JPH05108543A - Dmaコントローラ - Google Patents
DmaコントローラInfo
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- JPH05108543A JPH05108543A JP26382191A JP26382191A JPH05108543A JP H05108543 A JPH05108543 A JP H05108543A JP 26382191 A JP26382191 A JP 26382191A JP 26382191 A JP26382191 A JP 26382191A JP H05108543 A JPH05108543 A JP H05108543A
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- Japan
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- request signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の周辺装置から出力された各処理要求信
号に対して、システムの整合性を維持しつつ優先度を均
等に割り付ける。 【構成】 処理要求信号判別回路5は、周辺装置aから
出力された処理要求信号が単一であるか複数であるかを
判別し、この判別結果により優先度変更制御回路6は、
処理要求信号が単一である場合には、優先度変更回路3
に対してプライオリティレジスタ2の保持した優先度の
変更を禁止し、また、処理要求信号が複数である場合に
は、優先度変更回路3に対してプライオリティレジスタ
2の保持した優先度の変更を許可する。
号に対して、システムの整合性を維持しつつ優先度を均
等に割り付ける。 【構成】 処理要求信号判別回路5は、周辺装置aから
出力された処理要求信号が単一であるか複数であるかを
判別し、この判別結果により優先度変更制御回路6は、
処理要求信号が単一である場合には、優先度変更回路3
に対してプライオリティレジスタ2の保持した優先度の
変更を禁止し、また、処理要求信号が複数である場合に
は、優先度変更回路3に対してプライオリティレジスタ
2の保持した優先度の変更を許可する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はDMAコントローラに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のDMAコントローラは、図3に示
すように、要求レジスタ1と、プライオリティレジスタ
2と、優先度変更回路3と、優先度決定回路4とを備え
たものである。要求レジスタ1は、周辺装置aから出力
される複数の処理要求信号を保持する。プライオリティ
レジスタ2は、処理要求信号の優先度を保持する。優先
度決定回路4は、要求レジスタ1の保持した複数の処理
要求信号のうちプライオリティレジスタ2の保持した優
先度が最高レベルである処理要求信号を選択出力し、こ
の選択した処理要求信号を保持する要求レジスタ1のレ
ジスタビットをリセットする。優先度変更回路3は、C
PUbから処理許可信号を入力されプライオリティレジ
スタ2の保持する優先度を変更する。この優先度の変更
は、優先度決定回路4により選択した処理要求信号の優
先度を保持したプライオリティレジスタ2のレジスタレ
ベルを最低レベルに設定し、かつプライオリティレジス
タ2に保持した優先度で上記選択した処理要求信号の優
先度以下のレジスタレベルを1レベル上げることであ
る。
すように、要求レジスタ1と、プライオリティレジスタ
2と、優先度変更回路3と、優先度決定回路4とを備え
たものである。要求レジスタ1は、周辺装置aから出力
される複数の処理要求信号を保持する。プライオリティ
レジスタ2は、処理要求信号の優先度を保持する。優先
度決定回路4は、要求レジスタ1の保持した複数の処理
要求信号のうちプライオリティレジスタ2の保持した優
先度が最高レベルである処理要求信号を選択出力し、こ
の選択した処理要求信号を保持する要求レジスタ1のレ
ジスタビットをリセットする。優先度変更回路3は、C
PUbから処理許可信号を入力されプライオリティレジ
スタ2の保持する優先度を変更する。この優先度の変更
は、優先度決定回路4により選択した処理要求信号の優
先度を保持したプライオリティレジスタ2のレジスタレ
