JPH0511093Y2 - - Google Patents
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- JPH0511093Y2 JPH0511093Y2 JP13713286U JP13713286U JPH0511093Y2 JP H0511093 Y2 JPH0511093 Y2 JP H0511093Y2 JP 13713286 U JP13713286 U JP 13713286U JP 13713286 U JP13713286 U JP 13713286U JP H0511093 Y2 JPH0511093 Y2 JP H0511093Y2
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Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、車両用の例えばグリル等の装飾部
品の取付構造に関する。
品の取付構造に関する。
(従来の技術)
従来、この種の車両用装飾部品、例えばラジエ
ータグリルは合成樹脂材を射出成形した合成樹脂
製のものが採用され、この合成樹脂製のグリル3
1においては第7図ないし第9図に示すように鋼
板ボデーBに取付けるためにグリル31の背面側
の所定の位置には断面ほぼ方形状でかつテーパー
角筒形状の取付ボス部32が形成され、この取付
ボス部32の先端側を閉止した閉止蓋33には鋼
板ボデーBの取付孔34に係止するクリツプ35
を係着するための略エ型形状の係止孔36が貫設
され、また、この係止孔36の両側にはクリツプ
35を挿入可能な間隔で側板37が一体に形成さ
れている。なお、この側板37は取付孔34に挿
入可能に形成されている。また、クリツプ35は
側板37の間に挿入可能な軸体38の端部より図
示アンカー状に形成されて鋼板ボデーBの取付孔
34と係合する係合凹部40を有し、かつ弾性能
を有する係止片39が対称形状に形成され、ま
た、軸体38の他端部には図示二又状に形成さ
れ、取付ボス部32の係止孔36に挿通されて弾
性係合する係止爪41が形成され、また、この軸
体38の係止片39を設けた端部側には同係止片
39とは直行する方向に側板37の先端に形成さ
れた凹部42と係合する突起43が形成されてい
る。このように形成されたクリツプ35は係止爪
41を介して取付ボス部32の先端に係着され
て、このクリツプ35を取付孔34に係着するこ
とでグリル31は止着されている。
ータグリルは合成樹脂材を射出成形した合成樹脂
製のものが採用され、この合成樹脂製のグリル3
1においては第7図ないし第9図に示すように鋼
板ボデーBに取付けるためにグリル31の背面側
の所定の位置には断面ほぼ方形状でかつテーパー
角筒形状の取付ボス部32が形成され、この取付
ボス部32の先端側を閉止した閉止蓋33には鋼
板ボデーBの取付孔34に係止するクリツプ35
を係着するための略エ型形状の係止孔36が貫設
され、また、この係止孔36の両側にはクリツプ
35を挿入可能な間隔で側板37が一体に形成さ
れている。なお、この側板37は取付孔34に挿
入可能に形成されている。また、クリツプ35は
側板37の間に挿入可能な軸体38の端部より図
示アンカー状に形成されて鋼板ボデーBの取付孔
34と係合する係合凹部40を有し、かつ弾性能
を有する係止片39が対称形状に形成され、ま
た、軸体38の他端部には図示二又状に形成さ
れ、取付ボス部32の係止孔36に挿通されて弾
性係合する係止爪41が形成され、また、この軸
体38の係止片39を設けた端部側には同係止片
39とは直行する方向に側板37の先端に形成さ
れた凹部42と係合する突起43が形成されてい
る。このように形成されたクリツプ35は係止爪
41を介して取付ボス部32の先端に係着され
て、このクリツプ35を取付孔34に係着するこ
とでグリル31は止着されている。
(解決しようとする問題点)
ところが、このラジエータグリル31はラジエ
ータへ通風するとともに、同前面を遮蔽状に取付
けられて意匠の一端を担うもので、取付ボス部3
2には取外し用孔44を必要とし、かつ同取付ボ
ス部32を比較的長く形成しなければならない必
要性ががあり、このためこの取付ボス部32を長
くすると射出成形用の金型の強度上の問題から制
約を受けて取外し用孔44のグリル31の表面
