JPH09125801A - 戸 車 - Google Patents
戸 車Info
- Publication number
- JPH09125801A JPH09125801A JP28584595A JP28584595A JPH09125801A JP H09125801 A JPH09125801 A JP H09125801A JP 28584595 A JP28584595 A JP 28584595A JP 28584595 A JP28584595 A JP 28584595A JP H09125801 A JPH09125801 A JP H09125801A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- wheels
- rocking
- adjusting device
- oscillating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大型アルミサッシ等の様な重量が大きい引戸
に用いられる戸車に於て、車輪に掛る重量負担が軽減す
ると共に、引戸の浮き上がりや跳ね返りを防止する。 【解決手段】 本体2、揺動体3、車輪4、高さ調整装
置5とで構成し、とりわけ車輪4を前後二つにすると共
に、これらを本体2に対して揺動可能な揺動体3に回転
可能に設ける。
に用いられる戸車に於て、車輪に掛る重量負担が軽減す
ると共に、引戸の浮き上がりや跳ね返りを防止する。 【解決手段】 本体2、揺動体3、車輪4、高さ調整装
置5とで構成し、とりわけ車輪4を前後二つにすると共
に、これらを本体2に対して揺動可能な揺動体3に回転
可能に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大型アルミ
サッシ等の様な重量が大きい引戸に用いられる戸車の改
良に関する。
サッシ等の様な重量が大きい引戸に用いられる戸車の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の戸車としては、周知の通
り、単一の車輪を備えてベアリングを内蔵した所謂一連
式の戸車が知られている。而して、この様なものは、通
常、引戸の前後に二つ装着されて円滑な開閉に供され
る。
り、単一の車輪を備えてベアリングを内蔵した所謂一連
式の戸車が知られている。而して、この様なものは、通
常、引戸の前後に二つ装着されて円滑な開閉に供され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様なも
のは、車輪が単一であるので、車輪に掛る重量負担が大
きいと共に、引戸を閉じた際に引戸の後側が浮き上がっ
て揺動したり騒音を発したりレールから外れたりし易
く、引戸が跳ね返り易かった。本発明は、叙上の問題点
に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その目
的とする処は、車輪に掛る重量負担を軽減すると共に、
引戸の浮き上がりや跳ね返りを防止する様にした戸車を
提供するにある。
のは、車輪が単一であるので、車輪に掛る重量負担が大
きいと共に、引戸を閉じた際に引戸の後側が浮き上がっ
て揺動したり騒音を発したりレールから外れたりし易
く、引戸が跳ね返り易かった。本発明は、叙上の問題点
に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その目
的とする処は、車輪に掛る重量負担を軽減すると共に、
引戸の浮き上がりや跳ね返りを防止する様にした戸車を
提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の戸車は、基本的
には、本体と、本体に収容されて揺動可能な揺動体と、
揺動体に回転可能に設けられた前後の車輪と、本体と揺
動体との間に設けられて本体に対して揺動体を昇降させ
ると共に揺動可能に支持する高さ調整装置と、から構成
した事に特徴が存する。
には、本体と、本体に収容されて揺動可能な揺動体と、
揺動体に回転可能に設けられた前後の車輪と、本体と揺
