JPH0485011A - セルローストリアセテートフィルムの製造方法 - Google Patents

セルローストリアセテートフィルムの製造方法

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JPH0485011A
JPH0485011A JP2199086A JP19908690A JPH0485011A JP H0485011 A JPH0485011 A JP H0485011A JP 2199086 A JP2199086 A JP 2199086A JP 19908690 A JP19908690 A JP 19908690A JP H0485011 A JPH0485011 A JP H0485011A
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祐次 鈴木
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    • B29C41/24Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of indefinite length
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29D7/00Producing flat articles, e.g. films or sheets
    • B29D7/01Films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 写真感光材料の支持体等に使用されるセルローストリア
セテートフィルムの製造方法に関する。
更に詳しくは、セルローストリアセテートの溶液(以後
ドープと呼ぶ)を表面温度20℃以下に冷却したエンド
レスバンド又はドラム(以後支持体と呼ぶ)上へ流延し
、該支持体上で乾燥と冷却を行う事によって凝固したフ
ィルムを支持体から剥離し、その後搬送ロールで乾燥し
ながら搬送するセルローストリアセテートフィルムの製
造方法に関するものである。
〔従来の技術] セルローストリアセテートの製造方法としては、ドラム
流延としては第3図(a)に示すように流延用ダイ1よ
り回転するドラム5上に流延されたセルローストリアセ
テートフィルム3はドラム5上で或程度乾燥され、ドラ
ムよりフィルム4として剥ぎ取られ、搬送ロール7I、
7□、7.・・・によって搬送され両面より乾燥される
又バンド流延としては第3図ル)に示すように流延用ダ
イ1より回転する2つのドラム上にかけられたバント6
上に流延されたセルローストリアセテートフィルム3は
バンド6上である程度乾燥され、ハントよりフィルム4
として剥ぎ取られ、搬送ローラ7、.7..7..7.
  ・ ・によって搬送され、両面より乾燥される。
このような工程で生産速度をあげて行くためには、セル
ローストリアセテートフィルム3中の残留溶媒比率を出
来るだけ高い状態においてドラム5又はバンド6等の支
持体より剥離してフィルム4とすることが有効であり、
これらについての技術が多数開示されている(例えば米
国特許2,221.019号、同2,607.704号
、同2゜739.069号各明細書、特公昭45−90
74号、特公昭54−48862号、特開昭62115
035号各公報参照)0 セルローストリアセテートフィルム3を支持体5又は6
よりHMしてフィルム4にするためには、支持体5又は
6上での乾燥による溶媒の痕発と、支持体の表面温度を
剥離点でのフィルムの残留溶媒量に応じた凝固点以下に
冷却することによって達成される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、セルロース[リアセテートン容液を流延
ダイ1より支持体5又は6上にフィルム3状に流延する
際、第2図(a)に示すようにセルローストリアセテー
トの78mは流延部2において所謂享ツクイン現象をお
こし、第2図(t))の部分拡大平面図に示すように2
の耳部分はフィルム3の端部に集まるために耳部の厚み
が厚くなり、次に第1図に示すように支持体より剥離さ
れたフィルム4は、搬送ローラフに接するBの部分、フ
ィルム端より約30−の間は膜厚の厚い部分が出来る。
フィルム4は支持体5又は6より剥離後両面よりの乾燥
によって急激に乾燥を進めることになるが、フィルム中
の残留溶媒比率が高いローラ搬送の初期においては、搬
送ローラからの伝熱でフィルム4の端部は昇温され再度
粘着化(ドープ化)し搬送ローラにイ」着し、汚れを発
生させる。
この付着汚れは搬送ローラの表面温度が高くなる第1図
の領域Bの部分に発生しやすい。
汚れが発生すると経時でこの汚れが成長し、やがてこの
汚れは搬送ローラから剥離して更に他の搬送ローラに異
物となって付着する。このW物がフィルム上に押し傷等
の外観故障をつくる原因になる。