側、すなわち意匠面側では可成り大きな孔とな
り、このためグリル31を取外す場合、図示のよ
うに取外し用孔44にドライバー24を挿入して
係止孔36とクリツプ35の係止爪41との係合
を解除するためドライバー24の先端を二又状の
係止爪41の間に挿入することに極めて手数を要
して作業性に欠ける問題点があり、また、従来の
合成樹脂製のラジエータグリル31の色調として
は黒、グレー等の暗い色調のものが採用されてい
たが、近時、このラジエータグリル31において
も色彩が重要視されて多色化される傾向にあり、
このため取外し用孔44が大きいとこれが目立つ
こととなつて意匠美を損う問題点があつた。
ータへ通風するとともに、同前面を遮蔽状に取付
けられて意匠の一端を担うもので、取付ボス部3
2には取外し用孔44を必要とし、かつ同取付ボ
ス部32を比較的長く形成しなければならない必
要性ががあり、このためこの取付ボス部32を長
くすると射出成形用の金型の強度上の問題から制
約を受けて取外し用孔44のグリル31の表面
側、すなわち意匠面側では可成り大きな孔とな
り、このためグリル31を取外す場合、図示のよ
うに取外し用孔44にドライバー24を挿入して
係止孔36とクリツプ35の係止爪41との係合
を解除するためドライバー24の先端を二又状の
係止爪41の間に挿入することに極めて手数を要
して作業性に欠ける問題点があり、また、従来の
合成樹脂製のラジエータグリル31の色調として
は黒、グレー等の暗い色調のものが採用されてい
たが、近時、このラジエータグリル31において
も色彩が重要視されて多色化される傾向にあり、
このため取外し用孔44が大きいとこれが目立つ
こととなつて意匠美を損う問題点があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記従来の問題点を解消すべくなさ
れたもので、ラジエータグリル等の意匠面を損う
ことなく、また、取外しの作業性を向上し得る装
飾部品の取付構造を提供することを目的とし、そ
の要旨は鋼板ボデーの取付孔にグリル等の装飾部
品をクリツプを介して装着する取付構造であつ
て、装飾面の背面側の所定の位置に上縁と下縁と
を所定の角度で略漏斗形状に延出形成して同先端
側にクリツプを係着する係止孔を有する底縁と前
記上下縁の一側を閉止する側縁とにより取付ボス
部を形成するとともに、前記係止孔の中心を通る
中心線上の前記装飾面にドライバーを挿入可能と
する挿入孔を貫設し、また、取付ボス部内には前
記装飾面寄りの所定の位置に前記中心線に対し鉛
直状のガイドリブを設け、このガイドリブには前
記挿入孔の径とほぼ同じ幅のガイド溝を前記中心
線に向つて形成し、しかも、同ガイド溝の端部に
は前記中心線を中心とし、かつ前記挿入孔と整合
する半円弧状のガイド面を形成した装飾部品の取
付構造に存する。
れたもので、ラジエータグリル等の意匠面を損う
ことなく、また、取外しの作業性を向上し得る装
飾部品の取付構造を提供することを目的とし、そ
の要旨は鋼板ボデーの取付孔にグリル等の装飾部
品をクリツプを介して装着する取付構造であつ
て、装飾面の背面側の所定の位置に上縁と下縁と
を所定の角度で略漏斗形状に延出形成して同先端
側にクリツプを係着する係止孔を有する底縁と前
記上下縁の一側を閉止する側縁とにより取付ボス
部を形成するとともに、前記係止孔の中心を通る
中心線上の前記装飾面にドライバーを挿入可能と
する挿入孔を貫設し、また、取付ボス部内には前
記装飾面寄りの所定の位置に前記中心線に対し鉛
直状のガイドリブを設け、このガイドリブには前
記挿入孔の径とほぼ同じ幅のガイド溝を前記中心
線に向つて形成し、しかも、同ガイド溝の端部に
は前記中心線を中心とし、かつ前記挿入孔と整合
する半円弧状のガイド面を形成した装飾部品の取
付構造に存する。
(実施例)
次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中2は車両のラジエータの前面に鋼
板ボデーBの所定の位置に貫設された取付孔1に
対して取付けられるラジエータグリルであつて、
該グリル2は合成樹脂材を射出成形してなるもの
で、同グリル2の背面側には鋼板ボデーBの取付
孔1と対応して複数箇所に所定の張出し長さを有
する取付ボス部3が突出状に一体形成されてい
る。この取付ボス部3は上縁4、下縁5とは従来
の取付ボス部32の取外し用孔44の開拡角度よ
