JPH10315787A - ドアウェザーストリップの取付構造及び取付方法 - Google Patents
ドアウェザーストリップの取付構造及び取付方法Info
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- JPH10315787A JPH10315787A JP9140840A JP14084097A JPH10315787A JP H10315787 A JPH10315787 A JP H10315787A JP 9140840 A JP9140840 A JP 9140840A JP 14084097 A JP14084097 A JP 14084097A JP H10315787 A JPH10315787 A JP H10315787A
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Abstract
アウェザーストリップの取付構造及び取付方法を提供す
ること。 【解決手段】 車体開口部周縁に弾接するシール部5b
が一体形成され、ドアサッシュ3に取り付けられるドア
ウェザーストリップ5の型成形部に埋設されたインサー
ト部材9をドアサッシュ3に固定するドアウェザースト
リップの取付構造において、インサート部材9とは別体
のクリップ10を備え、インサート部材9に穴9aとそ
の穴周りに段差部9bを形成し、クリップ10の一端に
係止爪11を形成しその係止爪11を段差部9bに係止
させてクリップ10をインサート部材9の穴に嵌合させ
るとともに、クリップ10の他端にスタッド用係止爪1
2を形成しそのスタッド用係止爪12に、ドアサッシュ
3に略垂直に固着したTスタッド7の頭部7bを係止さ
せてドアウェザーストリップ5をドアサッシュ3に取り
付ける。
Description
体(ボディ)との隙間をシールするドアウェザーストリ
ップの型成形部に埋設されたインサート部材をドアサッ
シュに固定するドアウェザーストリップの取付構造及び
取付方法に関する。
トドア1およびリヤドア2のドアサッシュ3,4の周縁
には、ドアサッシュ3,4と車体(ボディ)との隙間を
シールするドアウェザーストリップ5,6が取り付けら
れている。
3に取り付けられる取付基部5aとそれに一体形成され
車体開口部周縁に弾接する中空のシール部5bとリップ
部5cとからなり、押出成形された直線部D,Dと型成
形されたコーナー部Cが接続されてなるものである。ま
た、型成形されたコーナー部Cには、ドアウェザースト
リップ5のずれ防止機能としてはたらき、かつドアサッ
シュ3に垂直に脚部7aが溶接されたTスタッド7の頭
部7bに係止する係止部材8が一体形成されたインサー
ト部材9が埋設されている。係止部材8は略円筒形に形
成され、その略円筒形の部分の内側にTスタッド7を挿
入させるようにドアウェザーストリップ5を位置させ、
係止部材8の係止爪8aをTスタッド部材7の頭部7b
に係止させることによってドアウェザーストリップ5は
ドアサッシュ3に位置決めして取り付けられるようにな
っている。なお、ドアウェザーストリップ6もドアウェ
ザーストリップ5と同様の構成をしているのでその説明
を省略する。
た従来例においてはコーナー部Cの型成形時に、ゴム加
硫温度または/およびゴム射出圧によってインサート部
材9に形成された係止部材8が熱変形,圧力変形してド
アサッシュ3への取り付けが困難であるという問題があ
る。特に変形が大きいと係止爪8aが折れる場合もあっ
た。また係止爪8aの表面に流れたゴムを除去する必要
もあり手間がかかっていた。
少なく取り付けが容易なドアウェザーストリップの取付
構造及び取付方法を提供することにある。
めに、本発明のドアウェザーストリップの取付構造は、
車体開口部周縁に弾接するシール部(5b)が一体形成
され、ドアサッシュ(3)に取り付けられるドアウェザ
ーストリップ(5)の型成形部に埋設されたインサート
部材(9)をドアサッシュ(3)に固定するドアウェザ
ーストリップの取付構造において、インサート部材
(9)とは別体のクリップ(10)を備え、インサート
部材(9)に穴(9a)とその穴周りに段差部(9b)
を形成し、クリップ(10)の一端に係止爪(11)を
形成しその係止爪(11)を段差部(9b)に係止させ
てクリップ(10)をインサート部材(9)の穴に嵌合
させるとともに、クリップ(10)の他端にスタッド用
係止爪(12)を形成しそのスタッド用係止爪(12)
に、ドアサッシュ(3)に略垂直に固着したTスタッド
(7)の頭部(7b)を係止させてドアウェザーストリ
ップ(5)をドアサッシュ(3)に取り付けることを特
徴とする(請求項1)。
スタッド(7)の頭部(7b)が挿通されかつ保持され
る略円筒形枠部(13)を係止爪(11)とスタッド係
止爪(12)の間に備えるものであることが好ましい
(請求項2)。
法は、車体開口部周縁に弾接するシール部(5b)が一
体形成され、ドアサッシュ(3)に取り付けられるドア
