JP2007237377A - 溝加工装置および溝加工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ツルーイング後の研削砥石の断面形状を正確に把握することができる溝加工装置および溝加工法を提供することを課題としている。
【解決手段】円筒状の加工対象物Rの外周面に対し、周方向に連続して溝加工を行う溝加工装置1において、加工対象物Rに溝加工を行う円盤状の研削砥石31と、研削砥石31を回転させる研削砥石回転手段32と、加工対象物Rが着脱自在に装着され、溝加工に際し加工対象物Rを研削砥石31と異なる周速で回転させる対象物回転手段8と、研削砥石31にツルーイングを行うツルーイング手段9と、略直角の交わる2つの面から成る加工部を有し、ツルーイング結果を検証するために、ツルーイング後の研削砥石31により加工部に一方の面側から他方の面に平行に切り込むように溝加工されるダミーワーク10と、加工面に形成された検証用の溝の断面形状を画像認識する画像認識手段11と、を備えるように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加工対象物と研削砥石とを異なる周速で回転接触させ、加工対象物の表面に溝加工を行う溝加工装置および溝加工法に関するものである。
従来、この種の溝加工装置として、加工対象物と研削砥石とを異なる周速で回転接触させる溝加工部に加え、研削砥石を形状修正するツルーイング機構、および研削砥石の目詰りを解消するドレッシング機構を備えたものが知られている。このツルーイング機構は、放電加工ヘッドを有し、放電加工ヘッドを研削砥石の研削部の形状に合わせて砥石幅方向に移動制御することで、研削部を整形(形状修正)するようにしている(特許文献1参照)。
特開平10−76465号公報
ところで、溝の幅や溝の深さ等を精度良く溝加工するためには、研削砥石の研削部の断面形状が精度良くツルーイングされる必要がある。一方、研削砥石の研削部は、均質に形成されているわけではなく、ツルーイングにおいて、制御データ上の整形形状と実際の整形形状とが微妙に異なる場合が生ずる。そこで、ツルーイング後の研削砥石(研削部)を画像認識し、研削部が所望の断面形状に整形されているか否かを検証することが好ましい。しかし、研削砥石の研削部の撮像は、径方向からその輪郭を撮像することになるため、焦点合わせやハレーションの問題が生じ、正確な画像認識が不可能となることが想定される。
本発明は、ツルーイング後の研削砥石の断面形状を正確に把握することができる溝加工装置および溝加工法を提供することをその課題としている。
本発明の溝加工装置は、円筒状の加工対象物の外周面に対し、周方向に連続して溝加工を行う溝加工装置において、加工対象物に溝加工を行う円盤状の研削砥石と、研削砥石を回転させる研削砥石回転手段と、加工対象物が着脱自在に装着され、溝加工に際し加工対象物を研削砥石と異なる周速で回転させる対象物回転手段と、研削砥石にツルーイングを行うツルーイング手段と、略直角の交わる2つの面から成る加工部を有し、ツルーイング結果を検証するために、ツルーイング後の研削砥石により加工部に一方の面側から他方の面に平行に切り込むように溝加工されるダミーワークと、加工面に形成された検証用の溝の断面形状を画像認識する画像認識手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の溝加工装置の溝加工法は、円筒状の加工対象物の外周面に対し、研削砥石により周方向に連続して溝加工を行う溝加工工程と、研削砥石に定期的にツルーイングを行うツルーイング工程と、ツルーイング工程の後、略直角の交わる2つの面から成る加工部を有するダミーワークに対し、研削砥石により加工部に一方の面側から他方の面に平行に切り込むように溝加工を行うダミー加工工程と、ダミー加工工程の後、加工部に形成された検証用の溝の断面形状を画像認識する画像認識工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、ツルーイング後の研削砥石の断面形状を確認するために、ダミーワークを用い、且つ略直角の交わる2つの面から成るダミーワークの加工部に一方の面側から他方の面に平行に切り込むように溝加工を行なうようにしているため、加工部の一方の面側から加工された検証用の溝を画像認識により、焦点合わせやハレーションの問題を生ずることなく、検証溝の断面形状を正確に画像認識することができる。すなわち、画像認識した検証溝の断面形状を介して、研削砥石の研削部の断面形状を正確に把握することができる。したがって、研削砥石のツルーイングを適切な頻度で行なうことにより、加工対象物に精度良く溝加工を行なうことができる。
