JPH05108477A - メモリアクセス方式 - Google Patents

メモリアクセス方式

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Publication number
JPH05108477A
JPH05108477A JP26419591A JP26419591A JPH05108477A JP H05108477 A JPH05108477 A JP H05108477A JP 26419591 A JP26419591 A JP 26419591A JP 26419591 A JP26419591 A JP 26419591A JP H05108477 A JPH05108477 A JP H05108477A
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JP
Japan
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memory
space
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processor
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Application number
JP26419591A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Isobe
斉 磯部
Masanori Nagahama
正憲 長濱
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Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Publication of JPH05108477A publication Critical patent/JPH05108477A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセッサのメモリ空間を超える拡張メモリ
へのアクセス方法に関し、プロセッサより拡張メモリへ
のアクセスを可能とし、かつ入出力装置よりは全メモリ
空間に直接アクセス可能とすることを目的とする。 【構成】 アドレスバス4をメモリ3の全メモリ空間を
指定可能なアドレス幅で構成し、プロセッサ1の送出ア
ドレスに特定アドレスを付加する付加アドレス送出手段
5と、プロセッサのウィンド空間指定を検出するウィン
ド空間指定検出手段6と、プロセッサがアクセスする拡
張メモリアドレスを送出する拡張メモリアドレス指定手
段7と、拡張メモリアドレスを記憶する拡張メモリアド
レス記憶手段8と、通常はプロセッサまたは入出力装置
2よりアドレスバスを介して入力されるアドレスをメモ
リに出力し、ウィンド空間が指定されたときは拡張メモ
リアドレス記憶手段の拡張メモリアドレスをメモリに出
力するアドレス切替手段9を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロセッサがアドレス指
定可能なメモリ空間を超えるメモリ容量を持つ拡張メモ
リへのアクセス方法に関する。
【0002】近年におけるメモリの大容量化と低廉化及
びマイクロプロセッサの機能向上に伴い、小規模なマイ
クロプロセッサが大容量のデータを扱うシステムが増加
している。
【0003】マイクロプロセッサなどのプロセッサはそ
れぞれの規模に応じてアクセス可能なメモリ容量が決ま
り、基本的にはこのメモリ容量を超えたメモリ空間に対
してアドレス指定を行うことができない。
【0004】このため、大容量のデータを処理するマイ
クロプロセッサシステムでは、大容量のメモリとしてハ
ードディスク(HDD)などを使用し、処理過程で必要
なデータをハードディスクからプロセッサがアクセス可
能な半導体メモリに読み出して処理するすることが多
い。しかし、ハードディスクへのアクセスに時間を要す
るため、アクセス時間が許容できないシステムでは半導
体メモリのメモリ空間を拡張する方法がとられる。
【0005】メモリ空間を拡張した場合、マイクロプロ
セッサや入出力装置はこの拡張メモリ空間に直接アクセ
スできないため、拡張メモリ空間のデータ内容を直接遣
り取りすることができず、拡張メモリ空間から一旦基本
メモリ空間に転送したり、プロセッサがアクセス可能な
基本メモリ空間内に設けたウィンド空間(詳細後記)を
