JP2005040926A - バリ取り加工装置 - Google Patents

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隆志 後藤
Masayuki Suzuki
政行 鈴木
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Abstract

【課題】電動機で駆動される砥石を用いて機械部品の面取りをする装置において、構造簡単でバリ取りを効率よく行うことの出来る装置を提供する。
【解決手段】ベッド12上に鉛直軸の周りを回転するターンテーブル20と、水平方向へ摺動する刃物台30を設け、この刃物台上にターンテーブル方向へ伸びる工具軸を回転自在に支持するとともに、前記ターンテーブルの下面に前記鉛直軸を軸とする確動カムを設け、前記刃物台にその確動カムのカム面を摺動する従動子を設けたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンのケースやカバーなどの機械部品を加工する際に生じるバリを、切削あるいは研削によって除去するのに使用するバリ取り加工装置に関するものである。
一般に、鉄や軽合金で作られる金属製品では、フライス加工や旋盤加工によって切削した部分と切削してない部分との境界にバリを生じる。そこで、このバリを除去する手段として人間が手作業で除去する場合のほか、化学研磨や電解研磨のように薬液を用いて溶解除去させたり、簡易な産業ロボットにやすりや砥石を取り付けて切削あるいは研削して除去したりしていた。
しかし、人手で作業するのは効率が悪く、薬液を用いるものではバリの溶解に比較的長時間を要するので、同時に多数を処理することのできる小型部品には適用できても、部品が大きいときは1個あたりの処理時間が長くなることや、薬槽が大型になるなどの不具合があった。
また、産業ロボットを用いる場合にも工具であるやすりや砥石をバリの形状に沿って移動させる手段として油圧シリンダあるいはステップモータなど高価な部品が付属していたので、それ自体が高価であった。
さらに、バリ取りに使用される工具としてやすりや砥石など、市販の棒状をした小径の回転工具を使用し、バリ取りと同時に面取りする構成としていたので、工具を面取り角度に傾斜させて用いていた。
そのためバリ取りする面に急激な曲りがあると、追随し切れない不具合があった。また、その不具合を解消するべく、工具の径を一層小径にすると、所定の切削速度まで上げることが困難で加工に長時間を要した。
特開平7−328905号公報 特開平8−57758号公報
そこで発明者らはそのような不具合のないバリ取り装置を開発すべく、まず、工具として剛性が高く、高い切削速度で加工できる円板形のダイヤモンド砥石を用いて加工能率を上げようとした。しかし、従来の細い工具を用いる装置では工具電動機が傾斜して取り付けられているため幅の狭い円板形の砥石では曲率の大きい鋭く曲がった部分を面取りすることができなかった。
本発明は、ベッド上に鉛直軸の周りを回転するターンテーブルと、水平方向へ摺動する刃物台を設け、この刃物台上にターンテーブル方向へ伸びる従動子を固定するとともに、前記ターンテーブルの下面に前記鉛直軸を軸とする確動カムを設けることを主要な特徴とする。
本願発明によれば、
1.薬槽を使ってバリを溶解する装置に比して、大きな部品のバリを効率よく短時間で除去することができる。
2.大径の工具を用いてバリ取りできるので、効率よく短時間で加工を終えることができる。
3.工具の位置を制御する手段として、確動カムを用いているので、油圧装置や数値制御装置を使用するものに比して構造が簡単である。
4.円板形をした比較的大径の砥石を用いて高い切削速度で迅速に面取りすることができるものであるにも拘わらず、ワークの比較的曲率の大きい鋭く曲がった部分の面取りも、砥石に過大な負荷を与えることなく行うことができる。
などの効果がある。
構造が簡単で、加工能率がよく、しかも廉価に製造できる装置を得るという目的を、得られる加工品質を低下させることなく実現した。
図1は、本発明装置の1実施例の断面図である。図中、10はバリ取り加工装置である。バリ取り加工装置10は図2で示す鉛直軸11によってベッド12上に支持されたターンテーブル20と、やすりや砥石などの研削車を支持する刃物台30とを有する。14は減速機付き電動機からなるワーク電動機であり、その出力軸が前記した鉛直軸11をなしている。
ターンテーブル20は鉛直方向に向けて支持された回転軸11によって回転可能に支持されており、その上面には被バリ取り部材(以下、ワークという)Wが支持されている。前記ターンテーブル20の下面には確動カム溝が掘られ、従動子がそれをトレースする。