この場合、ダミーワークは、前記一方の面を表裏一方の面とし前記他方の面を端面として板状に形成されていることが、好ましい。
この構成によれば、ダミーワークへの画像認識し易い溝加工を短時間で行うことができると共に、ダミーワークの占有スペースを小さくすることができる。
この場合、ダミーワークが、カーボン製であることが、好ましい。
この構成によれば、ダミーワークに溝加工を行っても加工面においてクラックや変形が生じ難いため、ツルーイング後の研削砥石の断面形状を精度よく把握することができる。また、黒色のダミーワークとこれに形成した検証溝とのコントラストが良好となるため、正確な画像認識が可能となる。
この場合、対象物回転手段と共に対象物回転手段に装着した加工対象物が搭載された加工テーブルと、加工テーブル上の加工対象物に対し、研削砥石回転手段を介して研削砥石をZ軸方向に相対的に移動させるZ軸テーブルと、加工テーブルをX軸方向およびY軸方向に移動させるXYテーブルと、を更に備え、ツルーイング手段、ダミーワークおよび画像認識手段は、加工テーブルに搭載されていることが、好ましい。
この構成によれば、XYテーブルおよびZ軸テーブルにより研削砥石を、加工テーブル上の加工対象物、ツルーイング手段およびダミーワークに位置決め状態で適宜臨ませることができる。すなわち、ツルーイングやダミーワークへの溝加工に際し、加工対象物への溝加工に本来必要なXYテーブルやZ軸テーブルを利用することができ、装置構成を単純化することができる。また、ダミーワークと画像認識手段が加工テーブルに搭載されているため位置調整、焦点合わせが容易となる。
この場合、ツルーイング手段は、ツルーイング砥石と、ツルーイング砥石を、回転する研削砥石に対しツルーイング動作させるツルーイング動作機構と、を有していることが、好ましい。
この構成によれば、簡易な構成でツルーイングを行うことができる。
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る溝加工装置について説明する。図1は、溝加工装置1の全体図であり、溝加工装置1は、機台となるベッド部2と、ベッド部2の上面前方において左右に延在する加工テーブル3と、加工テーブル3とベッド部2の間に介設され、加工テーブル3をX軸方向およびY軸方向に移動させるXYテーブル4と、ベッド部2の上面後方に立設したコラム5と、コラム5から前方に突出するように設けられ、加工対象ローラRに溝加工を行う研削ユニット6と、コラム5の前面に配設され、研削ユニット6をZ軸方向に移動させるZ軸テーブル7と、を備えている。また、加工テーブル3上には、加工対象ローラRを装着した対象物回転機構8と、対象物回転機構8の左側に位置して、研削ユニット6の研削砥石31にツルーイングを行うツルーイングユニット9と、対象物回転機構8の右側に位置して、ツルーイング後の研削砥石31により溝加工されるダミーワーク10と、ダミーワーク10の外側に位置して、ダミーワーク10に形成された検証溝の断面形状を画像認識する画像認識手段11と、が搭載されている。さらに、溝加工装置1には、これら構成装置をNC制御する制御装置12が設けられている。
Z軸テーブル7は、コラム5の前面に突設され、互いに平行な一対のZ軸ガイドレール21、21と、研削ユニット6を支持すると共にZ軸ガイドレール21に案内されてZ軸方向に移動自在に構成されたモータ駆動のZ軸スライダと22と、を備えている。Z軸テーブル7は、制御装置12の制御に基づいて、研削ユニット6を加工対象ローラRの近傍まで高速で昇降させ、加工対象ローラRの近傍からは低速で下降させて、切込み量を微調整できる構成となっている。
研削ユニット6は、Z軸テーブル7に支持された研削砥石回転機構32と、研削砥石回転機構32の先端部に装着した研削砥石31と、から構成されている。研削砥石回転機構32は、ケーシング33の内部に砥石モータおよび減速機を組み込んで構成され(いずれも図示省略)、減速機から延びる砥石回転軸34の先端部に研削砥石31が着脱自在に取り付けられている。
研削砥石31は、ダイヤモンド砥粒をメタルボンドやレジンボンド等の結合剤で固めたダイヤモンド砥石で構成されており、円盤状に成形されている。研削砥石31の外周縁に位置する研削部は、その断面が山型形状となっており、加工対象ローラRの表面にV型溝を形成することが可能となっている。
