JP2836316B2 - トーン信号検出回路 - Google Patents

トーン信号検出回路

Info

Publication number
JP2836316B2
JP2836316B2 JP25027291A JP25027291A JP2836316B2 JP 2836316 B2 JP2836316 B2 JP 2836316B2 JP 25027291 A JP25027291 A JP 25027291A JP 25027291 A JP25027291 A JP 25027291A JP 2836316 B2 JP2836316 B2 JP 2836316B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
tone signal
polarity
pattern
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25027291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0563739A (ja
Inventor
正伸 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP25027291A priority Critical patent/JP2836316B2/ja
Publication of JPH0563739A publication Critical patent/JPH0563739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2836316B2 publication Critical patent/JP2836316B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】この発明は信号検出回路に関し、特にトー
ン信号検出回路に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、トーン信号検出回路は様々な用途
に用いられているが、基本的な構成はアナログ的な共振
回路を用いた回路と、ディジタル信号処理プロセッサを
用いた回路となっていた。一方、近時LSI技術の進歩
によりシステムオンザチップが実現されつつあり、回路
装置の小型化が急速に進行している。そこで、トーン信
号検出回路もこのLSI技術を用いて小形化が行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のトーン
信号検出回路、特にアナログ的な共振回路を用いた回路
では、共振回路用にLSIの外付け部品が発生したり、
たとえLSI内部に共振回路を実現できたとしても、ア
ナログLSIであるため、ディジタルLSIのより進ん
だ微細化技術の恩恵を受けられず、一層の小型化が困難
である。また、ディジタル信号処理プロセッサを用いる
回路ではディジタルLSIの微細化技術の恩恵を受けら
れるものの、最低数キロゲートのプロセッサを必要と
し、回路のLSI上での一層の小形化が困難であるとい
う欠点がある。またこのようなトーン検出回路では微少
振幅のトーンを検出しないことも重要であり、いかに簡
単な回路で微少振幅のトーンを検出しないトーン検出回
路を実現するかが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】トーン信号の周波数より
もN(但し、Nは自然数)倍高いサンプリングレートで
サンプリングし、振幅の極性を時系列で出力するサンプ
リング回路であって、小振幅のトーン信号に対して出力
が変動しないよう入出力特性にヒステリシス特性がつけ
られたサンプリング回路とサンプリング回路出力の極性
時系列の最新値をN個蓄える蓄積回路と、トーン信号入
力時に予想される複数個の極性時系列パターンと前記蓄
積回路に蓄積されている極性時系列との相関を計算する
組み合わせ回路であって、トーン信号入力時に予想され
る複数個の極性時系列パターンとは(N/2)−1個の
連続した正極性パターンと1個の不定パターンと(N/
2)−1個の連続した負極性パターン1個の不定パター
ンを連続させたパターンを1パターンとし、このパター
ンを巡回シフトしたN−1通りのパターンとあわせてN
個の極性時系列パターンとする組み合わせ回路と、組み
合わせ回路の出力からトーン信号の有無を判定する判定
回路するようにしたものである。
【0006】
【作用】トーン信号がその周波数よりも十分高いサンプ
リングレートでサンプリングされ、その振幅の極性が時
系列で出力され、それがヒステリシス特性を有する蓄積
回路に蓄積され、トーン信号入力時に予想される複数個
の極性時系列パターンと蓄積回路に蓄積されている極性
時系列との一致が組み合わせ回路で検出され、組み合わ
せ回路の出力からトーン信号の有無が判定される。
【0007】
【実施例】図1はこの発明に係わる回路の一実施例を示
すブロック図である。同図において、1は入力端子、2
は入力信号をトーン信号の周波数fのN倍でサンプリン
グするサンプリング回路と、このサンプリングされた信
号の極性を識別してサンプリング信号の極性の時系列を
作るサンプリング回路、3はこの時系列の最新値をN個
だけ蓄える蓄積回路、4はトーン信号入力時に予想され
るN個の極性時系列パターンと実際に蓄積回路に蓄えら
れている極性パターンとの比較を行い、N通りの比較に
対してその論理和をとる組み合わせ回路、5はトーン信
号の有無を判定する判定回路である。
【0008】なお、前記トーン信号入力時に予想される
