JPH05115260A - 高窒素低塩酸性発酵調味料の製造法 - Google Patents

高窒素低塩酸性発酵調味料の製造法

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JPH05115260A
JPH05115260A JP3281018A JP28101891A JPH05115260A JP H05115260 A JPH05115260 A JP H05115260A JP 3281018 A JP3281018 A JP 3281018A JP 28101891 A JP28101891 A JP 28101891A JP H05115260 A JPH05115260 A JP H05115260A
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acetic acid
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low
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Koji Nagamine
興治 長峯
Tetsuo Nunome
哲夫 布目
Atsushi Hatakeyama
敦 畠山
Kazuhiko Sagara
和彦 相良
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旨味が豊富で酸味とのバランスがよく、刺激
臭やムレ臭などの不快臭がなく消化分解物の持つ香りが
付与された高窒素低塩酸性調味料の提供。 【構成】 タンパク質原料、またはタンパク質原料と炭
水化物原料との混合物の低塩消化分解物を酢酸発酵する
際に、仕込液の全窒素濃度を1.5w/v%未満に調製し
て酢酸発酵を行い、ついで全窒素濃度が1.5w/v%以
上の低塩消化分解物を流加しながら酢酸発酵することを
特徴とする高窒素低塩酸性調味料の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酢酸の酸味を有し、旨
味の豊富な高窒素低塩酸性発酵調味料の製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、社会が高齢化しており、人々の健
康への関心が高まっている。特に食生活の中で食塩は健
康と関連の深いものとされ、高血圧対策のために食塩摂
取量は減りつつあるがさらに減らすことが望まれてい
る。とりわけ、醤油は旨味成分であるアミノ酸を豊富に
含む調味料であるが、通常18w/v%という高濃度の食
塩を含んでおり、食塩摂取量を減らすために使用量が制
限されたり、より塩分の低い醤油の使用が行われてい
る。一方、酸性調味料である食酢は、果汁や酒粕または
各種穀物を糖化したものを、酵母によってエタノール発
酵し、そのエタノールを酢酸発酵して製造される酢酸を
主成分とする調味料であり、醤油等に含まれるような旨
味成分であるアミノ酸などはほとんど含まれていない。
このような食酢に、旨味を供給する試みは従来から検討
されている。たとえば、食酢醪の食塩分が2%以下とな
るよう味噌や醤油を加えて酢酸発酵する方法(特公昭4
7−26720号)がある。また、食酢醪の食塩分が0.
5w/v%以下となるように蛋白分解調味料を加えて酢酸
発酵する方法(特開昭61−1375号)も開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法において、旨
味の供給源として用いられている醤油、味噌およびタン
パク質分解調味料中には、酢酸の生育を阻害する食塩
が、味噌では5〜16w/v%、醤油では17%〜19w
/v%、蛋白分解調味料では15〜39w/v%含まれて
いる。したがって、これらを用いると、食酢醪に供給さ
れる旨味成分量は食塩濃度によりおのずと制限される。
例えば、食塩分18w/v%の醤油を添加して食塩分を2
w/v%以下にしようとすれば、食酢醪への添加量は約1
1v/v%以下に制限され、窒素分として約0.16w/v
%程度となり、醤油の様に窒素分を1.5〜1.8w/v%
含ませることは困難である。このように上記方法の調味
料は低塩ではあるが、旨味の乏しい酸性調味料である。
そこで、アミノ酸を豊富に含み官能的に良好な低塩酸性
調味料およびそれを経済的に効率よく製造する方法が求
められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる事情に鑑み本発明
者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、
タンパク質原料、またはタンパク質原料および炭水化物
原料を無塩で消化分解を行って得られた消化分解物を用
いることにより、食塩分による阻害を防ぐことができる
こと、および特に、消化分解時に酵母を加えて発酵熟成
させた消化物を用いれば、酵母によりエタノール発酵さ
せることにより消化中の腐敗を防止するとともに、消化
分解液に香気を付与し官能的に風味の優れた物が得られ
ることを見いだし本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、タンパク質原料、また
はタンパク質原料と炭水化物原料との混合物の低塩消化
分解物を酢酸発酵する際に、仕込液の全窒素濃度を1.