介して拡張メモリ空間にアクセスする方法がとられてい
る。しかし、前者の方法はデータ転送に時間を要すると
いう問題を有し、後者の方法はウィンド空間を介して拡
張メモリにアクセスする制御を行う拡張メモリ制御回路
がプロセッサ及び入出力装置ごとに必要となるため、ハ
ードウェアの規模が大きくなり、制御が複雑となるとい
う問題を有している。
【0006】
【従来の技術】図3は従来技術における拡張メモリ方式
の構成図である。従来、メモリ空間が不足した場合の対
処方法として、 (a) ハードディスクを使用する (b) アクセスできるメモリ空間が大きい上位マイクロ
プロセッサに変更する (c) 基本メモリ空間の一部を拡張メモリ空間にアクセ
スするためのメモリ空間として空け、その空いた空間
(以下、ウィンド空間と記す) に拡張メモリの一部をマ
ッピングする拡張メモリ方式を採用する等の方法がとら
れている。
【0007】このうち、(a)はハードディスクにアクセ
スする時間が大きいため、アクセス時間が許容できない
システムには適用できない。また、(b)は例えば16
ビットのマイクロプロセッサを32ビットのマイクロプ
ロセッサに乗換える方法であるが、上位のマイクロプロ
セッサは価格が高価となるうえ、一般にソフトウェアの
互換性に乏しく、プログラムの書き換えが必要となる等
の問題がある。
【0008】図3は上記の(c)の方法による従来技術
の構成図であり、図3の(1) はシステム構成図(関連部
分のみ図示)、(2) はメモリ構成図、(3) は拡張メモリ
方式の原理を説明する図である。
【0009】図3の(1) はマイクロプロセッサ(以下、
MPUと記す)31と入出力装置(以下、I/Oと記す)
32がバス34を介して16MBのメモリ(MEM)33にア
クセスするシステムの例を示している。16MBのメモ
リ33の構成は図3の(2) に示すように1MBの基本メモ
リ空間33a と15MBの拡張メモリ空間33b からなって
いるが、MPU31はアドレス指定が可能な1MBの基本
メモリ空間33a のみしかアクセスできない。
【0010】このため、このシステムでは図3の(3) に
示すような拡張メモリ方式を採用している。以下、図3
の(3) により拡張メモリ方式の原理を説明する。図3の
ようなシステムでは、基本メモリ空間33a にプログラム
が記憶され、拡張メモリ空間33b にデータが記憶される
のが一般的であるが、MPU31は拡張メモリ空間33b に
記憶されたデータにアクセスする必要がある。
【0011】この場合、拡張メモリ方式では基本メモリ
空間33a の一部に拡張メモリアクセス用のウィンド空間
と呼ばれるメモリ空間35を確保し、MPU31は拡張メモ
リ空間33b にアクセスする場合にこのウィンド空間35に
アクセスし、かつ、ウィンド空間35へのアクセスに先立
ち、ウィンド空間35を通してアクセスする拡張メモリ空
間33bのアドレスを拡張メモリ制御回路37に設定する。
【0012】図3の(3) では拡張メモリ制御回路37のア
ドレス指定により拡張メモリ空間33b の中のメモリ空間
36a がアクセスされる例を示しているが、随意のアドレ
スを指定すること(マッピングと呼ぶ)により点線で示
したメモリ空間36b,36c 等にもアクセスすることが可能
である。これらのメモリ空間36a,36b,36c はそれぞれ連
続したアドレスを持つメモリ空間で、通常ウィンド空間
と同一大きさのメモリ空間である。ウィンド空間の大き
さは任意に設定できるが、図では64KBとしている。
【0013】以上の方法によりMPU31はアドレス指定
可能なメモリ空間を超える大きな拡張メモリ33b にアク
セスが可能となる。一方、I/O32は基本メモリ空間33
a に対しては通常のアクセスが可能であるが、拡張メモ
リ33b に対してアクセスするためにはMPU31が使用し
た拡張メモリ制御回路37と同様な機能をもつ拡張メモリ
制御回路を用意する必要がある。
【0014】図3(1) では入出力装置は1台のみが図示
されているが、I/O32は複数台が設備されることが多
いため、拡張メモリ制御回路37もI/Oごとに用意する
必要がある。このため、ハードウェア量が増加し、ま
た、基本メモリ空間上に複数のウィンド空間を設けるこ
とによりメモリの使用量も増え、更に、複数の拡張メモ
リ制御回路による拡張メモリ空間へのアクセスのために
制御も複雑となるという問題を有している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】プロセッサがアドレス