り大きな角度αの略漏斗状に設けられ、この上下
縁4,5の一方の縁間には側縁6が形成されると
ともに、先端側には略方形状の底縁7が一体に形
成されて同取付ボス部3は一方の側部が開放状に
形成されている。また、底縁7の中心には略エ型
形状の係止孔8が貫設され、同底縁7の係止孔8
を中心とする外側面の両側にはクリツプ17を挿
入可能な間隔で挿入板9が対設して設けられ、こ
の挿入板9はクリツプ17を取付孔1に挿入案内
するもので、その基部側の上下には鋼板ボデーB
に当接する当接面10と取付孔1に挿入される挿
入される先細状の挿入片11とが形成され、挿入
片11の先端にはクリツプ17を係合する凹部1
2が凹設されている。また、係止孔8の中心を通
る図示水平な中心線C上のグリル2の装飾リブ2
Aには同中心線Cを中心としてドライバー24を
挿入可能とする径dの挿入孔13が貫設されてい
る。また、同取付ボス部3内の装飾リブ2A寄り
の所定の距離を隔てた位置には中心線Cに対して
鉛直状に補強を兼ねるガイドリブ14が一体に形
成されるとともに、同ガイドリブ14には取付ボ
ス部3の開放側より中心線Cに向つて水平状に挿
入孔13の径dとほぼ同じ幅dを有するイド溝1
5が形成され、同ガイド溝15の端部には中心線
Cを中心として半径d/2の半円弧状のガイド面
16が形成され、このガイド面16は挿入孔13
と整合するように形成されている。
明すると、図中2は車両のラジエータの前面に鋼
板ボデーBの所定の位置に貫設された取付孔1に
対して取付けられるラジエータグリルであつて、
該グリル2は合成樹脂材を射出成形してなるもの
で、同グリル2の背面側には鋼板ボデーBの取付
孔1と対応して複数箇所に所定の張出し長さを有
する取付ボス部3が突出状に一体形成されてい
る。この取付ボス部3は上縁4、下縁5とは従来
の取付ボス部32の取外し用孔44の開拡角度よ
り大きな角度αの略漏斗状に設けられ、この上下
縁4,5の一方の縁間には側縁6が形成されると
ともに、先端側には略方形状の底縁7が一体に形
成されて同取付ボス部3は一方の側部が開放状に
形成されている。また、底縁7の中心には略エ型
形状の係止孔8が貫設され、同底縁7の係止孔8
を中心とする外側面の両側にはクリツプ17を挿
入可能な間隔で挿入板9が対設して設けられ、こ
の挿入板9はクリツプ17を取付孔1に挿入案内
するもので、その基部側の上下には鋼板ボデーB
に当接する当接面10と取付孔1に挿入される挿
入される先細状の挿入片11とが形成され、挿入
片11の先端にはクリツプ17を係合する凹部1
2が凹設されている。また、係止孔8の中心を通
る図示水平な中心線C上のグリル2の装飾リブ2
Aには同中心線Cを中心としてドライバー24を
挿入可能とする径dの挿入孔13が貫設されてい
る。また、同取付ボス部3内の装飾リブ2A寄り
の所定の距離を隔てた位置には中心線Cに対して
鉛直状に補強を兼ねるガイドリブ14が一体に形
成されるとともに、同ガイドリブ14には取付ボ
ス部3の開放側より中心線Cに向つて水平状に挿
入孔13の径dとほぼ同じ幅dを有するイド溝1
5が形成され、同ガイド溝15の端部には中心線
Cを中心として半径d/2の半円弧状のガイド面
16が形成され、このガイド面16は挿入孔13
と整合するように形成されている。
17は合成樹脂等からなるクリツプであつて、
取付ボス部3の挿入板9間に挿入可能な幅に形成
され、その軸体18の先端にはアンカー状に形成
されて鋼板ボデーBの取付孔1と係合する係合凹
部20を有し、かつ弾性能を有する係止片19が
形成され、また、軸体18の他端部には図示二又
状で端部が開拡状に形成され、取付ボス部の係止
孔8に挿通されて弾性係合する係合爪21が形成
され、この図示上側の係合爪21には係止孔8の
図示縦溝8aと係合する凹部22が形成されてい
る。また、軸体18の先端側の両側には挿入板9
の凹部12と係合する係合突起23が突設されて
いる。このように形成されたクリツプ17は取付
ボス部3の挿入板9間に挿入していくと二又状の
係合爪21は係止孔8の上下の横溝に案内されて
上下に開拡状に弾性変形し、上側の係止爪21の
凹部22が縦溝8aの位置に至ると弾性復元され
て縦溝8aに係合されるとともに、係合突起23
は凹部12に係合されてクリツプ17は取付ボス
部3に係止される。
取付ボス部3の挿入板9間に挿入可能な幅に形成