5w/v%未満に調製して酢酸発酵を行い、ついで全窒素
濃度が1.5w/v%以上の低塩消化分解物を流加しなが
ら酢酸発酵することを特徴とする高窒素低塩酸性調味料
の製造法を提供するものであり、本発明の方法において
は、タンパク質原料、またはタンパク質原料との炭水化
物原料の混合物を、消化分解時に酵母を加えて発酵熟成
させた物としてもよい。
【0006】本明細書中で用いる「低塩」なる語は、食塩
濃度が0〜2w/v%であることを意味する。もちろん、
食塩濃度が低い方が望ましい。また「高窒素」なる語は、
全窒素分が1.5w/v%以上であることを意味する。
【0007】本発明で使用するタンパク質としては、例
えば、大豆、脱脂加工大豆、コーングルテン、獣肉、魚
肉、微生物の菌体などが挙げられる。炭水化物原料とし
ては、小麦、米、コーン、粟、ひえなどが挙げられる。
これらの原料は通常蒸煮するが、エクストルーダ処理し
て使用することもできる。タンパク質原料と炭水化物原
料を混合して用いる場合の混合比は特に限定するもので
はないが、通常重量比で約1:0.1〜10、好ましく
は1:0.5〜1.5である。
【0008】こうして加熱処理したタンパク質原料、炭
水化物原料にアスペルギルス・オリゼー(Aspergillus
oryzae)、アスペルギルス・ソーヤ(Aspergillus soja
e)などの麹菌を接種して常法通り製麹し、麹を作る。ま
た、麹を用いない場合は、原料を蒸煮またはエクストル
ーダ処理したものにプロテアーゼ、アミラーゼなどの市
販酵素剤を加えて仕込むこともできる。
【0009】このようにして出来上がった麹に対して、
仕込水を通常1.1〜1.4倍量加えるが、得られる消化
分解物の目標の窒素濃度に応じて仕込水を加えて消化分
解する。消化分解諸味を圧搾すれば窒素分の高い旨味の
強い分離液が得られる。さらに消化分解物を用いて再仕
込を行い、窒素分の高い消化液を得ることもできる。
【0010】麹または処理原料の消化分解時に本発明の
特徴とするエタノール産生酵母を用いる場合は、仕込直
後の諸味に酵母を添加するか、酵母の培養液で仕込みエ
タノール発酵させつつ消化分解する。酵母の産生したエ
タノールにより消化分解中の腐敗を防ぐとともに、香気
を付与し最終の高窒素低塩酸味調味料に香気を付与す
る。
【0011】酵母としては、サッカロミセス・セレビシ
エ(Saccharomyces cerevisiae)、シゾサッカロミセス
・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)などのエタノー
ル産生酵母が用いられ、圧搾酵母、乾燥酵母、酵母培養
液などいかなる形態でもよく、諸味中に1×105個/g
以上となるように加えればよい。またその際、アルコー
ル発酵を急速に行わせて雑菌の増殖を抑制するために糖
類を添加したり、有機酸を添加して仕込直後のpHを4.
0〜6.0にするなどの方法を単独または併用して行う
ことができる。
【0012】発酵および消化分解は、通常25〜45℃
で行うが、消化発酵初期の雑菌汚染を防ぐために、5〜
15℃で1〜7日間消化発酵した後、25〜45℃に温
度を上げて消化分解する方法もできる。また、消化分解
を行う期間は、温度によっても異なるが、2〜60日程
度が望ましい。
【0013】通常、これらの消化分解は無塩で行うが、
酢酸発酵を阻害しない程度、すなわち低塩を保つ程度の
食塩を加えることもできる。
【0014】酢酸発酵液の調製は、前記した方法によっ
て得られた消化液の分離液に、酢酸菌培養液である種酢
と、必要に応じて、水、酢酸、エタノール等を加えるこ
とにより行う。また、種酢を除く調製液に酢酸発酵中の
酢酸菌膜を移植し、酢酸発酵を行うこともできる。この
とき、酢酸発酵液仕込時の全窒素分は、1.5w/v%未
満、好ましくは1.3w/v%未満に調製し、酢酸菌の生
育を阻害しないようにする。ここで仕込み液の窒素濃度
を1.5w/v%以上とすると酢酸菌の生育が遅く、ま
た、そのために最終的に得られる酸性調味液にムレ臭な
どの不快臭がつき、官能的に良好な発酵液が得られな
い。また、消化分解時に本発明の特徴とする酵母を用い
た消化液を用いれば、香気を有した酸性調味料が得られ
一層の効果を示す。
