JPH0531449A - ゴムシート材料の防着剤塗布方法 - Google Patents
ゴムシート材料の防着剤塗布方法Info
- Publication number
- JPH0531449A JPH0531449A JP21657791A JP21657791A JPH0531449A JP H0531449 A JPH0531449 A JP H0531449A JP 21657791 A JP21657791 A JP 21657791A JP 21657791 A JP21657791 A JP 21657791A JP H0531449 A JPH0531449 A JP H0531449A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine
- antisticking agent
- sheet material
- roll
- taking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート上に防着剤を塗布する場合、塗布量の
バラツキのない、装置周辺への飛散のない、異物の付着
のない、後工程でトラブルのないシート材の防着剤塗布
方法を提供することを目的とする。 【構成】 混練工程からシート状として搬送されて来た
ゴムシート材料の片側面にのみ防着剤を均一に塗布し、
これを乾燥させた後に巻取機に巻取るゴムシート材料の
防着剤塗布方法。
バラツキのない、装置周辺への飛散のない、異物の付着
のない、後工程でトラブルのないシート材の防着剤塗布
方法を提供することを目的とする。 【構成】 混練工程からシート状として搬送されて来た
ゴムシート材料の片側面にのみ防着剤を均一に塗布し、
これを乾燥させた後に巻取機に巻取るゴムシート材料の
防着剤塗布方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムの混練り加工を行
う工程(例えば精練工程)で粘着性の高い練りゴムシー
ト材料の密着トラブルを防止する技術に関するものであ
る。
う工程(例えば精練工程)で粘着性の高い練りゴムシー
ト材料の密着トラブルを防止する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、特公昭64ー2041
号公報および特公平2ー41402号公報の記載には、
図2に示すように混練機1から供給されるゴム材料をロ
ール2(あるいは押出機)で所定の巾のシート材料に成
形し、この成形されたシート材料は搬送コンベヤ3によ
って防着剤タンク4に搬送され、この防着剤タンクで回
転ロール5によりどぶ漬けされ、両面に防着剤を付着し
た後、次の搬送コンベヤ8によって、乾燥装置10で乾
燥し、このシート材料をパレット12上に順次折り畳ん
で積載し、または巻取機11にて巻取、後工程へ搬送し
ている。
号公報および特公平2ー41402号公報の記載には、
図2に示すように混練機1から供給されるゴム材料をロ
ール2(あるいは押出機)で所定の巾のシート材料に成
形し、この成形されたシート材料は搬送コンベヤ3によ
って防着剤タンク4に搬送され、この防着剤タンクで回
転ロール5によりどぶ漬けされ、両面に防着剤を付着し
た後、次の搬送コンベヤ8によって、乾燥装置10で乾
燥し、このシート材料をパレット12上に順次折り畳ん
で積載し、または巻取機11にて巻取、後工程へ搬送し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
どぶ漬け塗布方法では、バッチオフマシンで、防着剤が
たまる部分がシート下部の内側に発生する。そうする
と、乾燥不足によりパレットに積まれたときにシート密
着がおきる。さらに密着が後工程の搬送トラブル、また
は混練機の投入口詰まりの原因となり、作業を著しく阻
害する。
どぶ漬け塗布方法では、バッチオフマシンで、防着剤が
たまる部分がシート下部の内側に発生する。そうする
と、乾燥不足によりパレットに積まれたときにシート密
着がおきる。さらに密着が後工程の搬送トラブル、また
は混練機の投入口詰まりの原因となり、作業を著しく阻
害する。
【0004】本発明の目的は、シート材料上に防着剤を
塗布する場合、塗布量のバラツキのない、装置周辺への
飛散のない、異物の付着のない、後工程でトラブルのな
いシート材料の防着剤塗布方法を提供することにある。
塗布する場合、塗布量のバラツキのない、装置周辺への
飛散のない、異物の付着のない、後工程でトラブルのな
いシート材料の防着剤塗布方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を解
決するため種々検討した結果、混練工程からシート材料
として搬送されて来たゴムシート材料の片側面にのみ防
着剤を均一に塗布し、これを乾燥させた後にシート材料
間に防着剤塗布面をサンドウィッチ状に挟み込む様にし
て巻取機にて巻取るゴムシート材料の防着剤塗布方法に
することにより解決した。
決するため種々検討した結果、混練工程からシート材料
として搬送されて来たゴムシート材料の片側面にのみ防
着剤を均一に塗布し、これを乾燥させた後にシート材料