N個の極性時系列パターンはNを2の倍数として、(N
/2)−1個の正極性(以下「+」と表現する)、1個
の極性不定(以下「x」と表現する)、(N/2)−1
個の負極性(以下「−」と表現する)、1個の極性不定
「x」がこの順に並んだN個からなる系列をN通りに巡
回させたパターンである。
【0009】次に、この構成によるトーン信号検出回路
の動作について、説明を簡単にするため、N=M=6の
場合の回路構成を図2に示し、トーン信号の6通りの位
相について蓄えられる6通りの極性時系列を図3a〜図
3fに示す。この図2に示す組み合わせ回路4におい
て、6a〜6fはインバータ回路、7a〜7fはアンド
回路、8はオア回路である。
【0010】そして、アンド回路7aは図3aに示す位
相の極性パターン「+++−−−」、アンド回路7fは
図3bに示す位相の極性パターン「−+++−−」、ア
ンド回路7eは図3cに示す位相の極性パターン「−−
+++−」、アンド回路7dは図3dに示す位相の極性
パターン「−−−+++」、アンド回路7cは図3eに
示す位相の極性パターン「+−−−++」、アンド回路
7bは図3fに示す位相の極性パターン「++−−−
+」がそれぞれ入力したとき、「1」信号を出力する。
【0011】従って、例えばある時点で、蓄積回路3が
図3aに示す極性パターン「+++−−−」が蓄えられ
ているとすると、組み合わせ回路4のアンド回路7aは
論理積がとられ、「1」信号を出力する。そして、次の
サンプリングデータを取り込むと、波形および極性パタ
ーンは図3bに示すように「−+++−−」に変化する
ので、アンド回路7bは論理積がとられ「1」信号を出
力する。このため、トーン信号が連続している場合には
その波形及び極性パターンは図3c〜図3d〜図3e〜
図3fに示すように変化する。
【0012】したがって、組み合わせ回路4はN=6通
りの位相の極性時系列パターンと実際に蓄えられている
極性パターンとの一致をチェックし、トーン信号の場合
にはアンド回路7a〜7fのいずれか1個が「1」を出
力し、順々に一致するアンド回路がずれていくので、ア
ンド回路7a〜7fの出力の論理和をとればトーン信号
を検出することができる。トーン信号入力時に予想され
るパターンには不定「X」が付加されているが、これは
入力トーン信号のゼロクロス点近傍をサンプリングした
場合、ノイズの影響により蓄積パターンの極性が逆にな
ってしまう可能性があり、アンド回路7a〜7fのいず
れもが「1」を出力しなくなってしまうことを避けるた
めである。これは、予想されるパターンの「+」と
「−」の切り替わり目に不定「X」を付加して解決でき
る。
【0013】図2の組み合わせ回路は、アンド回路7a
は、蓄積されたパターンと「++X−−X」との相関を
チェツクする。アンド回路7bは、「+X−−X+」と
の相関を、アンド回路7cは、「X−−X++」との相
関を、アンド回路7dは、「−−X++X」との相関
を、アンド回路7eは、「−X++X−」との相関を、
アンド回路7fは、「X++X−−」との相関をチェッ
クする。
【0014】微少振幅のトーン信号に対しては、次のよ
うに動作する。図4は、小振幅のトーン信号に対して出
力が変動しないよう入出力特性にヒステリシス特性がつ
けられたサンプリング回路の一構成例である。21はト
ーン信号入力、22は極性を判別するしきい値電圧であ
り、インバータ25の出力が変化すると抵抗R1、R2
の分圧比で電圧が変化する。23はサンプリング回路の
出力である。24はコンパレータ、25と26はインバ
ータである。27はサンプリングを行うDタイプフリッ
プフロップであり、クロック端子には検出するトーン周
波数fのN倍の周波数のクロックNfが入力されてい
る。
【0015】微小振幅のトーンが入力された場合、例え
ば入力21がコンパレータのしきい値である−端子の電
圧22を越えると24の出力は「+」になる。しかし、
24の出力が「+」になるとコンパレータのしきい値2
2にフィードバックがかかりしきい値電圧が下がってし
まうので入力の微小な振幅の変動では、しきい値電圧を
下回り出力が「−」となることはなくなる。サンプリン
グ回路出力が、「+」を連続して出力すると組み合わせ
回路4は、出力「1」を出力せず、判定回路5はトーン
検出しない。
【0016】判定回路5は、例えば図5のように、組み
合わせ回路出力の連続K回の「1」出力を検出する回路
によって実現できる。
【0017】
【発明の効果】以下詳細に説明したように、この発明に
係るトーン信号検出回路によれば、プロセッサを数十ゲ
ートで構成することができるので簡単な構成になり、小
型化することができる。しかもトーンでない信号をトー
ンと判定することがないし、ノイズによる誤動作をなく
すことができなくなるなどの効果がある。また、微小振
幅のトーン信号は検出しない回路を簡単に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るトーン信号検出回路の一実施例
の構成を示すブロック図
【図2】図1に示すトーン信号検出回路においてN=6
のときの実施例の構成を示すブロック図
【図3】図2の動作を説明するための波形および極性パ
ターンを示す図
【図4】サンプリング回路の一例を示す回路図
【図5】判定回路の一例を示す回路図
【符号の説明】
1 入力端子 2 サンプリング回路 3 蓄積回路 4 組み合わせ回路 5 判定回路 6 インバータ回路 7 アンド回路 8 オア回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 27/00 H04Q 1/446

