JPH0511718Y2 - - Google Patents

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JPH0511718Y2
JPH0511718Y2 JP1988070135U JP7013588U JPH0511718Y2 JP H0511718 Y2 JPH0511718 Y2 JP H0511718Y2 JP 1988070135 U JP1988070135 U JP 1988070135U JP 7013588 U JP7013588 U JP 7013588U JP H0511718 Y2 JPH0511718 Y2 JP H0511718Y2
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JP
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base plate
seat
lifter
rear link
bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、シートを通常、平行に昇降させ
て、高さを調整するシートリフターの装着された
リフター付シート構造に関する。
〔従来の技術〕
たとえば、自動車のフロントシートとして、着
座者の体形や好みに応じて高さが調整できるよう
に、また、ドライバーの視点の高さが調整できる
ように、シートを通常、平行に昇降させるシート
リフターの装着されたシートが提供されている。
シートリフターとして、たとえば、シートフレ
ーム、シートスライド装置のアツパーレール間で
両サイドに一対のフロントリンク、リヤリンクを
設け、高さ調整手段で昇降させる構成が知られて
いる。
高さ調整手段として、たとえば、第2図を参照
するとよくわかるように、操作ハンドル16に連
結された回動可能なピニオンギヤ18と、ピニオ
ンギヤに噛合可能なラツク54とを備えた構成が
知られている。このような構成のシートリフター
の操作ハンドル16、ピニオンギヤ18は、シー
トスライド装置のアツパーレール22にブラケツ
ト24,25を介して固着されたベースプレート
14の両サイドに配設され、たとえば、シヤフト
20で連結されている。また、ラツク54は、た
とえば、一端をリヤリンク40に連動可能に取付
けたアジヤストリンク52の自由端に形成され、
ラツクがピニオンギヤ18に噛合されるようにア
ジヤストリンクが配設される。そして、操作ハン
ドル16の回動によつてピニオンギヤ18が回動
され、ピニオンギヤに噛合されたラツク54を移
動してリヤリンク40を回動させ、リヤリンクの
一端に連結されたシートフレーム(パンフレー
ム)を昇降して、シートの高さが調整される。
また、このようなシートリフターを備えたリフ
ター付シート構造において、シートバツク12
は、ベースプレート14の後端部に取付けられて
いる。
上記のような構成の、公知のリフター付シート
構造においては、第2図、第4図に示すように、
ベースプレート14の下端部がアツパーレールの
ブラケツト24,25に、たとえば、水平な同一
線26上に複数個配設されたボルト32によつて
固定されている。また、リヤリンク40は、枢着
点に、たとえば、両端にインナーボルト42a、
アウターボルト42bを備えたスペーサ44を有
して形成されている。そして、リヤリンク40の
内方に延出されたインナーボルト42aにリヤコ
ネクテイングロツド46が螺合されて、両サイド
のリヤリンクが連動可能に連結される。また、リ
ヤリンク40の外方に延出されたスペーサの小径
部44aにブツシユ48を挿通し、アウターボル
ト42bにワツシヤ160を介してナツト58で
螺着してブツシユの離脱を防止している。そし
て、ブツシユ48をブラケツトの枢支孔50に遊
嵌し、リヤリンク40を回動可能に取付けてい
る。ここで、リヤリンク40のブラケツト25へ
の枢着点に対応して、ベースプレート14にブツ
シユ48の外径より大径の挿通孔56を形成し
て、リヤリンクの回動に影響を与えないような構
成としている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように、公知のリフター付シートにおい
て、シートバツクは、ベースプレートに取付けら
れている。しかし、ベースプレートは、水平な同
一線26上で複数箇所に配設されたボルトによつ
て、ブラケツトに固定されているにすぎない。そ
のため、カーブ走行の際、横方向に大きな加速度
(横加速度)が生じると、着座者の荷重の横方向
への移動に伴なつて、シートバツクに横方向への
荷重が作用し、ベースプレートが横倒しされる虞
れがある。つまり、ベースプレートの横倒れに対
して弱い構造となつている。