され、その軸体18の先端にはアンカー状に形成
されて鋼板ボデーBの取付孔1と係合する係合凹
部20を有し、かつ弾性能を有する係止片19が
形成され、また、軸体18の他端部には図示二又
状で端部が開拡状に形成され、取付ボス部の係止
孔8に挿通されて弾性係合する係合爪21が形成
され、この図示上側の係合爪21には係止孔8の
図示縦溝8aと係合する凹部22が形成されてい
る。また、軸体18の先端側の両側には挿入板9
の凹部12と係合する係合突起23が突設されて
いる。このように形成されたクリツプ17は取付
ボス部3の挿入板9間に挿入していくと二又状の
係合爪21は係止孔8の上下の横溝に案内されて
上下に開拡状に弾性変形し、上側の係止爪21の
凹部22が縦溝8aの位置に至ると弾性復元され
て縦溝8aに係合されるとともに、係合突起23
は凹部12に係合されてクリツプ17は取付ボス
部3に係止される。
かくして取付ボス部3のクリツプ17を取付け
たラジエータグリル2はその取付ボス部3を鋼板
ボデーBの取付孔1に整合して押圧挿入するとク
リツプ17の係止片19は取付孔1の縁部に案内
されて軸体18側へ弾性変位し、係合凹部20が
取付孔1の縁部に至ると弾性復元して係合されて
グリル2は止着される。
たラジエータグリル2はその取付ボス部3を鋼板
ボデーBの取付孔1に整合して押圧挿入するとク
リツプ17の係止片19は取付孔1の縁部に案内
されて軸体18側へ弾性変位し、係合凹部20が
取付孔1の縁部に至ると弾性復元して係合されて
グリル2は止着される。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
および効果について説明する。
さて、本実施例は鋼板ボデーBの取付孔1にラ
ジエータグリル2をクリツプ17を介して装着す
る取付構造であつて、装飾面2Aの背面側の所定
の位置に上縁4と下縁5とを所定の角度αで略漏
斗形状に延出形成して同先端側にクリツプ17を
係着する係止孔8を有する底縁7と上下縁4,5
の一側を閉止する側縁6とにより取付ボス部3を
形成するとともに、係止孔8の中心を通る中心線
C上の装飾面2Aにドライバー24を挿入可能と
する挿入孔13を貫設し、また、取付ボス部3内
には装飾面2A寄りの所定の位置に中心線Cに対
し鉛直状のガイドリブ14を設け、このガイドリ
ブ14には挿入孔13の径dとほぼ同じ幅dのガ
イド溝15を中心線Cに向つて形成し、しかも、
同ガイド溝15の端部には中心線Cを中心とし、
かつ挿入孔13と整合する半円弧状のガイド面1
6を形成したものである。したがつて、この取付
ボス部3はその上縁4および下縁5を所定の角度
αで略漏斗形状に形成し、その開拡される側に装
飾面2Aを成形し、同面2Aのドライバー24を
挿入可能とする挿入孔13を成形するものである
から、同グリル2に取付ボス部3を成形するに際
し射出成形する金型に強度上の制約を考慮いる必
要がなく、ドライバー24を挿入可能とする極め
て小さな径dの挿入孔13の成形が容易となるの
で、装飾部品としての意匠美を損うことがない。
また、ラジエータグリル2の取外しに際しては取
付ボス部3の先端に形成したクリツプ17の係止
孔8の中心を通る中心線C上にドライバー24を
挿入する挿入孔13および挿入孔13に整合する
半円弧状のガイド面16を有するガイド溝を設
け、同ガイド溝15は挿入孔13寄りの比較的近
接した位置の設けたものであるから、ドライバー
24を挿入孔13より挿入し、さらに、ガイド溝
15への挿入は比較的近接した位置なので容易に
挿入することができ、そしてドライバー24をガ
イド面16に当接した状態で挿入していくとドラ
イバー24の先端は係止孔8に係止したクリツプ
17の二又状の係合爪21の間に的確に挿入する
ことができ、同係合爪21を開脚することでクリ
ツプ17と係止孔8との係合を解除することがで
きてグリル2を容易に取外すことができる。
ジエータグリル2をクリツプ17を介して装着す
る取付構造であつて、装飾面2Aの背面側の所定
の位置に上縁4と下縁5とを所定の角度αで略漏
斗形状に延出形成して同先端側にクリツプ17を
係着する係止孔8を有する底縁7と上下縁4,5
の一側を閉止する側縁6とにより取付ボス部3を
形成するとともに、係止孔8の中心を通る中心線
C上の装飾面2Aにドライバー24を挿入可能と
する挿入孔13を貫設し、また、取付ボス部3内