指定可能なメモリ空間を超えるメモリ容量を持つ拡張メ
モリへアクセスする場合、従来技術の拡張メモリ方式で
はプロセッサと入出力装置1台ごとに拡張メモリ制御回
路を備える必要があるため、ハードウェア量が増加し、
複数の拡張メモリ制御回路による拡張メモリ空間へのア
クセスのために制御が複雑になるという問題があった。
【0016】本発明は、プロセッサと入出力装置が共通
の制御回路を介して大容量メモリに高速でアクセスする
ことを可能とするメモリアクセス方式を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
図である。図中、1はプロセッサ、2は入出力装置、3
はプロセッサ1と入出力装置2がアドレスバス4を介し
てアクセスするメモリ、3a及び3bはメモリ3を構成
するメモリ空間で、3aは前記プロセッサ1がアドレス
を指定して直接アクセスすることが可能な基本メモリ空
間、3bは該プロセッサ1のアドレス指定可能範囲を超
えるメモリ空間を構成する拡張メモリ空間、4は前記メ
モリ3の全メモリ空間のアドレス指定を行うことが可能
なアドレス幅(アドレスの桁数)をもつアドレスバスで
ある。
【0018】5は前記プロセッサ1が基本メモリ空間3
aを指定するアドレス幅と前記アドレスバス4のアドレ
ス幅の差分に対して予め設定した特定アドレス情報を前
記プロセッサ1が送出するアドレス情報に付加して送出
する付加アドレス送出手段である。
【0019】6は前記アドレスバス4よりアドレス情報
を入力し、前記プロセッサ1が基本メモリ空間3a内の
ウィンド空間(図示省略)を介して拡張メモリ空間3b
にアクセスする場合に送出するウィンド空間のアドレス
情報を検出するウィンド空間指定検出手段である。
【0020】7は前記プロセッサ1内において前記ウィ
ンド空間を介してアクセスする拡張メモリ空間3bのア
ドレスを設定し送出する拡張メモリアドレス指定手段、
8は前記拡張メモリアドレス指定手段7より送出される
拡張メモリアドレス情報を受信して記憶する拡張メモリ
アドレス記憶手段である。
【0021】9は通常は前記プロセッサ1または入出力
装置2より前記アドレスバス4を介して入力されるアド
レス情報を前記メモリ3に出力し、ウィンド空間指定検
出手段6よりプロセッサ1のウィンド空間指定を検出し
た情報が入力されたときは前記拡張メモリアドレス記憶
手段8が記憶する拡張メモリアドレス情報をメモリ3に
出力するアドレス切替手段である。
【0022】
【作用】図1におけるプロセッサ1はメモリ3の全メモ
リ空間に対してアドレス指定を行うことができず、基本
メモリ空間3aのみに対してアドレス指定を行うことが
可能である。
【0023】プロセッサ1が拡張メモリ空間3bにアク
セスする場合、プロセッサ1はアドレス情報線10を通し
て基本メモリ空間3a内のウィンド空間(図示省略)を
指定するアドレス情報を送出する。
【0024】一方、付加アドレス送出手段5にはプロセ
ッサ1が基本メモリ空間3aを指定するアドレス情報の
桁数とアドレスバス4のアドレス幅、即ち、転送可能な
アドレス情報の桁数の差分(通常、メモリ3の上位アド
レス桁が該当する)に対して特定のアドレス情報、例え
ば全ビット“0”のアドレス情報を送出するように予め
設定がされている。この特定のアドレス情報はプロセッ
サ1がアドレス情報を送出する際に同時にアドレス情報
線11より送出される。
【0025】プロセッサ1が基本メモリ空間3a内のウ
ィンド空間を指定した上記アドレス情報は付加アドレス
送出手段5からのアドレス情報を加え、全メモリ空間の
アドレスが指定可能な桁数のアドレス情報としてアドレ
スバス4に送出され、アドレス情報線14を経てウィンド
空間指定検出手段6に入力される。
【0026】ウィンド空間指定検出手段6はアドレスバ
ス4に送出されるアドレス情報を入力してそのアドレス
情報が予め設定した基本メモリ3a内のウィンド空間の
アドレスと一致するか否かを調べる。プロセッサ1より
送出された上記ウィンド空間を指定するアドレス情報が
入力されると、ウィンド空間指定検出手段6はウィンド
空間が指定されたことを検出した情報をアドレス切替手
段9に送出する。
【0027】一方、プロセッサ1はウィンド空間のアド
レス指定を行うのに先立ち、アクセスしたい拡張メモリ
空間3b内の特定エリアのアドレス情報(以下、拡張メ
モリアドレス情報と記す)を拡張メモリアドレス指定手
段7より拡張メモリアドレス記憶手段8に送出する。拡
張メモリアドレス記憶手段8は受信した拡張メモリアド