ウェザーストリップ(5)の型成形部に埋設されたイン
サート部材(9)をドアサッシュ(3)に固定するドア
ウェザーストリップの取付方法において、インサート部
材(9)とは別体のクリップ(10)をインサート部材
(9)に嵌合させ、クリップ(10)に、ドアサッシュ
(3)に略垂直に固着したTスタッド(7)の頭部(7
b)を係止させてドアウェザーストリップ(5)をドア
サッシュ(3)に取り付けることを特徴とする(請求項
3)。
記載された括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施
の形態に記載された記号に対応するものである。
造によれば、ドアサッシュに固着されたTスタッドの頭
部を係止するための係止爪を有する部材が従来例のよう
にインサート部材に一体形成されたものではなく、スタ
ッド係止爪としてインサート部材とは別体のクリップに
設けられているので、型成形部のその型成形時に、従来
例で示したようなゴム加硫温度やゴム射出圧の影響を受
けない。したがって、スタッド係止爪は変形しないため
スタッド係止爪にTスタッドの頭部を係止させることに
より、ドアサッシュにドアウェザーストリップを取り付
けることが容易に行える。また従来例で示したような係
止爪の表面に流れたゴムを除去するような煩雑な作業も
解消される。また、インサート部材には段差部が形成さ
れ、クリップに形成された係止爪が嵌合されるので、イ
ンサート部材とクリップ間との結合は強固である。
の頭部が挿通されかつ保持される略円筒形枠部が係止爪
とスタッド係止爪の間に備わるものであるので、頭部が
略円筒形枠部に嵌合することで容易に位置ずれすること
なくドアサッシュがドアウェザーストリップに取り付け
られる。
法によれば、既にできあがったドアウェザーストリップ
の型成形部に埋設されたインサート部材に、新たな部品
である別体のクリップを嵌合させた後に、そのクリップ
に、ドアサッシュに略垂直に固着したTスタッドの頭部
を係止させるものであるので、クリップは請求項1の作
用効果で示したと同様にドアウェザーストリップの型成
形部のその型成形時に、従来例で示したようなゴム加硫
温度やゴム射出圧の影響を受けない。したがって、クリ
ップは変形しないためクリップにTスタッドの頭部を係
止させることにより、ドアサッシュにドアウェザースト
リップを取り付けることが容易に行える。また従来例で
示したような係止爪の表面に流れたゴムを除去するよう
な煩雑な作業も解消される。
を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分には同
一符号を付しその説明を省略する。図1は本発明の実施
形態に係るドアウェザーストリップの一部を示す拡大斜
視図、図2は図1のB−B線拡大断面図、図3は本発明
の実施形態に係るドアウェザーストリップがドアサッシ
ュに取り付けられた状態を示す断面図である。
リップ5は、従来例と同様にドアサッシュ3に取り付け
られる取付基部5aと,取付基部5aに一体形成され、
車体開口部周縁に弾接する中空のシール部5bと,取付
基部5aに一体形成されたリップ部5cとからなり、型
成形部となるコーナー部Cにはドアウェザーストリップ
5のずれ防止機能としてはたらく板状で略L字形のイン
サート部材9が埋設されている。
ストリップ5は、従来例と異なり、インサート部材9と
は別体のクリップ10を備え、インサート部材9に丸穴
9aとその穴周りにクリップ10保持用の段差部9bが
インサート部材9に円周方向全体に向かって形成されて
いる。また、クリップ10の一端に係止爪11が形成さ
れその係止爪11を段差部9bに係止させてクリップ1
0をインサート部材9の丸穴9aに嵌合させるようにす
るとともに、クリップ10の他端にはスタッド用係止爪
12が形成されそのスタッド用係止爪12に、ドアサッ
シュ3に略垂直に脚部7aが溶接により固着されたTス
タッド7の頭部7bを係止するようにしている。
が挿通されかつ保持される略円筒形枠部13を係止爪1
1とスタッド係止爪12の間に備えるものであり、頭部
7bが略円筒形枠部13に嵌合することで容易に位置ず
れすることなくドアサッシュ3がドアウェザーストリッ
プ5に取り付けられるようになっている。ここで、クリ
ップ10の材質は例えばポリアミドであり、インサート
部材9の材質はガラス補強ポリアミドである。
について説明する。型成形部のコーナー部Cにインサー
ト部材9が埋設されたドアウェザーストリップ5のその
型成形時にインサート部材9に上述した段差部9bと丸
穴9aを形成する。なお、図1に示すように型成形時の
生ゴム注入方向Pは一方向である。そして、係止爪11
が形成された別体クリップ10をインサート部材9の段
差部9bに嵌合させた後、クリップ10に設けられたス
タッド係止爪12にドアサッシュ3に固着したTスタッ
ド7の頭部7bを係止させることによってドアサッシュ
3に対するドアウェザーストリップ5の取り付けが完了
する。
Tスタッド7の頭部7bを係止するための係止爪を有す