には装飾面2A寄りの所定の位置に中心線Cに対
し鉛直状のガイドリブ14を設け、このガイドリ
ブ14には挿入孔13の径dとほぼ同じ幅dのガ
イド溝15を中心線Cに向つて形成し、しかも、
同ガイド溝15の端部には中心線Cを中心とし、
かつ挿入孔13と整合する半円弧状のガイド面1
6を形成したものである。したがつて、この取付
ボス部3はその上縁4および下縁5を所定の角度
αで略漏斗形状に形成し、その開拡される側に装
飾面2Aを成形し、同面2Aのドライバー24を
挿入可能とする挿入孔13を成形するものである
から、同グリル2に取付ボス部3を成形するに際
し射出成形する金型に強度上の制約を考慮いる必
要がなく、ドライバー24を挿入可能とする極め
て小さな径dの挿入孔13の成形が容易となるの
で、装飾部品としての意匠美を損うことがない。
また、ラジエータグリル2の取外しに際しては取
付ボス部3の先端に形成したクリツプ17の係止
孔8の中心を通る中心線C上にドライバー24を
挿入する挿入孔13および挿入孔13に整合する
半円弧状のガイド面16を有するガイド溝を設
け、同ガイド溝15は挿入孔13寄りの比較的近
接した位置の設けたものであるから、ドライバー
24を挿入孔13より挿入し、さらに、ガイド溝
15への挿入は比較的近接した位置なので容易に
挿入することができ、そしてドライバー24をガ
イド面16に当接した状態で挿入していくとドラ
イバー24の先端は係止孔8に係止したクリツプ
17の二又状の係合爪21の間に的確に挿入する
ことができ、同係合爪21を開脚することでクリ
ツプ17と係止孔8との係合を解除することがで
きてグリル2を容易に取外すことができる。
(考案の効果)
さて、本考案は鋼板ボデーの取付孔にグリル等
の装飾部品をクリツプを介して装着する取付構造
であつて、装飾面の背面側の所定の位置に上縁と
下縁とを所定の角度で略漏斗形状に延出形成して
同先端側にクリツプを係着する係止孔を有する底
縁と前記上下縁の一側を閉止する側縁とにより取
付ボス部を形成するとともに、前記係止孔の中心
を通る中心線上の前記装飾面にドライバーを挿入
可能とする挿入孔を貫設し、また、取付ボス部内
には前記装飾面寄りの所定の位置に前記中心線に
対し鉛直状のガイドリブを設け、このガイドリブ
には前記挿入孔の径とほぼ同じ幅のガイド溝を前
記中心線に向つて形成し、しかも、同ガイド溝の
端部には前記中心線を中心とし、かつ前記挿入孔
と整合する半円弧状のガイド面を形成したことに
より、グリル等の装飾部品にに取付ボス部を成形
するに際し射出成形する金型に強度上の制約を考
慮する必要がなく、ドライバーを挿入可能とする
極めて小さな径の挿入孔の成形が容易となるの
で、装飾部品としての意匠美を損うことがない。
また、装飾部品の取外しに際しては、ドライバー
を挿入孔より挿入し、さらに、ガイド溝への挿入
は比較的近接した位置なので容易に挿入すること
ができ、そしてドライバーをガイド面に当接した
状態で挿入していくことでドライバーの先端は係
止孔に係止したクリツプの二又状の係合爪の間に
的確に挿入することができ、同係合爪を開脚する
ことでクリツプと係止孔との係合を解除するする
ことができてグリルを容易に取外すことができる
ものである。
の装飾部品をクリツプを介して装着する取付構造
であつて、装飾面の背面側の所定の位置に上縁と
下縁とを所定の角度で略漏斗形状に延出形成して
同先端側にクリツプを係着する係止孔を有する底
縁と前記上下縁の一側を閉止する側縁とにより取
付ボス部を形成するとともに、前記係止孔の中心
を通る中心線上の前記装飾面にドライバーを挿入
可能とする挿入孔を貫設し、また、取付ボス部内
には前記装飾面寄りの所定の位置に前記中心線に
対し鉛直状のガイドリブを設け、このガイドリブ
には前記挿入孔の径とほぼ同じ幅のガイド溝を前
記中心線に向つて形成し、しかも、同ガイド溝の
端部には前記中心線を中心とし、かつ前記挿入孔
と整合する半円弧状のガイド面を形成したことに
より、グリル等の装飾部品にに取付ボス部を成形
するに際し射出成形する金型に強度上の制約を考
慮する必要がなく、ドライバーを挿入可能とする
極めて小さな径の挿入孔の成形が容易となるの
で、装飾部品としての意匠美を損うことがない。
また、装飾部品の取外しに際しては、ドライバー
を挿入孔より挿入し、さらに、ガイド溝への挿入
は比較的近接した位置なので容易に挿入すること
