JPH05103595A - 牛乳ホエータンパク加水分解物の製造方法 - Google Patents

牛乳ホエータンパク加水分解物の製造方法

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JPH05103595A JP3298018A JP29801891A JPH05103595A JP H05103595 A JPH05103595 A JP H05103595A JP 3298018 A JP3298018 A JP 3298018A JP 29801891 A JP29801891 A JP 29801891A JP H05103595 A JPH05103595 A JP H05103595A
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Masaharu Shimatani
雅治 島谷
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ブロメライン、パパイン等の植物由来のタン
パク分解酵素を用いて濃度5〜20重量%に調整した牛
乳ホエータンパク水溶液の該タンパク中のβ−ラクトグ
ロブリンを選択的に加水分解する牛乳ホエータンパク酵
素加水分解物の製造法。 【効果】 高濃度の牛乳ホエータンパク水溶液を加水分
解することができるので効率的に低アレルゲン化された
牛乳ホエータンパク加水分解物を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物由来のタンパク分
解酵素を用いて効率よく牛乳ホエータンパク加水分解物
を製造する方法に関する。本発明の方法によるとβ−ラ
クトグロブリンが選択的に加水分解されるので、低アレ
ルゲン化された牛乳ホエータンパク加水分解物を提供す
ることができる。
【0002】
【従来の技術】牛乳ホエータンパクにはその主成分とし
てβ−ラクトグロブリンが、さらにα−ラクトアルブミ
ン、免疫グロブリンあるいは牛血清アルブミン等のタン
パクが存在している。これらのタンパクは程度の大小は
あるが全てアレルゲンとなる。特に、β−ラクトグロブ
リンは母乳中に存在せず、アレルギー患児に対して強い
アレルゲンとなる。
【0003】従来、牛乳ホエータンパクの低アレルゲン
化方法として、タンパク分解酵素を使用した加水分解処
理が知られていた。特に、強いアレルゲンであるβ−ラ
クトグロブリンの酵素加水分解や除去には、ある特定の
酵素を使用した選択的分解する方法あるいはその他の処
理手段を施すことによる除去する方法が知られている。
【0004】例えば、Hayashi等のFood S
ci.,52,1107(1987)には、超高圧下に
おけるβ−ラクトグロブリンとα−ラクトアルブミンの
圧変性の受けやすさの違いを利用し、200MPaの超
高圧下でタンパク分解酵素であるサーモライシン(大和
化成(株)、Thermolysin)を使用してβ−
ラクトグロブリンを選択的に分解除去する方法が記載さ
れている。
【0005】また、特開平2−265441号公報に
は、ウシトリプシン(Sigma社,T−8003)、
枯草菌由来のタンパク分解酵素(NOVO社,Neut
rase)とアスペルギルス・オリーゼ(Asperg
illus oryzae)由来のタンパク分解酵素
(天野製薬(株),ProteaseA)を使用し、p
H7〜9、30〜40℃、30分〜20時間処理するこ
とによりβ−ラクトグロブリンを選択的に分解する方法
が記載されている。
【0006】更に、特開平3−19654号公報では、
ホエータンパクを含む出発原料からラクトグロブリンを
除去するために、強塩基型陰イオン交換器を使用する方
法が記載されている。
【0007】上記方法によるβ−ラクトグロブリンの選
択的分解あるいは選択的除去は、例えば、高圧下でのβ
−ラクトグロブリンの選択的分解は、大量処理が困難で
あり、また、使用するタンパク分解酵素が高価であるう
え、高圧装置を使用せねばならず、コストアップになっ
てしまう。
【0008】また、ウシトリプシン、枯草菌由来のタン
パク分解酵素、アスペルギルス オリーゼ(Asper
gillus oryzae)由来のタンパク分解酵素
を使用したβ−ラクトグロブリンの選択的分解は、基質
濃度が1%と低いためコストアップになり、また、基質
濃度1%で処理するためβ−ラクトグロブリンの分解が
進行するとともにα−ラクトアルブミンの分解も進行
