JPH049311Y2 - - Google Patents

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JPH049311Y2
JPH049311Y2 JP16865385U JP16865385U JPH049311Y2 JP H049311 Y2 JPH049311 Y2 JP H049311Y2 JP 16865385 U JP16865385 U JP 16865385U JP 16865385 U JP16865385 U JP 16865385U JP H049311 Y2 JPH049311 Y2 JP H049311Y2
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JP
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【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 a 産業上の利用分野 本考案は蓋付容器に関するもので、別体の例え
ば印鑑その他の被収納物を中に入れて保護した
り、また容器の一部に例えばひげ剃り用刷毛・歯
ブラシ・けしごむ・その他の被収納物を付設して
中に収納するとともに、その物を出して利用時に
容器を握り部にできるような、蓋付容器に関する
ものである。
b 従来の技術 従来より蓋付容器としては各種のものが考えら
れている。別体の何らかの物品を収納するものと
しては、例えば容器本体と取外し可能な蓋とから
なるものや、取外しではなく回動または摺動で開
閉する蓋付のもの等がある。また付着した何らか
の物品を収納するものとしては、例えば口紅容器
の如く容器本体に棒状の物品が装着され、使用時
には蓋(キヤツプ)を外して取出すもの、あるい
は万年筆や携帯用歯ブラシに見られるように、同
様の本体とキヤツプを逆向きに連結させ握り部に
するもの等がある。
c 考案が解決しようとする問題点 上記従来の蓋付容器では、容器本体と蓋が各々
固有の役割を分担しているため形状・構造が異な
つており、製造時には必ず両者を別個に製造する
ことになり、金型代その他で2個分の製造費用が
必要であるし、また使用中に容器本体か蓋のいず
れか一方を紛失すると、他方があつても使用不可
となる等の問題点がある。さらにそれらは容器で
あつて、それ以外の遊び心を満足させるようなこ
とはない。
本考案は従来の蓋付容器が有する上記問題点を
解決しようとするものである。即ちその目的とす
るところは、通常の蓋付容器と同様に被収納物を
内部に収納して保護できることはもとより、蓋と
容器の一方を紛失して使用不可になるようなこと
をなくし、また必要時には容器を握り部としても
使用でき、かつマジツク的要素があつて遊び心を
も満足させられ、さらにその形状によつては、蓋
と容器を同一の金型にて容易・迅速に製造できる
ような、蓋付容器を提供することにある。
ロ 考案の構成 a 問題点を解決するための手段 本考案の蓋付容器は、短角柱状の軸受体1に、
断面形の本体板2と蓋板3を、各々別の対向側
面4,4,5,5を挾持する如く軸6,7支し、
その本体板2と蓋板3を、各々が挾持する対向側
面4,4,5,5とほぼ同幅にするとともに、
各々の側板部8,8,9,9の長さをほぼ同寸と
し、かつ前記軸6,7を、軸受体1の段違い十字
状の線上に設けてなるものである。
上記構成において、軸受体1は第1図のものの
ように立方体であることが望ましいが、第2図の
ように直方体であつてもよい。本体板2と蓋板3
は、軸受体1が立方体であれば同一形状のもので
よく、直方体であればその対向側面4,4,5,
5の幅に対応して、側板部8,8,9,9の幅が
異なるものとする。また本体板2や蓋板3の各側
板部8,8,9,9の中央板10,11は、軸受
体1の対向側面4,4,5,5の間隔と各々等し
いものとなる。なお本体板2と蓋板3の名称は説
明の便宜上付けたもので、前記本体板2としもの
を蓋板とし、蓋板3としたものを本体板としても
よい。
前記軸6,7は、軸受体1内を段違い状に貫通
したものでも、各対向側面4,4,5,5に短軸
を突設したものでも、あるいは軸受体1に係合凹
孔を設けて、側板部8,8,9,9内側に軸とし
ての係合凸部を突設したものでもよい。いずれに
しても段違い状にすることで、軸6,7を中心に
回動する際、外側の本体板2または蓋板3の中央
板10,11と軸6,7までの寸法mが、内側の
ものの軸6,7からの最大寸法nよりも大きくな
つておればよい。この容器の材質は、例えば合成
樹脂・金属や紙と木等種々のものが考えられる。
図において、12は被収納物の一例としての消
しゴムを示す。
b 作用 本考案を第3図から第13図の如く、消しゴム
12を軸受体1の軸6,7のない面に突出する如
く付設させて、消しゴム容器とした実施例によ
り、作用を説明する。
まず消しゴム12を使用する場合は、第3図の
ように消しゴム12が出て、本体板2と蓋板3が
重なる状態にして、その本体板2と蓋板3を握つ
て使用する。使用後は第4図の如く、内側の蓋板
3を側方に押し、軸6を中心に180度回動させて
第5図(第6図)の状態にする。上記の場合にお
いて、図で明らかなように一方の軸6が他方の軸
7より上段にあるので、本体板2を蓋板3より外
側に重ねられるし、また上段の軸6を中心に蓋板
3を回動させるとき、第4図の如く寸法mが寸法
nより大きいので、蓋板3を側方へ回動できる。
そしてこの回動時に、軸受体1も蓋板3とともに
軸6を中心に回動するから、180度回動後の第5
図(第6図)では軸受体1は上下方向が逆になつ
ており、消しゴム12は本体板2内に入つてい
る。
続いて蓋板3を、第7図の如く今度は前記とは
別の軸7を中心にして180度回動させ、第8図に
示す状態を経て、第9図の如く本体板2の外側に
重ねる。この場合に、前記の如く軸受体1の上下
方向が逆になり、軸7が上段になつているので、
該軸7を中心に蓋板3を回動させると、蓋板3が
本体板2の外側に回動でき重ねることができる。
そしてこの蓋板3を本体板2に重ねたことによ
り、第9図で明かな如く本体板2の側板部8,8
間の空所は蓋板3の側板部9,9が塞ぎ、反対に
