JPH0499513A - 炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、炊飯器に関するものである。

［従来の技術］ 第６図は、従来の炊飯器の要部の構成説明図である。

第６図において、（１ｏ）は炊飯器の外蓋である。

（５０）は操作部、（５３）は操作部（５ｏ）のカバー
　（５４）はプリント基板である。また、（］７）は樹
脂成型の蓋枠板、（４２）は放熱板、（４３）は断熱材
である。図示されていないか、放熱板（４２）の下面に
は内蓋が取外し自在に装着され、炊飯器の本体内にセッ
トされた内釜の上面に対向して覆うようになっている。

（２０）は放熱板（４２）に取付けられた蓋ヒータであ
る。蓋ヒータ（２０）には被覆式のコードヒータが用い
られ、放熱板（４２）の内側に“九十九折状°に平面的
に配置されている。

このような構成の従来の炊飯器において、蓋ヒータ（２
０）のスイッチが入れられると通電して発熱する。蓋ヒ
ータ（２０）に発生した熱は放熱板（４２）と内蓋を通
して下方に投射され、本体側に設けられた炊飯ヒータと
共に内釜を上下方向から加熱する。

この結果、内釜の内部の水が沸騰して、御飯が炊き上げ
られるようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ 上述のように、従来の炊飯器の蓋ヒータ（２０）には被
覆式のコードヒータが用いられ、放熱板（４２）に平面
的に配置されて発熱するようになっている。

一般に、コードヒータのような発熱源を平面的に配置し
て発熱させると、発生した熱が中央部に集中して温度が
不均一になることが多い。このため、従来の炊飯器の蓋
ヒータ（２０）の中央に集中した熱が放熱板（４２）を
介して内釜を部分的に加熱すると同時に、上方に投射さ
れた集中的な熱が断熱材（４３）を通して操作部（５０
）にも輻射されることになる。この結果、内釜の加熱温
度がバラついて、炊きムラを生じる恐れがある。また、
高い温度の熱が中央部に集中して加えられるので、蓋ヒ
ータ（２０）は勿論のこと中央部付近の部品類の寿命が
短くなることもある。また、上方に投射された集中的な
高熱によって操作部（５０）のプリント基板（５４）に
設けられたマイコンなどの電子部品が熱的な影響を受け
て、特性が劣化して誤動作を起こす等の問題点があった
。

本発明は、このような従来の炊飯器の問題点を解消する
ためになされたもので、蓋ヒータの発熱温度を均一にし
て集中的な温度による部品性能の劣化等をなくし、もっ
て炊きムラや誤動作等の故障が発生しない炊飯器を実現
するようにしたものである。

［課題を解決するための手段］ この発明は、放熱板に取付けられた蓋ヒータの上に拡熱
板を配置して、両側を金属板で挾んだサンドイッチ状の
蓋ヒータを備えた炊飯器を構成したものである。

［作　　用］ スイッチがオンになると、蓋ヒータが通電して発熱する
。蓋ヒータに発生した熱は下方の放熱板に伝わると共に
、上方側に配置された金属の拡熱板にも伝達される。こ
の結果、蓋ヒータの熱が上下に分散されて均一になり、
一体化されて内釜を加熱する。この結果、蓋ヒータで発
生した熱が、炊飯ヒータと協同して炊飯に関与すること
になる。

一方、拡熱板から操作部の方向に向かう熱は°少なくな
り、さらに断熱材に阻まれて弱められた熱が操作部に達
する。

「発明の実施例］ 第１図は本発明の実施例の構成説明図、第２図乃至第５
図はその要部の拡大図である。

第１図において、（１）はケース本体、（２）はケース
本体（１）の内部に取り付けられた外釜、（３）は炊飯
ヒータ、（４）はセンサ、（５）は内釜である。

内釜（５）内には米の容量に対して適量な水量を示す標
準的な水位線等が刻設され、炊飯時の便に供されている
。内釜（５）は、外釜（２）から自由に取り出しできる
。（６）は掛金受けである。（７）はケース本体（１）
と外釜（２）の隙間の上部を覆う枠板、（８）は遮熱板
、（９）はコードリールに取り付けられたプラグである
。

