JPH0510311A - ホースバンド - Google Patents

ホースバンド

Info

Publication number
JPH0510311A
JPH0510311A JP3189492A JP18949291A JPH0510311A JP H0510311 A JPH0510311 A JP H0510311A JP 3189492 A JP3189492 A JP 3189492A JP 18949291 A JP18949291 A JP 18949291A JP H0510311 A JPH0510311 A JP H0510311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
shaped member
strip
band
hose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3189492A
Other languages
English (en)
Inventor
Juji Kojima
島 銃 二 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP3189492A priority Critical patent/JPH0510311A/ja
Publication of JPH0510311A publication Critical patent/JPH0510311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 締付け力が大きくなってもホース等の被固定
部材をシール性を損なうことなく固定することを可能と
する。 【構成】 耳部の塑性変形によってリング状の帯状部材
を締付けるホースバンドにおいて、耳部に対応する帯状
部材の不連続部分をスペーサを介して連続させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム,樹脂等からなる
ホースあるいはホース状の部材を固定するのに使用する
ホースバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のホースバンドの代表例として図
10に示すホースバンド100がある。このホースバン
ド100は金属製の帯状部材をリング状に巻回形成した
リング部101と、このリング部101を閉塞するよう
にコ字型に一体形成した耳部102とから構成されてい
る。そして、このホースバンド100は図11に示すよ
うにホースHの外周に挿通させた後治具を用いて耳部1
02を塑性変形させてリング部101を締付けることに
よって、ホースHをパイプPに固定するため用いられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホースバンド100は図11に示すように耳部102の
塑性変形の際、ホースHの耳部102に対応する部分に
皺H1 を生じ該部分のシール性が損なわれるという不具
合いがある。この不具合いは、ホースHが弾性に富んだ
ゴム材質の場合ホースバンド100の締付け力を小さく
してホースHを固定することができるので左程顕著に現
れないが、ホースHがゴムよりも弾性の劣る軟質樹脂の
場合ホースバンド100の締付け力を大きくしなければ
ホースHを固定することができないので顕著に現れる。
【0004】自動車の等速ジョイント用ブーツは悪路走
行中の障害物の衝突による破裂防止、あるいは高速化に
伴なう遠心力の増大による膨張の防止等のために材質が
ゴムから軟性樹脂に変換される傾向にあり、この軟性樹
脂からなるブーツの固定にホースバンド100を使用し
た場合前記した不具合いにより内部のグリースが漏洩し
致命的な欠陥となる。
【0005】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は締付け力が大きくなってもホース
等の被固定部材をシール性を損なうことなく固定するこ
とを可能としたホースバンドを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した目的
を達成するため耳部の塑性変形によってリング状の帯状
部材を締付けるホースバンドにおいて、両端にテーパ部
を有し、前記耳部に略中央部を対応させて帯状部材の内
側に当接するスペーサ本体と、前記耳部の両側に連設す
る帯状部材にそれぞれ摺動可能に係合するように前記ス
ペーサ本体に突出形成された係合部材とからなるスペー
サを具備したことを特徴としている。
【0007】
【作用】スペーサ本体の帯状部材への当接により、耳部
に対応する不連続部分がなくなり、ホースバンドはホー
ス等の被固定部材の全周を万遍なく締付ける。
【0008】また、スペーサ本体はその係合部材を耳部
の両側に連設する帯状部材にそれぞれ係合することによ
ってホースバンドに取り付けられるものであるから、そ
の中央部が耳部に対応するように位置決めされて取付け
られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。図1乃至図3に第1実施例であるホー
スバンド1を示す。ホースバンド1は耳部2の塑性変形
によりリング状の帯状部材3を締付けるようにしたバン
ド本体4と、このバンド本体4に取付けられるスペーサ
5とから構成されている。ここでバンド本体4は前述し
た従来のホースバンド100と同一の構造になってい
る。
【0010】スペーサ5は図3に示すように両端にテー
パ部6a,6aを有する帯状部材3と同一巾の板材から
なるスペーサ本体6と、このスペーサ本体6の両側縁部
に対向して突出形成された一対の係合フック7とから構
成されている。このときの一対の係合フック7は上端が
内側に略L字形に屈曲されて形成されており、かつスペ
ーサ本体6の長さ方向に適宜の間隔を離隔させて2箇所
に設けられている。このスペーサ5はゴム,合成樹脂,
ばね鋼等の弾性材で形成される。
【0011】そしてこのスペーサ5は図3に示すように