ベルを最低レベルに設定し、かつプライオリティレジス
タ2に保持した優先度で上記選択した処理要求信号の優
先度以下のレジスタレベルを1レベル上げることであ
る。
【0003】図4に、従来のDMAコントローラを構成
する要求レジスタ1およびプライオリティレジスタ2の
内容を示す状態図を示す。図4において、1は要求レジ
スタ、2はプライオリティレジスタ、RQR0〜RQR
3は要求レジスタ1のレジスタビット、PQR0〜PQ
R3はプライオリティレジスタ2のレジスタビットを示
す。
する要求レジスタ1およびプライオリティレジスタ2の
内容を示す状態図を示す。図4において、1は要求レジ
スタ、2はプライオリティレジスタ、RQR0〜RQR
3は要求レジスタ1のレジスタビット、PQR0〜PQ
R3はプライオリティレジスタ2のレジスタビットを示
す。
【0004】要求レジスタ1の各レジスタビットRQR
0〜RQR3の初期状態は、“0”である(状態R
1)。また、プライオリティレジスタ2の初期状態は、
レジスタビットPQR0〜PQR3の順に“0”〜
“3”であり(状態P1)、優先度は“0”が最も高
く、“1”,“2”および“3”の順に低くなる。周辺
装置aから処理要求信号が出力され、要求レジスタ1の
レジスタビットRQR1に“1”が入力されると、優先
度決定回路4はレジスタビットRQR1を処理要求信号
として出力し、レジスタビットRQR1がリセットされ
る(状態R2→状態R3)。また、優先度変更回路3は
プライオリティレジスタ2のレジスタビットPQR1の
優先度“1”を優先度“3”とし、他の各レジスタビッ
トPQR0,PQR2およびPQR3の優先度を1レベ
ル上げる(状態P2→状態P3)。
0〜RQR3の初期状態は、“0”である(状態R
1)。また、プライオリティレジスタ2の初期状態は、
レジスタビットPQR0〜PQR3の順に“0”〜
“3”であり(状態P1)、優先度は“0”が最も高
く、“1”,“2”および“3”の順に低くなる。周辺
装置aから処理要求信号が出力され、要求レジスタ1の
レジスタビットRQR1に“1”が入力されると、優先
度決定回路4はレジスタビットRQR1を処理要求信号
として出力し、レジスタビットRQR1がリセットされ
る(状態R2→状態R3)。また、優先度変更回路3は
プライオリティレジスタ2のレジスタビットPQR1の
優先度“1”を優先度“3”とし、他の各レジスタビッ
トPQR0,PQR2およびPQR3の優先度を1レベ
ル上げる(状態P2→状態P3)。
【0005】次に、要求レジスタ1の各レジスタビット
RQR0,RQR2およびRQR3に“1”が入力され
たとする(状態R4)。プライオリティレジスタ2の各
レジスタビットPRR0〜PRR3の内容は、状態P3
と同様の状態(状態P4)であり、要求レジスタ1のレ
ジスタビットRQR0が最も高い優先度となる。これに
より、優先度決定回路4は、レジスタビットRQR0を
処理要求信号として選択して出力し要求レジスタ1のレ
ジスタビットRQR0をリセットする(状態R5)。そ
して、CPUbにより処理許可信号が優先度変更回路3
に入力され、これにより、優先度変更回路3は、プライ
オリティレジスタ2の保持する優先度を次のように変更
する。
RQR0,RQR2およびRQR3に“1”が入力され
たとする(状態R4)。プライオリティレジスタ2の各
レジスタビットPRR0〜PRR3の内容は、状態P3
と同様の状態(状態P4)であり、要求レジスタ1のレ
ジスタビットRQR0が最も高い優先度となる。これに
より、優先度決定回路4は、レジスタビットRQR0を
処理要求信号として選択して出力し要求レジスタ1のレ
ジスタビットRQR0をリセットする(状態R5)。そ
して、CPUbにより処理許可信号が優先度変更回路3
に入力され、これにより、優先度変更回路3は、プライ
オリティレジスタ2の保持する優先度を次のように変更
する。
【0006】プライオリティレジスタ2のレジスタビッ
トPRR0を、優先度“0”から優先度“3”に下げ、
優先度“0”以下の他のレジスタビットPRR1〜PR
R3の優先度を1ずつ上げる。すなわち、レジスタビッ
トPRR1を優先度“2”とし、レジスタビットPRR
2を優先度“0”とし、レジスタビットPRR3を優先
度“1”とする(状態P4→状態P5)。
トPRR0を、優先度“0”から優先度“3”に下げ、
優先度“0”以下の他のレジスタビットPRR1〜PR
R3の優先度を1ずつ上げる。すなわち、レジスタビッ
トPRR1を優先度“2”とし、レジスタビットPRR
