JPH05101588A - 光デイスクカートリツジ - Google Patents
光デイスクカートリツジInfo
- Publication number
- JPH05101588A JPH05101588A JP28066591A JP28066591A JPH05101588A JP H05101588 A JPH05101588 A JP H05101588A JP 28066591 A JP28066591 A JP 28066591A JP 28066591 A JP28066591 A JP 28066591A JP H05101588 A JPH05101588 A JP H05101588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical disk
- drive device
- cartridge
- cartridge case
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の光ディスクカートリッジをドライブ装
置に装着し、記録再生に供した場合には、ドライブ装置
内のモーター、電子回路、電磁石などからの発熱のため
に、光ディスクは温度上昇し複屈折が変化して記録再生
に悪影響が生じる不利がある。 【効果】 予めカートリッジケース３の後端部分に通気
用開口部５、６を設け、カートリッジ外部の空気をカー
トリッジケース内に取り入れ、前方に位置する記録再生
用窓孔４からドライブ装置ａ内に放出させ、カートリッ
ジケース内の空気の漏留を生じないようにして光ディス
ク２の温度上昇を防止する。
置に装着し、記録再生に供した場合には、ドライブ装置
内のモーター、電子回路、電磁石などからの発熱のため
に、光ディスクは温度上昇し複屈折が変化して記録再生
に悪影響が生じる不利がある。 【効果】 予めカートリッジケース３の後端部分に通気
用開口部５、６を設け、カートリッジ外部の空気をカー
トリッジケース内に取り入れ、前方に位置する記録再生
用窓孔４からドライブ装置ａ内に放出させ、カートリッ
ジケース内の空気の漏留を生じないようにして光ディス
ク２の温度上昇を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクをケース
に収容して一体とした光ディスクカートリッジに関する
ものである。
に収容して一体とした光ディスクカートリッジに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】光ディスクカートリッジは、図４におい
て符号１’で示すように中心に金属ハブを取りつけた光
ディスク２’を、中空箱状のカートリッジケース３’に
封入するとともに、カートリッジケース３’の上下面に
予めその中央部から前縁にわたってモーターアクセス
窓、ヘッドアクセス窓からなる記録再生用窓孔４’・
４’を開設して形成されており、図示のように公知のド
ライブ装置ａ内に装着し、記録再生用窓４’を介してモ
ーターｂの回転を光デイスク２’に伝達させるととも
に、ピックアップｃを介して記録再生を行うものである
が、この場合、ドライブ装置ａ内はモーターｂ、電子回
路ｄ、電磁石ｅなどから生じる熱のため温度が上昇する
から、これを放出するためのファンｆが吸気孔ｇと共に
設けられている。
て符号１’で示すように中心に金属ハブを取りつけた光
ディスク２’を、中空箱状のカートリッジケース３’に
封入するとともに、カートリッジケース３’の上下面に
予めその中央部から前縁にわたってモーターアクセス
窓、ヘッドアクセス窓からなる記録再生用窓孔４’・
４’を開設して形成されており、図示のように公知のド
ライブ装置ａ内に装着し、記録再生用窓４’を介してモ
ーターｂの回転を光デイスク２’に伝達させるととも
に、ピックアップｃを介して記録再生を行うものである
が、この場合、ドライブ装置ａ内はモーターｂ、電子回
路ｄ、電磁石ｅなどから生じる熱のため温度が上昇する
から、これを放出するためのファンｆが吸気孔ｇと共に
設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カートリッ
ジケース３’にはドライブ装置内のピックアップｃと対
応する部分に前記記録再生用窓４’が開設されている以
外、他に開口部がない。このため、吸気孔ｇからファン
ｆを経て流れる冷却風はカートリッジケース３′内には
殆んど入ることなく、この冷却風量が余程増大されない
限り、カートリッジケース３′内の温度は滞留する熱気
により上昇し、このことは、本来、ポリカーボネートで
作られた光ディスクが温度上昇により複屈折が変化して
記録再生に悪影響が生じる不利がある。
ジケース３’にはドライブ装置内のピックアップｃと対
応する部分に前記記録再生用窓４’が開設されている以
外、他に開口部がない。このため、吸気孔ｇからファン
ｆを経て流れる冷却風はカートリッジケース３′内には
殆んど入ることなく、この冷却風量が余程増大されない
