JP2000235922A - ブッシング - Google Patents

ブッシング

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JP2000235922A
JP2000235922A JP11037060A JP3706099A JP2000235922A JP 2000235922 A JP2000235922 A JP 2000235922A JP 11037060 A JP11037060 A JP 11037060A JP 3706099 A JP3706099 A JP 3706099A JP 2000235922 A JP2000235922 A JP 2000235922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulated wire
bushing
resin
airtight
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP11037060A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Watanabe
晋一 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takaoka Toko Co Ltd
Original Assignee
Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takaoka Electric Mfg Co Ltd filed Critical Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Publication of JP2000235922A publication Critical patent/JP2000235922A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気密・油密性能を向上させると同時に、安価
で安定した生産が可能となるブッシングを提供する。 【解決手段】 モールドコーン1を加工した共通絶縁電
線12の被覆を、碍管を貫通させる途中から電気機器本
体まで届く程度の長さまで剥がし、その境界部の心線の
よりの戻しを行いシール材4で気密・油密処理を行い、
モールドコーン1加工部と碍管3を接着し、更に樹脂5
を充てんする。これにより、部品点数、組立時間の削減
が可能となり、更に密着性の高い樹脂を選ぶことが可能
となるので気密・油密性能が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は柱上変圧器等の電気
機器に用いられる、特に耐塩形ブッシングの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的に柱上変圧器等の電気機器
の高圧側には、リード付の耐塩形ブッシングが使用され
る。その構造を図6、図7を用いて説明する。外部絶縁
電線2に内部絶縁電線10を中間に壁のある気密・油密
スリーブ9を用いて接続し、モールドコーン1と碍管3
を接着する。さらに、気密を保つために充てん樹脂5を
碍管3に充てんし、充てん量は内部絶縁電線10が動い
ても接続部である気密・油密スリーブ9に影響が出ない
ように図6に示すように碍管3の入り口まで入れる構造
とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブッシングは部品点数が多く、樹脂5の充てん量が多い
ため冷熱特性が厳しくなる。充てん樹脂の性能には密着
性よりも冷熱特性が優先される。両者を満足させるため
に、ときには複数の樹脂を数回に分け、充てんすること
が必要になる。また、油入機器に使用する場合、内部絶
縁電線には耐油性が求められる。現在市販されている耐
油性絶縁電線には例えば、カンブリック絶縁電線がある
が、コスト、供給面に課題があり、ブッシングのコスト
増や安定生産の障害につながっている。
【0004】材料費を押さえるために図8のように内部
絶縁電線の代わりにより安価な裸単線11と絶縁チュー
ブ6を組み合わせる方法もある。この方法を採った場
合、裸単線11が充てん樹脂5から抜け出る部分の絶縁
を施すことが困難になり、充電部がむき出しになる。そ
のため、その部分からブッシング固定金具までに十分な
沿面距離、B寸法を確保しないと耐電圧特性が低下す
る。しかし、一方で内外部絶縁電線の接続部までの樹脂
充てんは接続部保護のため必要である。
【0005】この相反する条件を満足させる手段として
接続位置をできるだけモールドコーンに近いところまで
ずらすことが考えられるが、図7に示すように外部絶縁
電線2のモールドコーン1加工後、型から外す際、電線
に十分な長さ、A寸法が確保されないと型外し作業が困
難になるので、極端に短くすることができない。その他
の手段として碍管3を長くすればよいが、材料費の増
加、碍管が長くなったことによる設計の自由度の制限な
どの欠点がある。そこで本発明は、気密・油密性能を向
上させると同時に、安価で安定した生産が可能となるブ
ッシングを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、前記
外部絶縁電線と内部絶縁電線の気密・油密スリーブによ
る接続を行わず、前記外部絶縁電線と内部絶縁電線を共
通化した共通絶縁電線とし、該外部絶縁電線の被覆を長
く剥がし、前記被覆を剥がした境界部の心線のよりの戻
しを行いシール材で気密・油密処理を施して、そのまま
電気機器内部に引き込むことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図2は本発明のブッシングに用い
る図6の外部絶縁電線2と内部絶縁電線10を共通化し
た共通絶縁電線12にモールドコーン1を成形し、必要
量の被覆を剥がし、心線6の状態にしたものである。図
2において、共通絶縁電線12、およびモールドコーン