確動カムのカム面22aは図4で示すように、ターンテーブル20上に同軸に支持されたワークWの面取り輪郭線(バリの付いた縁)Lと所定の関係を以て形成されている。すなわち、確動カム22をなすカムのリフト(揚程)は、確動カム22が一回転する間に生じるカム基準円24からの距離23の変化と等しく、この距離23は前記ワークWが一回転する間に生じるワーク基準円26からの距離27の変化と、量および位相が等しく設定されている。換言すれば、上記距離23と距離27とを等しい値に設定してある。確動カムはカム面22aと22bを有するが、ガタを無視して22aを代表させて説明した。
前記刃物台30はベッド12上に取り付けられた2条のレール32、32に案内され、前記ターンテーブル20の接線方向へ往復動可能に支持されている。33は送りねじであり、送りねじ33をハンドル35によって回動させることにより、バリ取り時の切込み量を微調節する。31は刃物台30の行程端を規制するストッパである。
40は前記確動カム22の従動子であり、その基端が刃物台30に固定され遊端がカム溝に嵌っている。34は刃物台30に支持された工具電動機であり、具体的には市販のハンドグラインダであって、先端部には外周面に切刃を有する円板形のダイヤモンド砥石36が取り付けてある。ダイヤモンド砥石の外周には半径2mm程度のRがつけてある。
前記工具電動機34は、刃物台30の上に立設した支持軸38によって水平方向へ摺動可能に支持される。なお、前記工具電動機34をワークWの高さに調整するときにはこの支持軸38を適切な長さのものと交換することによって行う。
39はワークを載せ代えるとき、ダイヤモンド砥石36をワークWから一旦引き離し、その位置に保持するべく設けられたエアシリンダである。エアシリンダ39は工具電動機34へ向けて突出および退去可能な押圧子39aを有する一方、図示してない空気通路を介して空圧源へ連結されており、その空気通路には前記押圧子39aを突出方向に速く、退去方向に緩速で出没させるための制御手段が設けられている。
かくて、この実施例では、確動カム22が回転すると、従動子40がそれに従って移動し、従動子40に連結された刃物台30がレール32、32の上を移動し、刃物台上の工具電動機は、ばね42の弾力によって復帰方向へゆるく押し付けられる。即ち確動カムであらかじめ工具電動機の位置決めをしたうえ、ゆるいばね力で押し付ける。
この実施例の装置の作動を説明する。まず、工具電動機34が図2、図3中、仮想線で示す退去位置にある状態で、ターンテーブル20上にワークWを載せ、ターンテーブル20と工具電動機34とを回転させる。次いで、押圧子39aをゆっくりと退去させると、工具電動機34が水平方向に摺動し、図中、実線で示す加工位置へ進出する。以後、ターンテーブル20と確動カム板22とが回転するのに伴って、従動子40が刃物台30を往復動させてダイヤモンド砥石36をワークWの上面に位置するバリの付いた縁Lに沿って案内するので、ターンテーブル20が一周する間に加工が終了する。ワークWが鋳鉄でバリ取り周長が200mm,C0.5のとき約20秒で加工でき、従来の機械の6倍の能率があがった。
よって簡単な構造でありながら、円板形をした比較的大径の砥石を用いて高い切削速度で面取りすることができる。また、ワークの比較的曲率の大きい鋭く曲がった部分の面取りも、砥石に過大な負荷を与えることなく行うことができるなどの効果がある。
本願発明の一実施態様を示すバリ取り加工装置の平面図である。 図1のII−II断面図である。 図1の左側面図である。 図1の要部を取り出して示す平面図である。
符号の説明
10 バリ取り加工装置
12 ベッド
14 ワーク電動機
20 ターンテーブル
22 確動カム
22a カム面
22b カム面
23、27 距離
24 カム基準円
26 ワーク基準円
30 刃物台
31 ストッパ
32 レール
33 送りねじ
34 工具電動機(ハンドグラインダ)
35 ハンドル
36 ダイヤモンド砥石
38 支持軸
39 エアシリンダ
39a 押圧子
40 従動子
42 従動ばね
W 被バリ取り部材(ワーク)
L 面取り輪郭線(バリの付いた縁)

Claims (3)

  1. ベッド上に鉛直軸の周りを回転するターンテーブルと、水平方向へ摺動する刃物台を設け、この刃物台上にターンテーブル方向へ伸びる従動子を固定するとともに、前記ターンテーブルの下面に前記鉛直軸を軸とする確動カムを設けてなるバリ取り加工装置。
  2. 請求項1において、刃物台上の工具電動機は鉛直方向のピボット軸によって水平方向へ回動可能に支持されるとともに、従動ばねによって前記鉛直軸方向へゆるく付勢してなるバリ取り加工装置。
  3. 請求項1において、刃物台上の工具電動機の円板形のダイヤモンド砥石の外周にはR(アール)が付けられているバリ取り加工装置。
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