限り、カートリッジケース３′内の温度は滞留する熱気
により上昇し、このことは、本来、ポリカーボネートで
作られた光ディスクが温度上昇により複屈折が変化して
記録再生に悪影響が生じる不利がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このためには、予めカー
トリッジケースの後端部分に通気用開口部を設けて、カ
ートリッジ外部の空気をカートリッジケース内に取り入
れ、前方に位置する記録再生用窓孔からドライブ装置内
に放出させてカートリッジケース内に空気の滞留が生じ
ないようにすればよいわけであり、さらに、この際、取
り入れるべき空気を、ドライブ装置外部の大気が直接送
入されるようにすれば、より効果的となるわけである。
トリッジケースの後端部分に通気用開口部を設けて、カ
ートリッジ外部の空気をカートリッジケース内に取り入
れ、前方に位置する記録再生用窓孔からドライブ装置内
に放出させてカートリッジケース内に空気の滞留が生じ
ないようにすればよいわけであり、さらに、この際、取
り入れるべき空気を、ドライブ装置外部の大気が直接送
入されるようにすれば、より効果的となるわけである。
【０００５】
【発明の実施例】この発明は上記の点に着目して開発し
たものであって、その実施例を図面について説明する
と、図１はこの発明の光ディスクカートリッジ１を後方
よりみた図であって、光ディスク２を収容したカートリ
ッジケース３の上下面中央部から前縁にわたる部分には
記録再生用窓孔４（４）が開成されている。ここまでは
従来の光ディスクカートリッジと同様であるが、この発
明においては特にカートリッジケース２の後端部適所、
図の実施例では後端面および後端縁に近い上面にそれぞ
れ通気用開口部５・・・、６・・・が開設されている。
たものであって、その実施例を図面について説明する
と、図１はこの発明の光ディスクカートリッジ１を後方
よりみた図であって、光ディスク２を収容したカートリ
ッジケース３の上下面中央部から前縁にわたる部分には
記録再生用窓孔４（４）が開成されている。ここまでは
従来の光ディスクカートリッジと同様であるが、この発
明においては特にカートリッジケース２の後端部適所、
図の実施例では後端面および後端縁に近い上面にそれぞ
れ通気用開口部５・・・、６・・・が開設されている。
【０００６】
【作用、効果】この発明は上記の構成により、図２に明
らかなようにドライブ装置ａに装着した場合、ファンｆ
により吸引されてドライブ装置内を図の左方に流動して
いる空気に引かれて、光ディスクカートリッジ１には外
気が通気用開口部５・・・、６・・・を介して流入さ
れ、カートリッジケース３内には通気用開口部５・・
・、６・・・から記録再生用窓孔４に通ずる流動気流が
発生し、このためカートリッジケース３内の温度上昇が
阻止されて、光デイスク２の損傷を防止することができ
る。なお、この実施例においては通気用開口部５・・
・、６・・・はいずれもドライブ装置ａ外の大気に開口
しているため、カートリッジケース３内には大気が直接
供給され充分な冷却が行われるが、この通気用開口部５
・・・、６・・・は大気中に限らず、ドライブ装置ａ内
の吸気孔ｇ近くに開口するようにしてもよく、要はカー
トリッジケース３内に空気の滞留が生じない構造であれ
ばよい。次に、図３は、上記通気用開口部５・・・、６
・・・にフィルター７を各設けた場合を示す。つまり図
２のようにドライブ装置ａ外の大気が直接カートリッジ
ケース３内に流入する形式の場合は、大気中の粉塵が共
に吸引され再生用窓孔４からドライブ装置内に吐き出さ
れて光学系を汚すおそれもあることから設けたものであ
って、このフィルター７の材質としては長期にわたり目
詰りを防止し、かつ濾過性能にすぐれた永久帯電繊維に
よるものが好ましい。以上のように、この発明はそのカ
ートリッジケース３の後端部に近い適所に通気用開口部
５・・・、６・・・を付設したため、内部の光ディスク
２の温度上昇を阻止することができ効率的である。実験
によれば、周囲温度３０℃において１時間用いた場合、
従来の光ディスクカートリッジではその光ディスクの温
度が４５℃まで上昇したのに対し、この発明のものでは
３４℃に保持することができた。
らかなようにドライブ装置ａに装着した場合、ファンｆ
により吸引されてドライブ装置内を図の左方に流動して
いる空気に引かれて、光ディスクカートリッジ１には外
気が通気用開口部５・・・、６・・・を介して流入さ
れ、カートリッジケース３内には通気用開口部５・・
・、６・・・から記録再生用窓孔４に通ずる流動気流が
発生し、このためカートリッジケース３内の温度上昇が
阻止されて、光デイスク２の損傷を防止することができ
る。なお、この実施例においては通気用開口部５・・
・、６・・・はいずれもドライブ装置ａ外の大気に開口
しているため、カートリッジケース３内には大気が直接
供給され充分な冷却が行われるが、この通気用開口部５
・・・、６・・・は大気中に限らず、ドライブ装置ａ内