間に防着剤塗布面をサンドウィッチ状に挟み込む様にし
て巻取機にて巻取るゴムシート材料の防着剤塗布方法に
することにより解決した。
【0006】次に本発明を説明する。混練機(バンバリ
ー)、ロールおよび押出機によって押し出されたゴムシ
ート材料はロールで一定の厚さにされ、搬送コンベヤ上
を搬送される。そしてシート材料の片面側に防着剤のタ
ンク中に配置された塗布ロールや押さえロールによって
一定の厚さで防着剤が塗布される。この場合塗布ロール
にドクターナイフで一定量の防着剤が付着するようにし
てもよい。その後乾燥機(バッチオフマシン)を通って
搬送コンベヤによって、巻取機に運ばれ、巻取機によっ
て巻取られる。この場合、使用される混練機(バンバリ
ー)ロール、押出機、搬送コンベヤ、塗布ローラ、ドク
ターナイフは従来使用されているものが使用できる。
ー)、ロールおよび押出機によって押し出されたゴムシ
ート材料はロールで一定の厚さにされ、搬送コンベヤ上
を搬送される。そしてシート材料の片面側に防着剤のタ
ンク中に配置された塗布ロールや押さえロールによって
一定の厚さで防着剤が塗布される。この場合塗布ロール
にドクターナイフで一定量の防着剤が付着するようにし
てもよい。その後乾燥機(バッチオフマシン)を通って
搬送コンベヤによって、巻取機に運ばれ、巻取機によっ
て巻取られる。この場合、使用される混練機(バンバリ
ー)ロール、押出機、搬送コンベヤ、塗布ローラ、ドク
ターナイフは従来使用されているものが使用できる。
【0007】
【作用】シート材料の片側面にのみ防着剤を均一に塗布
する方法として、例えば塗布ロール、押さえロールおよ
びドクターナイフの使用で均一に塗布される。このロー
ル、ドクターナイフの使用によって過剰の防着剤が除去
され、シートの片側面に均一に塗布される。 シート材
料の片側面にのみ防着剤を塗布することにより、後工程
の乾燥工程であるバッチオフマシンで防着剤のたまる部
分がなくなり、完全に乾燥することが出来て巻取機にお
いて付着しない。そして後工程で密着によるトラブルが
生じない。
する方法として、例えば塗布ロール、押さえロールおよ
びドクターナイフの使用で均一に塗布される。このロー
ル、ドクターナイフの使用によって過剰の防着剤が除去
され、シートの片側面に均一に塗布される。 シート材
料の片側面にのみ防着剤を塗布することにより、後工程
の乾燥工程であるバッチオフマシンで防着剤のたまる部
分がなくなり、完全に乾燥することが出来て巻取機にお
いて付着しない。そして後工程で密着によるトラブルが
生じない。
【0008】
【実施例】本発明を図1に基づいて詳細に説明する。ア
ンダーバンバリー1から排出されるゴム材料はローラヘ
ッド2によって一定の厚さにされ、搬送コンベヤ3上を
通って防着剤タンク4に配置された塗布ロール5および
押さえロール6の間隙を通る。そして防着剤の一定量が
片側面に塗布される。この場合、ドクターナイフ7と塗
布ロール5の間のクリアランスを所定の値にして防着剤
の一定量を送る。ドクターナイフ7はそのほか余分な防
着剤を掻き落としたり、異物例えば防着剤の塊を掻き落
とす働きを持つ。そして搬送コンベヤ8によってバッチ
オフマシン10すなわち乾燥機を通って巻取機11によ
って巻取られる。そして後工程に順次送達され使用され
る。
ンダーバンバリー1から排出されるゴム材料はローラヘ
ッド2によって一定の厚さにされ、搬送コンベヤ3上を
通って防着剤タンク4に配置された塗布ロール5および
押さえロール6の間隙を通る。そして防着剤の一定量が
片側面に塗布される。この場合、ドクターナイフ7と塗
布ロール5の間のクリアランスを所定の値にして防着剤
の一定量を送る。ドクターナイフ7はそのほか余分な防
着剤を掻き落としたり、異物例えば防着剤の塊を掻き落
とす働きを持つ。そして搬送コンベヤ8によってバッチ
オフマシン10すなわち乾燥機を通って巻取機11によ
って巻取られる。そして後工程に順次送達され使用され
る。
【0009】防着剤タンクに配置される塗布ロール5は
約20〜60m/分の回転速度で回転する。そして押さ
えロール、搬送コンベヤ3、8も同速度で搬送される。
これにより均一に片側面にのみ塗布される。この場合、
塗布ロールと押さえロールの圧着およびドクターナイフ
7の働きによって防着剤タンク4中の防着剤の塊や異物
の塊の掻き落としをよくすることができる。防着剤は溶
剤として水を使用し、防着剤としては炭酸カルシウム等
の無機化合物および高級脂肪酸等の有機化合物が使用さ
れる。
約20〜60m/分の回転速度で回転する。そして押さ
えロール、搬送コンベヤ3、8も同速度で搬送される。
これにより均一に片側面にのみ塗布される。この場合、
塗布ロールと押さえロールの圧着およびドクターナイフ
7の働きによって防着剤タンク4中の防着剤の塊や異物
の塊の掻き落としをよくすることができる。防着剤は溶
剤として水を使用し、防着剤としては炭酸カルシウム等
の無機化合物および高級脂肪酸等の有機化合物が使用さ
れる。
【0010】
【発明の効果】本発明では防着剤がゴム材料の片側面に
均一に塗布されるため、防着剤の塗布量にバラツキが発