レス情報をアドレス情報線17に送出する。
【0028】アドレス切替手段9は通常はアドレスバス
4よりアドレス情報線16を経て入力されるアドレス情報
をアドレス情報線18に送出しているが、ウィンド空間指
定検出手段6よりウィンド空間指定検出情報を受信する
と拡張メモリアドレス記憶手段8よりアドレス情報線17
に送出される拡張メモリアドレス情報をアドレス情報線
18に送出するように切替える。これにより、メモリ3に
対して拡張メモリ空間3b内の特定アドレスが指定さ
れ、該当アドレスの拡張メモリ空間とプロセッサ1との
間でデータ等の情報が図示省略されたデータバスを介し
て授受される。
【0029】次に、入出力装置2より拡張メモリ空間3
bにアクセスする例を説明する。入出力装置2の場合は
プロセッサ1と異なり、設計者の意図により任意の桁数
のアドレス線を設定することができるため、プロセッサ
1が送出するアドレス情報の桁数をもつアドレス情報
線、即ち、アドレス情報線10と同一アドレス幅をもつア
ドレス情報線12のほかに全メモリ空間を指定する場合に
不足するアドレス情報桁のためのアドレス情報線13を設
定する。従って、アドレス情報線12とアドレス情報線13
を合わせたアドレス幅はアドレスバス4のアドレス幅と
等しくなり、入出力装置2はアドレス情報線12,13 によ
り基本メモリ3aと拡張メモリ空間3bのいずれをも直
接指定することが可能となっている。
【0030】入出力装置2よりのアドレス情報はアドレ
スバス4及びアドレス情報線16を経てアドレス切替手段
9に入力されるが、このときはウィンド空間指定検出手
段6よりウィンド空間指定検出情報は出力されないた
め、アドレス情報線16より入力された前記アドレス情報
がメモリ3に送られ、該当アドレスのメモリ空間と入出
力装置2との間でデータ等の情報が図示省略されたデー
タバスを介して授受される。
【0031】以上のように、本発明ではプロセッサ1よ
りの拡張メモリ空間3bへのメモリアクセスはウィンド
方式により行い、入出力装置2より基本メモリ空間3a
及び拡張メモリ空間3bに対しては両メモリ空間を連続
したアドレスをもつ一つのメモリとしてアクセスするこ
とができる。
【0032】また、本発明ではウィンド空間指定検出手
段6、拡張メモリアドレス記憶手段8及びアドレス切替
手段9により構成される拡張メモリ制御回路1組のみに
よりプロセッサ1と入出力装置2が拡張メモリ空間3b
にアクセスすることが可能となり、入出力装置2ごとに
拡張メモリ制御回路を設ける必要がない。
【0033】
【実施例】図2は本発明の実施例構成図である。図中、
図1と同一の対象物は同一記号をもって示し、1はマイ
クロプロセッサ(以下、MPUと記す)、2は入出力装
置(以下、I/Oと記す)、6はウィンド空間指定検出
手段を構成する比較器(以下、CMPと記す)、8は拡
張メモリアドレス記憶手段を構成する拡張メモリアドレ
スレジスタ(以下、EARと記す)、9はアドレス切替
手段を構成するセレクタ(以下、SELと記す)、10〜
14, 16〜17,18a〜18cはアドレス情報線、15,24は制
御線、19はメモリアクセス制御部、20は書込制御部、21
a,21bはドライバ、22a〜22dはレシーバ、23は制御
バスである。
【0034】図2はメモリ3の容量を16MBとし、そ
のうち、基本メモリ空間3aが1MB、拡張メモリ空間
3bが15MBである例を示している。従って、メモリ
3は24桁のバイトアドレスでアドレス指定ができる
が、アドレス情報の各桁はA00〜A23で表すものと
する。
【0035】MPU1は1MBのアドレス空間、即ち、
基本メモリ空間3aのみにアクセス可能なものとする。
従って、MPU1はアドレス情報線10に基本メモリ空間
3a内のアドレスを指定するA00〜A19の20桁の
みを送出するように構成されている。
【0036】しかし、図2ではアドレスバス4は16M
Bのメモリ3の全空間のアドレスを指定できる24桁の
アドレス情報を転送する構成となっているため、MPU
1より送出される20桁のアドレス情報は24桁のアド
レス情報に変換する必要がある。
【0037】基本メモリ空間3aの1MBがメモリ3の
中で最も若番のアドレスに割付けられているものとして
基本メモリ空間3aのアドレスをA00〜A23の24
桁で表示すれば、上位4桁のA20〜A23はすべて
“0”となる。従って、MPU1よりアドレス情報線10
に送出されるA00〜A19の20桁に、すべて“0”
で構成されるA20〜A23を付加すれば24桁のアド
レス情報に変換ができることとなる。