し、その結果、α−ラクトアルブミンの含有量の低いβ
−ラクトグロブリンの選択的分解物になってしまう。更
に、これらの酵素を使用することによっても得られる分
解物はそのアレルゲン性が充分に低下していない。
【0009】強塩基型陰イオン交換器使用したホエータ
ンパクを含む出発原料からのラクトグロブリンの除去
は、その収率が低く、コストアップになってしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、牛乳ホ
エータンパクに含まれるβ−ラクトグロブリンを選択的
に加水分解してアレルゲン性を低減し、かつα−ラクト
アルブミン含量の比較的高い牛乳ホエータンパク加水分
解物を製造する方法について種々検討したところ、植物
由来のタンパク分解酵素であるブロメラインやパパイン
を用いることによって、牛乳ホエータンパクの濃度を5
〜20重量%に高めて加水分解することができることを
見出し本発明を成すに至った。
【0011】したがって、本発明は、植物由来のタンパ
ク分解酵素を用いて、効率よく牛乳ホエータンパク加水
分解物を製造する方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、牛
乳ホエータンパク濃度5〜20重量%に調製された牛乳
ホエータンパク水溶液に植物由来のタンパク分解酵素を
添加して牛乳ホエータンパク中のβ−ラクトグロブリン
を選択的に分解し、アレルゲン性の低い牛乳ホエータン
パク酵素分解物を製造する方法に関する。さらに、具体
的には、5〜20%の牛乳ホエータンパク水溶液をNa
OH、KOHやCa(OH)2 でpH7〜9に調整し、
植物由来のタンパク分解酵素を20〜500u/g−W
PC添加し、40〜60℃、30分〜12時間処理し、
加水分解終了後、プレート式熱交換機により加熱するこ
とで酵素を失活させ、凍結乾燥機又は噴霧乾燥機で乾燥
し、アレルゲン性が低く、分解物濃度の高い牛乳ホエー
タンパク酵素分解物を得る方法に関する。
【0013】本発明における酵素は、植物由来のタンパ
ク分解酵素であって、このような酵素としてブロメライ
ン(天野製薬(株)、BromelinF)、パパイン
(天野製薬(株)、PapainW)等を例示すること
ができる。また、酵素は1種類又は2種類以上でも使用
でき、複数の酵素を使用する場合は植物由来のタンパク
分解酵素のブロメラインやパパインと植物以外の起源に
由来する他のタンパク分解酵素とを併用することが有効
である。
【0014】酵素反応は、前記したように牛乳ホエータ
ンパク5〜20重量%を含有する水溶液をpH7〜9に
調整し、前記タンパク分解酵素を添加し、40〜60℃
で30分〜12時間酵素分解を行なう。
【0015】従来の方法では、牛乳タンパク1重量%を
含有する溶液でタンパク分解酵素処理が行なわれていた
が、本発明では前記したタンパク分解酵素を使用するこ
とによって効率的に高濃度の牛乳タンパク酵素分解物を
得ることができる。この点が本発明の大きな特徴のひと
つである。
【0016】酵素分解終了後の酵素失活は、ブロメライ
ンやパパイン等の酵素についてはプレート式熱交換機を
用い、125℃5秒間の加熱で行うことができ、α−ラ
クトアルブミンを変性させずに加熱して酵素失活し、分
解物を得ることができる。得られる溶液はそのままある
いは濃縮するか乾燥粉末化して低アレルゲン化食品の原
料として利用することができる。本発明の方法によると
β−ラクトグロブリンが選択的に分解され、α−ラクト
アルブミンが出発原料の50%以上をしめる牛乳ホエー
タンパク分解物を得ることができる。本発明の方法によ
って得られる牛乳ホエータンパクは、α−ラクトアルブ
ミンとβ−ラクトグロブリンとの比率は、その分子量に
差があることを利用してその分子量分布をSwergo
ldらの方法〔Analytical Biochem
istry,131,295(1983)〕で測定する
ことによって知ることができる。
【0017】分子量分布の測定は、下記に示す条件で行
うことができる。 (1)試料濃度:0.05% (2)注入量 :20μl (3)カラム :TSKgel G3000PWXL (4)溶 媒 :0.1%トリフルオロ酢酸含有 55
%アセトニトリル溶液 (5)溶媒速度:0.30ml/min (6)検出波長:210nm (7)分析温度:20〜30℃
【0018】また、ホエータンパク分解物のアレルゲン
性はInhibition ELISA試験〔日本小児
アレルギー学会誌,1,36(1987)〕あるいはM