【0015】酢酸発酵は静置発酵で行い、発酵液の全面
に菌膜を形成し酢酸発酵が行われたら、さらに、全窒素
分が酢酸発酵液よりも高い消化物分離液を流加して酢酸
発酵を行う。酢酸発酵液の窒素分が目的とする濃度にな
ったところで消化物分離液の流加を停止し、さらに、酢
酸発酵を続け、エタノール濃度が0.5w/v%程度とな
ったところで発酵を終了し、常法に従い熟成、濾過、殺
菌を行う。
【0016】以上の方法により得られる酸性調味液は、
豊富な旨味とさわやかな酸味を有し、食酢に往々見られ
る刺激臭やムレ臭のような不快感がなく、消化分解物の
有する香気と調和した酸臭を有するものである。酢酸発
酵に用いる消化分解物が無塩かまたは低塩であるため、
酢酸発酵を阻害する食塩の影響を防ぐことができる。ま
た、消化分解時に酵母を加えて発酵熟成させた消化分解
物を用いて酢酸発酵することにより香気の優れた低酸性
調味料が得られる。さらに、酢酸発酵時の全窒素分を
1.5w/v%未満からスタートし、全窒素分が1.5w/v
%以上の消化分解液を徐々に流加させながら酢酸発酵を
続けると、アミノ酸の豊富な香りの良い高窒素低塩酸性
調味料が得られる。酢酸菌に対する全窒素分の影響の詳
細は明らかではないが、酢酸発酵仕込液の全窒素分を
1.5w/v%以上とすると酢酸菌の生育は悪く、酢酸菌
膜形成が遅く、ムレ香などの原因となるものと思われ
る。さらに、酢酸発酵仕込液の全窒素分を1.5w/v%
未満として酢酸発酵を開始することにより、酢酸発酵中
に酢酸菌が窒素分に対して馴化し、その後に全窒素分の
高い低塩消化物の分離液を加えて全窒素分を1.5w/v
%以上としても良好な酢酸発酵が行われると考えられ
る。
【0017】
【実施例】以下に、実験例および実施例をあげて本発明
をさらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。 実験例1 酢酸菌の生育に対して、糖分を主とする無塩可溶性固形
分が与える影響を調べた。タンパク質および炭水化物原
料の消化液を希釈して全窒素分を0.35w/v%、エタ
ノール分を2.0w/v%に調製し、さらにこの液にグル
コースを加えることによって無塩可溶性固形分を16.
0、20.0、24.0、28.0、32.0、36.0w/
v%に調製したものに、調製液に対して1v/v%の酢酸
菌培養液を接種して30℃で72時間振とう培養を行っ
た。一方、酢酸菌を植菌しないものをそれぞれ同様に経
過させ、対照とした。培養液を10倍に希釈し、その濁
度を660nmの吸光度により測定し、対照との差を生育
量とした。また、無塩可溶性固形分16.0w/v%の生
育量を100%としたときのそれぞれの相対値を生育割
合とした。表1に結果を示す。
【表1】 全窒素分は全て0.35w/v%である。糖分を主とする
無塩可溶性固形分が36w/v%の時、酢酸菌の生育割合
は52%であった。
【0018】実験例2 酢酸菌の生育に対して、全窒素分を主とする無塩可溶性
固形分が与える影響を調べた。醤油麹無塩消化液の濃縮
液を用いて無塩可溶性固形分を16.0、20.0、2
4.0、28.0、32.0、36.0w/v%に調製した。
そのときの窒素分は1.2、1.5、1.9、2.2、2.
5、2.9w/v%であった。また、エタノールは2.0w
/v%となるように調製した。これに酢酸菌培養液を1v
/v%加えた。実験例1と同様に対照を設けた。30℃
で72時間振とう培養を行った後、実験例1と同様に生
育量、生育割合を求めた。結果を表2に示す。
【表2】 この結果より、窒素分が1.5w/v%以上となれば酢酸
菌の生育が著しく阻害されることがわかる。また、実験
例1の結果と比較すると、糖分よりも窒素分の方が酢酸
菌の生育を強く阻害することがわかる。
【0019】実施例1 常法にしたがって、大豆、小麦および麹菌を使って製麹
した醤油麹25kgに2v/v%乳酸30リットルとサッカ
ロミセス・セレビシエIFO2347の培養液(1.8×
108個/ml)0.6リットル、グルコース2.8kgを加
え、35℃で48時間消化分解した後、これを圧搾し、
無塩消化分解液28リットルを得た。この分析値を表3
に示す。
【表3】 上記消化液を用いて全窒素分1.7w/v%、酢酸濃度4.
