JPH0510757Y2 - - Google Patents

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JPH0510757Y2
JPH0510757Y2 JP1988164918U JP16491888U JPH0510757Y2 JP H0510757 Y2 JPH0510757 Y2 JP H0510757Y2 JP 1988164918 U JP1988164918 U JP 1988164918U JP 16491888 U JP16491888 U JP 16491888U JP H0510757 Y2 JPH0510757 Y2 JP H0510757Y2
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protrusion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、炊飯器の蓋に関し、特にそのフツ
クの取付け構造に関するものである。
〔従来の技術〕
炊飯器の蓋を炊飯器本体に係止するため、従来
から蓋にフツクを設け、そのフツクにばね力を付
与することによりフツク先端を炊飯器本体に係止
し、また指先でフツクの先端を操作することによ
り、フツクを外すようになつている。
このようなフツクの取付け構造において、フツ
クのヒンジ機構は、実開昭62−100127号公報に開
示されているように、上蓋の軸受凹所に上蓋とは
別体の蓋リングの突起部を嵌入し、両者の間で軸
受部を構成し、その軸受部でフツクの軸を支持す
る構成がとられる。
また、実開昭62−37229号公報に記載されたフ
ツクのヒンジ機構は、軸受体が蓋体(上蓋)に設
けられているのに対し、軸の補助押えは蓋体とは
別体の裏蓋に設けられる構成になつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記実開昭62−100127号公報に開示されたもの
のように、上蓋の軸受凹所と、これに嵌入される
蓋リングの突起部により軸受部を構成した従来の
ヒンジ機構は、上蓋と蓋リングが別部材であるた
め、組立不良や熱変形等により軸受凹所と突起部
との相対的移動が生じると、軸の位置がずれるた
め、フツクの係脱が不確実になる問題がある。
また、上記の実開昭62−37229号公報の場合も、
軸受体と補助押えが別部材上に設けられているの
で、上記の場合と同様の問題がある。更に、軸受
体にヒンジ軸を嵌入させる場合は、下向きU字形
の軸受体の端部にヒンジ軸を強く押し当て、該軸
受体を弾性変形させて嵌入しなければならないの
で、作業能率が悪いうえ、軸受体が折損するおそ
れもある。
そこで、この考案は、フツクを支持する軸の上
下方向の位置を決める軸受面を上蓋にのみ設ける
ことにより、上記の問題を解決することを第1の
目的とする。
また、この考案は軸の前面側の位置規制を組立
易い構成で実現することを第2の目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は上蓋
1の下面に蓋リング2を固定し、上蓋1に設けた
取手22の一端部にフツク3を軸着し、そのフツ
ク3の先端を炊飯器本体4の側面に形成した係止
突起24に係合するように付勢した炊飯器の蓋に
おいて、上記フツク3を取付けた取手22の一端
部に上蓋1の上下方向に開放した開口5を設け、
この開口5の取手22の両側に軸6をその下方か
ら支持する軸受下面7を形成し、その軸受下面7
に軸6をその後方から支持する軸受後面8及び軸
6の端面に対向した軸受端面9を設け、上記開口
5上に上蓋1の外向き水平方向に突出する水平突
起10を設け、その水平突起10により軸6をそ
の上方から支持する軸受上面11を形成し、蓋リ
ング2に上記開口5の下方から挿入して、その上
面に突出せしめる垂直突起12を設け、その垂直
突起12により軸6をその前方から支持する軸受
前面13を形成し、上記の軸受下面7、軸受後面
8、軸受上面11及び軸受前面13によつて構成
される軸受部14にフツク3の軸6を支持せし
め、上記蓋リング2に設けた嵌合突起35を、上
記取手22の端面に形成した凹所36に強嵌した
構成としたものである。
〔作用〕 フツク3は通常の状態において、その先端が炊
飯器本体4に係止される。蓋をあけるに際してフ
ツク3の元端を操作すると、フツク3は軸6を中
心に所要角度回転し、炊飯器本体4から外れる。
フツク3の軸6を、上下面から支持する軸受上
面11と軸受下面7のみならず、軸6を左右の端
面側から支持する軸受端面9及び、その後面から
支持する軸受後面8も、上蓋1に設けられるの
で、熱変形の影響を受けにくい。
更に、軸受前面13が形成された垂直突起12
は、蓋リング2が嵌合突起35と凹所36との強
嵌により上蓋1に対して確実に位置規制されるの
で軸6の円滑な動きに寄与する。
〔実施例〕
この考案の実施例に係る炊飯器の蓋20(第4
図参照)は、第1図及び第2図に示すように、上
蓋1の下面内周縁に蓋リング2をビス21により
一体化したものである。
蓋20の上面には、直径方向の取手22が設け
られる。蓋20は取手22の一端に設けたヒンジ
により、炊飯器本体4に開閉自在に取付けられ
る。また、取手22の他端には、フツク3が取付
けられ、その先端のフツク爪23が炊飯器本体4
の係止突起24に係脱自在に係合する。
上記のフツク取付け部分において、取手22の
端部には、フツク3が嵌合する凹所25が形成さ
れ、フツク3はその凹所25の底面26と両側リ
ブ27に囲まれた部分に嵌まる。底面26は上蓋
1の上面に沿つて形成され、上蓋1の外周辺に近
い部分で1段低くなつており、その低い部分から
垂直面に移行し、上蓋1の外周辺に達している。
また両側リブ27も同様に上蓋1の外周辺に達し
ている。
上記の底面26の1段低い水平面から垂直面に
移行する部分に開口5が設けられ、その開口5と
前記の両側リブ27との間に軸受下面7が形成さ
れる。この軸受下面7は、軸受部14の一部を構
成し、フツク3の軸6の外周面をその下方から支
持する。
また、上記の軸受下面7には、リブ27に沿つ
て立上がつた小突起28が形成され、その小突起
28の前面が軸6を後方から規制する軸受後面8
に成つている。軸6の端面と対向したリブ27の
