JPH0511592U - ノイズサプレス回路 - Google Patents

ノイズサプレス回路

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JPH0511592U
JPH0511592U JP5616391U JP5616391U JPH0511592U JP H0511592 U JPH0511592 U JP H0511592U JP 5616391 U JP5616391 U JP 5616391U JP 5616391 U JP5616391 U JP 5616391U JP H0511592 U JPH0511592 U JP H0511592U
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JP
Japan
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noise
data
circuit
clock
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JP5616391U
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Inventor
浩俊 平野
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリアルデータのノイズを有効に除去し得る
性能の良いノイズサプレス回路を実現することである。 【構成】 受信データ2を基本クロック3により動作し
て入力する複数ビットのシフトレジスタ15と、該シフ
トレジスタ15の各ビットの出力を基本クロック3に同
期して入力し、Hレベル及びLレベルの入力データのう
ち過半数を超えたデータを出力する多数決回路16とで
構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシリアルデータに混入するノイズを除去するノイズサプレス回路に関 する。
【0002】
【従来の技術】
ディジタルシリアルデータ受信回路において、シリアルデータを読み取って処 理する場合に、受信データに位相の変動があると、一定の周期のクロックにより 読み取れなくなる。このため、位相の変動のある受信データからクロック成分を 抽出し、受信データと同位相のクロックによって受信データを読み取れば、この クロックは受信データの位相の変動に対しても忠実に即応するため、受信データ を正しく読み取ることができるようになる。このようなクロックを抽出する回路 としてディジタルPLLを用いた回路がある。この回路において、クロックを抽 出する場合、受信データにノイズが重畳していると、このノイズをデータと誤認 するため、正しくクロックが抽出できなくなる。
【0003】 従来用いられているディジタルPLLを用いるクロック抽出回路を図5に示す 。図において、1はシリアルの受信データ2と基本クロック3とが入力されて、 シリアル受信データ2からノイズを除去するノイズサプレス回路である。4は入 力された基本クロック3と、ノイズサプレス回路1から入力されたノイズ除去済 データ5とから受信データに含まれるクロックを抽出するクロック抽出回路であ る。
【0004】 クロック抽出回路4は分周器41と位相比較器42とから成るディジタルPL Lで構成されている。ノイズサプレス回路1から位相比較器42に受信データ( ノイズ除去済データ5)が入力され、基本クロック3が分周器41を経て位相比 較器42に入力されている。今、受信データの位相が分周器41の出力のクロッ クの位相よりも遅れていた時、位相比較器42は分周器41に分周比を変えて、 即ち、クロック周期の分周比を大きくしてクロックの位相を受信データの位相と 一致させるように動作する。進んでいた時には分周比を小さくして一致させる。
【0005】 このようなクロック抽出回路4の動作において、入力される受信データにノイ ズがのっている場合、位相比較器42はこのノイズを受信データ2と誤認するこ とにより抽出されるクロック43を誤まらせることになる。このため受信データ から予めノイズサプレス回路1によりノイズを除去しておくものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような回路において、従来のノイズサプレス回路1からノイズを除去する 方法を図6と図7に示す。
【0007】 図6は受信データを基本クロック3に同期化することによりノイズを除去する 方法である。図において、図5と同等の部分には同一の符号を用いてある。 図中、6は受信データ1にのっているノイズA、7は同様に受信データ2にの っているノイズBである。ノイズ除去済データ5の波形は、受信データ2の基本 クロック3の立ち上がり時の波形が現れる。即ち、受信データのP1 における正 のデータはノイズ除去済データ5の正データQ1 となり、受信データ2のP2 の 負データはノイズ除去済データ5の負データQ2 となる。