したがって、これを防ぐために製造中作業者が定期的に
搬送ローラを洗浄する事によって対策が取られてきた。
その方法は、メチレンクロライドなどの溶削をしめした
布を用いて手作業で搬送ローラ上の汚れを除去してゆく
方法であるが、この作業はメチレンクロライド、メタノ
ール等の有機溶剤のガス雰囲気下で行われる為に作業者
はガス中毒の危険にさらされる事になる。
また洗浄作業中に搬送されるフィルムは製品にする事が
できず、洗浄作業の頻度が多いと生産効率を著しく低下
させる原因となる。
本発明の目的は、上記従来の問題点に対処し、搬送ロー
ラ上に異物が成長するのを押え、しかも洗浄作業の回数
を著しく減じることの出来るセルローストリアセテート
フィルムの製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕本発明の上記目
的は、セルローストリアセテートの/S液を表面温度2
0℃以下に冷却1.た支持体上に流延し、該支持体上で
セル1′:l−ストリアセテー1−フィルムを乾燥と冷
却によって凝固せしめ、該凝固したフィルムを支持体よ
り剥離し、搬送1′:j−ラで搬送しながら乾燥するセ
ルローストリアセテートフィルムの製造方法において、
該支持体から剥離された該フィルム中の?8剖の重量比
率が40重量%以上の場合、前記搬送ローラの表面材質
が20℃において表面エネルギーグー80dyne/1
以下のものを用いることを特徴とするセルローストリア
セテートフィルムの製造方法によって達成される。
本発明の流延するセルローストリアセテートのン容液と
しては、セルローストリアセテート及びその他の乾燥後
固体となる成分の和の濃度が18〜35重量%であって
、かつ溶媒組成におけるメチレンクロライド以外の溶媒
の比率が8〜25重量%であるドープの場合をいう。
又生産の能率上昇のため、支持体上のセルローストリア
セテートフィルムの溶液を早く支持体より剥離する為に
支持体の表面温度を20℃以下に冷却した支持体を用い
る。
本発明において、剥離された該フィルム中の溶剤の重量
比率が40重量%以上の場合とは、平均残留溶剤比率が
40〜50重量%の条件ではフィルムは昇温しでも粘着
化しにく\付着汚れを発生させないのであるが、実験の
結果、フィルム中の平均残留溶剤が40重量%以上の場
合、搬送ロールのBe1l域のフィルムの溶剤重量%は
それ以上であり、しかも昇温するため、8頭域において
付着汚れが発生する事が判明した。
本発明において、搬送ローラの表面材質が20℃におい
て表面エネルギーσ= 80 dyne/c−以下のも
のを用いるということは、従来使用されているステンレ
ス製の搬送ローラは20℃において100dyne/c
m以上であり、80 dyne /as以上であるので
、それよりも低いものを使用するということである。
表面エネルギー、7 = 80dyne/cm (20
℃に於て)以下、望ましくは50dyne/cm  (
20℃に於いて)、更に望ましくは30 dyne/a
m (20℃において)以下である。
表面工ぶルギーσ=80dyne/cm、  (20℃
において)以下としては、例へばセラミック、ガラス等
(60〜70 dyne/co+の20℃において)、
表面エネルギーtt = 50 dyne/cm、  
(20℃において)以下としては、例えばポリエチレン
テレフタレートフィルム (40〜45 dyne/c
m、  20℃において)、表面エネルギーa = 3
0 dyne/cm(20℃において)以下としては、
例えばフッ素樹脂(20〜25dyne/ai20℃に
おいて)があげられる。
表面エネルギーの測定方法としては、水及び沃メチレン
との接触角よりFowkes−Owensの式を用いて
算出することができる。
これらの材質を搬送ローラの表面材質に用いることによ
って、搬送ローラの表面への異物の付着成長を防ぐこと
が出来る。
又これらの材質はローラ全幅にわたって使用する必要は
必ずしもなく、汚れが付着しやすい場所例えばフィルム
の端部が搬送される第1図のBに相当する部分のみに使
用しても良いし、付着のしやすさに応して幅方向で段階
的に表面エネルギーの違う3種類以上の材質を用いても
良い。
また搬送ローラのすべてにこの材質を用いる必要は必ず
しもなく、特に汚れが発生しゃすいローラにのみ使用す
れば良い。
〔実 施 例] (実施例−1) 第3図−(alに示す製造工程で搬送ローラの材質につ
いて以下の条件で比較を行った。
使用ドープ 溶質  セルローストリアセテート士微量の可塑剤 溶媒  メチレンクロライドとメタノールの混合液(重
量比 メチレンクロライ ド:メタノール=83.5716゜ 濃度  21.5重量% フィルムの膜厚  135μm(乾後)支持体表面温度
  14.5”C 剥離点でのフィルム中の平均残留溶剤比率63重量% ローラ搬送工程での乾燥温度  60℃ローラ7I、7
□、7.は同−材質を用いた。