また、ベースプレートに、シートリフターの操
作ハンドルとともにピニオンギヤが取付けられて
いる。そのため、もし、ベースプレートが横倒し
されると、ピニオンギヤの位置が移動し、ラツク
からピニオンギヤが離脱する虞れがある。そし
て、ラツクからピニオンギヤが離脱すると、シー
トをその高さに保持する手段がなくなるため、シ
ートは、最下位置まで落下される。このようなシ
ートの落下がドライバーシートに生じると、ドラ
イバーは運転を妨害され、好ましくない。
このようなベースプレートの横倒れ防止手段と
して、たとえば、ベースプレートの補強や、ベー
スプレートの水平な同一線上での固定に加えてブ
ラケツトを上方に拡大してブラケツト、ベースプ
レートを上方でも固定をする等が考えられる。し
かし、部品点数の増加や構成部品の大型化、そし
て、作業の煩雑化等を招き、好ましくない。
この考案は、部品点数を増加せずに、水平な同
一線上での固定に加えて垂直方向に離反した位置
でベースプレートを保持する、ベースプレートの
横倒れに対して強いリフター付シート構造の提供
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この考案によれ
ば、ブラケツトへのリヤリンクの枢着点が、水平
な同一線上に配設された固定位置から、垂直方向
に離反して設けられていることに着目している。
そして、ベースプレートに形成された挿通孔の
孔径より大径に形成されたワツシヤをリフターの
リヤリンクのアウターボルトに挿通しナツトで螺
着することによつてベースプレートをブラケツ
ト、ワツシヤ間に挟持して、ベースプレートの横
倒れに対して強い構造としている。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながらこの考案の実施例に
ついて詳細に説明する。
第1図、第2図に示すように、この考案に係る
リフター付シート構造10において、シートバツ
ク12は、シートのサイドに配設されたベースプ
レート14の後部に取付けられている。また、ベ
ースプレート14の外面にシートリフターの操作
ハンドル16が回動可能に設けられる。そして、
ベースプレート14の内面に、たとえば、ピニオ
ンギヤ18がシヤフト20を介して操作ハンドル
16に連動可能に連結される。
シートスライド装置のアツパーレール22に、
ブラケツト24,25が溶着等によつて固定され
ている。そして、ベースプレート14、ブラケツ
ト24,25にそれぞれ形成された挿通孔28,
30にボルト32が挿通され、ナツト34をボル
トに螺着することによつて、ベースプレートがブ
ラケツトの外面に固定される。
シートリフターのフロントリンク36の上端が
シートフレームの前端部に固着されたブラケツト
38に、下端がベースプレート14の前端部にそ
れぞれ枢着されている。また、リヤリンク40の
一端がシートフレームの後端部に固着されたブラ
ケツト39に、中間点がアツパーレールのブラケ
ツト25にそれぞれ枢着されている。
リヤリンク40は、たとえば、両端に延出した
インナーボルト42a、アウターボルト42bを
備えた固定のスペーサ44を支点として形成され
ている。そして、別のリヤリンク(図示しない)
がこのリヤリンク40の右サイドに設けられ、左
右のリヤリンクのインナーボルト42aに、リヤ
コネクテイングロツド46の端末がそれぞれ螺合
され、左右のリヤリンク40が連動可能に連結さ
れる。また、リヤリンク40の外方に延出された
スペーサの小径部44aをブツシユ48内に挿通
し、ブツシユをブラケツトの枢支孔50に挿入し
てリヤリンクがブラケツト25に枢着される。こ
こで、枢着された左右のリヤリンク40はリヤコ
ネクテイングロツド46で連結されているため、
左右のブラケツト25に挟持されることとなり、
枢支孔50からの離脱が防止される。リヤリンク
40の支点は、ベースプレート14をブラケツト
25に固定するボルト32の位置より高い位置に
設定される。そして、ベルクランク形状のリヤリ
ンク40の他端にアジヤストリンク52の一端が
枢着され、アジヤストリンクの自由端に形成され
たラツク54がピニオンギヤ18に噛合されてい
る。
ここで、ブラケツト25へのリヤリンク40の
枢着点に対応して、ベースプレート14に、ブツ
シユ48の外径より大径の挿通孔56を形成し
て、リヤリンク40の回動に影響を与えないよう
に逃げている。そして、リヤリンクのアウターボ
ルト42bにナツト58を螺着して、リヤリンク
40からのブツシユ48の離脱を防止している。
また、この考案において、リヤリンク40の枢
着点は、ベースプレート14の取付けられるボル
ト32の位置より上方に設定され、ブツシユ4
8、ナツト58間に介在されるワツシヤ60の外
径は、ベースプレートに形成された挿通孔56の
孔径より大径に形成されている。このような構成