（１０）はケース本体（１）の上部に設けられた蓋体で
ある。（１１）は蓋体（１０）を開閉するヒンジ、（１
２）はヒンジ軸、（１３）はヒンジバネ、（１４）は掛
金受け（６）に対応する掛金、（Ｉ６）は押し釦である
。また、（１７）は蓋枠板、（１８）と（１９）は熱伝
導率の高い金属からなる放熱板と拡熱板である。（２ｏ
）は蓋ヒータで、放熱板（１８）と拡熱板（１９）の間
に設けられている。

蓋ヒータ（２０）の付近の拡大構造が、第２図陶工第５
図に示されている。（２１）はヒータ線、（２２）はア
ルミ箔、（２３）はリード線である。ヒータ線（２Ｉ）
には被覆式のコードヒータか用いられ、アルミ箔（２２
）の表面に“九十九折°状に配置されている。

（２４）は絶縁チューブ、（２５）と（２６）は温度ヒ
ユーズと接続子、（２７）はコネクタである。蓋ヒータ
（２０）は透明な両面テープ等により、アルミ箔（２２
）を外側にして放熱板（１８）の上面に貼着される。（
１８ａ）と（１９ａ）はカシメ孔、（２８ｂ）はリード
線（２３）の導出部を収容する打出部である。（４１）
は２本のシャフト、（４２）は内蓋、（４３）はパツキ
ン、（４４）は断熱材である（第１図）。放熱板（１８
）と拡熱板（１９）は蓋ヒータ（２０）をサンドイッチ
状に挟んで、シャツ）　（４１）をカシメて一体に固定
されている。一体化した状態を、第５図に示す。カシメ
によって拡熱板（１９）と蓋ヒータ（２０）を一体化し
た放熱板（］８）は、パツキン（４３）を介して蓋枠板
（１７）に取り付けられる。そして、内蓋（４２）が、
シャフト（４１）に取り外し可能に取り付けられる。

（５０）は蓋体（１０）の上部に取付けられた操作部、
（５１）は操作部（５０）における操作シートである。

操作シート（５１）は蓋体（１０）の上面に露出してい
て、表示窓（５２）を見ながら上面から炊飯の予約やメ
ニュー等が設定できる。（５３）はカバー　（５４）は
プリント板、（５５）は電子部品、（５Ｂ）はプリント
板（５４）から導出されたリード線である。カバー（５
３）は蓋体（１０）の内面に形成された隔壁の先端にパ
ツキンにより圧接されて、内部のプリント板（５４）等
を密閉して収容する。操作部（５０）から導出されたリ
ード線（５６）は蓋ヒータ（２０）のリード線（２３）
と共にヒンジ（１１）の付近を通って、ケース本体（１
）の内底部に設けられ図示されていない電源基板に接続
される。（８１）は水、（８２）は米である。

このような構成の本発明の炊飯器において、内釜（５）
に磨いだ米（８２）と指示された適量の水（８１）を入
れて内ｉｆ　（４２）を被せて蓋体（］０）を閉める。

次に、コードリールを引き出してから、プラグ（９）を
１００Ｖの電源のコンセントに接続する。続いて、蓋体
（］０）の表面の表示窓（５２）等の表示を見なから、
操作部（５ｏ）の操作シー）　（５１）を操作して食事
の時刻を予約設定する。

予約した食事の時刻に対応する炊飯の開始時刻になると
、マイコンのタイマが働いてスイッチが入り炊飯ヒータ
（３）と蓋ヒータ（２０）が通電して発熱する。蓋ヒー
タ（２０）に発生した熱は、先ず接触状態にある下方の
放熱板（１Ｂ）を加熱する。蓋し−タ（２０）から上方
に向かった熱は、アルミ箔（２２）で反射して下方に放
射される。また、アルミ箔（２２）を透過した熱は伝導
率の高い被熱板（１９）の各部に達して急速に分散され
、一部はシャフト（２８）等を介して放熱板（１８）側
に伝達される。この結果、蓋ヒータ（２０）で発生した
大部分の熱が内釜（５）を加熱して、炊飯ヒータ（３）
と協同して炊飯に関与することになる。一方、被熱板（
］９）から操作部（５０）の方向に向かう熱は減少して
、更に断熱材（４３）に阻まれて弱められた熱か操作部
（５０）に達することになる。