【0038】付加アドレス送出部5は上記の役割りをも
つもので、付加アドレス送出部5にはすべて“0”のア
ドレス情報A20〜A23が設定され、アドレス情報線
11に送出されている。
【0039】アドレス情報線11に送出されるアドレス情
報A20〜A23はMPU1からのアドレス情報線10に
送出されるアドレス情報A00〜A19と同一ドライバ
21a(実際にはアドレス情報線1本ごとに1個のドライ
バ回路が設けられる)に入力される。ドライバ21aはM
PU1がアドレス情報を送出する際に制御線15の1本に
送出される制御信号により動作状態に設定されるため、
アドレス情報線10のアドレス情報A00〜A19とアド
レス情報線11のアドレス情報A20〜A23が同時にア
ドレスバス4に送出される。
【0040】以上により、MPU1より送出されるA0
0〜A19の20桁のアドレス情報はA00〜A23の
24桁のアドレス情報に変換されてアドレスバス4に送
出されるが、このうちA16〜A23の8桁はレシーバ
22a及びアドレス情報線14を経てCMP6に入力される
と同時にレシーバ22c及びアドレス情報線16を経てSE
L9に入力され、A00〜A15の16桁はレシーバ22
d及びアドレス情報線18bを経てメモリアクセス制御部
19に入力される。
【0041】以上を前提に、最初にMPU1が基本メモ
リ空間3a内の任意のアドレスにアクセスする場合を説
明する。この場合は、MPU1はウィンド空間以外のア
ドレスを指定しているため、CMP6よりSEL9に対
して出力信号が送出されない(詳細、後記)。この状態
では、SEL9はアドレス情報線16を介して入力される
A16〜A23のアドレス情報をアドレス情報線18aに
送出する。このアドレス情報A16〜A23はメモリ3
に対するアドレス指定とメモリの読み出し/書き込みを
制御するメモリアクセス制御部19に入力される。
【0042】また、アドレス情報線18bを介してメモリ
アクセス制御部19に入力されるアドレス情報A00〜A
15はメモリアクセス制御部19において前記A16〜A
23と合わせられ、A00〜A23の24桁のアドレス
情報としてアドレス情報線18cに送出される。これによ
ってメモリ3のアドレスの全空間の中の任意のアドレス
が指定されるが、MPU1より送出されるアドレス情報
はA20〜A23がすべて“0”であるため、A00〜
A19によって指定された基本メモリ空間3aの中のア
ドレスが指定されることとなる。
【0043】なお、このとき、メモリの読み出し/書き
込みを指定する制御情報が制御バス23を介してメモリア
クセス制御部19に送られ(図示省略)、メモリ3より指
定されたアドレスに記憶された情報の読み出しまたは書
き込みがデータバス(図示省略)を介して行われる。
【0044】次に、I/O2よりメモリ3にアクセスす
る例を説明する。I/O2の場合はMPU1と異なり、
システムの設計者が任意の桁数のアドレス線を設定する
ことができるため、アドレス情報線12, 13を介して24
桁のアドレス情報A00〜A23を同時に送出すること
ができる。従って、このアドレス情報により基本メモリ
3aと拡張メモリ空間3bのいずれを指定することも可
能である(基本メモリ空間3b内のアドレスを指定する
場合にはアドレス情報線13に送出するアドレス情報A2
0〜A23は全桁“0”となる) 。
【0045】このアドレス情報はアドレスバス4を経
て、A16〜A23はアドレス情報線16に、A00〜A
15はアドレス情報線18bにそれぞれ入力され、前記M
PU1の場合と同様、メモリアクセス制御部19で合わせ
られてメモリ3に送られる。これにより、指定したアド
レスに記憶されている情報が図示省略されたデータバス
を経てI/O2との間で授受されるが、MPU1の場合
と異なり、アクセスするメモリ空間は基本メモリ空間3
aに限定されない。
【0046】次に、MPU1より拡張メモリ空間3bに
アクセスする場合を説明する。図2の構成においてはM
PU1が拡張メモリ空間3bにアクセスする場合は基本
メモリ空間3a内のウィンド空間(図示省略)を介して
行うため、ウィンド空間を指定するアドレス情報のA0
0〜A19をアドレス情報線10に送出する。なお、図3
ではウィンド空間は基本メモリ空間3a内に64kB以
内のメモリ空間を占めるものとし、A16〜A19の4
桁でウィンド空間のアドレスを特定することができるも
のとする(基本メモリ空間3a内であるためA20〜A
23は“0”となる)。
【0047】この場合、ウィンド空間と拡張メモリ空間
