JPH05106966A - 穀粒乾燥機の乾燥制御方式 - Google Patents

穀粒乾燥機の乾燥制御方式

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JPH05106966A
JPH05106966A JP26916791A JP26916791A JPH05106966A JP H05106966 A JPH05106966 A JP H05106966A JP 26916791 A JP26916791 A JP 26916791A JP 26916791 A JP26916791 A JP 26916791A JP H05106966 A JPH05106966 A JP H05106966A
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JP
Japan
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grain
moisture
drying
temperature
chamber
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JP26916791A
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English (en)
Inventor
Eiji Nishino
栄治 西野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】燃焼装置から発生する熱風温度をきめこまかく
制御して、乾燥効率の向上を図ろうとするものである。 【構成】穀温センサ8で検出する穀粒温度と水分センサ
9で検出する穀粒水分から算出する水分偏差とによっ
て、燃焼装置4から発生する熱風温度、繰出バルブ3で
繰出し流下させて循環させる循環量及び排風機7で吸引
排風する吸引風量をファジイ制御しながら穀粒を乾燥す
る。 【効果】検出穀粒温度及び算出される水分偏差によって
熱風温度、循環量及び吸引風量がファジイ制御されるこ
とにより、乾燥効率が向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀粒乾燥機の乾燥制
御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、上部の穀粒貯留室から下部の穀
粒乾燥室へ繰出バルブの回転駆動により、穀粒は繰出流
下されて循環されながら、燃焼装置から発生する熱風を
送風室から該乾燥室へ通風して排風室を経て排風機で吸
引排風することにより、この熱風に晒されて乾燥され
て、この乾燥中の穀粒は水分センサで検出され、仕上目
標水分と同じ穀粒水分が該水分センサで検出されると、
乾燥が終了したとして穀粒の乾燥が停止される。
【0003】この乾燥作業中は、該燃焼装置から発生す
る熱風温度は、設定された熱風温度と同じ温度になるよ
うに、この燃焼装置へ供給される燃焼用燃料量が制御さ
れて乾燥される乾燥制御方式であり、乾燥中の穀粒の温
度及び穀粒水分の偏差等によって熱風温度は制御されな
い乾燥制御方式であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】穀粒乾燥機の穀粒貯留
室内へ収容された穀粒は、繰出バルブの回転駆動によ
り、この貯留室から穀粒乾燥室内へ繰出し流下されて循
環されながら、燃焼装置から設定した温度の熱風が発生
し、この熱風は送風室から該乾燥室を通過して排風室を
経て排風機で吸引排風されることにより、この乾燥室内
を流下中の穀粒は、この熱風に晒されて乾燥され、この
乾燥中の穀粒の水分は水分センサで検出され、仕上目標
水分と同じ穀粒水分が該水分センサで検出されると、穀
粒の乾燥が終了したと検出されて、穀粒の乾燥が停止さ
れる。
【0005】この乾燥作業中は、該燃焼装置から発生す