生したり、防着剤が装置周辺へ飛散したりすることがな
く、また乾燥不足部が発生しない。特に乾燥機(バッチ
オフマシン10)のラックバー9にゴムシートが吊され
て搬送される場合でも、ゴムシートの折り返し部分に防
着剤が溜まることがなく、均一に乾燥され、従って、後
工程の熱入れ作業時にロール等のスリップ発生による練
り不良や再練りするときの投入トラブルがなくなり作業
性が向上する。
均一に塗布されるため、防着剤の塗布量にバラツキが発
生したり、防着剤が装置周辺へ飛散したりすることがな
く、また乾燥不足部が発生しない。特に乾燥機(バッチ
オフマシン10)のラックバー9にゴムシートが吊され
て搬送される場合でも、ゴムシートの折り返し部分に防
着剤が溜まることがなく、均一に乾燥され、従って、後
工程の熱入れ作業時にロール等のスリップ発生による練
り不良や再練りするときの投入トラブルがなくなり作業
性が向上する。
【図1】本発明の防着剤の塗布方法を示す外観図であ
る。
る。
【図2】従来の防着剤の塗布方法を示す外観図である。
1 バンバリミキサー 2 アンダーロール 3 搬送コンベヤ 4 防着剤タンク 5 塗布ロール 6 押さえロール 7 ドクターナイフ 8 搬送コンベヤ 9 ラックバー 10 乾燥機バッチオフマシン 11 巻取機 12 パレット
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 混練工程からシート状として搬送されて
来たゴムシート材料の片側面にのみ防着剤を均一に塗布
し、これを乾燥させた後に巻取機に巻取るゴムシート材
料の防着剤塗布方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21657791A JPH0531449A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | ゴムシート材料の防着剤塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21657791A JPH0531449A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | ゴムシート材料の防着剤塗布方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0531449A true JPH0531449A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16690599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21657791A Pending JPH0531449A (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | ゴムシート材料の防着剤塗布方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0531449A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100897569B1 (ko) * | 2007-11-27 | 2009-05-15 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 정련설비의 배치 오프 디핑장치 |
JP2012219105A (ja) * | 2011-04-04 | 2012-11-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴムシートの防着剤付着方法および防着剤付着装置 |
JP2018001709A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴムシート積層体の製造装置及びゴムシート積層体の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP21657791A patent/JPH0531449A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100897569B1 (ko) * | 2007-11-27 | 2009-05-15 | 한국타이어 주식회사 | 타이어 정련설비의 배치 오프 디핑장치 |
JP2012219105A (ja) * | 2011-04-04 | 2012-11-12 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴムシートの防着剤付着方法および防着剤付着装置 |
JP2018001709A (ja) * | 2016-07-07 | 2018-01-11 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴムシート積層体の製造装置及びゴムシート積層体の製造方法 |
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