JPH0426207Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0426207Y2
JPH0426207Y2 JP19845387U JP19845387U JPH0426207Y2 JP H0426207 Y2 JPH0426207 Y2 JP H0426207Y2 JP 19845387 U JP19845387 U JP 19845387U JP 19845387 U JP19845387 U JP 19845387U JP H0426207 Y2 JPH0426207 Y2 JP H0426207Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
grindstone
detection device
current
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19845387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01101762U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19845387U priority Critical patent/JPH0426207Y2/ja
Publication of JPH01101762U publication Critical patent/JPH01101762U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0426207Y2 publication Critical patent/JPH0426207Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、セラミツクスや超硬合金の研削に用
いられるメタルボンドダイヤモンド砥石、メタル
ボンドCBN砥石等のツルーイング装置に関する。
(従来技術) 上記砥石のツルーイング(溝形成などの形状創
成)に放電加工法を利用して、ツルーイングしよ
うとする砥面形状と逆の形状にされた電極と砥石
との隙間に放電電流を流して所要形状の砥面を転
写創成する技術は公知である(例えば特公昭46−
31276号公報)。ところで上記ツルーイング方法に
おいて、電極と砥石との隙間が大き過ぎると放電
が起らず、逆に小さ過ぎると短絡して良好な加工
がなされない。そこで従来、ツルーイングの過程
で砥面が加工されて砥石径が小さくなるのに伴
い、電極をサーボ機構により追従前進させ、以て
両者の隙間を所定間隔に保つようにしている。
(例えば特公昭61−13934号公報)。
(考案が解決しようとする問題点) ところで焼結工程から取り出された砥石素材に
は歪みがあり、その円周形状は必らずしも真円を
成しておらず、このような砥石の砥面を従来方式
でツルーイングすると、電極がいびつな円周形状
に追従して放電加工するため、砥石は真円に修正
されることがなく、従つて砥石本来の性能である
同心円度が出ない。
また電極を砥石の砥面の変化に常時追従させる
ことは技術的に難度が高く、複雑な制御回路を必
要とし、製作コストの増大を招く。
本考案は上記のような事情に鑑みてなされたも
のであり、砥石の円周形状を真円に修正しつつ砥
面に所要形状の凹凸を転写創成することができ、
かつ複雑な制御回路を必要としないメタルボンド
砥石のツルーイング装置を提供することを目的と
している。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するため、放電加工
法によつてツルーイングを行うと共に、放電々極
を時間単位で数次に渡つて段階的に前進させるこ
とを要旨としている。すなわち本考案は、研削盤
に回転自在に取り付けられたメタルボンド砥石の
砥面に対して電極を所定寸法ずつ段階的に切込み
可能な電極送り機構を備えた放電加工装置と、前
記メタルボンド砥石の回転数をプリセツト数まで
くり返し検出する回転数検出装置と、前記メタル
ボンド砥石の砥粒部又は前記電極の電流を検出す
る電流検出装置と、前記放電加工装置、回転数検
出装置及び電流検出装置とそれぞれ電気接続する
コントローラとから成り、該コントローラには、
前記回転数検出装置により検出された前記メタル
ボンド砥石の回転数がプリセツト数に達する毎に
前記放電加工装置の電極送り機構に切込み指令信
号を出力する回路と、前記電流検出装置により前
記メタルボンド砥石の砥粒部又は前記電極から電
流が検出されている間、及び該電流が検出されな
くなつてから砥石1が所定回数回転するまでの
間、前記放電加工装置の電極送り機構に対する切
込み指令信号の出力を留保する信号を出力する回
路とが設けられていることを特徴としている。
(構成) 以下、本考案を実施例に基づき詳細に説明す
る。図面は本考案に係るメタルボンド砥石のツル
ーイング装置の構成図である。図において1は研
削盤2の回転軸3に嵌着された円盤状の砥石であ
り、図示しないモータの駆動により垂直回転自在
にされている。該砥石1は円盤状の台金部4と、
該台金部4の外周部に所定の厚さで被着された砥
粒部5とから成つており、該砥粒部5にはメタル
ボンドをマトリツクスとしてダイヤモンド、
CBNなどの砥粒が分散固定されている。6は前
記研削盤2に対して前後左右に若干寸法移動調節
可能にされた放電加工装置であり、該放電可能装
置6の前面には電極7が、その先端を前記砥石1
の砥面に向けて配設されている。該電極7には図
示しない加工電源より所定値のパルス電流が供給
されるようになつており、該電極7の先端面には
ツルーイングしようとする砥面形状と反対形状の
凹凸が形成されている。