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トーン信号を検出する回路において、 トーン信号の周波数よりもN(但し、Nは自然数)倍高
    いサンプリングレートでサンプリングし、振幅の極性を
    時系列で出力するサンプリング回路であって、小振幅の
    トーン信号に対して出力が変動しないよう入出力特性に
    ヒステリシス特性がつけられたサンプリング回路とサン
    プリング回路出力の極性時系列の最新値をN個蓄える蓄
    積回路と、 トーン信号入力時に予想される複数個の極性時系列パタ
    ーンと前記蓄積回路に蓄積されている極性時系列との相
    関を計算する組み合わせ回路であって、トーン信号入力
    時に予想される複数個の極性時系列パターンとは(N/
    2)−1個の連続した正極性パターンと1個の不定パタ
    ーンと(N/2)−1個の連続した負極性パターン1個
    の不定パターンを連続させたパターンを1パターンと
    し、このパターンを巡回シフトしたN−1通りのパター
    ンとあわせてN個の極性時系列パターンとする組み合わ
    せ回路と、 組み合わせ回路の出力からトーン信号の有無を判定する
    判定回路とを有することを特徴とするトーン信号検出回
JP25027291A 1991-09-04 1991-09-04 トーン信号検出回路 Expired - Lifetime JP2836316B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25027291A JP2836316B2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 トーン信号検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25027291A JP2836316B2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 トーン信号検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0563739A JPH0563739A (ja) 1993-03-12
JP2836316B2 true JP2836316B2 (ja) 1998-12-14

Family

ID=17205431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25027291A Expired - Lifetime JP2836316B2 (ja) 1991-09-04 1991-09-04 トーン信号検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2836316B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0563739A (ja) 1993-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2836316B2 (ja) トーン信号検出回路
JPH0314251B2 (ja)
JPH06500673A (ja) 多相クロック信号生成装置およびその位相検出器および復元装置
JP3240954B2 (ja) 位相比較器
US6967503B2 (en) Comparator
JP2002141786A (ja) 装置及びその動作方法
JP2794921B2 (ja) トーン信号検出回路
US5189378A (en) Tone signal detecting circuit
JP2707778B2 (ja) ノイズ除去回路
JP2553680B2 (ja) デジタル信号処理回路
JPH0630443B2 (ja) デジタル・フエイズ・ロツクド・ル−プ用入力回路
JP3053008B2 (ja) 信号生成方法および装置、電圧生成方法および装置
JPH06104741A (ja) ディジタルpll装置
JP2000278120A (ja) ミスロック防止機能を有するdll回路
JP2712725B2 (ja) 並列ディジタル信号のラッチ装置
JPH0410776B2 (ja)
JPH08331186A (ja) 周波数復調回路
JPH0644756B2 (ja) 同期クロツク発生回路
JP3505802B2 (ja) 位相同期回路、ワンショットパルス発生回路及び信号処理装置
EP0638213B1 (en) Data signal decoding device
JPH0222567A (ja) デューティ検出回路
JPH0138244B2 (ja)
JPS63292825A (ja) ディジタルpll回路
JPH0435320A (ja) 1ビット・ディジタル/アナログ変換器
JP3384671B2 (ja) 位相比較器