る熱風温度は、設定熱風温度と同じ温度になるように、
この燃焼装置へ供給される燃焼用燃料量が制御されて穀
粒は乾燥されるが、乾燥中の穀粒温度、及び該水分セン
サで検出する穀粒水分から算出される水分偏差によっ
て、該燃焼装置から発生する熱風温度を制御して乾燥効
率の向上を図ろうとするものであり、又穀粒温度によっ
てきめこまかく熱風温度を制御しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明は、
上部の穀粒貯留室1から下部の穀粒乾燥室2へ繰出バル
ブ3の回転駆動により穀粒を繰出し流下させて循環させ
ながら燃焼装置4から発生する熱風を送風室5から該乾
燥室2へ通風して排風室6を経て排風機7で吸引排風し
て乾燥すると共に、乾燥中の穀粒の温度を検出する穀温
センサ8、及び水分を検出する水分センサ9を設けた穀
粒乾燥機において、該穀温センサ8が検出する穀粒温
度、及び該水分センサ9が検出する穀粒水分より算出す
る水分偏差に基づいて乾燥制御手段で該燃焼装置4から
発生する該熱風の温度を制御することを特徴とする乾燥
制御方式の構成とする。
【0007】又、該穀温センサ8が検出する穀粒温度及
び該水分センサ9が検出する穀粒水分より算出する水分
偏差に基づいて乾燥制御手段で該繰出バルブ3で穀粒を
繰出し流下させて循環させる循環量及び該排風機7で吸
引排風する吸引風量を制御する乾燥制御方式の構成とす
る。
【0008】
【発明の作用】穀粒乾燥機の穀粒貯留室1内へ収容され
た穀粒は、繰出バルブ3の回転駆動により、この貯留室
1から穀粒乾燥室2内へ繰出し流下されて循環されなが
ら、燃焼装置4から設定した熱風が発生し、この熱風は
送風室5から該乾燥室2を通過して排風室6を経て排風
機7で吸引排風されることにより、この乾燥室2内を流
下中の穀粒は、この熱風に晒されて乾燥され、この乾燥
中の穀粒の水分は水分センサ9で検出され、仕上目標水
分と同じ穀粒水分が該水分センサ9で検出されると、穀
粒の乾燥が終了したと検出されて、該乾燥機は自動停止
制御されて穀粒の乾燥が停止される。
【0009】この乾燥作業中は、乾燥中の穀粒の温度が
穀温センサ8で検出され、又該水分センサ9が検出する
穀粒水分から水分偏差が算出され、これら検出された穀
粒温度と算出された水分偏差とによって、ファジイ制御
により、該燃焼装置4から発生する熱風温度が制御され
ながら穀粒は乾燥される。又これら穀粒温度と水分偏差
とによって、ファジイ制御により、該繰出バルブ3で繰
出し流下させて循環させる循環量及び該排風機7で吸引
排風する吸引風量が制御されながら穀粒は乾燥される。
【0010】
【発明の効果】この発明により、乾燥中の検出穀粒温度
及び検出穀粒水分から算出される水分偏差により、熱風
温度、循環量及び吸引風量等がファジイ制御されること
により、穀粒の乾燥効率が向上すると同時に、最適な穀
粒乾燥ができることにより、穀粒に胴割や脱ぷが発生し
て穀粒の品質を低下させることがなくなり、又燃焼用燃
料量を低減させることができた。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図例は、穀粒を乾燥する循環型の穀粒乾燥機1
0に穀粒水分を検出する水分センサ9及び熱風が発生す
る燃焼装置4を装着した状態を示すものである。前記乾
燥機10は、前後方向に長い長方形状で機壁11上部に
は、移送螺旋を回転自在に内装した移送樋12及び天井
板13を設け、この天井板13下側には穀粒を貯留する
穀粒貯留室1を形成している。
【0012】前記貯留室1下側において、左右両側の排
風室6,6と中央部の送風室5との間には左右の穀粒乾
燥室2,2を設けた構成であり、この乾燥室2,2下部
には穀粒を繰出し流下させる繰出バルブ3,3を回転自
在に軸支している。該送風室5内には、この送風室5内
の熱風温度を検出する熱風温度センサ14を設けた構成
としている。
【0013】前記乾燥室2,2下側には移送螺旋を回転
