JPH0485382A - シート状接着剤及び接着方法 - Google Patents

シート状接着剤及び接着方法

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JPH0485382A
JPH0485382A JP2198681A JP19868190A JPH0485382A JP H0485382 A JPH0485382 A JP H0485382A JP 2198681 A JP2198681 A JP 2198681A JP 19868190 A JP19868190 A JP 19868190A JP H0485382 A JPH0485382 A JP H0485382A
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JP
Japan
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sheet
adhesive
thermosetting resin
porous
materials
Prior art date
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Pending
Application number
JP2198681A
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English (en)
Inventor
Kototoyo Okitsu
興津 訪豊
Masashi Nakamura
中村 昌視
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Somar Corp
Original Assignee
Somar Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、木材等の多孔質材料との接着性にすぐれたシ
ート状接着剤に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 近年、建材分野においては、木材同志及び木材と他の材
料との接着が行われている。このような木材の接着では
、接着剤としては、ウレア樹脂やエポキシ樹脂が液状で
使用されている。しかし、このような液状の接着剤を用
いる時には、塗布ムラが生じやすく、そのために部分的
に接着強度の低下が生じるという問題がある上、液状の
ために4作業上の取扱い性が悪く、しかも作業環境の悪
化を起している。
このような問題を回避するために、不織布等のシート状
支持体゛に熱硬化性樹脂を含有させたシート状接着剤が
提案された。このシート状接着剤では、作業上の取扱い
性は改善されるものの、接着剤型布量を十分に大きくす
ることが困難であるため、木材による接着剤の吸収によ
り接着界面での接着剤量に不足をきたし、接着強度が低
下するという問題のあることが判明した。
(発明の課題) 本発明は、従来のシート状接着剤に見られる前記多孔質
表面での接着強度の低下の問題を解決し。
被接着面が木材のような多孔質体であっても良好な接着
強度を与えるシート状接着剤及びこれを用いた接着方法
を提供することをその課題とする。。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、シート状支持体に含有された熱硬化性樹脂の溶融
時粘度を50Qcps以上に調節することによって前記
課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至
った。
即ち、本発明によれば、シート状支持体に熱硬化性樹脂
を少なくとも50voQ′1の割合で含有させた厚さO
01〜1+u+のシート状接着剤において、該熱硬化性
樹脂の溶融時粘度が50Qcps以上であることを特徴
とするシート状接着剤が提供される。
また、本発明によれば、多孔質表面を有する材料同志の
間又は多孔質表面を有する材料と非多孔質表面を有する
材料との間の接着するに際し、それら材料の間に、シー
ト状支持体に熱硬化性樹脂を少なくとも50voff%
の割合で含有させた厚さ0.1〜1mmのシート状接着
剤であって、該熱硬化性樹脂の溶融時粘度が50Qcp
s以上であるシート状接着剤を介在させ、加圧下で加熱
し、該熱硬化性樹脂を溶融し、硬化させることを特徴と
する接着方法が提供される。
本発明のシート状接着剤で用いるシート状支持体として
は、液体吸収性のものであれば任意に使用可能であるが
、好ましくは不織布が用いられる。
不織布は抄紙型、フェルト型等の各種タイプのものであ
ることができ、その材質は、ポリエステル繊維、ポリア
ミド繊維等の合成繊維や、パルプ、合成繊維とパルプの
混合物等であることができる。
シート状支持体の厚みは、通常、0.1〜L 、 Om
m、好ましくは0.1〜0 、5mmである。支持体の
厚みが薄すぎると、被接着体の表面が平滑性に劣ったも
のである場合、接着剤不足の問題が生じ、一方、厚すぎ
ると取扱いが不便になり、また不経済でもある。
本発明で接着剤として用いる熱硬化性樹脂は。
従来公知のもの、例えば、エポキシ樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、フェノール樹脂等であることができる。好
ましい接着剤はエポキシ樹脂であり、所定の溶融時粘度
を得るには、常温で固体状のエポキシ樹脂を使用するの
が好適であるが、常温で液状のエポキシ樹脂と常温で固
体状のエポキシ樹脂との混合物を使用してもよい。この
場合、常温で固体状のエポキシ樹脂の含有率は、全エポ
キ樹脂中、50〜100重量X、好ましくは70〜10
0重量2である。
本発明のシート状接着剤を製造するには、シー状支持体
に、熱硬化性樹脂を液状又は溶液状で含浸させ、乾燥さ
せればよいにの場合、熱硬化性樹脂には種々の補助成分
を添加することができる。
このような補助成分には、例えば、硬化剤、硬化促進剤
(硬化触媒)、チクソトロピック性付与剤、可撓性付与
剤、フィラー、着色剤、各種変性剤等が包含される。
シート状接着剤における熱硬化性樹脂含有率は、少なく
とも50voQ%、好ましくは60〜75voQ%であ
り、5.0voff%より小さいと、接着に際しての接