耳部2にスペーサ本体6の中央部を対応させて帯状部材
3の内側に当接させて取付けられる。この取付けは、対
向する係合フック7,7が帯状部材3の縁部で押されて
外側へ撓むスナップアクションによって行われ、取付け
後は係合フック7によりスペーサ5の帯状部材3からの
離脱が防止される。また、スペーサ5は各一対の係合フ
ック7が耳部2の両側に連設する各帯状部材3にそれぞ
れ摺動可能に係合するので、スペーサ5の帯状部材3に
対する相対移動は係合フック7が耳部2に干渉して規制
される。このためスペーサ5はスペーサ本体6の略中央
部が耳部2に対応するように位置決めされて帯状部材3
に取付けられ、耳部2に対応する帯状部材3の不連続部
分を連続させることができる。
【0012】このホースバンド1は耳部2に対応する帯
状部材3の不連続部分がスペーサ5で連続させることが
でき、かつスペーサ5の両端にテーパ部6a,6aを設
けてスペーサ5と帯状部材3との重合境界部位の段差を
極力小さくすることができるので、ホース等の被固定部
材の全周を万遍なく締付けることができる。このためホ
ースバンド1によれば締付の際に被固定部材に皺の発生
もなくシール性の良好な固定構造が得られる。
【0013】図4乃至図6は第2実施例であるホースバ
ンド10を示す。ホースバンド10はホースバンド1と
同様に耳部2を有するリング状の帯状部材3からなるバ
ンド本体40と、このバンド本体に取付けられるスペー
サ50とから構成されている。ここでスペーサ50は係
合フック7がスペーサ本体6の巾内に形成されている点
が前述したスペーサ5と相違し、これに相応してバンド
本体40の帯状部材3に前記係合フック7が係合する切
欠部3aを設けた点が前述したバンド本体4と相違して
いる。他の同一構成要素は同一符号を付してその説明を
省略する。
【0014】このホースバンド10は係合フック7のス
ナップアクションによる切欠部3aへの係合によってス
ペーサ50を帯状部材3に取付けるが、取付後のスペー
サ50の帯状部材3に対する相対移動は切欠部3a内に
規制される。このようにスペーサ50は、スペーサ本体
6の略中央部を耳部2に対応するように位置決めされて
帯状部材3に取付けられる。この取付け状態において係
合フック7は図4に示すように帯状部材3の外側方へ突
出することがない。このためホースバンド10は前述し
たホースバンド1の作用に加えて例えばホース等の被固
定部材のバンド嵌着用の環状溝に適用する場合溝全周の
任意の位置に嵌着することができるという適用自由度を
有する。
【0015】また、スペーサ5,及び50における係合
フック7は前述したように帯状部材3に対するスペーサ
の離脱防止及び位置決めの機能を有し、専らホースバン
ドの保管中に上記機能を奏するだけで足りるものである
から材料強度に対する要求はなく、可能な限り薄肉状と
することができる。さらに、係合フック7は上記機能を
奏するに足る形成個数で足り、スペーサ5,及び50の
4個の内対角線上の位置関係にあるいずれか2個の係合
フック7を省略することもできる。
【0016】図7及び図8はホースバンド10の変化例
を示し、スペーサ50の係合フック7が係合する帯状部
材3の側縁部を切起こし片3bで形成することもでき
る。この切起こし片3bは絞り加工で容易に形成するこ
とができると共に、切り起こし片3bの外側面は係合フ
ック7の係合時の誘導面として機能する。
【0017】さらに、図9に第3実施例であるホースバ
ンド20を示す。このホースバンド20は耳部2を有す
るリング状帯状部材3からなる基本構造にスペーサ51
を具備して構成されている。耳部2の両側に連設する帯
状部材3には周方向に長い長孔3c,3cが穿設されて
いる。一方、スペーサ51には前記長孔3cに係合する
留金8,8が突設されている。スペーサ51は留金8,
8を長孔3c,3cに係合させることによって帯状部材
3に取付けられると共に、スペーサ本体6の略中央部が
耳部2に対応するように帯状部材3に対する位置決めも
なされる。図9に示す符号6a,6aはスペーサ51の
両端に形成したテーパ部である。留金8と長孔3cとの
係合は帯状部材3に対するスペーサ51の離脱防止及び
位置決めの為のものであるから、長孔3cの巾を充分狭
くして帯状部材3の強度低下を防止することができる。
このホースバンド20は耳部2に対応する帯状部材3の
不連続部分をスペーサ51を介して連続させることがで
きるので良好なシール性を保持してホース等の被固定部
材を固定することができると共に、スペーサ51の取付
けによる帯状部材3の外側に突出するものがないので前
述したホースバンド10と同様な適用自由度を有する。
【0018】以上述べた実施例は帯状部材が閉ループを
構成するクローズドタイプのホースバンドであるが、本
発明はこれに限定するものではなくオープンタイプのホ
ースバンドにも同様に適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば耳部に
対応する帯状部材の不連続部分をスペーサを介して連続
させることによって、ホース等の被固定部材の全周を万
遍なく締付けることになるので、締付け力が大きくなっ
ても被固定部材に皺の発生がなく充分なシール性を保持
して被固定部材を固定することができる。このため本発
明は軟性樹脂からなる被固定部材の固定に有要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の平面図である。
【図2】第1実施例の正面図である。
【図3】第1実施例のスペーサの取付け構造を示す部分
斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例の平面図である。
【図5】第2実施例の正面図である。
【図6】第2実施例のスペーサの取付け構造を示す部分
斜視図である。
【図7】第2実施例の変化例を示す帯状部材の平面図で
ある。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】本発明の第3実施例のスペーサの取付け構造を