このように、蓋ヒータ（２０）と炊飯ヒータ（３）の熱
が協働して、事実上内釜（５）の内部の水（８１）と米
（８２）を全面加熱することになる。蓋ヒータ（２０）
と炊飯ヒータ（３）の加熱によって炊飯か始まり、内釜
（５）内の水（８１）の温度か上昇して蒸気が発生する
。炊飯が進んで水（８１）が沸騰し内釜（５）の水分が
少なくなって温度か急激に上昇すると、センサ（４）が
働いて炊飯ヒータ（３）と蓋ヒータ（２０）の通電が自
動的に停止される。この結果、米（８２）が内釜（５）
内で炊き上かり、予約した時刻に食べ頃の御飯かムラな
く炊けて盛り付けが始められる。

蓋体（２０）の上面の押し釦（１Ｂ）を押すと、ヒンジ
バネ（１３）の弾性力によって蓋体（２０）が自動的に
ヒンジ軸（１２）を支点に回転して本体ケース（１）の
上面が開放され炊きたての御飯が盛り付けられる。

なお、上述の実施例では、蓋体（１０）のヒンジ部（１
１）にヒンジバネ（１３）を設けて、押し釦（］６）で
蓋体（１０）を自動的に開放する炊飯器を例示して説明
したが、掛金を外してハンドルで蓋を開けるハンドル式
の炊飯器にも本発明を適用することかできる。また、蓋
ヒータ（２０）と被熱板（１９）の間に反射機能のある
アルミ箔（２２）を設けた構成を示したが、被熱板（１
９）の外側に反射手段を設けてもよい。

「発明の効果］ 本発明によれば、蓋ヒータの上面に被熱板を設けて、こ
の被熱板と放熱板により蓋ヒータを包囲した炊飯器を構
成した。

この結果、蓋ヒータの熱が従来のように中央に集中しな
いので、蓋ヒータは勿論のこと操作部等の熱による故障
を防ぐことができる。また、被熱板によって蓋ヒータの
熱が分散して均一になるので、炊きムラも生じない。し
かも、実施例のように内蓋装も用の２本のシャフトで放
熱板と被熱板を固定すれば、蓋ヒータの付近の構成が極
めて簡単になる利点がある。

よって、本発明によれば、故障がなく、しかも炊飯性能
の良い炊飯器を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の構成説明図、第２図乃至第５
図はその要部の拡大図で、第２図は蓋ヒータの上面図、
第３図は被熱板の上面図、第４図は放熱板の底面図、第
５図は被熱板の取付は状態を示す上面図、第６図は従来
の炊飯器の要部の構威説明図である。 図において、（１）はケース本体、（２）は外釜、（８
）は炊飯ヒータ、（４）はセンサ、（５）は内釜、（６
）は掛金骨、（７）は枠板、（８）は遮熱板、（９）は
プラグ、（ｌＯ）は蓋体、（１１）はヒンジ、（１２）
はヒンジ軸、（１３）はヒンジバネ、（１４）は掛金、
（１６）は押し釦、（１７）は蓋枠板、（１８）は放熱
板、（１８ａ）はカシメ孔、（１８ｂ）は導出部、（１
９）は拡熱板、（１９ａ）はカシメ孔、（２０）は蓋ヒ
ータ、（２１）はヒータ線、（２２）はアルミ箔、（２
３）はリード線、（２４）は絶縁チューブ、（２５）は
温度ヒユーズ、（２６）は接続子、（２７）はコネクタ
、（４１）はシャフト、（４２）は内蓋、（４３）はパ
ツキン、（４４）は断熱材、（５０）は操作部、（５１
）は操作シート、（５２）は表示窓、（５３）はカバー
　（５４）はプリント板、（５５）は電子部品、（５６
）はリード線、（８１）は水、（８２）は米である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ケース本体に一端がヒンジで支持され上部に断熱材を介
   して操作部を配置し底面に設けられた放熱板の内側に蓋
   ヒータを取付けて前記放熱板の下面に内蓋を着脱可能に
   装着した蓋体とを備えた炊飯器において、 前記蓋ヒータの上面に拡熱板を設けて該拡熱板と前記放
   熱板により蓋ヒータを包囲したことを特徴とする炊飯器
   。