着剤不足が生じ、接着強度発現が不十分となる。
本発明のシート状接着剤においては、それに含有される
熱硬化性樹脂の溶融時粘度が少なくとも50Qcps、
好ましくは700−5000cpsになるように規定す
る。この規定により、シート状接着剤を熱溶融させ、硬
化させて被接着体を接着させる時に、その被接着面が木
材のように多孔質体であっても、溶融樹脂の被接着体へ
の吸収が抑制され、溶融樹脂が被接着体に吸収されない
うちに硬化反応が起り、十分な接着強度発現が得られる
シート状接着剤に含有される熱硬化性樹脂の溶融時粘度
の調節は、好ましくは、シート状支持体に熱硬化性樹脂
を液状又は溶液状で含浸させた後、その樹脂の硬化温度
に一定時間加熱保持することにより行うことができる。
この加熱操作により、樹脂の幾分の硬化反応が生じ、樹
脂の溶融時粘度を所要範囲に上昇させることができ、ま
た、樹脂の溶融温度を高めることができる。もちろん、
熱硬化性樹脂の溶融時粘度の調節は、原料樹脂の分子量
と成分組成、補助成分の種類と添加量等によって行うこ
ともできる。
本発明のシート状接着剤を用いて被接着体の接着を行う
には、2つの被接着体をシート状接着剤を介して積層し
、加圧下で加熱すればよい。この加熱操作により、シー
ト状接着剤に含まれている熱硬化性樹脂は溶融して支持
体から滲出し、被接着面に塗布され、硬化反応を生じて
硬化物となる。
本発明のシート状接着剤においては、それに含まれる樹
脂の溶融時(接着時)粘度が前記のように特定の値に規
定されていることから、被接着体が多孔質体であっても
、溶融樹脂の多孔質体への吸収が抑制されているので、
接着界面における樹脂不足の問題はなく、高い接着強度
を得ることができる。
(発明の効果) 本発明のシート状接着剤を用いる時には、金属やプラス
チック等の平滑表面を有する材料同志の間を大きな接着
強度で接着し得ることはもちろん、木材や、多孔質セラ
ミックス等の多孔質表面を有する材料同志の間や、多孔
質材料と非多孔質材料との間も大きな接着強度で接着す
ることができる。
(実施例) 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 ビスフェノールA型エポキシ樹脂であるエピコート10
01(エポキシ当量470、油化シェルエポキシ社製)
50重量部とエピコート1002(エポキシ当量650
、油化シェルエポキシ社製)50重量部をメチルエチル
ケトンに溶解し、硬化剤としてのジシアンジアミド(D
ICY200、日本カーバイド社III)3重量部と硬
化促進剤としての尿素誘導体(U−CAT 3502T
、サンアプロ社製)1.5重量部をメタノールに溶解し
、両方の溶液を混合して25℃における粘度が800c
pSになるように調整し、この溶液を厚さ0.08mm
で坪*40g1rdのポリエステル不織布(B本バイリ
ーン社製)に含浸した後130’Cで4分間乾燥してシ
ート状接着剤を得た。次に、このシート状接着剤を用い
て、下記材料系(A)〜(C)を温度140’Cにて圧
力14kg/ajの圧力で30分間接着した。なお、下
記アルミニウムとしてはJIS−6061材を使用した
(A)オーク材(厚さ1闘)−アルミニウム(厚さ1m
m)(B)オーク材(厚さ1mm)−オーク材(厚さ1
mm)(C)アルミニウム(厚さ1mm)−アルミニウ
ム(厚さ1mm)実施例2 エピコート1001を65重量部、エピコート1002
を35重量部にした以外は、実施例1と同様にして実験
を行った。
比較例1 エピコート1001を80重量部、エピコート1002
を20重量部とした以外は、実施例1と同様にして実験
を行った。
前記実施例1,2及び比較例1で得られた結果を表−1
に示す。
表−1 なお、表−■に示した樹脂の溶融時粘度及び接着強さの
測定方法は次の通りである。
(樹脂の溶融時粘度) シート状接着剤を5cm角にカットし、12枚重ねて離
型紙に挟み、温度110℃、圧力40kg/a#を15
秒間かけて樹脂を絞りだし、絞り呂された樹脂を試料と
した。この樹脂をスイスのコントラバス社のレオマット
1157CP−400システムを用いて140 ℃にお
ける溶融粘度を測定した。
(接着強さ) 板状接着体より75mm平方のものを4枚ずつ作成し、
70℃±3℃の温水中に2時間浸せきした後、60℃±
3℃の温度で3時間乾燥した。その後試験片の同一接着
層におけるはくすしない部分の長さをそれぞれの側面に
ついて測定し、すべての片では〈リしない部分の長さが
50mm以上をOl−片でも50 −m未満であれば×とした。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート状支持体に熱硬化性樹脂を少なくとも50
    vol%の割合で含有させた厚さ0.1〜1mmのシー
    ト状接着剤において、該熱硬化性樹脂の溶融時粘度が5
    00cps以上であることを特徴とするシート状接着剤
  2. (2)該シート状支持体が不織布である請求項1のシー
    ト状接着剤。
  3. (3)多孔質表面を有する材料同志の間又は多孔質表面
    を有する材料と非多孔質表面を有する材料との間を接着
    するに際し、それら材料の間に、シート状支持体に熱硬
    化性樹脂を少なくとも50vol%の割合で含有させた
    厚さ0.1〜1mmのシート状接着剤であって、該熱硬
    化性樹脂の溶融時粘度が500cps以上であるシート
    状接着剤を介在させ、加圧下で加熱し、該熱硬化性樹脂
    を溶融し、硬化させることを特徴とする接着方法。
  4. (4)該多孔質表面を有する材料が木材である請求項3
    の接着方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017190391A (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 接着シートおよびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5088130A (ja) * 1973-11-19 1975-07-15

Patent Citations (1)

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