る部材が従来例のようにインサート部材9に一体形成さ
れたものではなく、スタッド係止爪12としてインサー
ト部材9とは別体のクリップ10に設けられているの
で、型成形部となるコーナー部Cのその型成形時に、ゴ
ム加硫温度やゴム射出圧の影響を受けることはなく、そ
のことにより変形しないためスタッド係止爪12にTス
タッド7の頭部7bを係止させることにより、ドアサッ
シュ3にドアウェザーストリップ5を取り付けることが
容易に行える。
リップの取付構造によれば、インサート部材とは別体の
クリップに設けられたスタッド係止爪はインサート部材
の型成形時に変形しないためスタッド係止爪にTスタッ
ドの頭部を係止させることにより、ドアサッシュにドア
ウェザーストリップを取り付けることが容易に行える。
また従来例で示したような係止爪の表面に流れたゴムを
除去するような煩雑な作業も解消される。また、インサ
ート部材には段差部が形成され、クリップに形成された
係止爪が嵌合されるので、インサート部材とクリップ間
との結合は強固である。
の頭部が挿通されかつ保持される略円筒形枠部が係止爪
とスタッド係止爪の間に備わるものであるので、頭部が
略円筒形枠部に嵌合することで容易に位置ずれすること
なくドアサッシュがドアウェザーストリップに取り付け
られる。
法によれば、既にできあがったドアウェザーストリップ
の型成形部に埋設されたインサート部材に、新たな部品
である別体のクリップを嵌合させた後に、そのクリップ
に、ドアサッシュに略垂直に固着したTスタッドの頭部
を係止させるものであるので、クリップは請求項1の作
用効果で示したと同様にドアウェザーストリップの型成
形部のその型成形時に、従来例で示したようなゴム加硫
温度やゴム射出圧の影響を受けない。したがって、クリ
ップは変形しないためクリップにTスタッドの頭部を係
止させることにより、ドアサッシュにドアウェザースト
リップを取り付けることが容易に行える。また従来例で
示したような係止爪の表面に流れたゴムを除去するよう
な煩雑な作業も解消される。
プの一部を示す拡大斜視図である。
プがドアサッシュに取り付けられた状態を示す断面図で
ある。
示す拡大斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】車体開口部周縁に弾接するシール部が一体
形成され、ドアサッシュに取り付けられるドアウェザー
ストリップの型成形部に埋設されたインサート部材を前
記ドアサッシュに固定するドアウェザーストリップの取
付構造において、前記インサート部材とは別体のクリッ
プを備え、インサート部材に穴とその穴周りに段差部を
形成し、クリップの一端に係止爪を形成しその係止爪を
前記段差部に係止させてクリップをインサート部材の穴
に嵌合させるとともに、クリップの他端にスタッド用係
止爪を形成しそのスタッド用係止爪に、ドアサッシュに
略垂直に固着したTスタッドの頭部を係止させてドアウ
ェザーストリップをドアサッシュに取り付けることを特
徴とするウェザーストリップの取付構造。 - 【請求項2】前記クリップは、前記Tスタッドの頭部が
挿通されかつ保持される略円筒形枠部を前記係止爪とス
タッド係止爪の間に備えることを特徴とする請求項1に
記載のウェザーストリップの取付構造。 - 【請求項3】車体開口部周縁に弾接するシール部が一体
形成され、ドアサッシュに取り付けられるドアウェザー
ストリップの型成形部に埋設されたインサート部材を前
記ドアサッシュに固定するドアウェザーストリップの取
付方法において、前記インサート部材とは別体のクリッ
プをインサート部材に嵌合させ、該クリップに、ドアサ
ッシュに略垂直に固着したTスタッドの頭部を係止させ
てドアウェザーストリップをドアサッシュに取り付ける
ことを特徴とするドアウェザーストリップの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14084097A JP3845493B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | ドアウェザーストリップの取付構造及び取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|
JPH10315787A true JPH10315787A (ja) | 1998-12-02 |
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---|---|
JP (1) | JP3845493B2 (ja) |
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- 1997-05-14 JP JP14084097A patent/JP3845493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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