JPH0511668Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0511668Y2 JPH0511668Y2 JP1986143764U JP14376486U JPH0511668Y2 JP H0511668 Y2 JPH0511668 Y2 JP H0511668Y2 JP 1986143764 U JP1986143764 U JP 1986143764U JP 14376486 U JP14376486 U JP 14376486U JP H0511668 Y2 JPH0511668 Y2 JP H0511668Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- claws
- hole
- press
- thickness direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 30
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、コネクタ用コンタクトに関し、特
にその固定・戻り止め用の爪の改良に関する。
にその固定・戻り止め用の爪の改良に関する。
第2図は、従来のコネクタの一例を示す縦断面
図である。このコネクタ1は、絶縁樹脂等から成
るハウジング2に複数並設された穴3に、複数の
コンタクト4を例えば矢印Aのようにそれぞれ圧
入して保持している。
図である。このコネクタ1は、絶縁樹脂等から成
るハウジング2に複数並設された穴3に、複数の
コンタクト4を例えば矢印Aのようにそれぞれ圧
入して保持している。
図中B部分を拡大して第3図に示すように、各
コンタクト4の穴3に圧入される部分には、その
板厚方向の一方に例えば半球状の突起5が突設さ
れており、板幅方向の両側に例えば圧入前方側が
テーパになつた三角状の爪6a,6bが突設され
ている。
コンタクト4の穴3に圧入される部分には、その
板厚方向の一方に例えば半球状の突起5が突設さ
れており、板幅方向の両側に例えば圧入前方側が
テーパになつた三角状の爪6a,6bが突設され
ている。
コンタクト4がハウジング2の穴3に圧入され
たとき、突起5は、穴3の板厚方向の側壁に当接
してコンタクト4の板厚方向の位置決めの作用を
する。また爪6a,6bは、その先端部が穴3の
板幅方向の側壁に食い込むような形となり、これ
によつてコンタクト4の固定および戻り止めの作
用をする。
たとき、突起5は、穴3の板厚方向の側壁に当接
してコンタクト4の板厚方向の位置決めの作用を
する。また爪6a,6bは、その先端部が穴3の
板幅方向の側壁に食い込むような形となり、これ
によつてコンタクト4の固定および戻り止めの作
用をする。
所が、上記のようなコンタクト4においては、
その板厚方向の位置決め用の突起5とその固定・
戻り止め用の爪6a,6bの両方が必要であると
いう欠点があつた。
その板厚方向の位置決め用の突起5とその固定・
戻り止め用の爪6a,6bの両方が必要であると
いう欠点があつた。
そこでこの考案は、この点を改良したコネクタ
用コンタクトを提供することを主たる目的とす
る。
用コンタクトを提供することを主たる目的とす
る。
この考案のコネクタ用コンタクトは、前後2対
の爪を板幅方向の両側にそれぞれ突出させると共
に、各爪を板厚方向に斜めに折り曲げており、し
かも前方側の爪と後方側の爪の折り曲げ方向を逆
にしていることを特徴とする。
の爪を板幅方向の両側にそれぞれ突出させると共
に、各爪を板厚方向に斜めに折り曲げており、し
かも前方側の爪と後方側の爪の折り曲げ方向を逆
にしていることを特徴とする。
上記爪は、従来と同様に当該コンタクトの固定
および戻り止めの作用をする。しかも当該爪を板
厚方向に斜めに折り曲げているため、従来の板厚
方向の位置決め用の突起の作用をもする。その結
果、従来の板厚方向の位置決め用の突起が不要と
なる。
および戻り止めの作用をする。しかも当該爪を板
厚方向に斜めに折り曲げているため、従来の板厚
方向の位置決め用の突起の作用をもする。その結
果、従来の板厚方向の位置決め用の突起が不要と
なる。
第1図はこの考案の一実施例のコンタクトを拡
大して部分的に示すものであり、Aは正面図、B
はそのP方向に見た側面図である。
大して部分的に示すものであり、Aは正面図、B
はそのP方向に見た側面図である。
この実施例のコンタクト24においては、前述
したようなハウジング2の穴3に圧入される部分
に、前後2対の例えば圧入前方側がテーパになつ
た三角状の爪16a,16bおよび17a,17
bを板幅方向の両側にそれぞれ突出させると共
に、各爪を板厚方向に斜めに折り曲げている。し
かも、後方側の爪17a,17bは、前方側の爪
16a,16bとは反対側の板厚方向に折り曲げ
ている。
したようなハウジング2の穴3に圧入される部分
に、前後2対の例えば圧入前方側がテーパになつ
た三角状の爪16a,16bおよび17a,17
bを板幅方向の両側にそれぞれ突出させると共
に、各爪を板厚方向に斜めに折り曲げている。し
かも、後方側の爪17a,17bは、前方側の爪
16a,16bとは反対側の板厚方向に折り曲げ
ている。
各爪16a,16b,17a,17bは、当該
コンタクト24が前述したようなハウジング2の
穴3に圧入されたとき、その先端部が穴3の板幅