2を優先度“0”とし、レジスタビットPRR3を優先
度“1”とする(状態P4→状態P5)。
【0007】以後、優先度決定回路4は、プライオリテ
ィレジスタ2のレジスタビットPRR0〜PRR3に保
持した優先度が、最も高いレジスタビットRQR0,R
QR1,RQR2またはRQR3を処理要求信号として
選択出力し、また、CPUbにより処理許可信号が出力
されることにより、優先度変更回路3はプライオリティ
レジスタ2のレジスタビットPRR0〜PRR3の優先
度を変更する。
ィレジスタ2のレジスタビットPRR0〜PRR3に保
持した優先度が、最も高いレジスタビットRQR0,R
QR1,RQR2またはRQR3を処理要求信号として
選択出力し、また、CPUbにより処理許可信号が出力
されることにより、優先度変更回路3はプライオリティ
レジスタ2のレジスタビットPRR0〜PRR3の優先
度を変更する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来のDMAコントローラでは、各周辺
装置aから出力された処理要求信号が単一の場合(状態
R2)でも、優先度変更回路3によりプライオリティレ
ジスタ2の優先度が変更され(状態P2→状態P3)、
処理要求信号の優先度がすぐに最低レベルに設定されて
しまうため、システムの整合性という点で効率が悪いと
いう問題があった。
うに構成された従来のDMAコントローラでは、各周辺
装置aから出力された処理要求信号が単一の場合(状態
R2)でも、優先度変更回路3によりプライオリティレ
ジスタ2の優先度が変更され(状態P2→状態P3)、
処理要求信号の優先度がすぐに最低レベルに設定されて
しまうため、システムの整合性という点で効率が悪いと
いう問題があった。
【0009】この発明の目的は、上記問題点に鑑み、複
数の周辺装置から出力された各処理要求信号に対して、
システムの整合性を維持しつつ優先度を均等に割り付け
ることのできるDMAコントローラを提供することであ
る。
数の周辺装置から出力された各処理要求信号に対して、
システムの整合性を維持しつつ優先度を均等に割り付け
ることのできるDMAコントローラを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明のDMAコント
ローラは、周辺装置から出力された処理要求信号が単一
であるか複数であるかを判別する処理要求信号判別回路
と、この処理要求信号判別回路による判別結果に基づい
て処理要求信号の優先度を変更するか否かを優先度変更
回路に設定する優先度変更制御回路とを備え、周辺装置
から出力された処理要求信号が複数であるときのみに優
先度を変更するようにしたものである。
ローラは、周辺装置から出力された処理要求信号が単一
であるか複数であるかを判別する処理要求信号判別回路
と、この処理要求信号判別回路による判別結果に基づい
て処理要求信号の優先度を変更するか否かを優先度変更
回路に設定する優先度変更制御回路とを備え、周辺装置
から出力された処理要求信号が複数であるときのみに優
先度を変更するようにしたものである。
【0011】
【作用】この発明の構成によれば、処理要求信号判別回
路は、周辺装置から出力された処理要求信号が単一であ
るか複数であるかを判別し、この判別結果により優先度
変更制御回路は、処理要求信号が単一である場合には、
優先度変更回路に対してプライオリティレジスタの保持
した優先度の変更を禁止し、また、処理要求信号が複数
である場合には、優先度変更回路に対してプライオリテ
ィレジスタの保持した優先度の変更を許可する。したが
って、従来のように、周辺装置から単一の処理要求信号
が出力された場合に、プライオリティレジスタの優先度
が変更され、最高レベルに設定されていた処理要求信号
の優先度がすぐに最低レベルに設定されることはなく、
周辺装置から出力された処理要求信号が複数であるとき
のみに各処理要求信号に対して優先度を均等に割り付け
ることができる。
路は、周辺装置から出力された処理要求信号が単一であ
るか複数であるかを判別し、この判別結果により優先度
変更制御回路は、処理要求信号が単一である場合には、
優先度変更回路に対してプライオリティレジスタの保持
した優先度の変更を禁止し、また、処理要求信号が複数
である場合には、優先度変更回路に対してプライオリテ
ィレジスタの保持した優先度の変更を許可する。したが
って、従来のように、周辺装置から単一の処理要求信号
