JPH0511265Y2 - - Google Patents

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JPH0511265Y2
JPH0511265Y2 JP6979686U JP6979686U JPH0511265Y2 JP H0511265 Y2 JPH0511265 Y2 JP H0511265Y2 JP 6979686 U JP6979686 U JP 6979686U JP 6979686 U JP6979686 U JP 6979686U JP H0511265 Y2 JPH0511265 Y2 JP H0511265Y2
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JP
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building
elevator hoistway
lighting
reflecting plate
reflecting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、屋内にエレベータを備えた建築物に
関し、特にこのエレベータ付きの建築物における
採光装置に関する。
〔従来の技術〕
従来この種の建築物は、たとえば実開昭53−
22471号公報に開示され、第2図および第3図に
示すような構成となつている。
これを簡単に説明すると、これらの図において
符号1は建築物Aのエレベータ昇降路、2はこの
エレベータ昇降路1内を上下動する乗物かご、3
はこの乗物かご2にロープ4によつて繋がれたウ
エイト、5は各階床に設けられた乗り場出入口の
扉、6および7はそれぞれ乗物かご2の移動経路
とエレベータ昇降路1の壁面間に形成された間隙
である。
なお、これら両間隙6,7は、通常50〜200mm、
50〜80mmの寸法に設定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このようなエレベータ付きの建築物
において、日光が当たらない場所、たとえば地下
室等といつた建築物の下方階での室内に採光して
快適な居住空間を得ることが考えられている。し
かし、このような採光を行なうには、採光用の経
路を新規に設けなければならず、建築物の建設コ
ストが嵩むという問題があつた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、エレベータ昇降路内の空間を採光通路と
して有効に利用可能に構成することにより、建設
コストの低廉化が可能となる建築物の採光装置を
提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る建築物の採光装置は、建築物にお
いてエレベータ昇降路の上方に採光窓を設けると
共に、この採光窓からの光をエレベータ昇降路内
に反射する第一の反射板を設け、かつこの第一の
反射板からの光を反射することにより、建築物の
下方階の階床を採光する第二の反射板を、エレベ
ータ昇降路内で上下動する乗物かご用ウエイトの
移動経路を避けた位置に設けたものである。
〔作用〕 本考案によれば、エレベータ昇降路内の空間
を、採光通路用の空間としても利用することによ
り、建築物内での下方階の階床を採光することが
可能となる。
〔実施例〕
第1図は本考案に係る建築物の採光装置の一実
施例を示す概略断面図であり、同図において、前
述した第2図および第3図と同一または相当する
部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略
する。
同図において、符号11で示すものは、建築物
Bの内、外に開校する採光窓で、エレベータ昇降
路1の上方に位置して、建築物Bの屋根12に設
けられている。
13は前記建築物B内の天井板14に形成され
た採光用の開口部で、鉛直方向すなわちエレベー
タ昇降路1の延在方向に開口されている。
15はたとえば鏡等からなる第一の反射板で、
前記天井板14の上方に設けられており、前記採
光窓11からの外部光を反射することにより、前
記エレベータ昇降路1内に採光するように構成さ
れている。
16はエレベータ昇降路1の下方で鉛直線に対
し略45°に傾斜する反射面をもつように設けられ
ている第二の反射板で、エレベータにおける乗物
かご2用のウエイト3の移動経路を避けて前記エ
レベータ昇降路1の壁面との間に位置している。
本実施例では、前記建築物Bの地下室17の近傍
に設けられ、この地下室17の階床を含めた室内
を、第一の反射板15から光を反射することによ
つて採光するように構成されている。なお、図中
矢印は光線経路を示す。
このような構成による建築物Bにあつては、ウ
エイト3の移動経路を避けて、この移動経路とエ
レベータ昇降路1の壁面との間の間隙を、採光通
路用の空間として利用することができる。
したがつて、採光窓11から建築物Bの内部に
入射した外部光が、第一の反射板15で反射して
エレベータ昇降路1内を通過し、第二の反射板1
6で反射して地下室17内に採り入れられる。こ
の結果、地下室17内に明るい快適な居住空間を
得ることができ、しかもこの建築物Bに設けられ
るエレベータ昇降路1内を採光通路用の空間とし
て巧みに利用することで、採光のための通路を新
規に設ける必要がない。
なお、本実施例にあつては、地下室17内に採
光する場合を示したが、本考案はこれに限定され
ず、たとえば建築物Bの下方階でその階床の近傍
に第二の反射板を設けることによつて、所望階で
の階床を採光することができる。
また、本実施例においては、採光経路としてウ
エイト3の移動経路を避けた後方空間を利用する
例を示したが、本考案はその移動経路を避けた側
方等の空間を利用しても差し支えない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、建築物に
おいてエレベータ昇降路の上方に採光窓を設ける
と共に、この採光窓からの光をエレベータ昇降路
内に反射する第一の反射板を設け、かつこの第一
の反射板からの光を反射することにより、建築物
の下方階の階床を採光する第二の反射板を、エレ
ベータ昇降路内で上下動する乗物かご用ウエイト
の移動経路を避けた位置に設けたので、エレベー
タ昇降路内の空間を、採光通路用の空間として有
効に利用し、建築物内での下方階での階床を採光
することが可能である。
したがつて、日光が当たらない建築物下方の室
内を採光する場合に、従来必要としていた採光用
の専用経路が不要となり、建設コストの低廉化を
計ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る建築物の採光装置の一実
施例を示す概略断面図、第2図および第3図は従
来の建築物におけるエレベータ昇降路を示す概略
断面図および平面図である。 1……エレベータ昇降路、2……乗物かご、3
……ウエスト、11……採光窓、15……第一の
反射板、16……第二の反射板、17……地下
室、B……建築物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 乗物かごとこの乗物かご用のウエイトとが上下
    動するエレベータ昇降路を備えた建築物におい
    て、 前記エレベータ昇降路の上方に採光窓を設ける
    と共に、この採光窓からの光をエレベータ昇降路
    内に反射する第一の反射板を設け、かつこの第一
    の反射板からの光を反射することにより、前記建
    築物の下方階の階床を採光する第二の反射板を、
    前記エレベータ昇降路内でウエイトの移動経路を
    避けた位置に設けたことを特徴とする建築物の採
    光装置。
JP6979686U 1986-05-09 1986-05-09 Expired - Lifetime JPH0511265Y2 (ja)

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JP6979686U JPH0511265Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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Publication Number Publication Date
JPS62181576U JPS62181576U (ja) 1987-11-18
JPH0511265Y2 true JPH0511265Y2 (ja) 1993-03-19

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