示す部分斜視図である。
【図10】従来のホースバンドの正面図である。
【図11】従来のホースバンドの使用状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1,10,20 ホースバンド 2 耳部 3 帯状部材 5,50,51 スペーサ 7 係合フック(係合部材) 8 留金(係合部材)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 耳部の塑性変形によってリング状の帯状
    部材を締付けるホースバンドにおいて、 両端にテーパ部を有し、前記耳部に略中央部を対応させ
    て帯状部材の内側に当接するスペーサ本体と、前記耳部
    の両側に連設する帯状部材にそれぞれ摺動可能に係合す
    るように前記スペーサ本体に突出形成された係合部材と
    からなるスペーサを具備したことを特徴とするホースバ
    ンド。
JP3189492A 1991-07-04 1991-07-04 ホースバンド Pending JPH0510311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3189492A JPH0510311A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 ホースバンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3189492A JPH0510311A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 ホースバンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0510311A true JPH0510311A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16242173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3189492A Pending JPH0510311A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 ホースバンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0510311A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008232371A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Nissan Diesel Motor Co Ltd ホースクランプの位置決め構造
JP2009536294A (ja) * 2006-05-09 2009-10-08 ハンス・エーテイケル・アクチエンゲゼルシヤフト・マシイネン−ウント・アパラーテフアブリーク バンドクランプ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536294A (ja) * 2006-05-09 2009-10-08 ハンス・エーテイケル・アクチエンゲゼルシヤフト・マシイネン−ウント・アパラーテフアブリーク バンドクランプ
JP2008232371A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Nissan Diesel Motor Co Ltd ホースクランプの位置決め構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04231787A (ja) パイプ継手
KR100509211B1 (ko) 일체형 클램핑 부재를 갖춘 벨로우즈형 커버 부재
JPH09112774A (ja) パイプの部分に押し込まれたホース部分の固定装置
US5530996A (en) Band clamp fitting structure
US5504973A (en) Stopper structure and stopper member for preventing a grommet from coming off from a panel
JPH0416656B2 (ja)
JPH0510311A (ja) ホースバンド
GB2262131A (en) Band clamp
JP4922487B2 (ja) プロペラシャフトを被覆するための予め組み立てられたベロー状構造体
JPH04210110A (ja) ホースバンド
JP2003206968A (ja) コイルスプリングの異音発生防止用チューブ及びコイルスプリング
JP3410948B2 (ja) グロメット
JP2002526727A5 (ja)
US5208949A (en) Elastic clamp fitting
JPH07332184A (ja) エアインテークパイプの嵌合構造
JP4316365B2 (ja) 留め具
JPH10315787A (ja) ドアウェザーストリップの取付構造及び取付方法
JPH0628738Y2 (ja) ワイヤハーネスグロメット
JPH0742841A (ja) ブーツの固着構造
JPH087687A (ja) ワイヤハーネス用グロメット
JP2875495B2 (ja) グロメット
JP3287102B2 (ja) ホースクランプおよびこれを用いた接続装置
JPH0432525Y2 (ja)
JPH0617050U (ja) グロメット
JPH0249385Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070724

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080724

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees