよい。
【0020】そして、補強脚83が受け板81の下面か
ら斜め下方に第1エプロン5a側に向かって突設してい
るので、この補強脚83は要介助者が立ち上がる際や介
助する際になんら邪魔にならない。
【0021】また、第1エプロン5aの上面部51にあ
らかじめ凹部511を形成しておくことで、移乗台7の
後付けも可能となる。
【0022】さらに、押さえ板832が当接する部分の
第1エプロン5aの裏面側に木製補強桟54が存在して
いるので、移乗台7の取付けによる第1エプロン5aの
部分的な変形は生じない。このため、浴槽の意匠的美観
は損なわれない。
【0023】上記実施例では、図3に示すように、第1
エプロン5aの裏面側に3本の木製補強桟53,54,
55を横方向に配置したが、図5に示すように、第1エ
プロン5aの裏面側全体に木製の裏打ち材56を接着し
て配置するようにしてもよい。この場合、2本の突条部
56a,56aを含む部分の厚みが浴槽本体31と第1
エプロン5aとの隙間Dにほぼ等しくされている。
【0024】図6は本発明の移乗台付き浴槽の変形例を
示す要部断面図である。この場合、第1エプロン5aの
表面側にほぼ正方形状の浅い窪み56が形成され、この
窪み56内に、受け金具8の補強脚83aの端部が嵌合
係止されるようになっている。なお、図7に示すよう
に、窪み56は第1エプロン5aの裏面側に配置されて
いる木製補強桟54に対応している位置に形成されてい
る。
【0025】また、上記実施例では、図4に示すよう
に、第1エプロン5aの上面部51の一部に凹部511
を形成し、この凹部511を通じて受け金具8を洗い場
2側に取り出すようにしたが、たとえば第1エプロン5
aの上面部51のほぼ全長にわたって凹部を形成しても
よい。このように、上面部51のほぼ全長にわたって凹
部を形成することで、移乗台7の取付位置を任意に変更
することが可能となる。その際、上記図6の実施例の場
合、第1エプロン5aの表面側に複数の窪み56を横方
向に形成しておけばよい。
【0026】さらに、上記実施例では、凹部511を第
1エプロン5aの上面部51に形成したが、第1エプロ
ン5aの上面部51の上方に載置される浴槽本体31の
垂下縁313の下部に対応した切欠部を形成してもよ
い。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の移乗台付き浴槽
においては、洗い場側に張り出している移乗台の下面か
ら、エプロン側に補強脚が突設しているので、要介助者
が立ち上がる際や介助する際に邪魔にならない。また、
移乗台の一端がエプロンの上縁裏面側に係止されるとと
もに、洗い場側に張り出している移乗台の下面からエプ
ロン側に突設した補強脚がエプロン表面に支持されてい
るので、補強脚の突っ張りによって移乗台を十分な強度
を持って固定できる。
【0028】請求項2記載の本発明の移乗台付き浴槽に
おいては、補強脚が当接する部分に対応したエプロンの
裏面側に配置された補強部材の厚みが浴槽本体とエプロ
ンとの隙間とほぼ等しくされているので、移乗台上に要
介助者が腰掛けても、補強脚が当接している近傍のエプ
ロンに凹みなどが生じず、要介助者は浴槽への出入りの
際に安心して移乗台を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移乗台付き浴槽の第1実施例を使用状
態とともに示す平面図である。
【図2】図1対応の斜視図である。
【図3】図1のX−X線での拡大断面図である。
【図4】図3の要部を示す正面図である。
【図5】図3のエプロンの変形例を示す断面図である。
【図6】本発明の移乗台付き浴槽の変形例を示す要部断
面図である。
【図7】図6のエプロンを示す部分斜視図である。
【図8】従来の公知の移乗台付き浴槽を示す要部断面図
である。
【符号の説明】
1 浴室 2 洗い場 21 介助スペース 3 浴槽 31 浴槽本体 312 上面部 313 垂下縁 4 奥壁 5,5a,5b エプロン 51 上面部 511 凹部 53,54,55 木製補強桟 56 窪み 7 移乗台 8 受け金具 81 受け板 82 係止部 83,83a 補強脚 831 止め金具 832 押さえ板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体の側方に設けられたエプロンの上
    縁より側方にほぼ水平に張り出して移乗台が設けられて
    いる移乗台付き浴槽において、 前記移乗台の一端が前記エプロンの上縁裏面側に係止さ
    れるとともに、移乗台の下面からエプロン側に突設した
    補強脚がエプロン表面に支持されていることを特徴とす
    る移乗台付き浴槽。
  2. 【請求項2】補強脚が当接する部分に対応したエプロン
    の裏面側に補強部材が配置され、この補強部材の厚みが
    浴槽本体とエプロンとの隙間とほぼ等しくされている請
    求項1記載の移乗台付き浴槽。
JP2001224608A 2001-07-25 2001-07-25 移乗台付き浴槽 Pending JP2003033416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100779035B1 (ko) 2006-02-15 2007-11-23 주식회사 제이리빙 욕조용 에이프런

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KR100779035B1 (ko) 2006-02-15 2007-11-23 주식회사 제이리빙 욕조용 에이프런

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