JP2600113Y2 - 車両用ステップ - Google Patents
車両用ステップInfo
- Publication number
- JP2600113Y2 JP2600113Y2 JP1993044928U JP4492893U JP2600113Y2 JP 2600113 Y2 JP2600113 Y2 JP 2600113Y2 JP 1993044928 U JP1993044928 U JP 1993044928U JP 4492893 U JP4492893 U JP 4492893U JP 2600113 Y2 JP2600113 Y2 JP 2600113Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- stay
- arm
- footrest
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両の乗降口の下方に
設けられ、乗降に際して踏み台として機能する車両用ス
テップに関するものである。
設けられ、乗降に際して踏み台として機能する車両用ス
テップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車高の比較的高い車両では、乗降し易く
するために乗降口と地面との中間位にステップを装備す
ることがある。この種のステップは従来においては例え
ば図4のステップ100に示すような構成となってい
る。即ち、車両101の乗降口102の下縁を構成する
ロッカパネル103の内側に設けられたフロアサイドイ
ンナパネル等に、略アングル状に形成された数本のステ
ー104がボルト・ナット105で取付けられ、各ステ
ー104の自由側の腕部に踏み台となる足掛け部106
がほぼ水平位に固定され、ステー104により支えられ
ている。この種のステップ100は、固定的で常時車両
101の乗降口102の下方に呈出しており、乗降に際
しては足掛け部106が踏み台となって車高の高い車両
101の乗降を容易なものにしている。
するために乗降口と地面との中間位にステップを装備す
ることがある。この種のステップは従来においては例え
ば図4のステップ100に示すような構成となってい
る。即ち、車両101の乗降口102の下縁を構成する
ロッカパネル103の内側に設けられたフロアサイドイ
ンナパネル等に、略アングル状に形成された数本のステ
ー104がボルト・ナット105で取付けられ、各ステ
ー104の自由側の腕部に踏み台となる足掛け部106
がほぼ水平位に固定され、ステー104により支えられ
ている。この種のステップ100は、固定的で常時車両
101の乗降口102の下方に呈出しており、乗降に際
しては足掛け部106が踏み台となって車高の高い車両
101の乗降を容易なものにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の車
両101用のステップ100においては、足掛け部10
6の高さが固定的なため、時として不便であったり、邪
魔になったりする難点がある。即ち、個々の利用者の年
齢や体格に合った高さ位置に足掛け部106を調節する
ことができない。また、足掛け部106は比較的低い位
置の方が一般には使い易いが、例えばオフロード仕様の
車両101等で、オフロード走行するような場合には障
害物に当たらないためにも足掛け部106は高い方がよ
い。
両101用のステップ100においては、足掛け部10
6の高さが固定的なため、時として不便であったり、邪
魔になったりする難点がある。即ち、個々の利用者の年
齢や体格に合った高さ位置に足掛け部106を調節する
ことができない。また、足掛け部106は比較的低い位
置の方が一般には使い易いが、例えばオフロード仕様の
車両101等で、オフロード走行するような場合には障
害物に当たらないためにも足掛け部106は高い方がよ
い。
【0004】そこで、本考案の課題は上記した従来の問
題点を解決するためになされたもので、足掛け部の高さ
を、車室内の操作ノブの操作で手軽に調整することので
きる車両用ステップを提供することにある。
題点を解決するためになされたもので、足掛け部の高さ
を、車室内の操作ノブの操作で手軽に調整することので
きる車両用ステップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するこの
考案の車両用ステップは、乗降口の下縁を構成する車両