方向の側壁に食い込むような形となり、これによ
つてコンタクト24の固定および戻り止めの作用
をする。
コンタクト24が前述したようなハウジング2の
穴3に圧入されたとき、その先端部が穴3の板幅
方向の側壁に食い込むような形となり、これによ
つてコンタクト24の固定および戻り止めの作用
をする。
しかも各爪16a,16b,17a,17b
は、板厚方向に斜めに折り曲げているため、それ
らが、穴3の板厚方向の側壁にも当接あるいは食
い込むような形となり、これによつてコンタクト
24の板厚方向の位置決めの作用もする。
は、板厚方向に斜めに折り曲げているため、それ
らが、穴3の板厚方向の側壁にも当接あるいは食
い込むような形となり、これによつてコンタクト
24の板厚方向の位置決めの作用もする。
従つて上記コンタクト24においては、従来の
板厚方向の位置決め用の突起5が不要となり、そ
れに伴つて当該コンタクト24の加工も容易とな
る。
板厚方向の位置決め用の突起5が不要となり、そ
れに伴つて当該コンタクト24の加工も容易とな
る。
しかもこの実施例のコンタクト24は、1対の
爪(例えば16a,16bまたは17a,17
b)を有するコンタクトの場合よりも、コンタク
ト24をハウジング2の穴3に圧入したときの固
定および戻り止めの作用が一層良好なものとな
り、コンタクト24の保持の信頼性が一層向上す
るという効果も得られる。
爪(例えば16a,16bまたは17a,17
b)を有するコンタクトの場合よりも、コンタク
ト24をハウジング2の穴3に圧入したときの固
定および戻り止めの作用が一層良好なものとな
り、コンタクト24の保持の信頼性が一層向上す
るという効果も得られる。
その理由の一つは、前後2対の爪16a,16
bおよび17a,17bを有しているからであ
り、もう一つは単にそれだけではなく、圧入前方
側の爪16a,16bと後方側の爪17a,17
bとは互いに反対側に折り曲げて、コンタクト2
4をハウジング2の穴3に圧入したときに、前方
側の爪16a,16bの通過経路上に後方側の爪
17a,17bが来なくしているからである。
bおよび17a,17bを有しているからであ
り、もう一つは単にそれだけではなく、圧入前方
側の爪16a,16bと後方側の爪17a,17
bとは互いに反対側に折り曲げて、コンタクト2
4をハウジング2の穴3に圧入したときに、前方
側の爪16a,16bの通過経路上に後方側の爪
17a,17bが来なくしているからである。
即ち、爪16a,16bおよび17a,17b
を上記のように折り曲げずに真直ぐに突出させ
る、あるいは同じ側に折り曲げると、コンタクト
24をハウジング2の穴3に圧入したとき、後方
側の爪17a、17bは、前方側の爪16a,1
6bが穴3の側壁を押し広げて塑性変形させたと
ころで機能することになつてその機能が低下する
のに対して、この実施例のようにすればそのよう
な機能低下は全くないからである。
を上記のように折り曲げずに真直ぐに突出させ
る、あるいは同じ側に折り曲げると、コンタクト
24をハウジング2の穴3に圧入したとき、後方
側の爪17a、17bは、前方側の爪16a,1
6bが穴3の側壁を押し広げて塑性変形させたと
ころで機能することになつてその機能が低下する
のに対して、この実施例のようにすればそのよう
な機能低下は全くないからである。
また、上記のような互いに逆方向に折り曲げた
前後2対の爪16a,16bおよび17a,17
bを設けることにより、これらの爪によつてコン
タクト24をハウジング2の穴3の中心部に位置
させることができるという効果も得られる。
前後2対の爪16a,16bおよび17a,17
bを設けることにより、これらの爪によつてコン
タクト24をハウジング2の穴3の中心部に位置
させることができるという効果も得られる。
尚、上記爪16a,16b,17a,17b
は、必ずしも上記例のように1対ずつを同じ側に
折り曲げなくても良く、要は前方側の爪と後方側
の爪の折り曲げ方向を逆にしておけば上記と同様
の作用をさせることができる。
は、必ずしも上記例のように1対ずつを同じ側に
折り曲げなくても良く、要は前方側の爪と後方側
の爪の折り曲げ方向を逆にしておけば上記と同様
の作用をさせることができる。
また、上記爪16a,16b,17a,17b
の形状は、必ずしも図示例のようなものに限定さ
れるものではない。
の形状は、必ずしも図示例のようなものに限定さ
れるものではない。
さらには、コンタクト24の形状は、平板状の
ものに限定するものではない。
ものに限定するものではない。
参考までに、上記のようなコンタクト24は、
例えば銅合金のような弾性を有する導電板を打ち
抜くことによつて全体を一挙に形成することがで
きる。あるいは打ち抜きによらなくても、爪16
a,16b,17a,17bの部分を別途加工す
るようにしても良い。
例えば銅合金のような弾性を有する導電板を打ち
抜くことによつて全体を一挙に形成することがで
きる。あるいは打ち抜きによらなくても、爪16
a,16b,17a,17bの部分を別途加工す
るようにしても良い。
以上のようにこの考案のコンタクトによれば、
各爪が、当該コンタクトの固定・戻り止めの作用
と板厚方向の位置決めの作用の両方をするので、
従来の板厚方向の位置決め用の突起が不要とな
る。
各爪が、当該コンタクトの固定・戻り止めの作用