動体との間に設けられて本体に対して揺動体を昇降させ
ると共に揺動可能に支持する高さ調整装置と、から構成
した事に特徴が存する。
【0005】本体は、引戸に取付けられると共に、前後
の車輪は、レール上を転動すべくこれに当合される。車
輪は、前後に二つ設けられているので、各車輪に掛る荷
重が単一の場合に比べて半減され、車輪に掛る重量負担
が軽減される。車輪は、前後に二つ設けられているの
で、レールに対する抵抗が単一の場合に比べて増大さ
れ、引戸の跳ね返りが防止される。前後の車輪は、本体
に対して揺動可能な揺動体に設けられているので、引戸
を閉じた際にこれの後側が浮き上がって傾動しても、常
に少なくとも一方の車輪がレールに当合され、引戸が揺
動したり騒音を発したりレールから外れたりする事が防
止される。高さ調整装置が操作されると、本体に対して
揺動体が昇降されて本体に対する車輪の高さが可変され
る。この時、本体に対する揺動体の揺動が阻害される事
がない。
の車輪は、レール上を転動すべくこれに当合される。車
輪は、前後に二つ設けられているので、各車輪に掛る荷
重が単一の場合に比べて半減され、車輪に掛る重量負担
が軽減される。車輪は、前後に二つ設けられているの
で、レールに対する抵抗が単一の場合に比べて増大さ
れ、引戸の跳ね返りが防止される。前後の車輪は、本体
に対して揺動可能な揺動体に設けられているので、引戸
を閉じた際にこれの後側が浮き上がって傾動しても、常
に少なくとも一方の車輪がレールに当合され、引戸が揺
動したり騒音を発したりレールから外れたりする事が防
止される。高さ調整装置が操作されると、本体に対して
揺動体が昇降されて本体に対する車輪の高さが可変され
る。この時、本体に対する揺動体の揺動が阻害される事
がない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の第一例に係る
戸車を示す斜視図。図2は、図1の縦断側面図。図3
は、図1の底面図。図4は、図1の縦断正面図である。
戸車1は、本体2、揺動体3、車輪4、高さ調整装置5
とからその主要部が構成されている。本体2は、引戸に
取付けられるもので、この例では、左右(図1に於て左
上側が左)の側板6と、前後(図1に於て右上側が前)
のL型板7とから成り、ステンレス鋼板をプレス加工し
て作製されている。側板6は、側壁と、これの上端中央
から水平に延びた上壁と、側壁の前後に穿設された縦長
の角穴とを備えている。L型板7は、垂直壁と、これの
下端から水平に延びた水平壁と、垂直壁に設けられて側
板6の角穴に挿入される左右の突起と、水平壁に穿設さ
れた取付穴とを備えている。
面に基づいて説明する。図1は、本発明の第一例に係る
戸車を示す斜視図。図2は、図1の縦断側面図。図3
は、図1の底面図。図4は、図1の縦断正面図である。
戸車1は、本体2、揺動体3、車輪4、高さ調整装置5
とからその主要部が構成されている。本体2は、引戸に
取付けられるもので、この例では、左右(図1に於て左
上側が左)の側板6と、前後(図1に於て右上側が前)
のL型板7とから成り、ステンレス鋼板をプレス加工し
て作製されている。側板6は、側壁と、これの上端中央
から水平に延びた上壁と、側壁の前後に穿設された縦長
の角穴とを備えている。L型板7は、垂直壁と、これの
下端から水平に延びた水平壁と、垂直壁に設けられて側
板6の角穴に挿入される左右の突起と、水平壁に穿設さ
れた取付穴とを備えている。
【0007】揺動体3は、本体2に収容されて横軸廻り
に揺動可能なもので、この例では、左右の側板8から成
り、ステンレス鋼板をプレス加工して作製されている。
側板8は、側壁と、これの下端中央から水平に延びた下
壁と、側壁の前後に穿設された軸穴とを備えている。車
輪4は、揺動体3に横軸廻りに回転可能に設けられた前
後のもので、この例では、ベアリング9が一体的に組み
込まれた溝R型してあり、ステンレス鋼に依り作製され
ている。ベアリング9は、車輪4の転輪となって外周に
レールに適合するR型溝が形成された外輪と、車輪4の
支軸となる内輪と、これらの間に介設された複数のボー