が出力された場合に、プライオリティレジスタの優先度
が変更され、最高レベルに設定されていた処理要求信号
の優先度がすぐに最低レベルに設定されることはなく、
周辺装置から出力された処理要求信号が複数であるとき
のみに各処理要求信号に対して優先度を均等に割り付け
ることができる。
【0012】
【実施例】図1は、この発明の一実施例のDMAコント
ローラの構成を示すブロック図である。図1において、
1は周辺装置aから出力される複数の処理要求信号を保
持する要求レジスタ、2は処理要求信号の優先度を保持
するプライオリティレジスタ、3はCPUbから処理許
可信号を入力されプライオリティレジスタ2のレジスタ
ビットの保持する優先度を変更する優先度変更回路、4
は要求レジスタ1の保持した複数の処理要求信号のうち
プライオリティレジスタ2の保持した優先度が最高レベ
ルである処理要求信号を選択出力し、この選択した処理
要求信号を保持する要求レジスタ1のレジスタビットを
リセットする優先度決定回路、5は要求レジスタ1の出
力信号により周辺装置aからの処理要求信号が単一か複
数かを判別する要求レジスタデコード部5aと、この要
求レジスタデコード部5aによる判別結果を記憶するフ
ラグ部5bとからなる処理要求信号判別回路、6は処理
信号判別回路5による判別結果より処理要求信号の優先
度を変更するか否かを優先度変更回路3に設定する優先
度変更制御回路である。
ローラの構成を示すブロック図である。図1において、
1は周辺装置aから出力される複数の処理要求信号を保
持する要求レジスタ、2は処理要求信号の優先度を保持
するプライオリティレジスタ、3はCPUbから処理許
可信号を入力されプライオリティレジスタ2のレジスタ
ビットの保持する優先度を変更する優先度変更回路、4
は要求レジスタ1の保持した複数の処理要求信号のうち
プライオリティレジスタ2の保持した優先度が最高レベ
ルである処理要求信号を選択出力し、この選択した処理
要求信号を保持する要求レジスタ1のレジスタビットを
リセットする優先度決定回路、5は要求レジスタ1の出
力信号により周辺装置aからの処理要求信号が単一か複
数かを判別する要求レジスタデコード部5aと、この要
求レジスタデコード部5aによる判別結果を記憶するフ
ラグ部5bとからなる処理要求信号判別回路、6は処理
信号判別回路5による判別結果より処理要求信号の優先
度を変更するか否かを優先度変更回路3に設定する優先
度変更制御回路である。
【0013】図2はこの発明の一実施例のDMAコント
ローラを構成する要求レジスタ1,プライオリティレジ
スタ2および処理要求信号判別回路5のフラグ部5bの
内容を示す状態図である。以下、図1および図2に基づ
いて、DMAコントローラの動作を説明する。なお、プ
ライオリティレジスタ2の保持する優先度の優先順位
は、レジスタレベル“0”が最も高く、“1”,“2”
および”3”の順に低くなるとする。また、プライオリ
ティレジスタ2の初期状態は、レジスタビットPRR0
〜PRR3の順に優先度“0”〜“3”とする(状態P
1)。また、要求レジスタ1の初期状態は、すべてのレ
ジスタビットRQR0〜RQR3を“0”とする(状態
R1)。また、フラグ部5bの初期状態は“0”とする
(F1)。
ローラを構成する要求レジスタ1,プライオリティレジ
スタ2および処理要求信号判別回路5のフラグ部5bの
内容を示す状態図である。以下、図1および図2に基づ
いて、DMAコントローラの動作を説明する。なお、プ
ライオリティレジスタ2の保持する優先度の優先順位
は、レジスタレベル“0”が最も高く、“1”,“2”
および”3”の順に低くなるとする。また、プライオリ
ティレジスタ2の初期状態は、レジスタビットPRR0
〜PRR3の順に優先度“0”〜“3”とする(状態P
1)。また、要求レジスタ1の初期状態は、すべてのレ
ジスタビットRQR0〜RQR3を“0”とする(状態
R1)。また、フラグ部5bの初期状態は“0”とする
(F1)。
【0014】先ず、周辺装置aから単一の処理要求信号
が発生された場合を説明する。要求レジスタ1に処理要
求信号が入力されることにより、レジスタビットRQR
1に“1”が入力されたとする(状態R2)。この際、
処理要求信号は単一であり、他のレジスタビットRQR
0,RQR2およびRQR3には、処理要求信号が入力
されていない。したがって、処理要求信号判別回路5
は、要求レジスタデコード部5aにより要求レジスタ1
内の処理要求信号が単一であると判別し、これにより、
