JPH05104438A - スライシング装置における目立てドレス方法及びその装置 - Google Patents

スライシング装置における目立てドレス方法及びその装置

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JPH05104438A
JPH05104438A JP26927791A JP26927791A JPH05104438A JP H05104438 A JPH05104438 A JP H05104438A JP 26927791 A JP26927791 A JP 26927791A JP 26927791 A JP26927791 A JP 26927791A JP H05104438 A JPH05104438 A JP H05104438A
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JP
Japan
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blade
cutting
cutting resistance
dressing
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP26927791A
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English (en)
Inventor
Hisao Ouchi
久生 大内
Tatsumi Hamazaki
辰己 濱崎
Keiji Kawaguchi
桂司 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェハ切断時に切削抵抗を検出し、自動的に
内周刃をドレスして目立てを行なう。 【構成】 高速回転するブレード3の内周刃5に対して
ワーク8をブレード3の半径方向に移動させることによ
りワーク3を一定厚さに切断してウェハを切り出すよう
になっているスライシング装置において、ワーク切断時
の切削抵抗を検出し、該切削抵抗の大きさに基づいて、
内周刃5に対向して設けた電極13とブレード3との間
に電圧を印加して内周刃5の電解ドレスを行ない、切削
抵抗を一定に保持する。この方法を実施する装置は、ワ
ーク保持部10に設けられ、ワーク切断時の切削抵抗を
検出する切削抵抗検出手段12と、内周刃5に対向して
配置した電極13と、該電極13とブレード3との間に
電解ドレス用の直流電圧を印加する電源装置14と、前
記切削抵抗検出手段12からの切削抵抗の大きさに基づ
いて電源装置14をオン,オフする制御手段15とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワークを一定厚さに切断
して集積回路用シリコンウェハ等を切り出すスライシン
グ装置における目立てドレス方法及びその装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】スライシング装置は、円形開口縁部に内
周刃を有するブレードを回転させる一方、当該ブレード
の開口部にシリコンインゴットからなる円柱状のワーク
の先端部を導入して、半径方向に移動させることによ
り、ワークを一定厚さに切断してウェハを切り出すよう
になっている。このスライシング装置では、内周刃の刃
面の目詰まりにより切削能力が低下し、切断面の粗さが
低下したり、切り出されるウェハに反りが生じたりす
る。従来、このような目詰まりにより切削抵抗が増加す
ると、加工を停止して内周刃の刃面にホワイトストーン
を当てて手動によりドレスを行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ハ
ンドドレスによる目立てドレス方法では、ホワイトスト
ーンを当てる時間及びドレス量は経験値に基づいてお
り、その作業は熟練を必要とし、極めて困難であるとい
う問題があった。本発明はかかる問題点を解決するのを
課題とし、ウェハ切断時に切削抵抗を検出し、自動的に
内周刃のドレスを行なって目立てすることができるスラ
イシング装置における目立てドレス方法及びその装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る目立てドレス方法は、高速回転するブ
レードの内周刃に対してワークをブレードの半径方向に
移動させることによりワークを一定厚さに切断してウェ
ハを切り出すようにしたスライシング装置において、ワ
ーク保持部に設けられ、ワーク切断時の切削抵抗を検出
し、該切削抵抗の大きさに基づいて、内周刃に対向して
設けた電極とブレードとの間に電圧を印加して内周刃の
電解ドレスを行ない、切削抵抗を一定に保持するもので
ある。また、本発明に係る目立てドレス装置は、前記ス
ライシング装置において、ワーク切断時の切削抵抗を検
出する切削抵抗検出手段と、内周刃に対向して配置した
電極と、該電極とブレードとの間に電解ドレス用の直流