otaらのPCA(受身皮膚アナフィラキシー法)によ
る抗原抗体反応〔LifeScience 8 813
(1969)〕によって確認することができる。
【0019】β−ラクトグロブリンを指標としたInh
ibition ELISA試験に使用した溶液等は下
記のように調製することができる。
【0020】(1)β−ラクトグロブリンのコーティン
グ:0.05MのNaHCO3 −Buffer 11m
lにβ−ラクトグロブリン(1mg/ml)を100μ
l溶解し、分注(100μl/well)する。 (2)サンプル:サンプル200mgをPBSに1ml
に溶解する。 (3)ヤギ全血清希釈液:ヤギ全血清34μlをPBS
−tween20 5.1mlに溶解する。 (4)抗β−ラクトグロブリン(β−Lg)ウサギ血清
希釈液:抗β−Lgウサギ血清34μlをPBS−tw
een20 5.1mlに溶解する。 (5)ペルオキシダーゼ標識抗ウサギ免疫グロブリン
(IgG)ヤギIgG:ペルオキシダーゼ標識抗ウサギ
IgG ヤギIgG 3μlをPBS−tween20
10mlに溶解する。 (6)ABTS溶液:ABTS(2,2´−Azino
・bis−3−ethyl benzthiazoli
ne sulfonic acid)3mgを脱イオン
水 5mlに溶解し、0.006% H2 2−0.2
Mクエン酸Na緩衝液・pH4.0(ABTS用Buf
fer)5mlと混合する。
【0021】また、PCAによる抗原抗体反応における
抗血清の調製及びPCAによる判定は、下記のように行
うことができる。
【0022】(1)抗血清の調製:Al(OH)3 4.
0mgを200ml PBSに媒散後滅菌した液20m
lとタンパク当量として10mg/mlとなるように反
応液をPBSにより希釈した1mlをPBSで100m
lにメスアップした溶液20mlを振盪混合したもの4
00μl(抗原として20μgを含有)を11日間訓化
飼育したBALB/cマウス(5週齢の雄)に4週間に
渡り1週間隔で5回に分けて腹腔内投与した。第5回投
与5日後に大腿基部を切断して全採血し、使用まで−8
0℃に保存した。
【0023】(2)PCAによる判定:生理食塩水を用
い、上記抗血清の調製にて得たマウス抗α−ラクトアル
ブミン血清、マウス抗β−ラクトグロブリン血清、マウ
ス抗ペプチド血清の1/2希釈列(1/10,1/2
0,1/40,1/80,1/100)を作り、各希釈
血清50μlを背毛を刈ったSD系ラット(10週齢の
雄)の背部に皮下注射する。24時間後に、各ペプチド
溶液(抗原として1mgを含有)を含む0.6%エバン
スブルー液 1.0mlを尾静脈より注射し、30分後
屠殺し、背部皮膚をはいで紫斑を測定した。判定は陽性
反応がでた最大の希釈倍率を抗体価とした。
【0024】次に実施例を示し、本発明をさらに詳しく
説明する。
【実施例1】牛乳ホエータンパク100gを水800g
で溶解し、Ca(OH)2 でpH8に調整し、ブロメラ
インを100u/g−WPC添加することで10%溶液
にし、pHを反応時間中8に一定にし、45℃で4時間
酵素処理した。4時間後にプレート式熱交換機で125
℃に5秒間加熱して酵素を失活させ、凍結乾燥し、牛乳
ホエータンパク加水分解物を得た。TSKgelG30
00PXLのカラム(東ソー(株))と0.1%トリフル
オロ酢酸含有の55%アセトニトリル溶液を使用してこ
の分解物の分子量分布を測定したところ、図1に示すよ
うに未分解のホエータンパクと比較してβ−ラクトグロ
ブリンは分解されており、α−ラクトアルブミンが出発
原料の50%以上の分解物を得ることができた。
【0025】
【実施例2】牛乳ホエータンパク100gを水800g
で溶解し、Ca(OH)2 でpH8に調整し、水に溶解
したパパインを100u/g−WPC添加し、さらに水
を加え10%溶液にし、反応時間中pHを8に一定に
し、45℃で4時間酵素処理した。4時間後にプレート
式熱交換機で125℃で5秒間加熱して酵素を失活さ
せ、凍結乾燥し、牛乳ホエータンパク加水分解物を得
た。分解物の分子量分布を測定したところ、図2に示す
ように未分解のホエータンパクと比較してβ−ラクトグ
ロブリンは分解されており、α−ラクトアルブミンが出
発原料の50%以上の分解物を得ることができた。
【0026】
【比較例1】牛乳ホエータンパク100gを水800g
で溶解し、Ca(OH)2 でpH7に調整し、水に溶解
したニュートラーゼ(NOVO社、Neutrase
l.5MG)を100u/g−WPC添加し、さらに水