【0008】 この受信データ2にのっているノイズについて考察すると、ノイズA6は基本 クロック3の立ち上がりに一致する部分が無いので、ノイズ除去済データ5には ノイズが除去されて現れない。しかし、ノイズB7は基本クロック3の立ち上が りと合致する時があり、この時点でノイズ除去済データ5上に残留ノイズ8とし て現れる。このノイズは次の基本クロック3の立ち上がり時に消滅するため、そ の幅が広くなって残留することになる。
【0009】 図7により、他のノイズ除去の方法を説明する。この方法は、基本クロック3 の立ち上がりに連続して同じデータが続く場合、そのデータを正しいデータと認 める方法で、同じデータが続かない時は前のデータが継続される。図において、 図6と同等の部分には同一の符号を用いてある。図中、9,10は受信データに のっている他のノイズC及びDである。
【0010】 ノイズC9は基本クロック3の1つのクロックの立ち上がりに一致しているが 、続くクロックの立ち上がり時には受信データは負の時点であって、連続する2 つのクロックに正パルスが合致しないため、ノイズ除去済データ5には前の負デ ータが継続することになり、ノイズC9は現れない。しかしノイズD10は幅が 広く、基本クロック3の2つの立ち上がりに連続して合致しているため、このノ イズD10は除去されないで、残留ノイズ8がノイズ除去済データ5上に残留す る。即ち、基本クロック3の立ち上がりエッジの複数個にノイズが及ぶ場合には ノイズを除去することはできない。
【0011】 図8は基本クロック3の立ち上がりエッジや立ち下がりエッジにおいてリンギ ングノイズ11が発生する場合の図である。本来、P3 の正の波形が破線のQ3 の位置でノイズ除去済データ5において立ち上がるべき所がリンギングノイズ1 1のために立ち上がらず、P4 の波形によってQ4 で立ち上がることになり、破 線の部分だけの遅れを生じて波形の位相変化を悪化させてしまうことが多い。
【0012】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、シリアルデータのノ イズを有効に除去し得る性能の良いノイズサプレス回路を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する本考案は、受信データを基本クロックにより動作して入 力する複数ビットのシフトレジスタと、該シフトレジスタの各ビットの出力を基 本クロックに同期して入力し、Hレベル及びLレベルのうち入力データの過半数 を超えたデータを出力する多数決回路とで構成されることを特徴とするものであ る。
【0014】
【作用】
シフトレジスタに入力された受信データをシフトしながら多数決回路に全ビッ トの信号を並列に入力し、過半数を超えるレベルの信号を出力することにより受 信データの中にあるノイズを除去する。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例のノイズサプレス回路のブロック図である。図におい て、図5と同等の部分には同一の符号を付してある。図中、15は受信データ2 が入力されてデータが基本クロック3の入力毎に右にシフトする右シフト形の7 ビットのシフトレジスタ、16はシフトレジスタ15の各ビットのデータが入力 され、“H”レベル又は“L”レベルの数の多い方を出力する7ビット入力の多 数決回路で、基本クロック3の入力毎に多数データのレベルのデータを出力する 。
【0016】 多数決回路16のビット幅(ウインドウ)はディジタルPLLの抽出クロック の1/4周期より1〜2ビット(1ビットは基本クロック3の1周期分)少ない 場合に最も効果がある。従って、ディジタルPLLの抽出クロックの平均が基本 クロックの約32分周とすると、(32/4)−1=7ビット幅のウインドウの 多数決回路が最も有効である。
【0017】 次に上記のように構成された実施例の動作を図面を用いて説明する。受信デー タはシフトレジスタ15のDinに入力され、基本クロック3に同期して右シフト する。シフトする際に各段のQ出力のデータが基本クロック3に同期して動作す る多数決回路16に入力される。多数決回路16ではこの入力の“H”の数を数 え、“H”が4以上である場合に“H”を出力する。この出力がノイズ除去され たデータとなる。
【0018】 図2は図6,図7に対応したタイムチャートである。図において、図6,図7 と同等の部分には同一の符号を付してある。図中、21はシフトレジスタ15の 左端のビットQA の出力波形、22は多数決回路16の各ビットXA 〜XG に入 力された信号のうちハイレベルであるH信号の数を示す数列である。23は本実 施例におけるノイズ除去済データである。
【0019】 図3はこの数列22の発生する状態を説明する図である。図において、図2と 同等の部分には同一の符号を付してある。図中、24は多数決回路16のクロッ ク毎のデータで、基本クロック3の各クロックの時刻t1 〜t22に対応した多数 決回路16に入力されているシフトレジスタ15(図1)のデータである。
【0020】 多数決回路16の全体が現れるt6 から考察すると、シフトレジスタ15のQ A の出力データ21が入力されていて、Hが3である。t7 では2,t8 ではQ A の出力データ21が1と残留ノイズ8の1が現れて2,t19では残留ノイズ8 が2とQA の出力データ21が1で3となっている。