ルと、これらを所定間隔に保持する保持器と、外輪に設
けられてボール等を保護する保護板とから成っている。
に揺動可能なもので、この例では、左右の側板8から成
り、ステンレス鋼板をプレス加工して作製されている。
側板8は、側壁と、これの下端中央から水平に延びた下
壁と、側壁の前後に穿設された軸穴とを備えている。車
輪4は、揺動体3に横軸廻りに回転可能に設けられた前
後のもので、この例では、ベアリング9が一体的に組み
込まれた溝R型してあり、ステンレス鋼に依り作製され
ている。ベアリング9は、車輪4の転輪となって外周に
レールに適合するR型溝が形成された外輪と、車輪4の
支軸となる内輪と、これらの間に介設された複数のボー
ルと、これらを所定間隔に保持する保持器と、外輪に設
けられてボール等を保護する保護板とから成っている。
【0008】高さ調整装置5は、本体2と揺動体3との
間に設けられて本体2に対して揺動体3を昇降させると
共に横軸廻りに揺動可能に支持するもので、この例で
は、本体2に横軸廻りに回転可能に支持されて揺動体3
を昇降可能に支持する軸体10と、これに設けられて外
周に複数の掛合部11が形成された多段カム体12と、
揺動体3に設けられて多段カム体12の掛合部11の一
つと掛合して本体2に対する揺動体3の上動を阻止する
掛合体13とから成っている。軸体10は、本体2の側
板6に設けられた軸穴14と揺動体3の側板8に設けら
れた縦長の長穴15に挿通され、操作部16が設けられ
ている。操作部16は、軸体10の左右に形成したマイ
ナス穴とプラス穴にしてある。多段カム体12は、軸体
10の中央に一体的に設けられて側面略D型を呈し、弧
状外周の複数箇所(11箇所、軸体10の中心から夫々
距離が異なる箇所)には凹状の掛合部11が形成され、
真鍮やアルミ合金等で作製されている。掛合体13は、
凸状を呈し、揺動体3の下壁の中央を半円状に隆起させ
て形成している。
間に設けられて本体2に対して揺動体3を昇降させると
共に横軸廻りに揺動可能に支持するもので、この例で
は、本体2に横軸廻りに回転可能に支持されて揺動体3
を昇降可能に支持する軸体10と、これに設けられて外
周に複数の掛合部11が形成された多段カム体12と、
揺動体3に設けられて多段カム体12の掛合部11の一
つと掛合して本体2に対する揺動体3の上動を阻止する
掛合体13とから成っている。軸体10は、本体2の側
板6に設けられた軸穴14と揺動体3の側板8に設けら
れた縦長の長穴15に挿通され、操作部16が設けられ
ている。操作部16は、軸体10の左右に形成したマイ
ナス穴とプラス穴にしてある。多段カム体12は、軸体
10の中央に一体的に設けられて側面略D型を呈し、弧
状外周の複数箇所(11箇所、軸体10の中心から夫々
距離が異なる箇所)には凹状の掛合部11が形成され、
真鍮やアルミ合金等で作製されている。掛合体13は、
凸状を呈し、揺動体3の下壁の中央を半円状に隆起させ
て形成している。
【0009】前記揺動体3と車輪4は、高さ調整装置5
の軸体10が揺動体3の長穴15に挿通されて高さ調整
装置5の多段カム体12が揺動体3の左右の側板8間に
位置されると共に、前後の車輪4が揺動体3の左右の側
板8間に位置されて横方向の車軸17が揺動体3の軸穴
と車輪4の内輪に挿通された後、車軸17の両端がカシ
メられる事に依り一体化される。一体化されたものは、
高さ調整装置5の軸体10が本体2の軸穴14に挿通さ
れて本体2の左右の側板6間に位置されると共に、前後
のL型板7の突起が側板6の角穴に挿通されて前後のL
型板7が本体2の左右の側板6間に位置された後、L型
板7の突起の外端がカシメられる事に依り組立てられて
戸車1にされる。
の軸体10が揺動体3の長穴15に挿通されて高さ調整
装置5の多段カム体12が揺動体3の左右の側板8間に
位置されると共に、前後の車輪4が揺動体3の左右の側
板8間に位置されて横方向の車軸17が揺動体3の軸穴
と車輪4の内輪に挿通された後、車軸17の両端がカシ
メられる事に依り一体化される。一体化されたものは、
高さ調整装置5の軸体10が本体2の軸穴14に挿通さ
れて本体2の左右の側板6間に位置されると共に、前後
