JPH08163764A - Cvケーブルの中間接続部 - Google Patents
Cvケーブルの中間接続部Info
- Publication number
- JPH08163764A JPH08163764A JP32368594A JP32368594A JPH08163764A JP H08163764 A JPH08163764 A JP H08163764A JP 32368594 A JP32368594 A JP 32368594A JP 32368594 A JP32368594 A JP 32368594A JP H08163764 A JPH08163764 A JP H08163764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- oil
- connection part
- intermediate connection
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業の効率化を図るとともに導体接続部のシ
ールドを容易にし、かつ安定した電気的性能を保持する
CVケーブルの中間接続部を提供する。 【構成】 ケーブル絶縁体3からのスロープ立上がり部
に油浸紙巻層7を設け、その上に導電性ゴムの内部シー
ルド8を一体成形した絶縁ゴムのプレモールドスリーブ
9を設けて補強絶縁層を形成したCVケーブルの中間接
続部。
ールドを容易にし、かつ安定した電気的性能を保持する
CVケーブルの中間接続部を提供する。 【構成】 ケーブル絶縁体3からのスロープ立上がり部
に油浸紙巻層7を設け、その上に導電性ゴムの内部シー
ルド8を一体成形した絶縁ゴムのプレモールドスリーブ
9を設けて補強絶縁層を形成したCVケーブルの中間接
続部。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCVケーブルの中間接続
部に関するものである。
部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CVケーブルの中間接続部におい
て、導体接続部上に補強絶縁層を形成する方法として、
架橋剤が添加されたポリエチレンテープを導体接続部に
巻回して加熱モールドする方法、ケーブル接続部に金型
を取付け、この金型内にポリエチレンコンパウンドを注
入し外部から加熱して架橋する方法や、あらかじめ成形
したプレモールドスリーブを導体接続部上に差込む方法
等が用いられている。
て、導体接続部上に補強絶縁層を形成する方法として、
架橋剤が添加されたポリエチレンテープを導体接続部に
巻回して加熱モールドする方法、ケーブル接続部に金型
を取付け、この金型内にポリエチレンコンパウンドを注
入し外部から加熱して架橋する方法や、あらかじめ成形
したプレモールドスリーブを導体接続部上に差込む方法
等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のポリエ
チレンテープを巻回して加熱する方法や金型内にポリエ
チレンコンパウンドを注入して加熱架橋する方法は、補
強絶縁層の形成に多くの機材と時間を必要とするだけで
なく、良好な接続状態を得るために作業者の経験と熟練
を必要とするので、作業能率及び経済性の面で問題があ
る。さらに、テープを巻回する方法ではテープ巻機を、
金型モールドによる方法ではポリエチレンコンパウンド
を金型内に注入するための押出機を、それぞれ作業現場
に運搬する必要があるので、機材の数も多くなり実用的
な方法とはいい難い。
チレンテープを巻回して加熱する方法や金型内にポリエ
チレンコンパウンドを注入して加熱架橋する方法は、補
強絶縁層の形成に多くの機材と時間を必要とするだけで
なく、良好な接続状態を得るために作業者の経験と熟練
を必要とするので、作業能率及び経済性の面で問題があ
る。さらに、テープを巻回する方法ではテープ巻機を、
金型モールドによる方法ではポリエチレンコンパウンド
を金型内に注入するための押出機を、それぞれ作業現場
に運搬する必要があるので、機材の数も多くなり実用的
な方法とはいい難い。
【0004】又プレモールドスリーブを導体接続部上に
差込む方法は、作業が簡単で現場での作業に適している
が、この方法はケーブル絶縁体の界面にプレモールドス
リーブの弾性力で面圧を加えて電気的強度を保持してい
るが、ヒートサイクルにより面圧が変化し安定した電気
的強度を保持するのが難しいという問題がある。
差込む方法は、作業が簡単で現場での作業に適している
が、この方法はケーブル絶縁体の界面にプレモールドス
リーブの弾性力で面圧を加えて電気的強度を保持してい
るが、ヒートサイクルにより面圧が変化し安定した電気
的強度を保持するのが難しいという問題がある。
【0005】一方、 275KV以上のCVケーブルの終端接
続部やOFケーブル用中間接続部に用いられている絶縁
性能の安定している油浸紙巻回方式を採用することが考
えられる。しかし、この方式は補強絶縁層をすべて油浸
紙で構成するため、油浸紙を大量に巻回する必要がある
こと、及び導体接続部に設けたケーブル絶縁体シュリン
グバック防止部のシールドが困難である。
続部やOFケーブル用中間接続部に用いられている絶縁
性能の安定している油浸紙巻回方式を採用することが考
えられる。しかし、この方式は補強絶縁層をすべて油浸
紙で構成するため、油浸紙を大量に巻回する必要がある
こと、及び導体接続部に設けたケーブル絶縁体シュリン
グバック防止部のシールドが困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、作業の効率化を図るとともに導体接続部のシー
ルドを容易にし、かつ安定した電気的性能を保持するC
Vケーブルの中間接続部を提供するもので、その特徴
は、ケーブル絶縁体からのスロープ立上がり部に油浸紙
巻層を設け、その上に導電性ゴムの内部シールドを一体
成形した絶縁ゴムのプレモールドスリーブを設けて補強
絶縁層を形成したことにある。
解消し、作業の効率化を図るとともに導体接続部のシー
ルドを容易にし、かつ安定した電気的性能を保持するC
Vケーブルの中間接続部を提供するもので、その特徴
は、ケーブル絶縁体からのスロープ立上がり部に油浸紙
巻層を設け、その上に導電性ゴムの内部シールドを一体
成形した絶縁ゴムのプレモールドスリーブを設けて補強
絶縁層を形成したことにある。
【0007】
【作用】上述した本発明の中間接続部においては、スト