と板厚方向の位置決めの作用の両方をするので、
従来の板厚方向の位置決め用の突起が不要とな
る。
しかも、爪を前後2対にすると共に、単にそれ
だけではなく、前方側の爪と後方側の折り曲げ方
向を逆にして前後の爪の通過経路が互いに異なる
ようにしているので、コンタクトをコネクタのハ
ウジングの穴に圧入した時の固定および戻り止め
作用が一層良好なものとなり、当該コンタクトの
保持の信頼性が一層向上すると共に、当該コンタ
クトをハウジングの穴の中心部に位置させること
ができるという効果も得られる。
だけではなく、前方側の爪と後方側の折り曲げ方
向を逆にして前後の爪の通過経路が互いに異なる
ようにしているので、コンタクトをコネクタのハ
ウジングの穴に圧入した時の固定および戻り止め
作用が一層良好なものとなり、当該コンタクトの
保持の信頼性が一層向上すると共に、当該コンタ
クトをハウジングの穴の中心部に位置させること
ができるという効果も得られる。
第1図は、この考案の一実施例のコンタクトを
拡大して部分的に示すものであり、Aは正面図、
BはそのP方向に見た側面図である。第2図は、
従来のコネクタの一例を示す縦断面図である。第
3図は第2図のB部分のコンタクトを拡大して示
すものであり、Aは正面図、BはそのP方向に見
た側面図である。 1……コネクタ、2……ハウジング、3……
穴、24……実施例に係るコンタクト、16a,
16b,17a,17b……爪。
拡大して部分的に示すものであり、Aは正面図、
BはそのP方向に見た側面図である。第2図は、
従来のコネクタの一例を示す縦断面図である。第
3図は第2図のB部分のコンタクトを拡大して示
すものであり、Aは正面図、BはそのP方向に見
た側面図である。 1……コネクタ、2……ハウジング、3……
穴、24……実施例に係るコンタクト、16a,
16b,17a,17b……爪。
Claims (1)
- コネクタのハウジングに設けられた穴に圧入し
て保持されるコンタクトであつて、当該穴に圧入
される部分において前後2対の爪を板幅方向の両
側にそれぞれ突出させると共に、各爪を板厚方向
に斜めに折り曲げており、しかも前方側の爪と後
方側の爪の折り曲げ方向を逆にしていることを特
徴とするコネクタ用コンタクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986143764U JPH0511668Y2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986143764U JPH0511668Y2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6350467U JPS6350467U (ja) | 1988-04-05 |
JPH0511668Y2 true JPH0511668Y2 (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=31053744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986143764U Expired - Lifetime JPH0511668Y2 (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511668Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005353371A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Tyco Electronics Amp Kk | 端子圧入構造 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4069817B2 (ja) * | 2003-07-10 | 2008-04-02 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
JP4707970B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2011-06-22 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ端子及びコネクタ |
JP2012043562A (ja) * | 2010-08-16 | 2012-03-01 | Yazaki Corp | ジョイント端子及びこのジョイント端子を備えたジョイントコネクタ |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP1986143764U patent/JPH0511668Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005353371A (ja) * | 2004-06-09 | 2005-12-22 | Tyco Electronics Amp Kk | 端子圧入構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6350467U (ja) | 1988-04-05 |
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