該電極7は前記放電加工装置6内に備えられた
電極送り機構(図示せず)により、前記砥石1の
砥面に向かつて所定寸法ずつ段階的に切込み可能
にされている。なお該電極7の先端が接近する砥
石1の砥面には加工液8が供給されるようになつ
ている。
9は前記砥石1の直上方に配設された近接スイ
ツチ、光電管等のセンサから成る回転数検出装置
であり、該回転数検出装置9は前記砥石1の回転
数を検出してカウントし、該カウントがあらかじ
め設定した数に達した時、これをクリアして再び
初めから検出してカウントし、以後も同じ作動を
くり返すように設計されている。該回転数検出装
置9は導線11を介してコントローラ12と電気
接続しており、前記砥石1の回転数が電気信号の
形で該コントローラ12へ出力される。該コント
ローラ12は更に導線13を介して前記放電加工
装置6と電気接続しており、該コントローラ12
には、前記砥石1の回転数がプリセツト数に達す
る毎に、前記放電加工装置6内の電極送り機構に
前記電極7を所定寸法だけ切込むよう指令信号を
出力する制御回路が設けられていて、電極7が砥
石1に向かつて段階的に前進するように設計され
ている。
前記砥石1の砥粒部5は電流検出装置14と電
気接続しており、該電流検出装置14は更に導線
15を介して前記コントローラ12と電気接続し
ていて、砥粒部5における電流の有無が電気信号
の形で該コントローラ12へ出力される。該コン
トローラ12には、前記砥粒部5から電流が検出
されている間、及び該電流が検出されなくなつて
から所定時間経過するまでの間は、前記放電加工
装置6の電極送り機構に対する電極切込み指令信
号の出力を留保する信号を出力する回路が設けら
れている。
なお実施例では、電流検出装置14は砥石1と
電気接続しているが、電極7と電気接続させても
よい。
(作用) 上記のように構成されたツルーイング装置によ
つてメタルボンド砥石を放電削除する場合を説明
すると、まず放電加工装置6を前後左右方向に微
調整し、かつ電極7の突出寸法を適宜調節して、
電極7の先端と砥石1の砥面とが所定の隙間間隔
を置いて相対向するように位置設定する。この時
砥石1の円周形状が真円を成していない場合は、
その最膨出部分を基準にして電極7との隙間間隔
を調節する。このような状態で研削盤2をONに
すると、モータが駆動して砥石1が回転し、回転
数検出装置9が該回転を検出・カウントし、前記
隙間へ加工液8が供給され、加工電源より電極7
へパルス電流が供給されて電極7と砥石1の砥面
における最膨出部分との間に放電が起こり、該部
分が放電エネルギーにより削除される。
なお砥石1の最膨出部分以外の砥面では電極7
との間隔が空きすぎるため放電は起こらず、従つ
て削除がなされない。
このようにして砥石1の砥面における最膨出部
分が放電削除されて電極7との隙間が初期設定間
隔よりも大きくなると、放電が停止するが、この
時砥石1の回転数がプリセツト数に達していない
時は電極7は前進しない。この場合は砥石1の回
転数がプリセツト数に達した時点でコントローラ
12から放電加工装置6へ電極切込み指令信号が
出力され、これに基づいて電極7がワンステツプ
分だけ砥石1の砥面に向かつて前進する。これに
よつて砥面の一部または全部と電極7との隙間が
放電可能な間隔になると、その部分に対して再び
放電削除が開始される。
このようにして放電削除と電極7の切込みとが
数次に渡つて交互に行われ、その結果砥石1の砥
面前面に電極7先端面と逆形状の凹凸が転写創成
されるものである。
なお砥石1の回転数がプリセツト数に達した場
合でも、砥石1の砥粒部5からなお電流が検出さ
れる時、すなわち放電削除が継続中の時は、放電
加工装置6への電極切込み指令信号の出力は留保
され、電極7の切込みはなされない。この場合は
電流が検出されなくなると共に、砥石1が更にそ
れから所定回数回転して砥石1に放電削除される
べき部分がないことが確認された後、電極7の切
込みが開始されるよう制御されている。
また電極7がワンステツプ分だけ切込んでも放
電が開始しない場合、すなわち砥石1と電極7と
の隙間が放電可能な間隔よりもなお大きい場合
は、新たに開始された回転数のカウントがプリセ
ツト数に達した時点で電極7が更にワンステツプ
分前進する。
(考案の効果) 本考案における電極の砥石に対する切込みは、
上記の説明から明らかなように、数次に渡つて段
階的に行われるものであるが、本考案の切込み方
式の特徴は、それが第一次的には時間単位(実施
例では、砥石の回転数があらかじめ設定された回
数に達するまでの時間を単位としている)で行わ
れ、その時間内では放電の有無(実施例では、砥
石の砥粒部における電流の有無で判定している)
は切込みの条件にはならない点にある。従つて砥
石の円周形状の一部に膨出部分があつて、その部
分に対しては放電があるが他の部分にはないとい
う場合でも、該他の部分に対しては電極の切込み
がなされず、膨出部分だけが放電削除されること
になる。単位時間が経過した後は、放電の有無が
切込みの条件になる。すなわち放電があれば電極
は切込まれず、例えば単位時間内では処理し切れ
なかつた砥面の膨出部分はこの段階で完全に削除
される。一方放電がない場合は電極の切込みがな
されるが、この場合も直ちに切込みが開始される
のではなく、砥石が少なくとも更に一回転した後
となる。その結果、砥面の膨出部分以外の部分に
対して放電削除がなされることはない。
このようにして砥面の膨出部分だけが放電削除
される結果、砥石の円周形状が真円に修正され、
砥石本来の性能である同心円度が保証される。し
かる後は電極は本来のツルーイングを行い、砥石
の砥面に電極の先端面の凹凸が転写創成される。
すなわち本考案のツルーイング装置は、砥石の円