フラグ部5bを“0”とし、判別信号50を優先度変更
制御回路6に出力する。判別信号50を入力された優先
度変更制御回路6は、優先度変更回路6に対して優先度
の変更を禁止する。
が発生された場合を説明する。要求レジスタ1に処理要
求信号が入力されることにより、レジスタビットRQR
1に“1”が入力されたとする(状態R2)。この際、
処理要求信号は単一であり、他のレジスタビットRQR
0,RQR2およびRQR3には、処理要求信号が入力
されていない。したがって、処理要求信号判別回路5
は、要求レジスタデコード部5aにより要求レジスタ1
内の処理要求信号が単一であると判別し、これにより、
フラグ部5bを“0”とし、判別信号50を優先度変更
制御回路6に出力する。判別信号50を入力された優先
度変更制御回路6は、優先度変更回路6に対して優先度
の変更を禁止する。
【0015】その結果、優先度決定回路4が、レジスタ
ビットRQR1を処理要求信号として選択して出力し、
レジスタビットRQR1をリセットした(状態R3)後
に、CPUbにより処理許可信号が優先度変更回路3に
入力されても、プライオリティレジスタ2の保持する優
先度は変更されることがない(状態P3)。次に、周辺
装置aから複数の処理要求信号が同時に発生された場合
を説明する。
ビットRQR1を処理要求信号として選択して出力し、
レジスタビットRQR1をリセットした(状態R3)後
に、CPUbにより処理許可信号が優先度変更回路3に
入力されても、プライオリティレジスタ2の保持する優
先度は変更されることがない(状態P3)。次に、周辺
装置aから複数の処理要求信号が同時に発生された場合
を説明する。
【0016】要求レジスタ1の各レジスタビットRQR
0,RQR2およびRQR3に“1”が入力されたとす
る(状態R4)。この際、処理要求信号は複数であるた
め、処理要求信号判別回路5は、要求レジスタデコード
部5aにより要求レジスタ1内の処理要求信号が複数で
あると判別し、これにより、フラグ部5bを“1”と
し、判別信号50を優先度変更制御回路6に出力する。
判別信号50を入力された優先度変更制御回路6は、優
先度変更回路3に対して優先度の変更を許可する。この
際、プライオリティレジスタ2の各レジスタビットPR
R0〜PRR3の内容は、状態P3と同様の状態(状態
P4)であり、要求レジスタ1のレジスタビットRQR
0が最も高い優先度となる。したがって、優先度決定回
路4は、レジスタビットRQR0を処理要求信号として
選択して出力し要求レジスタ1のレジスタビットRQR
0をリセットする(状態R5)。そして、CPUbによ
り処理許可信号が優先度変更回路3に入力され、これに
より、優先度変更回路3は、プライオリティレジスタ2
の保持する優先度を次のように変更する。
0,RQR2およびRQR3に“1”が入力されたとす
る(状態R4)。この際、処理要求信号は複数であるた
め、処理要求信号判別回路5は、要求レジスタデコード
部5aにより要求レジスタ1内の処理要求信号が複数で
あると判別し、これにより、フラグ部5bを“1”と
し、判別信号50を優先度変更制御回路6に出力する。
判別信号50を入力された優先度変更制御回路6は、優
先度変更回路3に対して優先度の変更を許可する。この
際、プライオリティレジスタ2の各レジスタビットPR
R0〜PRR3の内容は、状態P3と同様の状態(状態
P4)であり、要求レジスタ1のレジスタビットRQR
0が最も高い優先度となる。したがって、優先度決定回
路4は、レジスタビットRQR0を処理要求信号として
選択して出力し要求レジスタ1のレジスタビットRQR
0をリセットする(状態R5)。そして、CPUbによ
り処理許可信号が優先度変更回路3に入力され、これに
より、優先度変更回路3は、プライオリティレジスタ2
の保持する優先度を次のように変更する。
【0017】プライオリティレジスタ2のレジスタビッ
トPRR0を、優先度“0”から優先度“3”に下げ、
優先度“0”以下の他のレジスタビットPRR1〜PR
R3の優先度を1ずつ上げる。すなわち、レジスタビッ
トPRR1を優先度“0”とし、レジスタビットPRR
2を優先度“1”とし、レジスタビットPRR3を優先
度“2”とする(状態P4→状態P5)。
トPRR0を、優先度“0”から優先度“3”に下げ、
優先度“0”以下の他のレジスタビットPRR1〜PR
R3の優先度を1ずつ上げる。すなわち、レジスタビッ
トPRR1を優先度“0”とし、レジスタビットPRR