蓋板3の側板部9,9間の空所は本体板2の側板
部8,8で塞がれる。これにより、本体板2と蓋
板3とで消しゴム12を収納する容器が形成され
る。
次に、収納された状態の消しゴム12をこの容
器から取出す場合は、まず第10図の如く本体板
2を押出し、軸7を中心に180度回動させて第1
1図のようにし、続いて第12図の如く、その際
に上段にきている別の軸6を中心に本体板2を
180度回動させて、第13図の如く蓋板3の外側
に重ねる。これにより消しゴム12が取出される
とともに、重なつた本体板2と蓋板3が握り部と
なる。
上記は被収納物の一例として消しゴム12を、
軸受体1の一面に固着したものの容器として説明
したが、容器と別体の被収容物を収容する場合
も、上記と同様に回動させて収容し、また取出す
ことになる。また上記は軸受体1が立方体で側板
部8,8,9,9が同一のものであるが、直方体
で側板部8,8,9,9が異なるものについても
同様にして開・閉させる。
なお上記の作用は正常な使用状態を示すもので
あるが、もし正常な取扱い方法を知らぬ者が扱う
と、マジツク的要素があつて被収容物12の収
容・取出しが容易に行なえない。即ち前記の如
く、消しゴム12が出た第3図の状態のものか
ら、蓋板3を押し1つの軸6を中心にして第4図
を経て180度回動させた第5図(第6図)のもの
にまですることはできる。しかしそこから先はそ
の軸6を中心に回動させても駄目で、90度横のも
う1つの軸7を中心にして、もう一度蓋板3を第
7図・第8図を経て180度回動させなければ、第
9図の如く消しゴム12を収納できない。反対に
この容器から消しゴム12を取出す場合は一層や
やこしく、第9図の如く本体板2と蓋板3が重な
つた状態からは、まずどうするのか判り難い。も
し1つの軸7を中心に本体板2を押出して180度
回動させ、第7図で示す状態にまではできても、
それから先は如何にして消しゴム12を取出すか
容易ではない。それは次に90度横のもう1つの軸
6を中心にして、本体板2を180度回動させ、蓋
板3の外側に重ねることに気付かねばならないか
らである。
ハ 考案の効果 以上で明かな如く本考案の蓋付容器によれば、
当然ながら通常の蓋付容器と同様に、容器と別体
または一体化した被収納物を内部に収納して保護
できる。また従来の本体と蓋が別体の容器とは異
なり、本体や蓋の一方を紛失して容器として使用
不可になることもないし、被収納物を出して利用
時に容器を握り部にもできる。しかも、この蓋付
容器はその開・閉のための操作にマジツク的要素
があるので、単なる容器としてではなくその操作
を楽しみながら使用することができるものであ
る。なお、軸受体が立方体のものでは、本体板と
蓋付が同一のものでよいから、製造時に金型代そ
の他でコストの安い蓋付容器を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は軸
受体が立方体の容器の一部開いた斜視図、第2図
は軸受体が直方体の容器の一部開いた斜視図、第
3図から第13図は軸受体が立方体の容器に、被
収納物を付設したものの使用状態図である。 図面符号、1……軸受体、2……本体板、3…
…蓋板、6,7……軸、8,8,9,9……側板
部、12……被収納物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 短角柱状の軸受体1に、別個の対向側面4,
    4,5,5を各々挾持する如く、断面形の本体
    板2と蓋板3とを軸6,7支させ、その本体板2
    と蓋板3は、各々が挾持する対向側面4,4,
    5,5とほぼ同幅にするとともに、各々の側板部
    8,8,9,9の長さをほぼ同寸とし、かつ前記
    軸6,7は、軸受体1の段違い十字状の線上に設
    けてなる、蓋付容器。
JP16865385U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH049311Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16865385U JPH049311Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16865385U JPH049311Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6276123U JPS6276123U (ja) 1987-05-15
JPH049311Y2 true JPH049311Y2 (ja) 1992-03-09

Family

ID=31101725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16865385U Expired JPH049311Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

Country Status (1)

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JP (1) JPH049311Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005117668A1 (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Cosmo Instruments Co., Ltd. 果物ナイフ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005117668A1 (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Cosmo Instruments Co., Ltd. 果物ナイフ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6276123U (ja) 1987-05-15

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