のL型板7の突起が側板6の角穴に挿通されて前後のL
型板7が本体2の左右の側板6間に位置された後、L型
板7の突起の外端がカシメられる事に依り組立てられて
戸車1にされる。
【0010】次に、この様な構成に基づいて作用を述解
する。戸車1は、図略しているが、本体2の取付穴に木
ネジ等の取付ネジが螺入される事に依り引戸に取付けら
れると共に、前後の車輪4は、レール上を転動すべくこ
れに当合される。車輪4は、前後に二つ設けられている
ので、各車輪4に掛る荷重が単一の場合に比べて半減さ
れ、車輪4に掛る重量負担が軽減される。車輪4は、前
後に二つ設けられているので、レールに対する抵抗が単
一の場合に比べて増大され、引戸の跳ね返りが防止され
る。前後の車輪4は、本体2に対して揺動可能な揺動体
3に設けられているので、引戸を閉じた際にこれの後側
が浮き上がって傾動しても、常に少なくとも一方の車輪
4がレールに当合され、引戸が揺動したり騒音を発した
りレールから外れたりする事が防止される。
する。戸車1は、図略しているが、本体2の取付穴に木
ネジ等の取付ネジが螺入される事に依り引戸に取付けら
れると共に、前後の車輪4は、レール上を転動すべくこ
れに当合される。車輪4は、前後に二つ設けられている
ので、各車輪4に掛る荷重が単一の場合に比べて半減さ
れ、車輪4に掛る重量負担が軽減される。車輪4は、前
後に二つ設けられているので、レールに対する抵抗が単
一の場合に比べて増大され、引戸の跳ね返りが防止され
る。前後の車輪4は、本体2に対して揺動可能な揺動体
3に設けられているので、引戸を閉じた際にこれの後側
が浮き上がって傾動しても、常に少なくとも一方の車輪
4がレールに当合され、引戸が揺動したり騒音を発した
りレールから外れたりする事が防止される。
【0011】高さ調整装置5の操作部16にドライバ等
の工具を挿入して軸体10を回動させると、多段カム体
12が同方向に回動されて多段カム体12に形成された
別の掛合部11が掛合体13に掛合され、本体2及び軸
体10に対して揺動体3が昇降されて本体2に対する車
輪4の高さが可変される。例えば図2に於て、軸体10
を時計方向に回動させると、本体2に対する車輪4の下
突高さが高くなる。この時、揺動体3には長穴15が設
けられているので、軸体10に対する揺動体3の昇降が
許容されると共に、本体2に対する揺動体3の揺動が阻
害される事がない。そして、高さ調整後は、多段カム体
12の掛合部11と掛合体13とが掛合されているの
で、本体2に対する揺動体3の上動が阻止されて同状態
が維持される。本例は、高さ調整装置5の軸体10を利
用して揺動体3の揺動と昇降を同時に行なわしめている
ので、極めて合理的であると共に、高さ調整装置5を多
段カム体12と掛合体13とを用いたものにしたので、
作動が直接的で構造を簡単化できる。
の工具を挿入して軸体10を回動させると、多段カム体
12が同方向に回動されて多段カム体12に形成された
別の掛合部11が掛合体13に掛合され、本体2及び軸
体10に対して揺動体3が昇降されて本体2に対する車
輪4の高さが可変される。例えば図2に於て、軸体10
を時計方向に回動させると、本体2に対する車輪4の下
突高さが高くなる。この時、揺動体3には長穴15が設
けられているので、軸体10に対する揺動体3の昇降が
許容されると共に、本体2に対する揺動体3の揺動が阻
害される事がない。そして、高さ調整後は、多段カム体
12の掛合部11と掛合体13とが掛合されているの
で、本体2に対する揺動体3の上動が阻止されて同状態
が維持される。本例は、高さ調整装置5の軸体10を利
用して揺動体3の揺動と昇降を同時に行なわしめている
ので、極めて合理的であると共に、高さ調整装置5を多
段カム体12と掛合体13とを用いたものにしたので、
作動が直接的で構造を簡単化できる。
【0012】次に、本発明の第二例を、図5乃至図7に
基づいて説明する。第二例は、高さ調整装置5を、本体
2に俯仰可能に設けられて揺動体3を揺動可能に支持す
る俯仰体18と、本体2に対して俯仰体18を俯仰させ
る螺子機構19とで構成したものである。本体2は、こ
