JPS63171924A

JPS63171924A - 杭基礎構造物の耐震補強工法

Info

Publication number: JPS63171924A
Application number: JP21287A
Authority: JP
Inventors: Yoshio Wakamei; 善雄若命; Hideo Kobayashi; 英雄小林; Masato Majima; 正人真島; Yoshiaki Nagataki; 慶明長瀧
Original assignee: Taisei Corp
Current assignee: Taisei Corp
Priority date: 1987-01-06
Filing date: 1987-01-06
Publication date: 1988-07-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は地下室や根入れ部を持たない杭基礎構造物の耐
震補強工法に係るものである。

（従来の技術）従来この種の構造物（Ａ）は第５図及び第６図に示すよ
うに、支持地盤（ａ）に到達するように地盤（１））に
貫入された杭（０）上に構築されている。図中（ｄ）は
基礎梁である。

（発明が解決しようとする問題点）この場合、地震水平外力Ｆを全て杭（０）の水平抵抗抗
力ＦＰ（＝Ｆ）　　で負担しなくてはならず、杭頭部や
抗体の破壊を生起し易いという問題点があった。

（問題点を解決するための手段）本発明はこのような問題点を解決するために提案された
杭基礎構造物の耐震補強工法に係シ、地下室や根入れ部
のない、杭基礎によって支持された構造物の基礎梁及び
／または基礎スラブに、短尺の補助杭を構築し、地震時
に杭に加わる水平力を同補助杭にも分担せしめることに
よって、前記の問題点を解決するものである。

（作用）本発明に係る耐震補強工法においては前記したように、
地下室や根入れ部の表い、杭基礎によって支持された構
造物の基礎梁及び／ま九は基礎スラブに、短尺の補助杭
を構築したので、地震時に生じる水平力が前記杭基礎の
みならず補助杭にも分担されるので、前記杭基礎の杭に
かかる水平力が低減されることとなる。

（発明の効果）、　　このように本発明に係る耐震補強工法によれば、
地震時に加わる水平外力が前記補助杭にも分担され、基
礎杭にかかる水平力が低減される結果、回続の杭頭、ま
たは杭自体の破壊が防止される。

また本発明の工法によれば前記構造物の基礎梁及び／ま
たは基礎スラブに、支持層に到達しない短尺の補助杭を
構築するだけで前記構造物の耐震補強が行なわれるので
、基礎杭自体を補強しなければならない従来の耐震補強
工法に比して施工が著しく簡略化されるものである。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

第１図及び第２図は本発明の第１の実施例を示し、（１
）は支持地盤（２）に到達するまで地盤（３）内に貫入
された基礎杭で、回続（１）上に地下室や基礎根太れ部
を持たない構造物（勾が構築されている。

而して前記構造物四の基礎梁（４）または基礎スラブ（
５）、若しくはこの両者（４）（５）に支持地盤（３）
にまで到達しない短尺の補助杭（６）を構築する。

図示の実施例は前記したように構成されているので、地
震時に生じる水平力Ｆを基礎杭（１）のみならず補助杭
（６）にも分担させ、基礎杭（１）の水平抵抗力Ｆ’Ｐ
、と補助杭（６）の水平抵抗力Ｆ、との和（１’ｐ＋Ｆ
りによって前記地震の水平力Ｆに抵抗せしめ、かくして
基礎杭（１）にかかる水平力を低減せしめ、同基礎杭（
１）の杭頭及び杭自体の破壊を防止するものである。

第３図及び第４図は本発明を既存構造物０の杭基礎補強
に適用した本発明の第２の実施例を示し、前記構造物Ｏ
）の外周に基礎梁（７）を持った基礎スラブ（８）を構
築し、同基礎梁（力または基礎スラブ（８）、若しくは
この両者（力（８）に短尺の補助杭（６）を成る間隔を
おいて構築し、同補助杭（６）に二つても地震時に生じ
る水平力を分担させ、前記構造物Ｏ）の基礎杭（１）に
かかる水平力を低減し、同基礎杭（１）の杭頭、または
杭自体の破壊を防止する。

なおこの際、基礎スラブ（８）と既存構造物ｐ）との接
合部は剛結合とすることなくアスファルト―またはこれ
に替る粘性体（９）を前記接合部に介在せしめ、基礎ス
ラブ（８）が既存構造物（Ｇ）に対して上下方向に滑動
できるようにしておき、基礎スラブ（８）、基礎梁（７
）及び補助杭（６）の自重が既存構造物（Ｇ）にかから
ないようにするものである。

このように前記実施例によれば既存構造物Ｏ）の杭基礎
の耐震補強に際して、既存基礎及び杭に取合い工事が不
要であシ、既存構造物Ｏ）を使用中においても補強工事
を平行して行なうことができる。

以上本発明を実施例について説明したが、本発明は勿論
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施し
うるものである。。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る杭基礎構造物の耐震補強工法の一
実施例の実施状況を示す基礎伏図、第２図は第１図の■
−■線に沿って截断した縦断面図、第３図は本発明に係
る杭基礎構造物の耐震補強工法の他の実施例の実施状況
を示す基礎伏図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿っ
て截断した縦断面図、第５図は従来の杭基礎構造物の基
礎伏図、第６図は第５図の■−■線に沿って截断した縦
断面図である。（Ａ）・・・構造物　　　　　　ＩＧ）・・・既存構造
物（１）・・・基礎杭　　　　　　（４）・・・基礎梁
（５）・・・基礎スラブ　　　　（６）・・・補助杭（
７）・・・基礎梁　　　　　　（８）・・・基礎スラブ
代理人　弁理士　　岡　本　重　文外２名第４図

Claims

【特許請求の範囲】

地下室や根入れ部のない、杭基礎によって支持された構
造物の基礎梁及び／または基礎スラブに、短尺の補助杭
を構築し、地震時に杭に加わる水平力を同補助杭にも分
担せしめることを特徴とする杭基礎構造物の耐震補強工
法。