電圧を印加する電源装置と、前記切削抵抗検出手段から
の切削抵抗の大きさに基づいて電源装置をオン,オフす
る制御手段とを備えたものである。
【0005】
【作用】一般に、スライシング装置では、内周刃に目詰
まりが生じると、切削能力が低下し、ワークの送りに対
して切削速度が遅れ、ワークの保持部における切削抵抗
が増加する。したがって、本発明に係る目立てドレス方
法において、切削抵抗を検出すれば、その切削抵抗の増
加によって刃面に目詰まりが生じたことが検出される。
そして、この切削抵抗の大きさに基づいて電極とブレー
ドとの間に電圧を印加すれば、刃面が電解ドレスされ、
目立てが行なわれる。この結果、内周刃の切れ味が良く
なって切削抵抗が減少し、切削能力が回復する。
【0006】また、本発明に係る目立てドレス装置で
は、切削抵抗検出手段が切削抵抗を検出すると、制御装
置はこの切削抵抗が許容値以上であれば電源装置をオン
する。この結果、電源装置より電極とブレードとの間に
直流電圧が印加され、内周刃の刃面が電解ドレスされて
目立てが行なわれる。これにより、内周刃の切れ味が良
くなって切削抵抗が減少し、切削能力が回復する。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明に係る目立てドレス装置を備えた
スライシング装置を示す。皿形のディスク1は主軸2の
端部に固着され、ブレード3はディスク1の外周端部に
その外周縁が支持されている。このブレード3の中央に
は、開口部4(図3参照)が形成され、該開口部4の縁
に内周刃5が設けられている。内周刃5は、図2に示す
ように、ダイヤモンドからなる切刃6をニッケル等の金
属製ボンド7によって固着したものである。前記ブレー
ド3は、ディスク1が主軸2と一体に回転駆動すると、
図3に示すように、矢印r方向に高速回転するようにな
っている。
【0008】シリコンインゴット等からなる円柱状のワ
ーク8は、その基端が送りテーブル9に主軸2と平行に
進退可能に設けられた保持部材10に保持されている。
そして、この保持部材10をブレード3に向かって進出
させることによりワーク8の先端がブレード3の開口部
4に導入されて裏側に突出するとともに、送りテーブル
9を水平に移動させることにより、図3に示すように、
x方向に横送りされ、高速回転する内周刃5によって所
定の厚さに切断され、ウェハが切り出されるようになっ
ている。なお、ワーク8の切落とし側にはカーボン製の
スライスベース11が接着され、切離し時にワーク8に
欠損が生じないようになっている。
【0009】このスライシング装置には、切削抵抗検出
センサ12と、電解ドレス用電極13と、電源装置14
と、制御装置15とからなる目立てドレス装置が設けら
れている。切削抵抗検出センサ12は、ワーク8の保持
部材10に設けられ、ワーク切断時の切削抵抗を検出し
てその大きさに応じた信号を出力するようになってい
る。電解ドレス電極13は、ワーク8の切断位置と反対
側の位置において、図2に示すように、内周刃5の刃面
を取り囲むように近接して配置されている。そして、こ
の電極13と内周刃5との間にクーラントが流通するよ
うにクーラント噴射ノズル16が配設されている。
【0010】電源装置14は、その+側がブレード3に
接続され、−側が電極13に接続され、ブレード3と電
極13の間に直流電圧を印加するようになっている。制
御装置15は、データベース17と、マイクロプロセッ
サ18とからなっている。マイクロプロセッサ18は、
切削抵抗検出センサ12からの信号とデータベース17
に記憶されたデータとを比較して、その切削抵抗が許容
値以上であれば電源装置14をオンしてブレード3と電
極13の間に直流電圧を印加させるようになっている。
【0011】以上の構成からなるスライシング装置にお
いて、高速回転するブレード3の内周刃5に対してワー
ク8をブレード3の半径方向に送ると、図4に示すよう
に、切削抵抗は切込み開始時点より増加してゆき、ワー
ク8の中心を切断する時点で最大となり、その後ウェハ
が切離されるまで低下する。このワーク8の切断中に、
内周刃5の刃面が摩耗や目づまりを起こしてその切れ味
が悪くなって来ると、図4中破線で示すように、切削抵
抗が増加し始める。切削抵抗検出センサ12は、ワーク
8の最大切削抵抗Rを検出してその大きさに応じた信号
を検出する。制御装置15のマイクロプロセッサ18
は、切削抵抗検出センサ12からの信号とデータベース
17のデータとを比較し、切削抵抗が許容値以内である
か否かを判定し、許容値を越えていれば電源装置14を
オンする。
【0012】これにより、電源装置14よりブレード3
と電極13の間に直流電圧が印加され、内周刃5の刃面
が電解ドレスされる。すなわち、刃面のニッケルボンド
7がイオン化されてクーラント液中に溶出し、また刃面
が電気的に活性化されて刃先6間の切り屑等が流出する
ことにより、刃先6が突出して目立てが行なわれる。こ
の結果、内周刃5の切れ味が良くなり、切削抵抗が減少