の関係は図3の(3)に示したものと同一であるとする。
図3の(3) におけるウィンド空間35の64kB内の情報
配置とウィンド空間を通してアクセスされる拡張メモリ
空間内の一部の空間36a,36bまたは36cの64kB内
の情報位置は同一である。従って、図2において64k
B以下のアドレスを示す16桁のアドレス情報A00〜
A15は基本メモリ空間3aのウィンド空間とウィンド
空間を通してアクセスする拡張メモリ空間3bとで同一
のものとなる。
【0048】MPU1がウィンド空間のアドレスを指定
する場合は、前記したようにA20〜A23が“0”
で、A16〜A19がウィンド空間を指定する特定のア
ドレスとなるので、CMP6はこの特定のアドレス情報
を予め比較データとして設定しておき、アドレスバス4
より入力されるアドレス情報がこれと一致するか否かを
調べる。両者が一致した場合、CMP6はMPU1がウ
ィンド空間にアクセスしたことを示すウィンド・アクセ
ス検出信号をSEL9に送出する。
【0049】ウィンド空間を介して拡張メモリ空間3b
にアクセスする場合、MPU1は前記アドレス情報の送
出に先立って拡張メモリアドレス指定部7よりアクセス
しようとする拡張メモリ空間3bのアドレス情報(拡張
メモリアドレス情報と記す)として24桁のアドレス情
報の上位8桁のA16〜A23を送出する。
【0050】この拡張メモリアドレス情報はアドレスバ
ス4ではなく、制御線15,制御バス23及び図示省略され
たデータバスを介してレシーバ22bに入力され、書込制
御部20を経てEAR(拡張メモリアドレスレジスタ)8
にセット(記憶)される。このEAR8のセットはマイ
クロプロセッサがレジスタに設定する場合に用いられる
公知の技術により行われ、EAR8はセットされた拡張
メモリアドレス情報をアドレス情報線17を介してセレク
タ9に出力する。
【0051】セレクタ9の他方の入力端子にはアドレス
情報線16を介してアドレスバス4に送出されたアドレス
情報のうちのA16〜A23が入力されている。前記し
たようにセレクタ9は通常はアドレス情報線16よりのア
ドレス情報をアドレス情報線18aに送出しているが、C
MP6よりウィンド・アクセス検出信号を受信すると、
アドレス情報線17よりのアドレス情報をアドレス情報線
18aに送出するように切替える。
【0052】これにより、EAR8にセットされた拡張
メモリアドレス情報A16〜A23はメモリアクセス制
御部19に送られ、バス4よりアドレス情報線18bを介し
て入力されたA00〜A15と合わせてアドレス情報線
18cに24桁のアドレスが送出され、該アドレスに記憶
されるデータ等の情報が図示省略されたデータバスを介
してMPU1との間で授受される。
【0053】以上のように、本発明ではCMP6、EA
R8及びSEL9を主体とする拡張メモリ制御回路1組
のみによりMPU1とI/O2がメモリ3の全空間に自
由にアクセスすることが可能となる。また、MPU1が
拡張メモリ空間3b内に記憶されている情報を読み出す
場合に、一旦基本メモリ3a内に転送する必要がないた
め高速でメモリアクセスを行うことが可能である。
【0054】また、I/O2はウィンド空間を介して拡
張メモリ空間3bにアクセスする必要がないため、I/
Oごとに拡張メモリ制御回路を設ける必要がなく、また
MPU1の介在が不要なためI/O2は公知のDMA
(ダイレクト・メモリ・アクセス回路)によりメモリ3
と直接情報転送を行うことが可能となる。
【0055】以上、図2により本発明の実施例を説明し
たが、図2はあくまで本発明の一実施例を示したものに
過ぎず、本発明が図2の構成に限定されるものでないこ
とは勿論である。
【0056】例えば、図2においてはメモリ3の容量を
16MBとし、基本メモリ空間3a及び拡張メモリ空間
3bの容量をそれぞれ1MB及び15MB、ウィンド空
間のメモリ空間を64kBとしているが、これらの数値
は使用するマイクロプロセッサの種類により適宜に設定
することが可能であることはいうまでもない。
【0057】また、図2においてはアドレス情報A00
〜A15とA16〜A23を分離して取扱っているが、
分離せずに処理したり、分割の単位をシステムの構成に
合わせて変えても本発明の効果が変わらないことは明ら
かである。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、プロセッサのアドレス指定可能範囲を超える拡張メ
モリ空間をもつシステムにおいて、プロセッサより拡張