自在に内装した集穀樋15を連通させた構成としてい
る。前記機壁11正面側において、前記送風室5入口側
に対応すべくこの機壁11外側面には、バーナ16を内
装したバーナケース17を着脱自在に装着すると共に、
このバーナ16、前記水分センサ9及び前記乾燥機10
を張込、乾燥及び排出の各作業別に始動及び停止操作す
る操作装置8を着脱自在に装着して設けている。
【0014】又前記機壁11の背面側には左右の前記排
風室6,6に連通しうる排風路室19を形成し、この排
風路室19中央後部側排風胴20には排風機7及びこの
排風機7を変速回転駆動する変速用の排風機モータ21
を設け、該排風機7で吸引排風する吸引風量を変更する
構成としている。22は変速用のバルブモータで前記繰
出バルブ3,3を減速機構を介して変速回転駆動する構
成であり、該繰出バルブ3,3で繰出し循環する穀粒の
循環量を変更する構成としている。
【0015】前記バーナケース17下板外側には、燃料
バルブを有する燃料ポンプ22′を設け、この燃料バル
ブの開閉によりこの燃料ポンプ22′で燃料タンク23
内の燃料を吸入して前記バーナ16へ供給する構成であ
り、又上板外側には、送風機24を変速回転駆動する変
速用の送風機モータ25を設け、供給燃料量に見合った
燃焼用空気を該バーナ16へこの送風機24で送風する
構成の前記燃焼装置4としている。
【0016】前記移送樋12底板の前後方向中央部に
は、移送穀粒を前記貯留室1内へ供給する供給口を設
け、この供給口の下側にはこの貯留室1内へ穀粒を均等
に拡散還元する拡散盤26を設けた構成としている。昇
穀機27は、前記機壁11前外部に設けられ、内部には
バケットコンベア28付ベルトを張設してなり、上端部
は、前記移送樋12始端部との間において投出筒29を
設けて連通させ、下端部は、前記集穀樋15終端部との
間において供給樋30を設けて連通させた構成としてい
る。
【0017】31は昇穀機モータで、該バケットコンベ
ア28付ベルト、前記移送樋12内の前記移送螺旋及び
前記拡散盤26等を回転駆動する構成とし、又前記集穀
樋15内の前記移送螺旋を該バケットコンベア28付ベ
ルトを介して回転駆動する構成としている。前記供給樋
30内壁部には、この供給樋30内を通過する穀粒の温
度を検出する穀温センサ8を設けた構成であり、又前記
集穀樋15を形成する流下棚部に該穀温センサ8を設け
た構成とするもよい。
【0018】前記昇穀機27の上下方向ほぼ中央部に
は、穀粒水分を検出する前記水分センサ9を設けてい
る。この水分センサ9は前記操作装置18からの電気的
測定信号の発信により、水分モータ32が回転してこの
水分センサ9の各部が回転駆動され、前記バケットコン
ベア28で上部へ搬送中に落下する穀粒を受け、この穀
粒を挾圧粉砕すると同時に、この粉砕穀粒の水分を検出
する構成としている。
【0019】前記操作装置18は、箱形状でこの箱体の
表面板には、前記乾燥機10を張込、乾燥及び排出の各
作業別に始動操作する始動スイッチ33、停止操作する
停止スイッチ34、該乾燥機10で乾燥する穀粒の仕上
目標水分を設定する水分設定抓み35、前記バーナ16
から発生する熱風温度を設定する穀物種類設定抓み36
及び張込量設定抓み37を設け、又各種項目をデジタル
表示するデジタル表示部38を設けた構成としている。
【0020】又内部には、前記水分センサ9、前記穀温
センサ8及び前記熱風温度センサ14が検出する検出値
をA−D変換するA−D変換器39、このA−D変換器
39で変換された変換値が入力される入力回路40、該
スイッチ33,34の操作及び該設定抓み35,36,
37の操作が入力される入力回路41、これら入力回路
40,41から入力される各種入力値を算術論理演算及
び比較演算等を行なうCPU42、このCPU42から
指令される各種指令を受けて出力する出力回路43等よ
りなる制御装置44を内蔵する構成であり、該CPU4
2内にはフィジイ制御器を有する構成であり、該設定抓