1を加工する材料は同じもので、例えばブチルゴムなど
を使う。この共通絶縁電線12は柱上変圧器等の電気機
器内部側の被覆むきを十分に長く行う。その長さはブッ
シングを電気機器に取り付けたとき内部接続部まで達す
る程度とする。また、心線が長くなったことにより、モ
ールドコーン成形後、この心線を使って型から抜くこと
が可能となるので、被覆部の長さ、A寸法を極力短くす
る。
【0008】図2のモールドコーン電線の被覆むきを行
った部分付近約3cm程度の心線のよりを図3のように、
よりの戻し8を行う。よりの戻し8を行った部分に気密
・油密保持のために図4に示すようにシール材4を刷り
込むように塗布する。シール材4塗布後図5のようにモ
ールドコーン1と碍管3を接着し、図1に示すように碍
管3に樹脂5を充てんする。樹脂の充てんの目的はモー
ルドコーン1と碍管3の接着の補助、およびシール材4
の保護である。樹脂の充てん量は絶縁電線のよりを戻し
た部分に塗布したシール材4が隠れる程度とする。図1
はブッシングの完成状態を示す半断面図である。
【0009】ブッシングを電気機器に取り付ける際には
共通絶縁電線の被覆むきを行った部分に絶縁チューブ6
を被せて使用する。絶縁チューブ6は碍管内の充てん樹
脂5の部分まで届くように十分に差し込む。絶縁チュー
ブ6は油入機器であれば耐油性の素材を使用する。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、第1に気密・油密スリ
ーブ、内部絶縁電線の構成の簡略化および、充てん樹脂
量の削減により、材料費が節約できる。
【0011】第2に気密・油密のために、シール材と充
てん樹脂を用いているので、万が一、充てん樹脂にクラ
ックが入ったとしてもシール材により気密・油密を保つ
ことができる。逆にシール材による気密・油密が不完全
であっても、よりの戻しを行った心線1本1本と充てん
樹脂が密着しているので気密・油密保持が可能となる。
【0012】第3に外部絶縁電線と内部絶縁電線の接続
作業が必要なくなるので、作業時間の削減が可能にな
る。樹脂充てん作業が1回になるので、複数回に分けて
樹脂充てん作業を行っている場合よりはるかに作業時間
の短縮ができる。
【0013】第4に共通絶縁電線の心線が長いのでモー
ルドコーン型からの抜き出し作業に支障がなく、被覆の
長さ、A寸法を短くできる。これは充てん樹脂量の削減
につなげることが可能となる。
【0014】第5に樹脂の充てん量を極力抑えることが
できるので、ブッシングを長くすることなしに十分な沿
面距離、B寸法の確保が可能となる。
【0015】第6に充てん樹脂量が少なくなるので冷熱
特性を考慮した樹脂から密着性能を優先する樹脂を選ぶ
ことが可能となる。これにより気密・油密性能のさらな
る向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブッシングの構造を示す半断面図
である。
【図2】本発明のブッシングの共通絶縁電線に、モール
ドコーンを加工した半断面図である。
【図3】図2の共通絶縁電線の被覆切り口部の心線に、
よりの戻しを行った状態を示す半断面図である。
【図4】図3の心線に、よりの戻しを行った部分に気密
・油密目的のためにシール材を塗布した状態を示す半断
面図である。
【図5】図4の共通絶縁電線を碍管に接着して取り付け
た状態を示す半断面図である。
【図6】従来のブッシングの構造を示す半断面図であ
る。
【図7】従来のブッシングの外部絶縁電線にモールドコ
ーンを加工した半断面図である。
【図8】従来のブッシングの内部絶縁電線を裸単線に変
更した場合のブッシングの構造を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 モールドコーン 2 外部絶縁電線 3 碍管 4 シール材 5 充てん樹脂 6 絶縁チューブ 7 心線 8 よりの戻し 9 気密・油密スリーブ 10 内部絶縁電線 11 裸単線 12 共通絶縁電線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部絶縁電線が碍管の外部へ抜ける部分
    でモールドコーン加工を行い、前記外部絶縁電線の碍管
    内部側の端と内部絶縁電線を気密・油密スリーブで接続
    し、その他端を電気機器本体の内部に引き込むと共に、
    碍管内部を樹脂で充填した構成のブッシングにおいて、
    前記外部絶縁電線と前記内部絶縁電線を共通化した、共
    通絶縁電線が碍管の外部へ抜ける部分でモールドコーン
    加工を行い、その碍管内部側の境界部より少し内側から
    電気機器本体の内部に届く程度の長さまで、前記共通絶
    縁電線の被覆を剥がし、前記被覆を剥がした境界部の心
    線の、よりの戻しを行いシール材で気密・油密処理を行
    い、その部分に樹脂を充填したことを特徴とするブッシ
    ング。
JP11037060A 1999-02-16 1999-02-16 ブッシング Pending JP2000235922A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101859225B1 (ko) * 2017-08-09 2018-07-04 우진전기 주식회사 리드선 일체형 콤팩트 고압부싱
KR101875196B1 (ko) * 2018-04-05 2018-08-02 우진전기 주식회사 리드선 부착형 콤팩트 폴리머 고압부싱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101859225B1 (ko) * 2017-08-09 2018-07-04 우진전기 주식회사 리드선 일체형 콤팩트 고압부싱
KR101875196B1 (ko) * 2018-04-05 2018-08-02 우진전기 주식회사 리드선 부착형 콤팩트 폴리머 고압부싱

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