製造時のローラ71の表面温度の測定結果を以下に示す
。第1図において、 領域A;35℃以上 領域B;25〜28℃ 領域C;10℃以下 ローラの表面材質を種々変えても表面温度はほぼ同一で
あった。
付着汚れが発生した場合に於て汚れの程度は最も高揮発
分のフィルムが搬送されているローラ7が最も悪く、ロ
ーラ1t、1sの順で軽減した。
比較例−1 搬送ローラに従来通りのステンレスロール(表面エネル
ギー100dyne/a++以上、20℃において)の
場合、製造開始直後から搬送ローラ 71〜7.の各ロ
ーラに付着汚れが発生した。
付着汚れは経時で成長し2日経過後、ローラ7から汚れ
の一部が剥離し、7゜以後の他のローラ表面に付着した
為フィルムに押し傷が発生した。
その為製造を一時中断し、ローラ洗浄を行わなければな
らなかった。
実施例−1 各ローラの表面材質をセラミックローラ(表面エネルギ
ー60〜70 dyne/ C11,20’Cにおいて
)にした場合製造開始直後から各ローラ7、〜7゜に付
着汚れが発生したが、ステンレスローラに比べて程度は
良化した。
付着汚れは経時で成長し2週間経過後ローラ71から汚
れの一部が剥離し、他のローラ表面に付着した為フィル
ムに押し傷が発生した。その為、2週間毎にローラ洗浄
を行ったが、この頻度は生産効率上最低限許容できる頻
度であった。
実施例−2 ステンレスローラのB領域に100μmのポリエチレン
テレフタレート(PET)のフィルムを巻いた、 (表
面エネルギー約40dyne/cm、  20゛Cにお
いて) PETフィルムの表面に僅かな付着汚れが認められたが
、異物の成長は極めて遅く、6ケ月経過後もさしたる問
題もなく、安定な製造が達成された。
実施例−3 フッソ樹脂コーティングローラ(表面エネルギー 20
〜25 dyne/cm、  20℃において)製造開
始から6ケ月経過後も付着汚れは発生せず、安定な製造
が達成された。
(実施例−2) 第3図−ら)に示す製造工程での実施例を示す6使用ド
ープ 溶質  セルローストリアセテート士微量の可塑剤 溶媒  メチレンクロライドとメタノールの混合液(重
量比 メチレンクロライ ド:メタノール=92=8) 濃度 20重量% フィルムの膜ff   122μm(乾後)支持体の表
面温度  20゛C 剥離点でのフィルム中の残留溶剤比率 42.5%重量 搬送ローラの材質 ローラ71〜7.はフッ素樹脂製 ローラ74〜7.は C領域はステンレス B領域はセラミックスを用いた。
ローラ7、以降はステンレス (結果) ローラ7I〜7ユに付着汚れは発生しなかった。
ローラ74,7sのBf+i域に僅かな付着汚れが確認
されたが、成長は遅く、6ケ月経過後もさしたる問題は
無く安定な製造が達成された。
〔発明の効果〕
本発明の搬送ローラの表面材質を考慮する製造方法によ
って、支持体から剥離後の搬送ローラ上で、支持体上で
一度凝固したフィルムが搬送ローラの表面温度によって
昇温され粘着化し、異物が汚れとなって成長し、フィル
ムに付着することが防止された。
又セルローストリアセテートと同時に混入される可塑剤
、セルローストリアセテート原料中の不純物(長鎖の脂
肪酸又はエステル、それらの金属塩等)のローラへの析
出(プレートアウト現像)も防止された。したがって洗
浄作業の頻度が従来より著しく少くなり、生産効率を著
しく上昇させることが出来、品質、コストも良化し安定
な製造が達成された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の対象になる付着の発生しゃすいローラ
及びフィルムの場所の平面図(a)、断面図ら)、第2
図は流延ダイの近辺におけるネックインを説明するため
の側面図(a)と平面図(ト))、第3図は本発明に関
係する流延工程の側面図でドラム流延工程(a)、バン
ド流延工程働)である。 1・・流延ダイ 2・・流延部 3・・流延されたフィルム ・支持体から剥離後のフィルム ・支持体(ドラム) ・支持体(バンド) ・搬送ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セルローストリアセテートの溶液を表面温度20℃以下
    に冷却した支持体上に流延し、該支持体上でセルロース
    トリアセテートフィルムを乾燥と冷却によって凝固せし
    め、該凝固したフィルムを支持体より剥離し、搬送ロー
    ラで搬送しながら乾燥するセルローストリアセテートフ
    ィルムの製造方法において、該支持体から剥離された該
    フィルム中の溶剤の重量比率が40重量%以上の場合、
    前記搬送ローラの表面材質が20℃において表面エネル
    ギーσ=80dyne/cm以下のものを用いることを
    特徴とするセルローストリアセテートフィルムの製造方
    法。
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