レスの高いケーブル絶縁体のスロープ立上がり部に絶縁
性能の安定している油浸紙巻回層を設けることにより、
面圧に依存しない安定した電気的性能を保持することが
出来る。又上記油浸紙巻回層の上に、導電性ゴムの内部
シールドを一体成形した絶縁ゴムのプレモールドスリー
ブを設けることにより、油浸紙巻回層の紙巻き量が減少
して作業の効率化が図れるとともに、導体接続部に設け
たケーブル絶縁体シュリングバック防止部のシールドが
容易となる。
レスの高いケーブル絶縁体のスロープ立上がり部に絶縁
性能の安定している油浸紙巻回層を設けることにより、
面圧に依存しない安定した電気的性能を保持することが
出来る。又上記油浸紙巻回層の上に、導電性ゴムの内部
シールドを一体成形した絶縁ゴムのプレモールドスリー
ブを設けることにより、油浸紙巻回層の紙巻き量が減少
して作業の効率化が図れるとともに、導体接続部に設け
たケーブル絶縁体シュリングバック防止部のシールドが
容易となる。
【0008】
【実施例】図1は本発明のCVケーブル中間接続部の上
半分の要部の縦断面図である。図面において、1は接続
すべきCVケーブルで、2はその導体、3は架橋ポリエ
チレンのケーブル絶縁体、4はケーブルシースである。
スリーブの圧着接続等により形成した導体接続部5上に
はケーブル絶縁体のシュリングバック防止金具6が設け
られている。そして、ケーブル絶縁体3のスロープ立上
がり部には油浸紙巻回層7を設け、その中央部の上には
導体接続部のシールドとして導電性ゴムの内部シールド
8を一体成形したプレモールドスリーブ9が装着されて
いる。10は上記補強絶縁層上の遮蔽層である。このよう
な補強絶縁層の外側には保護管12がケーブルシース4上
にまたがって施されており、その端部はケーブルシース
4上に密封13されている。そして、前記保護管12と補強
絶縁層のなす空間には、シリコン油11が充填されてい
る。
半分の要部の縦断面図である。図面において、1は接続
すべきCVケーブルで、2はその導体、3は架橋ポリエ
チレンのケーブル絶縁体、4はケーブルシースである。
スリーブの圧着接続等により形成した導体接続部5上に
はケーブル絶縁体のシュリングバック防止金具6が設け
られている。そして、ケーブル絶縁体3のスロープ立上
がり部には油浸紙巻回層7を設け、その中央部の上には
導体接続部のシールドとして導電性ゴムの内部シールド
8を一体成形したプレモールドスリーブ9が装着されて
いる。10は上記補強絶縁層上の遮蔽層である。このよう
な補強絶縁層の外側には保護管12がケーブルシース4上
にまたがって施されており、その端部はケーブルシース
4上に密封13されている。そして、前記保護管12と補強
絶縁層のなす空間には、シリコン油11が充填されてい
る。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCVケー
ブルの中間接続部によれば、ストレスの高いケーブル絶
縁体のスロープ立上がり部に油浸紙巻回層を設けること
により、安定した電気性能が保持できる。又導電性ゴム
の内部シールドを一体成形したプレモールドスリーブを
設けることにより油浸紙の巻回数が減少して作業の効率
化が図れるとともに、導体接続部に設けたケーブル絶縁
体シュリングバック防止部のシールドが容易に実施でき
る。
ブルの中間接続部によれば、ストレスの高いケーブル絶
縁体のスロープ立上がり部に油浸紙巻回層を設けること
により、安定した電気性能が保持できる。又導電性ゴム
の内部シールドを一体成形したプレモールドスリーブを
設けることにより油浸紙の巻回数が減少して作業の効率
化が図れるとともに、導体接続部に設けたケーブル絶縁
体シュリングバック防止部のシールドが容易に実施でき
る。
【図1】本発明のCVケーブルの中間接続部の上半分の
要部の縦断面図である。
要部の縦断面図である。
1 CVケーブル 2 導体 3 絶縁体 4 ケーブ
ルシース 5 導体接続部 6 シュリングバック防止装置 7
油浸紙巻層 8 内部シールド 9 プレモールドスリーブ 10 遮
蔽層 11 シリコン油 12 保護管 13 密封部
ルシース 5 導体接続部 6 シュリングバック防止装置 7
油浸紙巻層 8 内部シールド 9 プレモールドスリーブ 10 遮
蔽層 11 シリコン油 12 保護管 13 密封部
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーブル絶縁体からのスロープ立上がり
部に油浸紙巻層を設け、その上に導電性ゴムの内部シー
ルドを一体成形した絶縁ゴムのプレモールドスリーブを
設けて補強絶縁層を形成したことを特徴とするCVケー
ブルの中間接続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32368594A JPH08163764A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | Cvケーブルの中間接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32368594A JPH08163764A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | Cvケーブルの中間接続部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08163764A true JPH08163764A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=18157462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32368594A Pending JPH08163764A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | Cvケーブルの中間接続部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08163764A (ja) |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP32368594A patent/JPH08163764A/ja active Pending
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