によれば、ベースプレート14は、ブラケツト2
5、ワツシヤ60間に挟持される。このとき、リ
ヤリンク40の回動に悪影響を与えないように、
ベースプレート14、ワツシヤ60間に僅かな隙
間が設けられる。
上記のような構成によれば、従来の水平な同一
線26上での固定位置から垂直方向に離反してベ
ースプレート14に形成された大径の挿通孔56
を有効に利用し、水平な同一線上での固定に加え
て、水平な同一線上での固定位置から垂直方向に
離反した位置でもベースプレートを保持してい
る。つまり、第3図に示すベースプレート14の
各固定位置の模式図のように、ベースプレートは
垂直方向に離反した2つの位置(リヤリンク40
の枢着点A、水平な同一線26上に配設されたボ
ルト32での固定位置B)で保持されている。そ
のため、固定点がトライアングル形状(三角形
状)に位置することとなり、ベースプレート14
の横倒れに対して強いシート構造10が得られ、
ベースプレートの横倒れが防止できる。
また、ベースプレート14の横倒れが防止され
ることによつて、ラツク54からのピニオンギヤ
18の離脱も防止され、ラツク、ピニオンギヤの
確実な噛合が常に得られて、シートリフターの安
定した操作性が得られる。
実施例においては、リヤリンクのアウターボル
ト42bに、ベースプレートの挿通孔56の孔径
より大径のワツシヤ60を挿通して、ナツト58
を螺着してベースプレート14を挟持している。
しかし、これに限定されず、ベースプレートの挿
通孔の孔径より大径に形成されたフランジを持つ
フランジ付ナツトを利用してもよい。
上述した実施例は、この考案を説明するための
ものであり、この考案を何等限定するものでな
く、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの考案に包含されることはいう
までもない。
〔考案の効果〕
上記のように、この考案に係るリフター付シー
ト構造によれば、従来の水平な同一線上での固定
位置から垂直方向に離反してベースプレートに形
成された大径の挿通孔を有効に利用し、水平な同
一線上での固定に加えて、水平な同一線上での固
定位置から垂直方向に離反した位置でもベースプ
レートを保持している。そのため、ベースプレー
トの横倒れに対して強いシート構造が得られ、ベ
ースプレートの横倒れが防止できる。
また、ベースプレートの横倒れが防止されるこ
とによつて、ラツクからのピニオンギヤの離脱も
防止され、ラツク、ピニオンギヤの確実な噛合が
常に得られて、シートリフターの安定した操作性
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図の線−に沿つた、この考
案に係るリフター付シート構造の拡大端面図、第
2図は、リフター付シート構造の一部破断の分解
斜視図、第3図は、ベースプレートの固定位置の
模式図、第4図は、第1図に類似する、公知のリ
フター付シート構造の拡大端面図である。 10……リフター付シート構造、12……シー
トバツク、14……ベースプレート、16……操
作ハンドル、22……アツパーレール、24,2
5……ブラケツト、26……水平な同一線、40
……リヤリンク、42a……インナーボルト、4
2b……アウターボルト、44……スペーサ、4
6……リヤコネクテイングロツド、48……ブツ
シユ、56……挿通孔、58……ナツト、60…
…ワツシヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートバツク、シートリフターの操作ハンドル
    の取付けられたベースプレートが、シートスライ
    ド装置のアツパーレールに固着されたブラケツト
    に、水平な同一線上で複数箇所固定されたリフタ
    ー付シート構造において、 水平な同一線上での固定に加えて、水平な同一
    線上の固定位置より垂直方向に離反してベースプ
    レートに枢着されたリヤリンクの枢着点で、 ベースプレートに形成された挿通孔の孔径より
    大径に形成されたワツシヤを、リフターのリヤリ
    ンクのアウターボルトに挿通しナツトで螺着する
    ことによつてベースプレートをブラケツト、ワツ
    シヤ間に挟持したことを特徴とするリフター付シ
    ート構造。
JP1988070135U 1988-05-27 1988-05-27 Expired - Lifetime JPH0511718Y2 (ja)

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JPH01173026U JPH01173026U (ja) 1989-12-07
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