XYテーブル4は、ベッド部2の上面に固定したX軸テーブル42と、X軸テーブル42上に載置したY軸テーブル41とから成り、このY軸テーブル41に加工テーブル3が搭載されている。X軸テーブル42は、ベッド部2に設けられた一対のX軸ガイドレールと、一対のX軸ガイドレール上をX軸方向に移動するモータ駆動のX軸スライダ45と、から構成されている。同様に、Y軸テーブル41は、X軸スライダ45上に設けられた一対のY軸ガイドレールと、一対のY軸ガイドレール上をY軸方向に移動するモータ駆動のY軸スライダ43と、から構成されている。
X軸テーブル42は、主として、加工対象ローラRに形成される複数のV型溝が等ピッチで形成されるよう、加工テーブル3を介して加工対象ローラRをX軸方向に移動させる。Y軸テーブル41は、主として、対象物回転機構8、ツルーイングユニット9およびダミーワーク10を、適宜研削砥石31に臨ませるよう、加工テーブル3をY軸方向に移動させる。したがって、加工対象ローラRへの溝加工では、上記のZ軸テーブル7による研削砥石31の昇降と、X軸テーブル42による加工対象ローラRの溝ピッチ分の後退と、が繰り返し行なわれることになる。また、制御装置12には、溝加工からツルーイング動作に移行するタイミングを指標する加工量が材料ごとに記憶されており、目標の加工量に到達した時点で、Y軸テーブル41を介してツルーイングユニット9を研削砥石31に臨ませる。なお、実施形態のものでは、加工対象ローラRの複数のV型溝が略半分加工されたところで、ツルーイングを行なうようになっている。
対象物回転機構8は、加工テーブル3上の中央に搭載され、ギアードモータ81と、ギアードモータ81から延出し、加工対象ローラRを片持ちで回転支持する装着軸とから構成されている。装着軸には、例えばエアーチャックが設けられており、円筒状の加工対象ローラRを内側から強固にチャッキングできるようになっている。また、対象物回転機構8は、制御装置12によりNC制御されており、加工対象ローラRをその材質を考慮し、研削砥石31と異なる周速(予め設定されている)で回転させる。なお、対象物回転手段8は、ギアードモータ81以外でも加工対象ローラRを回転しながら研削砥石31に臨ませる構成であればよい。
ツルーイングユニット9は、加工テーブル3上の図示左側に搭載され、摩耗した研削砥石31の研削部に臨んでこれをツルーイングし、研削砥石31の形状修正を行うものである。ツルーイングユニット9は、切っ先となるツルーイング部に遊離砥粒を付着させた円盤状のツルーイング砥石51と、ツルーイング砥石51を着脱自在に装着すると共に、装着したツルーイング砥石51を研削砥石31に対しツルーイング動作させるツルーイング動作機構と、から構成されている。また、ツルーイング動作機構は、ツルーイング砥石51を砥石回転軸34と平行な回転軸廻りに回転させるツルーイング回転機構52と、ツルーイング砥石51のツルーイング部を研削砥石31の研削部に対しその斜面方向に往復移動させる往復動機構56と、研削砥石31に対しツルーイング砥石51を砥石回転軸34の軸線方向に進退させる進退動機構57と、から構成されている。
ツルーイング砥石51は、そのツルーイング部が研削砥石31の研削部に対応する一対の傾斜周面を有して断面山型形状に形成されている。ツルーイング部には、研削砥石31の研削部との擦れ合いで容易に遊離する遊離砥粒が塗着されており、研削砥石31の研削部との間でラッピング様の動作を行なうことで、研削部を所望の形状に整形(形状修正)する。
ツルーイング回転機構52は、ツルーイング動作に際し、ツルーイング砥石51を研削砥石31と同じ周速で回転させるものであり、ツルーイング砥石51駆動源となるツルーイングモータ53と、ツルーイングモータ53の主軸であるツルーイング回転軸55と、を備えている。そして、ツルーイング回転軸55の先端部には、ツルーイング砥石51が着脱自在に取り付けられている。このツルーイング回転軸55と砥石回転軸34とは、相互に平行になるように設置されており、ツルーイング砥石51が、研削砥石31と平行な回転軸廻りに回転され、ツルーイング砥石51が摩耗してもツルーイング砥石51の外径寸法が変化することがない構成になっている。これにより、ツルーイング砥石51と研削砥石31との周速が等しい状態を容易に制御することができるため、最適なツルーイング動作を簡単に得ることができる(図2参照)。
往復動機構56は、ツルーイング砥石51から遊離した遊離砥粒を研削砥石31に押し付け、且つ両砥石51、31の回転を伴って、研削部の斜面方向に沿ってラッピング様の動作を行うものである。このラッピング様の動作により、研削砥石31が適宜研削され形状修正が為される。このため、往復動機構56は、図示では省略したが、動力源となるモータと、ツルーイング砥石51を研削部の両斜面に沿ってそれぞれ移動させるリンク機構と、を備えている。この場合、リンク機構は、研削部に対しV字状の移動形態と執るため、切り替えにより2方向にそれぞれ往復動するようになっている。