のボディ構造に固定される所定間隔の複数のケースに
は、略アングル状に形成したステーを、その一方の腕部
が前記ケース内を上下動できるように各々組付けるとと
もに、該各腕部にほぼ平行に回転させうるねじ棒を各々
併設し、かつ各ねじ棒はリンクを介して連結され1つの
ねじ棒の車室内の操作ノブの回転操作で各ねじ棒が回転
する構造とされ、該各ねじ棒には前記ステーの腕部に設
けたブラケットをねじ嵌合して、前記ねじ棒の回転によ
り各ステーが上下動するように構成され、かつ各ステー
の自由側の腕部により、前記乗降口の下縁に沿って足掛
け部を保持させたものである。
考案の車両用ステップは、乗降口の下縁を構成する車両
のボディ構造に固定される所定間隔の複数のケースに
は、略アングル状に形成したステーを、その一方の腕部
が前記ケース内を上下動できるように各々組付けるとと
もに、該各腕部にほぼ平行に回転させうるねじ棒を各々
併設し、かつ各ねじ棒はリンクを介して連結され1つの
ねじ棒の車室内の操作ノブの回転操作で各ねじ棒が回転
する構造とされ、該各ねじ棒には前記ステーの腕部に設
けたブラケットをねじ嵌合して、前記ねじ棒の回転によ
り各ステーが上下動するように構成され、かつ各ステー
の自由側の腕部により、前記乗降口の下縁に沿って足掛
け部を保持させたものである。
【0006】
【作用】前記手段によれば、保持装置のねじ棒を操作ノ
ブにより右回り又は左回りに回転させることにより、ね
じ棒のリードに応じてステーがケース内を上下動し、ス
テーに支えられた足掛け部の高さを調整することができ
る。
ブにより右回り又は左回りに回転させることにより、ね
じ棒のリードに応じてステーがケース内を上下動し、ス
テーに支えられた足掛け部の高さを調整することができ
る。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。図3に示すように本実施例の車両用のス
テップ20は、車両21の乗降口22の下方に設けられ
ている。このステップ20は図1に示すように、踏み台
となる足掛け部1の長さ寸法に応じ、所定間隔の二個又
は三個以上の保持装置2により足掛け部1が支えられて
いる。各保持装置2は、図2及び図3に示すように、乗
降口の下縁を構成する車両21のロッカパネルインナ等
のホディ構造3に、補強板4を介してボルト・ナット5
で固定されるケース6に、略アングル状に形成したステ
ー7と、ねじ棒8とを組込んだ構成よりなる。
いて説明する。図3に示すように本実施例の車両用のス
テップ20は、車両21の乗降口22の下方に設けられ
ている。このステップ20は図1に示すように、踏み台
となる足掛け部1の長さ寸法に応じ、所定間隔の二個又
は三個以上の保持装置2により足掛け部1が支えられて
いる。各保持装置2は、図2及び図3に示すように、乗
降口の下縁を構成する車両21のロッカパネルインナ等
のホディ構造3に、補強板4を介してボルト・ナット5
で固定されるケース6に、略アングル状に形成したステ
ー7と、ねじ棒8とを組込んだ構成よりなる。
【0008】図1及び図2に示すように、ケース6は、
凸状で縦長に形成され、幅広側をボディ構造3側に向け
て縦方向に取付けられる。ステー7は略アングル状をな
す二本の腕部9,10を持ち、その一方の腕部9がケー
ス6内にケース6内をほぼ垂直方向に動くことができる
ように組付けられている。ケース6内の腕部9はケース
6にほぼ対応した凸型(図2参照)に形成され、上下二
箇所にはケース6のボディ構造3側面を転動するローラ
11,12(図1参照)が回転可能に取付けられてい
る。図2に示すように、腕部9の左右に形成されたフラ
ンジ13間には弾性部材14が取付けられ、この弾性部
材14の一部が左右のフランジ13とケース6の段差面
15との間に介在し、ローラ11,12と弾性部材14
とでケース6内における腕部9の横方向のずれが規制さ
れている。ステー7の自由側の腕部10はケース6の下
端から車両の外部へほぼ水平方向に延び出している。
凸状で縦長に形成され、幅広側をボディ構造3側に向け
て縦方向に取付けられる。ステー7は略アングル状をな
す二本の腕部9,10を持ち、その一方の腕部9がケー
ス6内にケース6内をほぼ垂直方向に動くことができる
ように組付けられている。ケース6内の腕部9はケース
6にほぼ対応した凸型(図2参照)に形成され、上下二
箇所にはケース6のボディ構造3側面を転動するローラ
11,12(図1参照)が回転可能に取付けられてい