み35,36,37はロータリースイッチ方式とし、操
作位置によって所定の数値及び種類等が設定される構成
としている。
【0021】前記制御装置44による穀粒の乾燥制御
は、下記の如く行なわれる構成である。即ち、前記バー
ナ16から発生する熱風温度の制御、前記繰出バルブ3
で繰出し流下させて循環させる循環量の制御及び前記排
風機7で吸引排風する吸引風量の制御は、ファジイ制御
にて行なわれる構成であり、前記水分センサ9が検出す
る複数回の穀粒水分が該CPU42へ入力され、この入
力から平均穀粒水分及び水分偏差が算出される構成であ
り、又前記穀温センサ8が検出する穀粒温度が該CPU
42へ入力される構成であり、ファジイ制御のメンバー
シップ関数として、例えば、図2の如く、検出穀粒温
度、図3の如く、算出水分偏差、図4の如く、前記燃料
バルブのON−TIME、図7の如く、該繰出バルブ3
が繰出し流下させて循環させる循環量及び図9の如く、
該排風機7が吸引排風する吸引風量を複数のグレードに
分割して該CPU42へ設定して記憶させた構成として
いる。
【0022】又制御ルールマップとして、穀粒温度と水
分偏差とを、図5の如く、複数段階に分割して前記CP
U42へ設定して記憶させた構成としている。上記の如
く、設定記憶のメンバーシップ関数及び制御ルールマッ
プ等により、前記燃料バルブのON−TIMEの制御
は、下記の如く行われる構成であり、例えば、前記穀温
センサ8が検出した穀粒温度が35℃であり、前記水分
センサ9が検出した穀粒水分より算出された水分偏差が
0.022であったとすると、図6の如く、穀粒温度3
5℃と水分偏差0.022とから、図5のグレード別の
該燃料バルブのON−TIME(斜視線部)が検出さ
れ、この各グレード別のON−TIME(斜視線部)が
合成されて、この合成ON−TIME(斜視線部)が検
出され、この合成ON−TIME(斜視線部)のX軸方
向とY軸方向との両者の重心位置(YA)が検出され、
0(Z0)位置よりY軸方向の重心位置(YA)が
(イ)方向側であれば+側へのON−TIMEが補正と
なり、(ロ)方向側であれば−側へのON−TIMEが
補正となる構成であり、ファジイ推論結果で求められる
この0(Z0)から重心位置(YA)までの距離によっ
て補正される補正量が検出される構成であり、前記設定
抓み36,37の操作位置より、設定された熱風温度よ
り、該燃料バルブのON−TIMEは設定記憶の38m
secに制御中であったとすると、重心位置(YA)が
−2であり、このON−TIME38msecは36m
secに補正されて、この36msecにON−TIM
Eが設定され、制御中の熱風温度がON−TIME変更
により、所定温度低温度に変更制御されて、穀粒は乾燥
される構成としている。尚図6は、MAX−MIN法に
よっていずれか低い側が採用されて、ON−TIMEが
補正される構成であり、又図6は、図5の各グレードの
内の一部のみを記載した図であり、検出穀粒温度及び算
出水分偏差の両者共に、各グレードの範囲内にないと検
出されたときは、データなしと処理される構成としてい
る。
【0023】前記繰出バルブ3で繰出し流下させて循環
させる循環量の制御は、下記の如く行われる構成であ
り、例えば、前記穀温センサ8が検出した穀粒温度が3
5℃であり、前記水分センサ9が検出した穀粒水分より
算出された水分偏差0.022であったとすると、図8
の如く、穀粒温度35℃と水分偏差0.022とから、
図5の各グレード別の循環量(斜視線部)が検出され、
このグレード別の循環量(斜視線部)が合成されて、こ
の合成循環量(斜視線部)が検出され、この合成循環量
(斜視線部)のX軸方向とY軸方向との両者の重心位置
(YA)が検出され0(Z0)位置から重心位置(Y
A)が検出される構成であり、ファジイ推論結果で求め
られるこの0(Z0)から重心位置(YA)までの距離
によって、現在制御中の循環量を変更する循環量が検出
