JPH0511734U - 電力ケーブル用接続部 - Google Patents
電力ケーブル用接続部Info
- Publication number
- JPH0511734U JPH0511734U JP5658891U JP5658891U JPH0511734U JP H0511734 U JPH0511734 U JP H0511734U JP 5658891 U JP5658891 U JP 5658891U JP 5658891 U JP5658891 U JP 5658891U JP H0511734 U JPH0511734 U JP H0511734U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power cable
- connection part
- cable
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- Pending
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- Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】油浸絶縁紙、またはプラスチックフィルム等、
巻回絶縁部を有するケーブル接続部でもスリップオン型
接続部構造を可能とし、現地施工作業における人件費の
大幅削減を可能とする電力ケーブル端末部の提供。 【構成】電力ケーブル接続用チューリップコンタクトを
内部に有し、機器に取り付けられた外側套管と、内側套
管に固定された接続棒を有する組立てられた電力ケーブ
ル用終端接続部とより成り、両者は接続棒をチューリッ
プコンタクトに挿入することにより電気的に接続されて
構成されたことを特徴とする電力ケーブル用接続部。
巻回絶縁部を有するケーブル接続部でもスリップオン型
接続部構造を可能とし、現地施工作業における人件費の
大幅削減を可能とする電力ケーブル端末部の提供。 【構成】電力ケーブル接続用チューリップコンタクトを
内部に有し、機器に取り付けられた外側套管と、内側套
管に固定された接続棒を有する組立てられた電力ケーブ
ル用終端接続部とより成り、両者は接続棒をチューリッ
プコンタクトに挿入することにより電気的に接続されて
構成されたことを特徴とする電力ケーブル用接続部。
Description
【０００１】
本考案は電力ケーブル用接続の内、スリップオン型終端接続部に関するもので ある。
【０００２】
ＳＦ6 ガス遮断器あるいは変圧器に直結される電力ケーブル用終端接続部は、 機器側の絶縁材料である。ＳＦ6 ガスまたは変圧器油に接して取付けられる。こ の為、図２に示す様に電力ケーブル用終端接続部を組立てた後機器ケース２を取 付け、真空引作業に続いてＳＦ6 ガスあるいは変圧器油を注入する順序となり、 特に機器納入社の作業員は、電力ケーブル納入社による組立作業が終了するまで 現場で待機している必要があり、作業費用の増大を招いていた。これらの不都合 を改善する目的から近年、スリップオン型と称される。終端接続部用套管内部に チューリップコンタクトを取付けた接続部が多用される様になった。この接続部 は終端接続部用套管をあらかじめ機器側へ取付け、機器内部にはＳＦ6 ガスある いは変圧器油等を充填した状態で現地へ据付けられており、電力ケーブルの接続 工事に際しては機器納入社の作業員を必ずしも必要としないで済むことから、人 件費の大幅な低減が可能となるものである。
【０００３】 しかし従来のスリップオン型接続部は電力ケーブル端部の電界緩和用にゴム系 材料で作られたプレモールド絶縁体を使用したプレハブ型と総称されるゴム・プ ラスチック電力ケーブル用接続部に限られて実用化されいているのみであった。 この理由は機器へあらかじめ取付けられている套管内へ、段剥処理された電力ケ ーブル端末部を挿入・接続する際、ケーブル端末部を套管内のチューリップコン タクトへ到達させるまで、ケーブル端末部を套管と平行に保持しておく必要があ り、またチューリップコンタクト部へケーブル端末部先端を挿入するための長さ 方向の力を加える目的から接続部の内部絶縁補強処理部を把持することが必要な 為、電力ケーブル絶縁体上へ油浸絶縁紙あるいはプラスチックフィルム等を巻回 してなる絶縁構造を持つ接続部では巻回構造部分のずれが生ずる等、電気絶縁上 、好ましくない影響が出ることによる。また套管内部に充填される絶縁油の吸湿 が電気特性に悪影響を与えるので、挿入作業中に内部絶縁構造を空気中に日西し ておけない等の理由から巻回により絶縁補強層を形成する構造の接続部には適用 出来ないとの欠点があった。
【０００４】
本考案は油浸絶縁紙、またはプラスチックフィルム等、巻回絶縁部を有するケ ーブル接続部でもスリップオン型接続部構造を可能とし、現地施工作業における 人件費の大幅削減を可能とする電力ケーブル端末部を提供することにある。
【０００５】
即ち本考案は接続部を二重套管構造とすることにより、外側套管はあらかじめ 機器側へ取付けておく事が出来ることから、従来実施されているスリップオン型 接続部の人件費削減の効果を持つと同時に内側套管により接続部の内部補強絶縁 として絶縁油浸紙等の巻回絶縁構造を持つ接続部でも容易にスリップオン型接続 部を実現することを可能とした事である。
【０００６】