る。図2に示すように、腕部9の左右に形成されたフラ
ンジ13間には弾性部材14が取付けられ、この弾性部
材14の一部が左右のフランジ13とケース6の段差面
15との間に介在し、ローラ11,12と弾性部材14
とでケース6内における腕部9の横方向のずれが規制さ
れている。ステー7の自由側の腕部10はケース6の下
端から車両の外部へほぼ水平方向に延び出している。
【0009】図1及び図2に示すように、ねじ棒8はケ
ース6の幅の狭い突出側にステー7の腕部9とほぼ平行
にケース6を縦に貫通して設けられ、ケース6に対して
回転可能に組付けられている。ねじ棒8のケース6外に
突出した上端にはねじ棒8を回すための操作ノブ16
が、図1に示すように車室内に設けられている。ねじ棒
8のケース6外に突き出した下端には、横方向にリンク
17が固定され、このリンク17に連結リンク18が枢
着されている。連結リンク18は、他の保持装置2のリ
ンク17にそれぞれ連結され、一つの保持装置2のねじ
棒8の回転により他の保持装置2のねじ棒8も回転する
ように構成されている。このねじ棒8と、ステー7の腕
部9とはケース6内においてステー7の腕部9に設けら
れたブラケット19により連結されている。ブラケット
19とねじ棒8とはねじ嵌合による回り対偶となってい
る。足掛け部1は、間隔をおいて取付けられた各保持装
置2のステー7の自由側の腕部10に装架されねじ固定
されている。
ース6の幅の狭い突出側にステー7の腕部9とほぼ平行
にケース6を縦に貫通して設けられ、ケース6に対して
回転可能に組付けられている。ねじ棒8のケース6外に
突出した上端にはねじ棒8を回すための操作ノブ16
が、図1に示すように車室内に設けられている。ねじ棒
8のケース6外に突き出した下端には、横方向にリンク
17が固定され、このリンク17に連結リンク18が枢
着されている。連結リンク18は、他の保持装置2のリ
ンク17にそれぞれ連結され、一つの保持装置2のねじ
棒8の回転により他の保持装置2のねじ棒8も回転する
ように構成されている。このねじ棒8と、ステー7の腕
部9とはケース6内においてステー7の腕部9に設けら
れたブラケット19により連結されている。ブラケット
19とねじ棒8とはねじ嵌合による回り対偶となってい
る。足掛け部1は、間隔をおいて取付けられた各保持装
置2のステー7の自由側の腕部10に装架されねじ固定
されている。
【0010】上記の構成の車両用ステップでは、足掛け
部1の高さを必要に応じて高くも低くも簡単に調整する
ことができる。即ち、一つの保持装置2のねじ棒8の操
作ノブ16を操作してねじ棒8を右回りに回すと、ねじ
棒8のリードによりブラケット19が上方へ螺進する。
ブラケット19の上動とともに腕部9もローラ12,1
3を転動させながら上方へ引き上げられる。他の保持装
置2も連結リンク18により回転がねじ棒8に伝えら
れ、同様に動作する。これによりステー7の腕部10に
取付けられた足掛け部1もねじ棒8の回転によるリード
分高くなる。上記と反対の方向にねじ棒8を回すと同様
にして、ステー7が下がり、足掛け部1は低い位置にな
る。
部1の高さを必要に応じて高くも低くも簡単に調整する
ことができる。即ち、一つの保持装置2のねじ棒8の操
作ノブ16を操作してねじ棒8を右回りに回すと、ねじ
棒8のリードによりブラケット19が上方へ螺進する。
ブラケット19の上動とともに腕部9もローラ12,1
3を転動させながら上方へ引き上げられる。他の保持装
置2も連結リンク18により回転がねじ棒8に伝えら
れ、同様に動作する。これによりステー7の腕部10に
取付けられた足掛け部1もねじ棒8の回転によるリード
分高くなる。上記と反対の方向にねじ棒8を回すと同様
にして、ステー7が下がり、足掛け部1は低い位置にな
る。
【0011】従って、個々の利用者の年齢や体格に合っ
た高さ位置に足掛け部1を調節して使い易い車両用ステ
ップとすることができ、また、例えばオフロード仕様の
車両等では、オフロード走行するような場合、障害物と
の衝突の少ない高い位置にすることができる。
た高さ位置に足掛け部1を調節して使い易い車両用ステ
ップとすることができ、また、例えばオフロード仕様の
車両等では、オフロード走行するような場合、障害物と
の衝突の少ない高い位置にすることができる。
【0012】
【考案の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに、この考案によれば車室内の操作ノブの操作でステ
