JPH05106233A - 建物の基礎部構造 - Google Patents

建物の基礎部構造

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JPH05106233A
JPH05106233A JP26614591A JP26614591A JPH05106233A JP H05106233 A JPH05106233 A JP H05106233A JP 26614591 A JP26614591 A JP 26614591A JP 26614591 A JP26614591 A JP 26614591A JP H05106233 A JPH05106233 A JP H05106233A
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building
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seismic
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jacks
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貴志 石鎚
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耕作 住田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不同沈下による建物の傾きを簡単に修正する
ことができて、杭基礎の省略化を可能にした建物の基礎
部構造を提供する。 【構成】 基礎スラブ１の上に基礎梁２を前記基礎スラ
ブ１と分離した状態に構成し、当該基礎スラブ１の両側
に地震力などの水平外力による建物の横移動を阻止し、
かつ建物のジャッキアップ時の基礎梁２のガイド部材お
よびジャッキの反力台となる耐震ストッパー４を設け、
この耐震ストッパー４の上に建物をジャッキアップする
際にジャッキ５を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の不同沈下を修
正できるようにした建物の基礎部構造に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、埋め立て地などの軟弱地盤に建
つ建物には、将来発生する不同沈下に備えて杭基礎工法
が適用される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】杭基礎工法は支持地盤
が深かったりすると、工事が難行するだけでなく、工事
に多大な手間・暇を費やし、工事費が大幅に嵩むという
課題があった。
【０００４】この発明はこのような前記従来の課題を解
消するために提案されたもので、不同沈下による建物の
傾きを簡単に修正することができて、杭基礎の省略化を
可能にした建物の基礎部構造を提供することを目的とす
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる建物の
基礎部構造は、基礎スラブの上に基礎梁を前記基礎スラ
ブと分離した状態に構成し、当該基礎スラブの両側に地
震力などの水平外力による建物の横移動を阻止し、かつ
建物のジャッキアップ時の基礎梁のガイド部材およびジ
ャッキの反力台となる耐震ストッパーを設け、この耐震
ストッパーの上に建物をジャッキアップするためのジャ
ッキを設けることにより構成されている。
【０００６】
【実施例】図１はこの発明の一実施例を示す建物基礎部
の縦断面図である。図において、鉄筋コンクリート構造
の基礎スラブ１の上に建物の基礎梁２が構築されてい
る。
【０００７】基礎梁２は基礎スラブ１と同様に鉄筋コン
クリートより構成され、かつ基礎スラブ１と別体に構築
されている。
【０００８】また、柱３が建つ基礎梁交差部の両側には
鉄筋コンクリート造のブロックからなる耐震ストッパー
4,4 が設置され、この耐震ストッパー4,4 の上にジャッ
キ5,5 がそれぞれ設置され、かつこのジャッキ5,5 に対
応して床スラブ６の下側にコンクリートブロックなどか
らなる受け座7,7 が取り付けられている。 耐震ストッ
パー4,4 は地震力などの水平外力による建物の横移動を
阻止する働きを有し、また、ジャッキアップ時の基礎梁
２のガイド部材およびジャッキ5,5 の反力台となるもの
である。
【０００９】このような構成において、建物に不同沈下
が生じたときは、ジャッキ5,5 によって基礎梁２より上
の部分を必要量ジャッキアップするとともに、基礎スラ
ブ１と基礎梁２との間にモルタルやコンクリートを充填
することにより不同沈下による建物の傾きを修正する。
【００１０】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため以下に記載するような効果を有する。
【００１１】不同沈下が生ずる度に建物をジャッキアッ
プして建物の傾きを簡単に修正することができる。
【００１２】また、軟弱地盤に構築する場合でも、必ず
しも杭基礎は必要でなくなり、工期の大幅短縮化および
工事費の大幅低減化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】建物基礎部の縦断面図である。
【図２】建物基礎部の平面図である。
【図３】建物基礎部の拡大縦断面図である。
【図４】建物基礎部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
１…基礎スラブ、２…基礎梁、３…柱、４…耐震ストッ
パー、５…ジャッキ、６…床スラブ、７……受け座。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 基礎スラブの上に基礎梁を前記基礎スラ
    ブと分離した状態に構成し、当該基礎スラブの両側に地
    震力などの水平外力による建物の横移動を阻止し、かつ
    建物のジャッキアップ時の基礎梁のガイド部材およびジ
    ャッキの反力台となる耐震ストッパーを設け、この耐震
    ストッパーの上に建物をジャッキアップするためのジャ
    ッキを設けたことを特徴とする建物の基礎部構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009007806A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Takenaka Komuten Co Ltd フローティング基礎
JP2013032676A (ja) * 2011-05-31 2013-02-14 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk 構築物基礎と構築物基礎の傾斜修復方法
CN110629814A (zh) * 2019-10-18 2019-12-31 南京工业大学 一种高层剪力墙结构顶升纠偏装置及操作方法
JP2020139377A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 佐々木　宏幸 建築ベタ基礎構造体及びその施工方法。

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