される構成であり、現在制御中の循環量を、検出された
循環量の2.5(t/hr)になるように、前記バルブ
モータ22の回転数が増減制御されて、該繰出バルブ3
の回転数が増減制御されて、検出された循環量の2.5
(t/hr)に制御される構成としている。尚図8は、
MAX−MIN法によっていずれか低い側が採用され
て、循環量が変更される構成であり、又図8は、図5の
各グレードの内の一部のみを記載した図であり、検出穀
粒温度及び算出水分偏差の両者共に、各グレードの範囲
内にないと検出されたときは、データなしと処理される
構成としている。
【0024】前記排風機7で吸引排風する吸引風量の制
御は、下記の如く行なわれる構成であり、例えば、前記
穀温センサ8が検出した穀粒温度が35℃であり、前記
水分センサ9が検出した穀粒水分より算出された水分偏
差が0.022であったとすると、図10の如く、穀粒
温度35℃と水分偏差0.022とから、図5の各グレ
ード別の吸引風量(斜視線部)が検出され、この各グレ
ード別の吸引風量(斜視線部)が合成され、この合成吸
引風量(斜視線部)が検出され、この合成吸引風量(斜
視線部)のX軸方向とY軸方向と両者の重心位置(Y
A)が検出され、0(Z0)位置から重心位置(YA)
が検出される構成であり、ファジイ推論結果で求められ
るこの0(Z0)から重心位置(YA)までの距離によ
って、現在制御中の吸引風量を変更する吸引風量が検出
される構成であり、現在制御中の吸引風量を、検出され
た吸引風量の1.45(m3/sec)になるように、
前記排風機モータ21の回転数が増減制御されて、該排
風機7の回転数が増減制御されて、検出された吸引風量
の1.45(m3/sec)に制御される構成としてい
る。尚図10は、MAX−MIN法によっていずれか低
い側が採用されて、吸引風量が変更される構成であり、
又図10は、図5の各グレード内の一部のみを記載した
図であり、検出穀粒温度及び算出水分偏差の両者共に、
各グレードの範囲内にないと検出されたときは、データ
なしと処理される構成としている。
【0025】併せて、前記制御装置44は次の機能を有
する。乾燥制御は、下記の如く行なわれる構成であり、
前記水分設定抓み35を操作して設定した仕上目標水分
と同じ穀粒水分を前記水分センサ9が検出すると、穀粒
の乾燥が終了したとして、前記乾燥機10を自動停止し
て、穀粒の乾燥を停止する構成としている。又乾燥開始
時は、前記設定抓み36,37の操作によって設定され
る前記バーナ16から発生する設定熱風温度と、前記熱
風温度センサ14が検出する検出熱風温度とが比較さ
れ、相違していると設定熱風温度と同じ温度になるよう
に、前記燃料バルブの開閉回数が制御されて、前記燃料
ポンプ22′で前記燃料タンク23より吸入する燃料量
が制御される構成であり、穀粒温度及び穀粒水分の検出
が開始されると、前記の熱風温度の制御になる構成とし
ている。
【0026】以下、上記実施例の作用について説明す
る。操作装置18の設定抓み35,36,37を所定位
置へ操作し、穀粒の乾燥作業を開始する始動スイッチ3
8を操作することにより、穀粒乾燥機10の各部、バー
ナ16及び水分センサ9等が始動し、該バーナ16から
熱風が発生し、この熱風は送風室5から穀粒乾燥室2,
2を通過して排風室6,6及び排風路室19を経て該排
風機7で吸引排風されることにより、穀粒貯留室1内へ
収容された穀粒は、この貯留室1から該乾燥室2,2内
を流下中にこの熱風に晒されて乾燥され、繰出バルブ
3,3で下部へと繰出されて流下して集穀樋15から供
給樋30を経て昇穀機27内へ下部の移送螺旋で移送供
給され、バケットコンベア28で上部へ搬送されて投出
筒29を経て移送樋12内へ供給され、この移送樋12
から拡散盤26上へ上部の移送螺旋で移送供給され、こ
の拡散盤26で該貯留室1内へ均等に拡散還元されて循
環乾燥され、該水分設定抓み35を操作して設定した仕
上目標水分と同じ穀粒水分を該水分センサ9が検出する