する。そして、切削抵抗が許容値以下になれば、マイク
ロプロセッサ18が電源装置14をオフするので、内周
刃5の電解ドレスが終了する。
【0013】なお、前記実施例では、制御装置15のマ
イクロプロセッサ18は、切削抵抗が許容値を越えてい
るか否かによって電源装置14をオン,オフするように
したが、これに限らず、以下の種々の方法で制御するこ
とも可能である。すなわち、第一の方法は、予め切削抵
抗に対応する電解ドレス時間を設定してこれをデータベ
ース17に記憶させておき、切削抵抗検出センサ12で
検出された切削抵抗に応じた電解ドレス時間を選定し
て、その電解ドレス時間の間、電源装置14をオンす
る。
【0014】第二の方法は、予め切削抵抗に対応して電
解ドレス時の電流値とドレス時間を設定してこれをデー
タベース17に記憶させておき、現実の切削抵抗に応じ
てこれらを選定し、その電流値になるように電源装置1
4内の抵抗を変化させて、選定されたドレス時間の間、
電解ドレスを行なう。第三の方法としては、予め切削抵
抗に対応して単位時間当たりのオン時間割合すなわちデ
ューティ比とドレス時間を設定してこれをデータベース
17に記憶させておき、現実の切削抵抗に応じてデュー
ティ比とドレス時間を選定して、その選定されたデュー
ティ比で電源装置14をオン,オフさせつつ、選定され
た時間の間、電解ドレスを行なうのである。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ワーク切断時に検出した切削抵抗に応じて、
内周刃が電解ドレスによって自動的にドレスされるの
で、熟練を要することなく、迅速かつ正確に目立てが行
なわれ、省力化が図られるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る目立てドレス装置を備えたスラ
イシング装置のブロック図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 図1のI−I線断面図である。
【図4】 ワークの送りと切削抵抗の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
3…ブレード、 5…内周刃、 10…保持部材、 12…切削抵抗検出センサ、 13…電極、 14…電源装置、 15…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B28D 1/22 B 7041−3C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転するブレードの内周刃に対して
    ワークをブレードの半径方向に移動させることによりワ
    ークを一定厚さに切断してウェハを切り出すようにした
    スライシング装置において、ワーク切断時の切削抵抗を
    検出し、該切削抵抗の大きさに基づいて、内周刃に対向
    して設けた電極とブレードとの間に電圧を印加して内周
    刃の電解ドレスを行ない、切削抵抗を一定に保持するこ
    とを特徴とするスライシング装置における目立てドレス
    方法。
  2. 【請求項2】 高速回転するブレードの内周刃に対して
    ワークをブレードの半径方向に移動させることによりワ
    ークを一定厚さに切断してウェハを切り出すようにした
    スライシング装置において、ワーク保持部に設けられ、
    ワーク切断時の切削抵抗を検出する切削抵抗検出手段
    と、内周刃に対向して配置した電極と、該電極とブレー
    ドとの間に電解ドレス用の直流電圧を印加する電源装置
    と、前記切削抵抗検出手段からの切削抵抗の大きさに基
    づいて電源装置をオン,オフする制御手段とを備えたこ
    とを特徴とするスライシング装置における目立てドレス
    装置。
JP26927791A 1991-10-17 1991-10-17 スライシング装置における目立てドレス方法及びその装置 Pending JPH05104438A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000013870A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-16 Riken Procede et dispositif de coupe et de polissage miroir de carbure de silicium monocristallin
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JP2007196312A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Japan Fine Steel Co Ltd ソーワイヤ及びその製造方法

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