進退動機構57は、いわゆるY軸テーブルであり、上記のツルーイング回転機構52および往復動機構56を搭載し、これら両機構52、56を介してツルーイング砥石51をY軸方向に進退させる。一連のツルーイング動作において、進退動機構57は、ツルーイング砥石51の一方の傾斜周面を研削砥石31の一方の傾斜周面に押し付け、続いてツルーイング砥石51の他方の傾斜周面を研削砥石31の他方の傾斜周面に押し付けるよう制御される。
なお、ツルーイングユニット9の他にドレッシングユニットを設けてもよい。これにより目詰まりを解消することが可能となる。
さらに、上記構成の他にツルーイング砥石51の周縁部から加工液が染み出すような構成を加えてもよい。例えば、ツルーイング砥石51の内部に加工液の貯留空間を形成すると共に、ツルーイング回転軸55の軸心に貯留空間に連なる内部流路を形成し、ツルーイング回転軸55に巻回したスリップリングから加工液を供給するようにする。このようにすれば、ツルーイング砥石51が回転することで、遠心力によりツルーイング砥石51内の加工液がツルーイング砥石の周縁部から染み出し、遊離砥粒が接触部に滞留し易くなる。したがって、より効率よくツルーイングを行うことが可能となる。
ダミーワーク10は、カーボンで板状に形成されており、加工テーブル3上の図示右側に、研削砥石31に対して直交する起立姿勢で位置決め固定されている。ダミーワーク10の上端部は加工部となっており、Y軸テーブル41によりダミーワーク10に臨んだ研削砥石31は、加工部に対し厚さ方向に検証用のV字型溝を形成する。すなわち、研削砥石31は、ダミーワーク10の加工部をその上端面と平行に横断するように移動し、加工対象ローラRに形成するV型溝と同様の検証溝を形成する。
ダミーワーク10は板状に形成されているため、画像認識手段11により、焦点合わせやハレーションの問題を生ずることなく撮像を行うことができ、検証溝の断面形状を介して、研削砥石31の研削部の断面形状を正確に把握することができる。また、板状に形成したことで、溝加工を短時間で行うことができると共に、ダミーワーク10の占有スペースを小さくすることができる。さらに、ダミーワーク10はカーボン製であるため、ダミーワーク10に溝加工を行っても加工部にクラックや変形が生じ難く、且つ研削砥石31の断面形状を正確に再現する。これにより、ツルーイング後の研削砥石31の断面形状を精度よく把握することができる。さらにまた、黒色のダミーワーク10とこれに形成した検証溝とのコントラストが良好となるため、正確な画像認識が可能となる。
画像認識手段11は、加工テーブル3上においてダミーワーク10に向き合う位置に取り付けられたCCDカメラ61を用いてダミーワーク10に形成された検証溝を画像認識し、研削砥石31の研削部の断面形状を把握するものである。具体的には、ダミーワーク10に加工された検証溝の端面(断面形状)を撮像し、撮像結果を画像処理して検証溝の形状や各部のサイズを画像認識する。制御装置12には、検証溝の各部のサイズ等に関し、予め基準値および許容値が記憶されており、認識結果と基準値とを比較して、認識結果が基準値±許容値の範囲外である場合には、装置外部に設けたディスプレイ71に研削砥石31をツルーイングユニット9に臨ませる旨を表示する構成となっている。すなわち、検証溝(研削部の断面形状)が所望の形状となるまで、ツルーイング動作が繰り返されることとなる。
ここで、この溝加工装置1により形成される、加工対象ローラRに複数のV型溝を加工する一連の動作について説明する。溝加工装置1による溝加工法は、研削砥石31により加工対象ローラRに溝加工を行う溝加工工程と、研削砥石31に定期的にツルーイングを行うツルーイング工程と、ツルーイング工程の後、板状のダミーワーク10に対し、研削砥石31により上端部を横断するように溝加工を行うダミー加工工程と、ダミー加工工程の後、加工面に形成された検証溝の断面形状を画像認識する画像認識工程と、から成る。
溝加工工程は、加工対象ローラRを対象物回転機構8に装着し、ダミーワーク10を加工テーブル3に固定した状態から、XYテーブル4により研削砥石31の直下に加工対象ローラRを臨ませ、上昇位置に待機している研削ユニット6を徐々に下降させてゆき加工対象ローラRに擦接させる。この時、研削砥石31の砥粒が加工対象ローラRの周面を擦接しながら削り取ることで所望の形状のV型溝が形成される。その後、研削ユニット6を上昇させる(この場合には、加工対象ローラRの周面から研削砥石31が僅かに離れる程度)と共に、加工テーブル3を溝ピッチ分、X軸方向に移動させ、再び研削ユニット6を加工対象ローラRに臨ませる。以上の動作を繰り返し行うことで加工対象ローラRの表面に複数のV型溝が相互に等しい間隙を有して平行に加工される。