と、穀粒の乾燥が終了したと検出され、制御装置44で
自動制御して該乾燥機10が自動停止され、穀粒の乾燥
が停止される。
【0027】この乾燥作業中は、乾燥中の穀粒温度が穀
温センサ8で検出され、又該水分センサ9が検出する穀
粒水分から水分偏差が算出され、これら検出された穀粒
水分と算出された水分偏差とによって、ファジイ制御に
より、該バーナ16から発生する熱風温度、該繰出バル
ブ3で繰出し流下させて循環させる穀粒の循環量及び該
排風機7で吸引排風する吸引風量を制御しながら、穀粒
は乾燥される。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示す。
【図1】ブロック図。
【図2】穀粒温度とグレードとの関係図。
【図3】水分偏差とグレードとの関係図。
【図4】燃料バルブON−TIMEとグレードとの関係
図。
【図5】穀粒温度と水分偏差との関係図。
【図6】穀粒温度及び水分偏差と燃料バルブON−TI
MEとの関係図。
【図7】循環量とグレードとの関係図。
【図8】穀粒温度及び水分偏差と循環量との関係図。
【図9】吸引風量とグレードとの関係図。
【図10】穀粒温度及び水分偏差と吸引風量との関係
図。
【図11】穀粒乾燥機の一部破断せる全体側面図。
【図12】図11のA−A拡大断面図。
【図13】穀粒乾燥機の一部の一部破断せる拡大正面
図。
【符号の説明】
1 穀粒貯留室 2 穀粒乾燥室 3 繰出バルブ 4 燃焼装置 5 送風室 6 排風室 7 排風機 8 穀温センサ 9 水分センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部の穀粒貯留室1から下部の穀粒乾燥
    室2へ繰出バルブ3の回転駆動により穀粒を繰出し流下
    させて循環させながら燃焼装置4から発生する熱風を送
    風室5から該乾燥室2へ通風して排風室6を経て排風機
    7で吸引排風して乾燥すると共に、乾燥中の穀粒の温度
    を検出する穀温センサ8、及び水分を検出する水分セン
    サ9を設けた穀粒乾燥機において、該穀温センサ8が検
    出する穀粒温度、及び該水分センサ9が検出する穀粒水
    分より算出する水分偏差に基づいて乾燥制御手段で該燃
    焼装置4から発生する該熱風の温度を制御することを特
    徴とする乾燥制御方式。
  2. 【請求項2】 上部の穀粒貯留室1から下部の穀粒乾燥
    室2へ繰出バルブ3の回転駆動により穀粒を繰出し流下
    させて循環させながら燃焼装置4から発生する熱風を送
    風室5から該乾燥室2へ通風して排風室6を経て排風機
    7で吸引排風して乾燥すると共に、乾燥中の穀粒の温度
    を検出する穀温センサ8、及び水分を検出する水分セン
    サ9を設けた穀粒乾燥機において、該穀温センサ8が検
    出する穀粒温度、及び該水分センサ9が検出する穀粒水
    分より算出する水分偏差に基づいて乾燥制御手段で該繰
    出バルブ3で穀粒を繰出し流下させて循環させる循環量
    を制御することを特徴とする乾燥制御方式。
  3. 【請求項3】 上部の穀粒貯留室1から下部の穀粒乾燥
    室2へ繰出バルブ3の回転駆動により穀粒を繰出し流下
    させて循環させながら燃焼装置4から発生する熱風を送
    風室5から該乾燥室2へ通風して排風室6を経て排風機
    7で吸引排風して乾燥すると共に、乾燥中の穀粒の温度
    を検出する穀温センサ8、及び水分を検出する水分セン
    サ9を設けた穀粒乾燥機において、該穀温センサ8が検
    出する穀粒温度、及び該水分センサ9が検出する穀粒水
    分より算出する水分偏差に基づいて乾燥制御手段で該排
    風機7で吸引排風する吸引風量を制御することを特徴と
    する乾燥制御方式。
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