メモリ空間に対しては基本メモリ空間内に設けたウィン
ド空間を介してアクセスを行い、入出力装置よりは基本
メモリ空間と拡張メモリ空間を連続したアドレスをもつ
メモリとして直接アクセスするため、メモリアクセスを
高速かつ自由に行うことが可能となる。
【0059】また、ウィンド空間指定検出手段、拡張メ
モリアドレス記憶手段及びアドレス切替手段により構成
される拡張メモリ制御回路1組のみによりプロセッサと
入出力装置が拡張メモリ空間にアクセスすることが可能
であり、入出力装置ごとに拡張メモリ制御回路を設ける
必要がないため、システムを経済的に構成でき、かつ制
御も簡単となる。
【0060】更に、入出力装置が拡張メモリ空間にアク
セスする場合にプロセッサの介在を必要としないため、
入出力装置はメモリとの間でDMA転送を行うことが可
能となり、また、プロセッサの処理能力の低下が避けら
れる。
【0061】以上のように、本発明はプロセッサ、特に
小規模なマイクロプロセッサが大容量データを扱うため
にメモリ空間を拡張したシステムの性能向上と経済性の
向上に資するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成図
【図2】 本発明の実施例構成図
【図3】 従来技術の拡張メモリ方式構成図
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 入出力装置 3 メモリ 3a 基本メモリ空間 3b 拡張メモリ空間 4 アドレスバス 5 付加アドレス送出部 6 ウィンド空間指定検出手段 7 拡張メモリアドレス指定手段 8 拡張メモリアドレス記憶手段 9 アドレス切替手段 10〜14、16〜18 アドレス情報線 15 制御線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ(1) と入出力装置(2) が、プ
    ロセッサ(1) がアクセス可能な基本メモリ空間(3a)とア
    クセス可能なメモリ空間を超える拡張メモリ空間(3b)か
    らなるメモリ(3) にアドレスバス(4) を介してアクセス
    するシステムにおいて、 前記アドレスバス(4) を前記メモリ(3) の全メモリ空間
    のアドレス指定が可能なアドレス幅で構成し、かつ、 前記プロセッサ(1) が基本メモリ空間(3a)を指定するア
    ドレス幅と前記アドレスバス(4) のアドレス幅の差分に
    対して予め設定した特定アドレス情報を前記プロセッサ
    (1) が送出するアドレス情報に付加して送出する付加ア
    ドレス送出手段(5) と、 前記アドレスバス(4) よりアドレス情報を入力し、前記
    プロセッサ(1) が基本メモリ空間(3a)内のウィンド空間
    を介して拡張メモリ空間(3b)にアクセスする場合に送出
    するウィンド空間のアドレス情報を検出するウィンド空
    間指定検出手段(6) と、 前記プロセッサ(1) 内において前記ウィンド空間を介し
    てアクセスする拡張メモリ空間(3b)のアドレスを設定し
    送出する拡張メモリアドレス指定手段(7) と、 前記拡張メモリアドレス指定手段(7) より送出される拡
    張メモリアドレス情報を受信して記憶する拡張メモリア
    ドレス記憶手段(8) と、 通常は前記プロセッサ(1) または入出力装置(2) より前
    記アドレスバス(4) を介して入力されるアドレス情報を
    前記メモリ(3) に出力し、ウィンド空間指定検出手段
    (6) よりプロセッサ(1) のウィンド空間指定を検出した
    情報が入力されたときは前記拡張メモリアドレス記憶手
    段(8) が記憶する拡張メモリアドレス情報をメモリ(3)
    に出力するアドレス切替手段(9) を備えたことを特徴と
    するメモリアクセス方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6021260A (en) * 1997-01-14 2000-02-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Image data transfer system
JP2008282415A (ja) * 2008-06-30 2008-11-20 Sonix Technology Co Ltd メモリ管理システムとその管理方法
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