2を優先度“1”とし、レジスタビットPRR3を優先
度“2”とする(状態P4→状態P5)。
【0018】以後、要求レジスタ1に処理要求信号が入
力されないとすると、プライオリティレジスタ2の保持
する優先度(状態P6および状態P7)に応じて、優先
度決定回路4によりレジスタビットRQR2,レジスタ
ビットRQR3の順で選択し、処理要求信号として出力
し、かつ各レジスタビットRQR2,RQR3をリセッ
トとする。また、優先度変更回路3はプライオリティレ
ジスタ2の優先度を変更する(状態R6および状態R
7)。フラグ部5bは、要求レジスタ1の全てのレジス
タビットRQR0〜RQR3がリセットされたときに
“0”となる(状態F7)。
力されないとすると、プライオリティレジスタ2の保持
する優先度(状態P6および状態P7)に応じて、優先
度決定回路4によりレジスタビットRQR2,レジスタ
ビットRQR3の順で選択し、処理要求信号として出力
し、かつ各レジスタビットRQR2,RQR3をリセッ
トとする。また、優先度変更回路3はプライオリティレ
ジスタ2の優先度を変更する(状態R6および状態R
7)。フラグ部5bは、要求レジスタ1の全てのレジス
タビットRQR0〜RQR3がリセットされたときに
“0”となる(状態F7)。
【0019】以上、この実施例によれば、処理要求信号
判別回路5は、周辺装置aから出力された処理要求信号
が単一であるか複数であるかを要求レジスタデコード部
5aにより判別しフラグ部5bに“0”または“1”を
格納する。そして、優先度変更制御回路6は、フラグ部
5bの内容に基づいて優先度変更回路3に対して処理要
求信号の優先度を変更するか否かを設定する。処理要求
信号が単一である場合にはフラグ部5bの内容は“0”
となり、優先度変更回路3に対してプライオリティレジ
スタ2の保持した優先度の変更を禁止し、また、処理要
求信号が複数である場合にはフラグ部5bの内容は
“1”となり、優先度変更回路3に対してプライオリテ
ィレジスタ2の保持した優先度の変更を許可する。した
がって、従来のように周辺装置から単一の処理要求信号
が出力された場合に、プライオリティレジスタの優先度
が変更され、最高レベルに設定されていた処理要求信号
の優先度がすぐに最低レベルに設定されることはなく、
周辺装置aから出力された処理要求信号が複数であると
きのみに各処理要求信号に対して優先度を均等に割り付
けることができる。
判別回路5は、周辺装置aから出力された処理要求信号
が単一であるか複数であるかを要求レジスタデコード部
5aにより判別しフラグ部5bに“0”または“1”を
格納する。そして、優先度変更制御回路6は、フラグ部
5bの内容に基づいて優先度変更回路3に対して処理要
求信号の優先度を変更するか否かを設定する。処理要求
信号が単一である場合にはフラグ部5bの内容は“0”
となり、優先度変更回路3に対してプライオリティレジ
スタ2の保持した優先度の変更を禁止し、また、処理要
求信号が複数である場合にはフラグ部5bの内容は
“1”となり、優先度変更回路3に対してプライオリテ
ィレジスタ2の保持した優先度の変更を許可する。した
がって、従来のように周辺装置から単一の処理要求信号
が出力された場合に、プライオリティレジスタの優先度
が変更され、最高レベルに設定されていた処理要求信号
の優先度がすぐに最低レベルに設定されることはなく、
周辺装置aから出力された処理要求信号が複数であると
きのみに各処理要求信号に対して優先度を均等に割り付
けることができる。
【0020】その結果、複数の周辺装置aにより出力さ
れる各処理要求信号に対して、システムの整合性を維持
しつつ、優先度を均等に割り付けることができる。
れる各処理要求信号に対して、システムの整合性を維持
しつつ、優先度を均等に割り付けることができる。
【0021】
【発明の効果】この発明のDMAコントローラによれ
ば、処理要求信号判別回路は、周辺装置から出力された
処理要求信号が単一であるか複数であるかを判別し、こ
の判別結果により優先度変更制御回路は、処理要求信号
が単一である場合には、優先度変更回路に対してプライ
オリティレジスタの保持した優先度の変更を禁止し、ま
た、処理要求信号が複数である場合には、優先度変更回
路に対してプライオリティレジスタの保持した優先度の
変更を許可する。これにより、周辺装置から出力された
処理要求信号が複数であるときのみに各処理要求信号に
対して優先度を均等に割り付けることができる。