0w/v%の酸味調味料を製造する。上記消化液5リット
ル、酢酸菌アセトバクター・アセチ(Acetobactor acet
i)培養液(2.6×108個/ml)0.3リットル、10w/
v%酢酸0.7リットル、水1.2リットルを内径60cm
の円形樹脂性タンクに仕込み、30℃で表面発酵を行
い、3日間で菌膜が形成された。このとき、上記消化液
7.1リットル、95w/v%エタノール0.2リットルを
流加し、5日間発酵後濾過し、65℃で20分間殺菌し
て柔らかな酸味と豊富な旨味を有する無塩酸性調味液1
4リットルを得た。酢酸発酵経過を表4に、酸性調味料
の分析値を表5に示す。
【0020】
【表4】
【表5】
【0021】実施例2 蒸煮変性した脱脂大豆と炊ごう割砕小麦を原料重量比5
0:50で混合し、醤油麹アスペルギルス・オリゼー(A
spergillus oryzae)を通常の添加量で接種し、常法に従
い通風製麹を行い醤油麹を得た。この醤油麹50kgにエ
クストルーダ処理脱脂大豆10kgを加え、さらに無塩麹
消化液10v/v%、グルコース5w/v%の培地で24時
間培養したサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyce
s cerevisiae) IFO 2334の培養液78リットル
とグルコース7kgを加えて、30℃で3週間消化した。
消化発酵した諸味を圧搾濾過し、無塩消化液75リット
ルを得た。この無塩消化液の分析値を表6に示す。この
無塩消化液30リットル、水28.5リットル、10w/
v%酢酸6.5リットルを樹脂製タンクに仕込んだ。この
仕込み液に、酢酸発酵を行っている酢酸菌膜を発酵液表
面積の約10%移植し、30℃で酢酸発酵を行った。仕
込み後5日目および12日目に無塩消化液を21リット
ルずつ流加し、さらに発酵を続けて25日で発酵を終了
した。この発酵液を濾過後65℃で20分間殺菌して、
旨味が強く酸味のマイルドな無塩酸性調味料95リット
ルを得た。酢酸発酵経過を表7に、無塩酸性調味液の分
析値を表8に示す。
【0022】
【表6】
【表7】
【表8】
【0023】比較例1 常法に従って大豆、小麦および麹菌を使って製麹した醤
油麹25kgに、無塩麹消化液10v/v%、グルコース5
w/v%の培地で24時間培養したサッカロミセス・セレ
ビシエ(Saccharomyces cerevisiae)IFO 233
4の培養液35mlとグルコース3kgを加えて30℃で3
週間消化した。消化した諸味を圧搾濾過し無塩消化液3
4リットルを得た。この分析値を表9に示す。
【表9】 この無塩消化液34リットルに10%酢酸5リットル、
水5リットルを樹脂製タンクに仕込み、酢酸発酵を行っ
ている酢酸菌膜を発酵液表面積の約10%移植し、30
℃で25日間発酵した。この発酵液を濾過後、65℃で
20分間加熱し酸性調味料I 42リットルを得た。分
析値を表10に示す。
【表10】
【0024】比較例2 常法に従って大豆、小麦および麹菌を使って製麹した醤
油麹25kgを10%エタノール35リットルで仕込み、
35℃で7日間消化した。この消化液の分析値を表11
に示す。この無塩消化液34リットルに10%酢酸5リ
ットル、水7リットルを樹脂製タンクに仕込み、酢酸発
酵を行っている酢酸菌膜を発酵液表面積の約10%移植
し、30℃で25日間発酵した。この発酵液を濾過後、
65℃で20分間加熱し酸性調味料II 45リットルを
得た。分析値を表12に示す。
【0025】
【表11】
【表12】 また、20名のパネラーを用いて、本発明品(実施例2)
と酸性調味料I、II(比較例1、2)について官能試験を
行った。3品を比較し最も良いとするものから1点、2
点、3点と点数をつけた結果、表13に示すように、本
発明品が支持され、クラマー(Kramer)の有意検定表
(α=5%)からも本発明品が有意に優れていることが示
された。
【表13】
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、旨味が
豊富で酸味とのバランスがよく、食酢に往々にして見ら
れる刺激臭やムレ臭などの不快臭がなく消化分解物の持
つ香りが付与された低塩、高窒素の酸性調味料を提供で
きる。また、この酸性調味料を原料とし、他の原料(鰹
節エキス、昆布だし、香辛料、果汁、糖類など)と混合
し、いろいろなフレーバーを持った、無塩から低塩の調
味料を作ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相良 和彦 群馬県館林市新宿2丁目10番44号 新宿ハ イツB202

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンパク質原料、またはタンパク質原料
    と炭水化物原料との混合物の低塩消化分解物を酢酸発酵
    する際に、仕込液の全窒素濃度を1.5w/v%未満に調
    製して酢酸発酵を行い、ついで全窒素濃度が1.5w/v
    %以上の低塩消化分解物を流加しながら酢酸発酵するこ
    とを特徴とする高窒素低塩酸性調味料の製造法。
  2. 【請求項2】 タンパク質原料、またはタンパク質原料
    と炭水化物原料との混合物が、消化分解時に酵母を加え
    て発酵熟成させた物である請求項1記載の高窒素低塩酸
    性調味料の製造法。
JP3281018A 1991-10-28 1991-10-28 高窒素低塩酸性発酵調味料の製造法 Pending JPH05115260A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111046A (ja) * 2005-09-26 2007-05-10 Kick Off:Kk 調味料素材及びその製造方法
JP2007267719A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Kick Off:Kk 呈味が改善され、調理時間が短縮化された飲食物及びその製造方法
JP2021029191A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 アース製薬株式会社 害虫誘引剤

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