【0021】 図1,図2に戻って動作を説明する。受信データ2は基本クロック3に同期し てシフトレジスタ15に入力される。シフトレジスタ15のQA の出力21では 図6,図7に示したのと同様に基本クロック3の立ち上がりのエッジの時刻にな いノイズは除去されている。シフトレジスタ15の各ビットQA 〜QG の出力は 多数決回路16の各ビットXA 〜XG にそれぞれ入力される。XA 〜XG に入力 されているデータのうちハイレベル“H”を数えた結果4以上の場合は出力17 はH,3以下の場合は出力17はLとなり、その出力17の波形はノイズ除去済 データ23として出力され、図に示すようにノイズA6,ノイズC9,ノイズD 10はすべて除去されている。
【0022】 図4は受信データ2の立ち上がりにリンギングノイズが発生している図8に対 応する状態の図である。図において、図8,図4と同等の部分には同一の符号を 付してある。この場合も多数決回路16の各ビット“H”の数を数えて4以上の 場合はH,3以下の場合はLを出力し、図のノイズ除去済データ5のように出力 波形の長さが短くなることはない。
【0023】 以上説明したように本実施例によれば、多数決回路を採用し、H又はLの多い 方をデータとして出力することによりシリアルデータのノイズを除去することが できるようになった。
【0024】 即ち、本実施例の方式を採用することにより以下に示す2つの効果が生じる。 (1)基本クロックの複数周期以上の時間幅のノイズが除去できるようになっ た。シフトレジスタと多数決回路のビット数を増やすことにより除去可能なノイ ズの時間幅を増やすことができる。
【0025】 (2)立ち上がりや立ち下がりエッジに発生するリンギングノイズにおいても 、ノイズが除去された良質のデータが得られる。 以上のように、従来に比べて性能の良好なノイズサプレス回路を実現すること ができる。
【0026】 本実施例はアナログフィルタの効果をディジタル回路に置き換えたもので、基 本クロックの周波数を高くし、PLL抽出クロックとの比が大きい程、アナログ フィルタの効果に近付く。即ち、“H”の数がアナログフィルタを通した時の電 圧に比例する。
【0027】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、ノイズによる大きなデータの欠落 も除去することができるようになり、立ち上がりや立ち下がりに発生しやすいリ ンギングノイズ除去時の位相変動の悪化を招かない等実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路のブロック図である。
【図2】図1の実施例の回路によるノイズ除去の説明図
である。
【図3】多数決回路の各ビットのハイレベル“H”の数
列の生成の説明図である。
【図4】図1の実施例の回路によるリンギングノイズ除
去の説明図である。
【図5】クロック成分を含むシリアルデータからノイズ
サプレス回路でノイズを除去してクロック抽出回路から
クロックを抽出する従来の回路の図である。
【図6】従来のノイズサプレス回路のノイズ除去の説明
図である。
【図7】従来のノイズサプレス回路の幅の広いノイズの
除去の説明図である。
【図8】従来のノイズサプレス回路のリンギングノイズ
除去の説明図である。
【符号の説明】
2 受信データ 3 基本クロック 15 シフトレジスタ 16 多数決回路

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 受信データ(2)を基本クロック(3)
    により動作して入力する複数ビットのシフトレジスタ
    (15)と、 該シフトレジスタ(15)の各ビットの出力を基本クロ
    ック(3)に同期して入力し、Hレベル及びLレベルの
    入力データのうち過半数を超えたデータを出力する多数
    決回路(16)とで構成されることを特徴とするノイズ
    サプレス回路。
JP5616391U 1991-07-18 1991-07-18 ノイズサプレス回路 Pending JPH0511592U (ja)

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JP5616391U JPH0511592U (ja) 1991-07-18 1991-07-18 ノイズサプレス回路

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101545A (ja) * 1981-12-12 1983-06-16 Oki Electric Ind Co Ltd 直列伝送方式
JPS63107255A (ja) * 1986-10-24 1988-05-12 Hitachi Ltd ノイズサプレス回路
JPH01303808A (ja) * 1988-05-31 1989-12-07 Yokogawa Electric Corp ノイズ除去回路

Patent Citations (3)

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