ーとともに足掛け部を上下動させることができ、足掛け
部の高さ調整ができるので、個々の利用者の年齢や体格
に合った高さ位置の足掛け部が得られ、使い易い車両用
ステップとなる。なお、車両をオフロードを走行させる
ような場合においては、足掛け部を簡単に高位になし得
る。
うに、この考案によれば車室内の操作ノブの操作でステ
ーとともに足掛け部を上下動させることができ、足掛け
部の高さ調整ができるので、個々の利用者の年齢や体格
に合った高さ位置の足掛け部が得られ、使い易い車両用
ステップとなる。なお、車両をオフロードを走行させる
ような場合においては、足掛け部を簡単に高位になし得
る。
【図1】本考案の一実施例を示す車両用ステップの構成
を示す縦断側面図である。
を示す縦断側面図である。
【図2】図1における一部に断面を含むA矢視図であ
る。
る。
【図3】本考案実施例のステップを適用した車両の斜視
図である。
図である。
【図4】従来の車両用ステップを示す分解斜視図であ
る。
る。
1 足掛け部 2 保持装置 3 ボディ構造 6 ケース 7 ステー 8 ねじ棒 9,10 腕部 11,12 ローラ 19 ブラケット 20 ステップ 21 車両
Claims (1)
- 【請求項1】 乗降口の下縁を構成する車両のボディ構
造に固定される所定間隔の複数のケースには、略アング
ル状に形成したステーを、その一方の腕部が前記ケース
内を上下動できるように各々組付けるとともに、該各腕
部にほぼ平行に回転させうるねじ棒を各々併設し、かつ
各ねじ棒はリンクを介して連結され1つのねじ棒の車室
内の操作ノブの回転操作で各ねじ棒が回転する構造とさ
れ、該各ねじ棒には前記ステーの腕部に設けたブラケッ
トをねじ嵌合して、前記ねじ棒の回転により各ステーが
上下動するように構成され、かつ各ステーの自由側の腕
部により、前記乗降口の下縁に沿って足掛け部を保持さ
せたことを特徴とする車両用ステップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044928U JP2600113Y2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 車両用ステップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993044928U JP2600113Y2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 車両用ステップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713596U JPH0713596U (ja) | 1995-03-07 |
JP2600113Y2 true JP2600113Y2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=12705142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993044928U Expired - Lifetime JP2600113Y2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 車両用ステップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600113Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5923998B2 (ja) * | 2012-01-26 | 2016-05-25 | トヨタ車体株式会社 | 車両のステップ |
EP3756952A1 (en) | 2019-06-28 | 2020-12-30 | Ford Global Technologies, LLC | Step assembly for securing a support platform to a vehicle |
-
1993
- 1993-08-18 JP JP1993044928U patent/JP2600113Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0713596U (ja) | 1995-03-07 |
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