ば、処理要求信号判別回路は、周辺装置から出力された
処理要求信号が単一であるか複数であるかを判別し、こ
の判別結果により優先度変更制御回路は、処理要求信号
が単一である場合には、優先度変更回路に対してプライ
オリティレジスタの保持した優先度の変更を禁止し、ま
た、処理要求信号が複数である場合には、優先度変更回
路に対してプライオリティレジスタの保持した優先度の
変更を許可する。これにより、周辺装置から出力された
処理要求信号が複数であるときのみに各処理要求信号に
対して優先度を均等に割り付けることができる。
【0022】その結果、複数の周辺装置により出力され
る各処理要求信号に対して、システムの整合性を維持し
つつ、優先度を均等に割り付けることができる。
る各処理要求信号に対して、システムの整合性を維持し
つつ、優先度を均等に割り付けることができる。
【図1】この発明の一実施例のDMAコントローラの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施例のDMAコントローラの構
成を構成する要求レジスタ1,プライオリティレジスタ
2および処理要求信号判別回路5のフラグ部5bの内容
を示す状態図である。
成を構成する要求レジスタ1,プライオリティレジスタ
2および処理要求信号判別回路5のフラグ部5bの内容
を示す状態図である。
【図3】従来のDMAコントローラの構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】従来のDMAコントローラを構成する要求レジ
スタ1およびプライオリティレジスタ2の内容を示す状
態図である。
スタ1およびプライオリティレジスタ2の内容を示す状
態図である。
1 要求レジスタ 2 プライオリティレジスタ 3 優先度変更回路 4 優先度決定回路 5 処理要求信号判別回路 6 優先度変更制御回路 a 周辺装置
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の周辺装置から出力される各処理要
求信号に対する優先度を保持したプライオリティレジス
タと、前記優先度の高い順に前記各処理要求信号を選択
出力する優先度決定回路と、前記優先度を変更する優先
度変更回路とを備えたDMAコントローラであって、 前記周辺装置から出力された処理要求信号が単一である
か複数であるかを判別する処理要求信号判別回路と、こ
の処理要求信号判別回路による判別結果に基づいて前記
処理要求信号の優先度を変更するか否かを前記優先度変
更回路に設定する優先度変更制御回路とを備え、前記周
辺装置から出力された処理要求信号が複数であるときの
みに前記優先度を変更するようにしたDMAコントロー
ラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26382191A JPH05108543A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | Dmaコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26382191A JPH05108543A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | Dmaコントローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05108543A true JPH05108543A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17394700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26382191A Pending JPH05108543A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | Dmaコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05108543A (ja) |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP26382191A patent/JPH05108543A/ja active Pending
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