ツルーイング工程では、溝加工工程において所定の加工量に到達すると、制御装置12からツルーイング指令が発令され、Y軸テーブル41が駆動してツルーイングユニット9を研削砥石31の直下に臨ませて、研削砥石31の研削部の断面形状を形状修正する上記のツルーイング動作を行なう。
ダミー加工工程では、ツルーイング工程終了後に制御装置12から検証指令が発令され、Y軸テーブル41が駆動してダミーワーク10が研削砥石31に臨み、ダミーワーク10の加工部にV字型の検証溝を加工する。
画像認識工程では、ダミー加工工程後にダミーワーク10に形成された検証溝の断面形状をCCDカメラ61で画像認識し、検証溝のサイズを測定し、基準値と照らし合わせる。この時、基準値±許容値の範囲外の場合には、ツルーイングユニット9に臨ませ、基準値±許容値の範囲内である場合には、加工対象ローラRに臨ませて、残りのV型溝を形成する。
以上のように、本実施形態の溝加工装置1によれば、ツルーイング後の研削砥石31の断面形状を正確に把握することができる。
溝加工装置の全体図斜視図である。 研削砥石のツルーイングの説明図である。
符号の説明
1…溝加工装置 3…加工テーブル 4…XYテーブル 7…Z軸テーブル 8…対象物回転手段 9…ツルーイングユニット(ツルーイング手段) 10…ダミーワーク 11…画像認識手段 31…研削砥石 32…砥石回転手段 51…ツルーイング砥石 R…加工対象物

Claims (6)

  1. 円筒状の加工対象物の外周面に対し、周方向に連続して溝加工を行う溝加工装置において、
    前記加工対象物に溝加工を行う円盤状の研削砥石と、
    前記研削砥石を回転させる研削砥石回転手段と、
    前記加工対象物が着脱自在に装着され、前記溝加工に際し前記加工対象物を前記研削砥石と異なる周速で回転させる対象物回転手段と、
    前記研削砥石にツルーイングを行うツルーイング手段と、
    略直角の交わる2つの面から成る加工部を有し、ツルーイング結果を検証するために、ツルーイング後の前記研削砥石により前記加工部に一方の面側から他方の面に平行に切り込むように溝加工されるダミーワークと、
    前記加工部に形成された検証用の溝の断面形状を画像認識する画像認識手段と、を備えたことを特徴とする溝加工装置。
  2. 前記ダミーワークは、前記一方の面を表裏一方の面とし前記他方の面を端面として板状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の溝加工装置。
  3. 前記ダミーワークが、カーボン製であることを特徴とする請求項1または2に記載の溝加工装置。
  4. 前記対象物回転手段と共に前記対象物回転手段に装着した前記加工対象物が搭載された加工テーブルと、
    前記加工テーブル上の前記加工対象物に対し、前記研削砥石回転手段を介して前記研削砥石をZ軸方向に相対的に移動させるZ軸テーブルと、
    前記加工テーブルをX軸方向およびY軸方向に移動させるXYテーブルと、を更に備え、
    前記ツルーイング手段、前記ダミーワークおよび前記画像認識手段は、前記加工テーブルに搭載されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の溝加工装置。
  5. 前記ツルーイング手段は、ツルーイング砥石と、
    前記ツルーイング砥石を、回転する前記研削砥石に対しツルーイング動作させるツルーイング動作機構と、を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の溝加工装置。
  6. 円筒状の加工対象物の外周面に対し、研削砥石により周方向に連続して溝加工を行う溝加工工程と、
    前記研削砥石に定期的にツルーイングを行うツルーイング工程と、
    前記ツルーイング工程の後、略直角の交わる2つの面から成る加工部を有するダミーワークに対し、前記研削砥石により前記加工部に一方の面側から他方の面に平行に切り込むように溝加工を行うダミー加工工程と、
    前記ダミー加工工程の後、前記加工部に形成された検証用の溝の断面形状を画像認識する画像認識工程と、を備えたことを特徴とする溝加工装置の溝加工法。
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