の吸気孔ｇ近くに開口するようにしてもよく、要はカー
トリッジケース３内に空気の滞留が生じない構造であれ
ばよい。次に、図３は、上記通気用開口部５・・・、６
・・・にフィルター７を各設けた場合を示す。つまり図
２のようにドライブ装置ａ外の大気が直接カートリッジ
ケース３内に流入する形式の場合は、大気中の粉塵が共
に吸引され再生用窓孔４からドライブ装置内に吐き出さ
れて光学系を汚すおそれもあることから設けたものであ
って、このフィルター７の材質としては長期にわたり目
詰りを防止し、かつ濾過性能にすぐれた永久帯電繊維に
よるものが好ましい。以上のように、この発明はそのカ
ートリッジケース３の後端部に近い適所に通気用開口部
５・・・、６・・・を付設したため、内部の光ディスク
２の温度上昇を阻止することができ効率的である。実験
によれば、周囲温度３０℃において１時間用いた場合、
従来の光ディスクカートリッジではその光ディスクの温
度が４５℃まで上昇したのに対し、この発明のものでは
３４℃に保持することができた。
【０００７】
【図１】本発明の光ディスクカートリッジを後方よりみ
た斜面図。
た斜面図。
【図２】本発明の光ディスクカートリッジをドライブ装
置に装着した状態の側面断面図。
置に装着した状態の側面断面図。
【図３】フィルターを付設したものの側面断面図。
【図４】従来の光ディスクカートリッジをドライブ装置
に装着した状態の側面断面図。 １・・・光ディスクカートリッジ ２・・・光ディスク ３・・・カートリッジケース ４・・・記録再生用窓孔 ５，６・・・通気用開口部 ７・・・フィルター ａ・・・ドライブ装置 ｂ・・・モーター ｃ・・・ピックアップ ｆ・・・ファン ｇ・・・吸気孔
に装着した状態の側面断面図。 １・・・光ディスクカートリッジ ２・・・光ディスク ３・・・カートリッジケース ４・・・記録再生用窓孔 ５，６・・・通気用開口部 ７・・・フィルター ａ・・・ドライブ装置 ｂ・・・モーター ｃ・・・ピックアップ ｆ・・・ファン ｇ・・・吸気孔
Claims (3)
- 【請求項１】 内部に光ディスクを収容し、上下面にそ
れぞれ中央部から前縁にわたる記録再生用窓孔を備えた
中空箱状カートリッジケースの後端部適所に、内部と連
通する通気用開口部が設けられることを特徴とする光デ
ィスクカートリッジ。 - 【請求項２】 前記通気用開口部が、この光ディスクカ
ートリッジをドライブ装置に装着した際、ドライブ装置
外の大気中に位置するものである請求項１記載の光ディ
スクカートリッジ。 - 【請求項３】 前記通気用開口部にそれぞれフィルター
が付設されている請求項２記載の光ディスクカートリッ
ジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28066591A JPH05101588A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 光デイスクカートリツジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28066591A JPH05101588A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 光デイスクカートリツジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05101588A true JPH05101588A (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=17628231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28066591A Pending JPH05101588A (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 光デイスクカートリツジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05101588A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6295182B1 (en) * | 1997-12-02 | 2001-09-25 | Lg Electronics Inc. | Disc cartridge |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP28066591A patent/JPH05101588A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6295182B1 (en) * | 1997-12-02 | 2001-09-25 | Lg Electronics Inc. | Disc cartridge |
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