ができ、そしてドライバーをガイド面に当接した
状態で挿入していくことでドライバーの先端は係
止孔に係止したクリツプの二又状の係合爪の間に
的確に挿入することができ、同係合爪を開脚する
ことでクリツプと係止孔との係合を解除するする
ことができてグリルを容易に取外すことができる
ものである。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はラジ
エータグリルの一部正面図、第2図は第1図の
−線拡大断面図、第3図は取付ボス部の拡大斜
視図、第4図は取付ボス部の縦断面図、第5図は
同じく水平断面図、第6図は第4図の−線断
面図、第7図ないし第9図は従来例である。 1……取付孔、2……グリル、3……取付ボス
部、4……上縁、5……下縁、6……側縁、7…
…底縁、8……係止孔、13……挿入孔、14…
…ガイドリブ、15……ガイド溝、16……ガイ
ド面、17……クリツプ、B……鋼板ボデー。
エータグリルの一部正面図、第2図は第1図の
−線拡大断面図、第3図は取付ボス部の拡大斜
視図、第4図は取付ボス部の縦断面図、第5図は
同じく水平断面図、第6図は第4図の−線断
面図、第7図ないし第9図は従来例である。 1……取付孔、2……グリル、3……取付ボス
部、4……上縁、5……下縁、6……側縁、7…
…底縁、8……係止孔、13……挿入孔、14…
…ガイドリブ、15……ガイド溝、16……ガイ
ド面、17……クリツプ、B……鋼板ボデー。
Claims (1)
- 鋼板ボデーの取付孔にグリル等の装飾部品をク
リツプを介して装着する取付構造であつて、装飾
面の背面側の所定の位置に上縁と下縁とを所定の
角度で略漏斗形状に延出形成して同先端側にクリ
ツプを係着する係止孔を有する底縁と前記上下縁
の一側を閉止する側縁とにより取付ボス部を形成
するとともに、前記係止孔の中心を通る中心線上
の前記装飾面にドライバーを挿入可能とする挿入
孔を貫設し、また、取付ボス部内には前記装飾面
寄りの所定の位置に前記中心線に対し鉛直状のガ
イドリブを設け、このガイドリブには前記挿入孔
の径とほぼ同じ幅のガイド溝を前記中心線に向つ
て形成し、しかも、同ガイド溝の端部には前記中
心線を中心とし、かつ前記挿入孔と整合する半円
弧状のガイド面を形成したことを特徴とする装飾
部品の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13713286U JPH0511093Y2 (ja) | 1986-09-06 | 1986-09-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13713286U JPH0511093Y2 (ja) | 1986-09-06 | 1986-09-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6343858U JPS6343858U (ja) | 1988-03-24 |
JPH0511093Y2 true JPH0511093Y2 (ja) | 1993-03-18 |
Family
ID=31040897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13713286U Expired - Lifetime JPH0511093Y2 (ja) | 1986-09-06 | 1986-09-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511093Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2881829B2 (es) * | 2020-05-28 | 2022-06-30 | Seat Sa | Deflector de aire para radiador de un vehículo |
-
1986
- 1986-09-06 JP JP13713286U patent/JPH0511093Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6343858U (ja) | 1988-03-24 |
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