周形状を真円に修正しつつ砥面に所要形状の凹凸
を転写創成することができるものである。また本
考案は電極を砥石の砥面の変化に常時追従させる
ものではないから、その分制御回路が簡単にな
り、低コストで製作できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るメタルボンド砥石のツルー
イング装置・構成図である。 1……メタルボンド砥石、2……研削盤、5…
…砥粒部、6……放電加工装置、7……電極、9
……回転数検出装置、12……コントローラ、1
4……電流検出装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 研削盤2に回転自在に取り付けられたメタルボ
    ンド砥石1の砥面に対して電極7を所定寸法ずつ
    段階的に切込み可能な電極送り機構を備えた放電
    加工装置6と、前記メタルボンド砥石1の回転数
    をプリセツト数までくり返し検出する回転数検出
    装置9と、前記メタルボンド砥石1の砥粒部5又
    は前記電極7の電流を検出する電流検出装置14
    と、前記放電加工装置6、回転数検出装置9及び
    電流検出装置14とそれぞれ電気接続するコント
    ローラ12とから成り、該コントローラ12に
    は、前記回転数検出装置9により検出された前記
    メタルボンド砥石1の回転数がプリセツト数に達
    する毎に前記放電加工装置6の電極送り機構に切
    込み指令信号を出力する回路と、前記電流検出装
    置14により前記メタルボンド砥石1の砥粒部5
    又は前記電極7から電流が検出されている間、及
    び該電流が検出されなくなつてから砥石1が所定
    回数回転するまでの間、前記放電加工装置6の電
    極送り機構に対する切込み指令信号の出力を留保
    する信号を出力する回路とが設けられていること
    を特徴とするメタルボンド砥石のツルーイング装
    置。
JP19845387U 1987-12-28 1987-12-28 Expired JPH0426207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19845387U JPH0426207Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19845387U JPH0426207Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01101762U JPH01101762U (ja) 1989-07-10
JPH0426207Y2 true JPH0426207Y2 (ja) 1992-06-24

Family

ID=31488960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19845387U Expired JPH0426207Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0426207Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0818251B2 (ja) * 1989-12-05 1996-02-28 株式会社富田鐵工所 砥石整形装置
EP1459844B1 (en) 2001-12-26 2011-08-17 Koyo Machine Industries Co., Ltd. Truing method for grinding wheels and grinding machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01101762U (ja) 1989-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4947015A (en) Process for the control of the feed motion and touch-on motion of a grinding wheel
JPH0426207Y2 (ja)
JP2539801B2 (ja) 砥石のツル―イング装置
JPH0329097Y2 (ja)
JPH068141A (ja) 放電ツルーイングによる加工方法
JP3419690B2 (ja) 導電性砥石のツルーイング方法および研削装置
JP3667869B2 (ja) 溶接機の電極輪の研磨方法
JP2007260880A (ja) 砥石車のツルーイング方法及び研削盤
JP2003291064A (ja) 研削加工方法及び装置
JPH06114733A (ja) 機上放電ツルーイング法による砥石整形法
JPH06114732A (ja) 機上放電ツルーイング法による砥石側面整形法
JPH04122574A (ja) 両頭平面研削盤のドレス制御方法
JPS6020859A (ja) メタルボンド砥石の電解ツル−イング方法
JPH052461B2 (ja)
JPH0219463U (ja)
JPH07223121A (ja) 機上放電ツルーイング/ドレッシング方法
JPH04141370A (ja) 溝加工用砥石修正装置
JP2859753B2 (ja) 導電性砥石のツルーイング方法
JPH0629784U (ja) 溶接機の電極輪研削装置
JPH05104438A (ja) スライシング装置における目立てドレス方法及びその装置
JPH0512103B2 (ja)
JPH08276363A (ja) 研削加工方法および装置
JPH0364272B2 (ja)
JPH0329095Y2 (ja)
JPH0543461B2 (ja)