内面が軸受端面9となる。
また、底面26の一段高く立上がつた部分に開
口5上に突出する水平突起10が形成される。こ
の水平突起10は、開口5の幅より若干狭く形成
され、かつ前記の小突起28よりも前方に突出す
る。この水平突起10の下面は、軸6の外周面を
その上方から規制する軸受上面11となる。
上記の水平突起10の両側には、フツク3のボ
ス部29に連結したリブ30が嵌まる傾斜溝31
が形成される(第1図)。
また、蓋リング2の上面には、前記の開口5に
その下方から挿入され、開口5上に突出する垂直
突起12が形成される。この垂直突起12の内面
は、軸6の外周面をその前方から規制する軸受前
面13となる。
上記のように構成される軸受下面7、軸受上面
11、軸受後面8及び軸受前面13は、軸6の外
周面を四方から取り囲み、また軸受端面9は軸6
の軸芯方向の動きを規制することにより、全体と
して軸受部14を構成する。
また、前記の底面26には、バネ受け部32が
設けられ、そのバネ受け部32とフツク3の元端
下面との間にコイルスプリング33を介在させ、
フツク3の先端のフツク爪23を係止突起24に
所要のバネ力をもつて係合せしめる。
その他、図中35の蓋リング2に設けられた嵌
合突起であり、リブ27の下端面に形成した凹所
36に強嵌され、蓋リング2に設けられた垂直突
起12の位置規制を行う。
上記構成のフツク取付け構造において、フツク
3を取付けるには、第1図に示すように上蓋1と
蓋リング2は分離している状態において、軸6を
フツク3のボス部29の軸孔37に挿通し、コイ
ルスプリング33を圧縮しながらフツク3を凹所
25に嵌める。このとき、ボス部29は水平突起
10の両側に嵌まり(第3図)、軸6は軸受下面
7に支持されると共に、軸受後面8、軸受上面1
1、軸受端面9によりそれぞれ規制される。
次に、蓋リング2の嵌合突起35を上蓋1の凹
所36に強嵌すると共に、垂直突起12を開口5
に挿入したのち、蓋リング2をビス21により上
蓋1の下面に固定する。これにより、軸6は垂直
突起12に形成された軸受前面13によつても規
制される。
上記のように組付けた状態で、軸6の上下面
は、第2図に示すように、軸受下面7と軸受上面
11間ですき間なく保持される。また軸受後面8
と軸受前面13との間には若干のすき間が存在
し、コイルスプリング33のバネ力で軸受前面1
3に押し付けられる。このため軸6は、実際の使
用時においては、軸受下面7、軸受上面11及び
軸受前面13の三面によつて支持・規制される。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案は、フツク3の軸6を
支持する軸受部14を構成する軸受下面7と軸受
上面11が、いずれも上蓋1に設けられるもので
あるため、これらの軸受面を別部材である上蓋1
1と蓋リング2にそれぞれ設ける従来の場合に比
べ、組立誤差や熱変形による軸6の位置ずれが少
なくなる。従つてこの考案によれば、フツク爪2
3と係止突起24の係脱が安定する効果がある。
更に、蓋リング2の嵌合突起35を取手22の
端面の凹所36とを強嵌しているので、垂直突起
12の位置規制が行われ、その垂直突起12に形
成された軸受前面13位置が安定するので、軸6
の回動が円滑になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部を示す分解斜視図、第2
図は同上の組立状態の断面図、第3図は第2図の
−線の断面図、第4図は炊飯器の断面図であ
る。 1……上蓋、2……蓋リング、3……フツク、
4……炊飯器本体、5……開口、6……軸、7…
…軸受下面、8……軸受後面、9……軸受端面、
10……水平突起、11……軸受上面、12……
垂直突起、13……軸受前面、14……軸受部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上蓋1の下面に蓋リング2を固定し、上蓋1に
    設けた取手22の一端部にフツク3を軸着し、そ
    のフツク3の先端を炊飯器本体4の側面に形成し
    た係止突起24に係合するように付勢した炊飯器
    の蓋において、上記フツク3を取付けた取手22
    の一端部に上蓋1の上下方向に開放した開口5を
    設け、この開口5の取手22の両側に軸6をその
    下方から支持する軸受下面7を形成し、その軸受
    下面7に軸6をその後方から支持する軸受後面8
    及び軸6の端面に対向した軸受端面9を設け、上
    記開口5上に上蓋1の外向き水平方向に突出する
    水平突起10を設け、その水平突起10により軸
    6をその上方から支持する軸受上面11を形成
    し、蓋リング2に上記開口5の下方から挿入し
    て、その上面に突出せしめる垂直突起12を設
    け、その垂直突起12により軸6をその前方から
    支持する軸受前面13を形成し、上記の軸受下面
    7、軸受後面8、軸受上面11及び軸受前面13
    によつて構成される軸受部14にフツク3の軸6
    を支持せしめ、上記蓋リング2に設けた嵌合突起
    35を、上記取手22の端面に形成した凹所36
    に強嵌したことを特徴とする炊飯器の蓋。
JP1988164918U 1988-12-19 1988-12-19 Expired - Lifetime JPH0510757Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237229B2 (ja) * 1982-10-27 1987-08-11 Mitsubishi Electric Corp

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0316583Y2 (ja) * 1985-08-20 1991-04-09

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JPS6237229B2 (ja) * 1982-10-27 1987-08-11 Mitsubishi Electric Corp

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