を加え10%溶液にし、40℃で4時間酵素処理した。
4時間後プレート式熱交換機で125℃で5秒間加熱す
ることで酵素失活させ、凍結乾燥し、牛乳ホエータンパ
ク加水分解物を得た。分解物の分子量分布を測定したと
ころ、図3に示すように未分解のホエータンパクと比較
してβ−ラクトグロブリンとα−ラクトアルブミンは分
解されておらず、α−ラクトアルブミンが出発原料の5
0%以上の分解物を得ることができなかった。
【0027】
【比較例2】牛乳ホエータンパク100gを水800g
で溶解し、Ca(OH)2 でpH7.5に調整し、水で
溶解したプロテアーゼA(天野製薬(株)、Prote
aseA)を100u/g−WPC添加し、さらに水を
加えて10%溶液にし、40℃で4時間酵素処理した。
4時間後にプレート式熱交換機で125℃で5秒間加熱
することによって酵素失活させ、凍結乾燥し、分解物を
得た。分解物の分子量分布を測定したところ、図4に示
すように未分解のホエータンパクと比較してβ−ラクト
グロブリンは分解されていたが、α−ラクトアルブミン
が出発原料の50%以上の分解物を得ることができなか
った。
【0028】以上の(実施例1)、(実施例2)及び
(比較例1)、(比較例2)により得た分解物について
β−ラクトグロブリンを指標としたInhibitio
n ELISA試験を行った。その結果を図5に示す。
この図ではβ−ラクトグロブリンの曲線との距離が大き
いほど分解物の抗原性が小さくなることを示す。図に示
すようにニュートラーゼやプロテアーゼAに比べてブロ
メラインとパパインは著しい抗原性の低下が認められ
た。
【0029】また、(実施例1)、(実施例2)及び
(比較例2)により得た分解物についてPCAによる判
定を行ったところ、図6〜9に示すように未分解のホエ
ータンパクと比較してプロテアーゼAはアレルゲン性が
残存し、ブロメラインとパパインはアレルゲン性の低下
が認められた。
【0030】また、(実施例1)及び(実施例2)は、
酵素を含めた原材料費が安価で、収率がほぼ100%で
あり、官能評価では苦味の発現が小さかった。
【0031】
【発明の効果】本発明によると、牛乳ホエータンパク中
に多量に含まれるβ−ラクトグロブリンを植物由来の蛋
白分解酵素により選択的に加水分解し、α−ラクトアル
ブミンがリッチな牛乳ホエータンパクの酵素加水分解物
を得ることができる。得られる分解物は低アレルゲン化
食品として有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のブロメラインによる牛乳ホエータン
パク加水分解物の分子量分布を示す。
【図2】実施例2のパパインによる牛乳ホエータンパク
加水分解物の分子量分布を示す。
【図3】比較例1のニュウトラーゼによる牛乳ホエータ
ンパク加水分解物の分子量分布を示す。
【図4】比較例2のプロテアーゼAによる牛乳ホエータ
ンパク加水分解物の分子量分布を示す。
【図5】実施例1,2及び比較例1,2のInhibi
tion ELISA試験の結果を示す。
【図6】実施例1のPCAによる免疫原性評価結果を示
す。
【図7】実施例2のPCAによる免疫原性評価結果を示
す。
【図8】比較例1のPCAによる免疫原性評価結果を示
す。
【図9】比較例2のPCAによる免疫原性評価結果を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 哲郎 埼玉県入間市下藤沢580−5 (72)発明者 高橋 伸彰 埼玉県川越市新宿町5−11−3 雪印乳業 株式会社独身寮 (72)発明者 島谷 雅治 埼玉県狭山市新狭山3−1−2 レジデン ス新狭山303 (72)発明者 平野 賢一 愛知県岩倉市稲荷町稲荷西212−11 (72)発明者 伊藤 浩史 愛知県岩倉市稲荷町221

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃度5〜20重量%に調整した牛乳ホエ
    ータンパク水溶液に植物由来のタンパク分解酵素を加え
    て、該タンパク中のβ−ラクトグロブリンを選択的に加
    水分解することを特徴とする牛乳ホエータンパク加水分
    解物の製造法。
  2. 【請求項2】 植物由来のタンパク分解酵素が、ブロメ
    ラインおよび/またはパパインである請求項1に記載の
    牛乳ホエータンパク酵素加水分解物の製造方法。
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