図１に本考案による電力ケーブル用接続部の一実施例を示す。本考案の接続部 組立時の手順を簡単に説明すると、電力ケーブル端末部を段剥ぎ処理後、導体引 出棒３を圧縮接続し、油浸絶縁紙、ベルマウス等を取付けるまでは従来一般に実 施されている電力ケーブル用端末部の組立てと同様である。その後、内側套管１ ０を取付けるが、この取付作業はケーブル処理室で行なわれるので異物混入防止 等の管理が十分に出来る利点がある。続いて内側套管１０にて組立済の電力ケー ブル端末部を機器側套管（外側套管９）に挿入し、内側套管上部の導体引出棒３ 先端部を外側套管９内のチューリップコンタクト８へ挿入する。
【０００７】 その後下部フランジ１１をボルト締め等により固定し、外側套管９と内側套管 １０内へ絶縁油又は絶縁性不活性ガス等を充填して接続作業が完了する。
【０００８】
以上説明した通り本考案による電力ケーブル用接続部は、従来ゴム・プラスチ ックケーブル用接続部に限られていたスリップオン型接続部を例えばＯＦケーブ ルの様な油浸絶縁紙等を巻回して絶縁層を形成する絶縁構造を必要とする接続部 にも適用可能としたことにより、組立作業時の出会い作業における人件費を大幅 に削減することが可能となる。
【０００９】 さらに従来のスリップオン型構造を適用した場合の欠点とされていた内部絶縁 に直接触れる為に生ずる異物の混入、作業雰囲気からの吸湿、巻回絶縁補強層の ずれ等、何れも電気的に有害な不都合を全て防止することが可能となり極めて信 頼性の高い電力ケーブル用接続部を提供することができる。
【００１０】 本構造になる接続部は油入りケーブルであるＯＦケーブルに限らず、同様の絶 縁構造を持つ超高圧ＣＶケーブル用接続部にも適用出来ることはもちろんである が、さらに、電力ケーブルが非常に柔らかい為に、チューリップコンタクトへの 挿入がむづかしいとされる構造のケーブルについても、内側套管の機会強度によ り適用可能となる。
【図１】本考案による終端接続部の一実施例を示す断面
図。
図。
【図２】従来の終端接続部構造の一例を示す断面図。
１ ケーブル ２ 套管 ３ 導体引出棒 ４ 補強絶縁紙 ５ ベルマウス ６ 下部胴管 ７ 機器底板 ８ チユーリップコンタクト ９ 外側套管 １０ 内側套管 １１ 下部フランジ
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】電力ケーブル接続用チューリップコンタク
トを内部に有し、機器に取り付けられた外側套管と、内
側套管に固定された接続棒を有する組立てられた電力ケ
ーブル用終端接続部とより成り、両者は接続棒をチュー
リップコンタクトに挿入することにより電気的に接続さ
れて構成されたことを特徴とする電力ケーブル用接続
部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5658891U JPH0511734U (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 電力ケーブル用接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5658891U JPH0511734U (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 電力ケーブル用接続部 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0511734U true JPH0511734U (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=13031347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5658891U Pending JPH0511734U (ja) | 1991-07-19 | 1991-07-19 | 電力ケーブル用接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0511734U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5327637A (en) * | 1977-04-30 | 1978-03-15 | Kyodo Printing Co Ltd | Method of making colapsible tube |
| JPS5327638A (en) * | 1977-04-30 | 1978-03-15 | Kyodo Printing Co Ltd | Method of making colapsible tube |
-
1991
- 1991-07-19 JP JP5658891U patent/JPH0511734U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5327637A (en) * | 1977-04-30 | 1978-03-15 | Kyodo Printing Co Ltd | Method of making colapsible tube |
| JPS5327638A (en) * | 1977-04-30 | 1978-03-15 | Kyodo Printing Co Ltd | Method of making colapsible tube |
| JPS5411337B2 (ja) * | 1977-04-30 | 1979-05-14 |
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