の例では、左右の側壁と、これらの上端どうしを連結す
る上壁と、各側壁の前側が折り重ねられた前壁と、上壁
の前端から上方に延びる取付壁と、側壁の前側上部に穿
設された軸穴と、上壁の前寄り穿設された窓穴と、取付
壁に穿設された取付穴とから成り、下方と後方が開放し
た箱状を呈し、ステンレス鋼板をプレス加工して作製さ
れている。
基づいて説明する。第二例は、高さ調整装置5を、本体
2に俯仰可能に設けられて揺動体3を揺動可能に支持す
る俯仰体18と、本体2に対して俯仰体18を俯仰させ
る螺子機構19とで構成したものである。本体2は、こ
の例では、左右の側壁と、これらの上端どうしを連結す
る上壁と、各側壁の前側が折り重ねられた前壁と、上壁
の前端から上方に延びる取付壁と、側壁の前側上部に穿
設された軸穴と、上壁の前寄り穿設された窓穴と、取付
壁に穿設された取付穴とから成り、下方と後方が開放し
た箱状を呈し、ステンレス鋼板をプレス加工して作製さ
れている。
【0013】揺動体3は、この例では、左右の側壁と、
これらの上端どうしを連結する上壁と、側壁の前後と中
央上部に穿設された軸穴とから成り、断面略逆U型を呈
し、ステンレス鋼板をプレス加工して作製されている。
車輪4は、この例では、先例と同様のものが用いられて
いる。車輪4は、揺動体3の側板間に位置されて横方向
の車軸20が揺動体3の前後の軸穴と車輪4の内輪に挿
通された後、車軸20の外端がカシメられる事に依り揺
動体3と一体化される。
これらの上端どうしを連結する上壁と、側壁の前後と中
央上部に穿設された軸穴とから成り、断面略逆U型を呈
し、ステンレス鋼板をプレス加工して作製されている。
車輪4は、この例では、先例と同様のものが用いられて
いる。車輪4は、揺動体3の側板間に位置されて横方向
の車軸20が揺動体3の前後の軸穴と車輪4の内輪に挿
通された後、車軸20の外端がカシメられる事に依り揺
動体3と一体化される。
【0014】俯仰体18は、この例では、左右の側壁
と、これらの上端どうしを連結する上壁と、側壁の前側
上部と後側に穿設された軸穴と、上壁の後寄りに穿設さ
れた窓穴とから成り、断面略逆U型を呈し、ステンレス
鋼板をプレス加工して作製されている。俯仰体18は、
横方向の俯仰軸21が本体2の軸穴と俯仰体18の前側
上部の軸穴に挿通されて俯仰軸21の両端がカシメられ
る事に依り本体2に対して俯仰可能に取付られる。揺動
体3は、横方向の揺動軸22が俯仰体18の後側の軸穴
と揺動体3の中央の軸穴に挿通されて揺動軸22の両端
がカシメられる事に依り俯仰体18に対して揺動可能に
取付られる。
と、これらの上端どうしを連結する上壁と、側壁の前側
上部と後側に穿設された軸穴と、上壁の後寄りに穿設さ
れた窓穴とから成り、断面略逆U型を呈し、ステンレス
鋼板をプレス加工して作製されている。俯仰体18は、
横方向の俯仰軸21が本体2の軸穴と俯仰体18の前側
上部の軸穴に挿通されて俯仰軸21の両端がカシメられ
る事に依り本体2に対して俯仰可能に取付られる。揺動
体3は、横方向の揺動軸22が俯仰体18の後側の軸穴
と揺動体3の中央の軸穴に挿通されて揺動軸22の両端
がカシメられる事に依り俯仰体18に対して揺動可能に
取付られる。
【0015】螺子機構19は、この例では、本体2の前
壁に穿設されたボルト穴23と、俯仰体18の側壁の前
側下部に形設された軸受24と、これに横軸廻りに回動
可能に挿入されて前後方向に螺孔を備えたナット25
と、ボルト穴23に挿通されてナット25に螺合された
ボルト26と、本体2の前壁と軸受24との間に介装さ
れてボルト25の緩み止めを行なうテーパ状圧縮スプリ
ング等の弾性体27とから成っている。
壁に穿設されたボルト穴23と、俯仰体18の側壁の前
側下部に形設された軸受24と、これに横軸廻りに回動
可能に挿入されて前後方向に螺孔を備えたナット25
と、ボルト穴23に挿通されてナット25に螺合された
ボルト26と、本体2の前壁と軸受24との間に介装さ
れてボルト25の緩み止めを行なうテーパ状圧縮スプリ
ング等の弾性体27とから成っている。
【0016】而して、本例も、先例と同様の作用を為
す。螺子機構19のボルト26をドライバ等の工具で回
動させると、本体2に対して俯仰体18が横軸廻りに俯
仰され、本体2に対する車輪4の高さを調整する事がで
きる。
す。螺子機構19のボルト26をドライバ等の工具で回
動させると、本体2に対して俯仰体18が横軸廻りに俯
仰され、本体2に対する車輪4の高さを調整する事がで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 本体、揺動体、車輪、高さ調整装置とで構成
し、とりわけ車輪を前後二つにすると共に、これらを本
体に対して揺動可能な揺動体に回転可能に設けたので、
車輪に掛る重量負担が軽減できると共に、引戸の浮き上
がりや跳ね返りを防止する事ができる。 (2) 高さ調整装置を設けたので、本体に対する車輪
の高さを容易に調整する事ができ、レールに対する引戸
の傾き等を簡単に修正する事ができる。
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 本体、揺動体、車輪、高さ調整装置とで構成
し、とりわけ車輪を前後二つにすると共に、これらを本
体に対して揺動可能な揺動体に回転可能に設けたので、
車輪に掛る重量負担が軽減できると共に、引戸の浮き上
がりや跳ね返りを防止する事ができる。 (2) 高さ調整装置を設けたので、本体に対する車輪
の高さを容易に調整する事ができ、レールに対する引戸
の傾き等を簡単に修正する事ができる。
【図1】本発明の第一例に係る戸車を示す斜視図。
【図2】図1の縦断側面図。
【図3】図1の底面図。
【図4】図1の縦断正面図。
【図5】本発明の第二例に係る戸車を示す斜視図。
【図6】図5の縦断側面図。
【図7】図5の底面図。
1…戸車、2…本体、3…揺動体、4…車輪、5…高さ
調整装置、6,8…側板、7…L型板、9…ベアリン
グ、10…軸体、11…掛合部、12…多段カム体、1
3…掛合体、14…軸穴、15…長穴、16…操作部、
17,20…車軸、18…俯仰体、19…螺子機構、,
21…俯仰軸、22…揺動軸、23…ボルト穴、24…
軸受、25…ナット、26…ボルト、27…弾性体。
調整装置、6,8…側板、7…L型板、9…ベアリン
グ、10…軸体、11…掛合部、12…多段カム体、1
3…掛合体、14…軸穴、15…長穴、16…操作部、
17,20…車軸、18…俯仰体、19…螺子機構、,
21…俯仰軸、22…揺動軸、23…ボルト穴、24…
軸受、25…ナット、26…ボルト、27…弾性体。
Claims (3)
- 【請求項1】 本体と、本体に収容されて揺動可能な揺
動体と、揺動体に回転可能に設けられた前後の車輪と、
本体と揺動体との間に設けられて本体に対して揺動体を
昇降させると共に揺動可能に支持する高さ調整装置と、
から構成した事を特徴とする戸車。 - 【請求項2】 高さ調整装置を、本体に回転可能に支持
されて揺動体を昇降可能に支持する軸体と、軸体に設け
られて外周に複数の掛合部が形成された多段カム体と、
揺動体に設けられて多段カム体の掛合部の一つと掛合し
て本体に対する揺動体の上動を阻止する掛合体とで構成
した請求項1記載の戸車。 - 【請求項3】 高さ調整装置を、本体に俯仰可能に設け
られて揺動体を揺動可能に支持する俯仰体と、本体に対
して俯仰体を俯仰させる螺子機構とで構成した請求項1
記載の戸車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28584595A JPH09125801A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 戸 車 |
Applications Claiming Priority (1)
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1995
- 1995-11-02 JP JP28584595A patent/JPH09125801A/ja active Pending
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